Coolier - 新生・東方創想話

野望は大きく

2008/06/19 23:43:41
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 薄暗い図書館の中には湿った埃の臭いが溜まっていた。普段はほとんど流動しない空気が古紙の香りと塵を孕み、埃となって床や棚の上に積もっていき、定期的にかけられる清掃の魔法で消えてなくなる。埃が消えても臭いは館内にそのまま残り、熟成されていく。時折起こる騒動に掻き回されてもなお、独特の臭いは濃密さを保って漂い続けていた。
 霊廟というほど冷えてはいないが、利用者のいる施設のものにしては淀みすぎている。
 分厚い書物に下ろしていた視線を上目遣いに来客へ巡らせた色白な少女は、その臭いに同化していた。
「来てくれたのね、アリス」
 抑揚の乏しい、沈んだ声音。
 最低限の動きとささやかな声は、どちらも空気を掻き回しはしない。ヴァル魔法図書館の主であるパチュリー・ノーレッジの姿は、ともすれば風景の一部のようでもあった。
「あなたが頼み事なんて珍しいじゃない」
 来訪者であるアリスもまた、外見の鮮やかさに反して、淀んだ空気に馴染んでいる。魔法使いであるというのは、そういうことなのだ。
「ええ。調べたいことがあるんだけど、紅魔館の住人には任せられないのよ」
「魔理沙にでもやらせればいいのに」
「あいつには向かないわ。地味な仕事になるだろうから」
 そしてパチュリーは淡々と告げた。
「あなたに・・・・・・小悪魔のキャラが天然なのか、計算なのかを調べる手伝いをして欲しい」
 冷然とした響き。
 冗談めかした様子は微塵もない。
「・・・・・・」
 アリスは沈黙した。反応に困ったのだった。
 静寂が二人の間に流れる。
「・・・・・・あの子、計算なの?」
「アリス。あなたは以前、小悪魔にねだられて人形を一体あげていたわよね」
「ええ、一体くらいなら構わないから。だけどそれが何か?」
「それなのよ」
 語気に力が篭もる。彼女には珍しいことだった。
「小悪魔は甘えたりねだったりするのが上手いわ。些細な頼み事なら、大抵の相手は対価なしで頷かせてしまえる。一つ一つなら、たかが人形一体程度。けれどそれが積み重なれば大きな力になる」
「そうかしら・・・・・・」
「昨日ね、偶々あの子の私室を覗いたのよ。部屋の中はお菓子と小物であふれかえっていたわ。賃金なんて全く与えていないというのに」
 それは可哀想なんじゃないか、とアリスは思ったが、指摘はしなかった。使い魔の扱いに口を出すのは踏み込みすぎだろうと考えたからだ。というのは嘘で、単に面倒だったからだ。
「天然ならそれでもいい。でもそれが計算で、いまは力を蓄えている最中なのだとしたら? いまはまだ小規模だけど、このまま財産を蓄えて勢力を増していったらいずれ紅魔館を席巻するかもしれない」
「しないと思うわ」
「私だってそう思いたい。でも、もしもということがある。対価無く膨れあがっていく力がもし敵に回ったとしたら大変なことになるでしょう?」
 淡々と静かに、しかし力強く語るパチュリー。アリスは反駁を諦め、頭のいい人は歯車がずれるともの凄い勢いで脱線するものなんだな、としみじみ理解した。



 
「では行ってきます!」
 揚々と図書館を出る小悪魔。それを横目で追いながら、パチュリーは言った。
「私たちもいくわよ」
「昼間からなにしてるのかしら、私・・・・・・」
 アリスが積まれた本の影から姿を現し、風に乗って小悪魔を追い始めたパチュリーの後に続く。悩ましげに額を押さえているアリスとは対照的に、パチュリーは真剣そのもの。司書の仕事に休暇を出して、小悪魔が自由な一日をなにに使うのか調べるという計画だった。
 小悪魔が小振りな羽をパタパタ振りながら廊下を進む。それを曲がり角から伺いつつ、二人は尾行する。通りかかった妖精メイドがうろんげに二人を見てから、そっと目を逸らして通り過ぎた。アリスは無性に惨めな気分になるが、パチュリーは気にしていない。
 小悪魔が紅魔館から外に出た。扉を潜ってすぐに加速、門の柱に寄りかかって居眠りしている人影に背後から飛びつく。
「紅鈴さーん」
「うおぁあああ! す、すいません咲夜さん! 寝てません、寝てませんでしたよ!」
 動転しつつ矛盾した言葉を捲したてる門番の耳元へ口を近づけ、鈴が鳴るような声を幾らか尖らせて、言った。
「罰として死刑三日分!」
「なんだ、小悪魔か。驚いて損したな」
「ちぇー、もっと怖がってくださいよー、せっかく咲夜さんのまねしたんですからぁ・・・・・・居眠りしてたの後で言いつけますよ」
「それは勘弁してくれ!」
「どーしようかなー」
「ええっと・・・・・・ほら、この胡麻団子やるから。昨日里で買ってきたおやつなんだ」
 門番が差し出した笹の包みを、小悪魔は満面の笑顔で受け取った。
「わぁ、ありがとうございます!」
「外に用があるのか?」
「はい、休暇を貰ったのであたりを散歩してきます」
「気をつけてな」
「はーい」
 そうして小悪魔は、門番に見送られながら湖の上へ飛び立った。
 物陰に隠れて監視していたパチュリーは、傍らのアリスに訊く。
「どう思う?」
「え・・・・・・可愛いんじゃない?」
「まさかあなたまで作術に・・・・・・」
「大丈夫よ。単に愛嬌があるだけじゃないの。パチュリーの考えすぎよ」
「そんなレベルじゃないわ。皮肉の一つもなしに会話ができるなんて並の神経の持ち主では耐えられるはずがないもの。しかもあんな居るのか居ないのかわからないような門番の名前まで記憶していたのよ。人心掌握のために影で身を削って努力していると解釈せざるおえないわ」
 真顔で力説するパチュリー。まともなコミュニケーションを取らない人種に囲まれて生活しているせいで色々と麻痺しているんだろうな、とアリスはしみじみ理解した。




 魔法で光学迷彩を施して追跡を続行する。パチュリーはこの類の魔法を苦手としているので、迷彩はアリスの役目だった。手鏡を抱えた人形が六体がかりで光を屈折させている。
 湖の上を通過した小悪魔は人間の里へ向かうと見せかけて右折、魔法の森へ進路を変える素振りを見せながらもUターン。本当に当てもない散歩なのか、あるいは迷っているのか、どちらにしても目的地に真っ直ぐ向かっているわけではなさそうだった。
「なにかを探しているのかもしれない」
「そうかもね。でも、なにを?」
「一カ所に留まらないような何か・・・・・・」
 思案の結果、パチュリーの優れた頭脳は一つの結論を導きだした。
「・・・・・・空色の毛玉とか」
「確かに見てみたいけど、それは探しても見つからないと思うわ」
 そうこうしているうちに、山陰にひっそりと自