Coolier - 新生・東方創想話

東方キャラがあの特撮ヒーローを演じるようです

2008/07/24 03:17:27
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警告1   

このSSは99%の悪乗りと1%の思いつきで構成されています。

警告2

またこのSSは仮面ライダー電王を知らない人にはまるで理解できませんが、知っている人にとってはふざけるな、東方ファンにとっては殺意の沸く内容です。

警告3

尚、文章の拙さは半分仕様です。故に残り半分は故意です。


以上の警告を見ても構わない人だけがこれから先をお読みください。












それにしてもこれは東方ssなのだろうか?

















「随分と珍しい客だな」


「お邪魔するぞ、魔理沙」


その日霧雨邸を尋ねてきた客は、彼女の言うとおり非常に珍しい客だった。


「邪魔するなら帰ってくれ」


「お約束過ぎて笑えないわよ」


「お約束こそ笑いの基本だぜ?」


そう本当に珍しい客である。彼女が覚えている限りでは、この2人――妹紅と慧音が彼女を直接訪ねてくるなど初めてのことだ。


「珍しくても客は客よ。お茶の1つでも出したらどう?」


「――というか珍しすぎる組み合わせだな」


ましてや宿敵、蓬莱山輝夜と一緒に尋ねてくることなど、完全に予想の範囲外だった。





「演劇ぃ?」


だが慧音の用事というのはそれ以上に予想の斜め上を行っていた。


「ああ。お前に主役を頼みたいんだ」


「おいおい、話がまるで見えないぜ?一体どういう流れだよ」


「それが今度村の子供たちに演劇を見せることになったんだが、演じるはずの劇団の人たちが食中毒で寝込んでしまったんだ」


「私とけーねも出るしアリスや萃香とかが、準主役級は引き受けてくれたから、後は主役の魔理沙がOKしてくれたら万事解決なのよ」


「へえ?つまりいつもの面子で舞台に上がって、私がその主役か。面白そうだな。その話乗らせてもらうぜ」


元来、派手好き且つ心底のお祭り人間でもある魔理沙にとって演劇の主役等というポジションは願ったり叶ったりである。


「そうか、引き受けてくれるのか!」


「ああ。それでどんな劇をする予定なんだ?」


「それが役者と一緒に劇作家まで寝込んでいてな……紫殿が外から有名なドラマの脚本を持ってきてくれたんだ」


「おいおい、そいつは立派な盗作っていうもんだと思うぜ?」


茶化すような魔理沙の言葉に、慧音は気まずそうに俯いた。


「私としても心苦しいんだが、今回ばかりは時間が無い。それに全く同じにするわけでもない。それでアレンジした内容の主人公にお前がぴったりだそうなんだ」


「へえ?その脚本は誰が書くんだよ」


「輝夜が引き受けてくれた」


「早まったーーーー!」


魔理沙は数分前の自分の軽率な判断を呪った。そんな魔理沙のリアクションを見て、輝夜は不満気に反論する。


「何を言ってるのよ!失礼ね!」


その堂々とした自信満々の態度に魔理沙は淡い期待を抱く。


(なんなんだよ、その自信は!――いや、待て?こいつ一応月じゃいいとこのお姫さんだったんだよな?だったら案外こういうのにもちゃんとした教育を――)


「この二次創作で鍛え上げた私の執筆スキルに間違いは無いわ」


魔理沙の淡い期待は、他ならぬ輝夜の手によって完膚なきまでに裏切られた。


「その発想がまず間違いだぁぁぁ!」


魔理沙の怒声が聞こえないかのように、慧音は懐から本のようなものを取り出す。


「そしてこれがその脚本だ」


「うわぁぁぁぁぁ!!よりによってもう執筆済み!?」


その台本に書かれていたタイトルとは……




『仮面ラ○ダー電○』



「ちょっと待て!チョイス悪過ぎるだろ、いろんな意味で!!演出効果とかもどうするんだよ!!」


「まあそこはちょちょいとスキマを弄って貰って…」


「成程…」


「本物を作ってもらいました」


「えええええええええええええ!?」


「時間だって越えられるわよ」


やたらと嬉しそうに自慢する輝夜を見て、冷や汗まみれで表情を引き攣らせている魔理沙に、遂に妹紅がなりふり構わず泣きついた。


「魔理沙お願い!!ぶっちゃけどいつも皆ノリノリなのよ!!ここで魔理沙に断られると私は幻想郷で完全に孤立するわ!」


「ノリノリかよ!?しかも全員!?幻想郷の奴等どんだけ馬鹿なんだ!!つーか萃香はともかくアリスまでなにやってんだ!?」


「お願いします!!いや、マジで!!昔付き合った仲でしょ!!」


魔理沙の脚にしがみ付く妹紅の哀願っぷりは、最早悪辣な庄屋に対する農民の嘆願の其れである。


「弾幕勝負にな……全くしょうがないな。まあいいや、魔理沙さんに二言は無いぜ」


日ごろ捻くれていても根が御人好しな魔理沙には、あんまりにも悲愴な表情の妹紅を見捨てることが出来なかったようである。


「ありがとう!本当に助かるわ!」


「まあいいか。取り敢えず台本に目を通してみるわ……その前に邪魔だからちょっと離れろ」


妹紅はまだ魔理沙にへばり付いていた。流石に魔理沙も邪魔臭げである。


「まあいいじゃない、私もまだ読んでないからちょっと見せて」


「そうだな。では私もついでに推敲させてもらおう」


そういって覗き込んでくる2人を鬱陶しがる魔理沙だが、諦めてその視線を台本に向ける。


「んじゃあまずは配役から…」





CAST


野上良太郎役    霧雨魔理沙


ハナ役       アリス・マーガロ(ry



「さっそく間違ってるーーー!?」


「てか残り二文字くらい略さずに呼んでやれよ!!」


妹紅と魔理沙の怒涛の突っ込みに輝夜


「え?残り三文字でしょ?」


「酷いな、オイ!」


「じゃあこれで」



(ry



「「もはや誰か分からねーーーー!?」」


「大丈夫よ。幻想郷でこんな扱いされる奴なんて限られてるから」


「アホかぁぁぁぁぁ!!」


ちなみにその後、魔理沙の(八卦炉を突きつけての)説教に輝夜はアリスの名前を渋々書き直した。



PS ロリスもあるよ!



「……つーかぶっちゃけこれが言いたかっただけだろ?」


「うん」




モモタロス役    伊吹萃香


ウラタロス役    因幡てゐ




「まあ、ここらへんはある意味基本だよな」


「適役過ぎてつまらない気もするけどね」


「頼むから変に捻ろうとしないでくれ」




キンタロス役      中国


リュウタロス役     フランドール・スカーレット


ジーク役        レミリア・スカーレット


桜井悠人役       藤原妹紅
              

デネブ役        上白沢慧音



「なあ……誰も突っ込まないのか?」


「は?何が?」


「どうしたの、けーね?」


「いや、あの門番……なんでもない」


「へんな白沢ねえ」


「まあ満月が出てる時のこいつほどじゃないけどな」


「まあそれもそうね」


「ほっとけ!あれがいいって人だっているんだ!なあ、妹紅!」


「え?あ、うん。そうだと思うよ?」


「妹紅ぉぉぉぉぉ!!」





野上愛理役   八意永琳


オーナー役    八雲紫


ナオミ役      八雲藍


ガオウ役      西行寺幽々子


カイ役       黒幕




「えええええええええ!?ラスボスこれでいいの!?」


「元ネタの大物ぶり的にもこんなもんでしょ?」


「ファン読んでたらどうすんだーーー!!」


「いるの?」


「問題発言禁止ーーーーーーーー!!!!!!」


「いかん!早く今の発言を無か


















「……あれ?」


「うん?なにか輝夜が今とんでもない発言をしたような?」


「慧音、ひょっとして何かした?」


「い、いや……可笑しいな、私が覚えていないなんて…まあ覚えてないほうが良かった事なんだろう」


「「「「はははははははは」」」」




デカマスター役   魂魄妖忌



「ちょっと待て!!明らかに元ネタと関係ない奴がいたぞ!!」


「大丈夫よ、ちゃんと必要な役だから」


「そういう問題か!!しかも配役、行方不明の妖夢の爺さんじゃないか!!」


「全く…落ち着きなさい。ゲストよ」


「そういう問題かよ!!」




華麗なるビクトリーム様


E・HERO シャイニングフレアウイングマン 
                               さいたま(一人四役)

先行者


ゆっくりしていってね!




「「「何か変なの混じってるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」















「………」


「………」


「………」


「………」


取り敢えずの大まかなキャストを確認し終えたが、魔理沙達は無言だった。


「どうよ、私の完璧な配役は!」


否、輝夜1人は空気を読まずにはしゃいでいる。


「ア――」


「あ?」


「アホかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


「きゃあ!?」


「なんでキャスト確認するだけでこんなツッコミどころが多いんだよ!!つーか殆どツッコミどころで構成されてるだろ、このキャスト一覧!!そしてツッコミばっかりで私達は何時になったらシナリオには入れるんだよ!!ちなみに突っ込まなかったところにも十分ツッコミどころ満載だからな!!」


「……そこはまあ、あれね」


もはや殺気さえも漂わせながら絶叫する魔理沙。しかしそのぶちきれた魔理沙の殺気を柳の如く受け流すと、輝夜は勿体つけたかのように間をおき――



「次回をお楽しみに!」



「「「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉ!!!」」」






果たしてこんなことでちゃんと劇を公演できるのか!というかちゃんと脚本を読み終えられるのか!



いろんな謎や問題を投げっぱなしにしてそんなこんなで次回に続く!
「次回に続くって便利な言葉ね」


「打ち切りにならなけりゃな!」



正直悪乗りしすぎた間はある。だが謝らない。
色々とやらかした感のある男
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コメント



0.560簡易評価
1.60名前が無い程度の能力削除
いいぞ。もっとやれ。
デカマスターいいよね。
12.80名前が無い程度の能力削除
大丈夫。立派な東方SSだよ、これはwwwww
14.70名前が無い程度の能力削除
中国が自然すぎてもうねwww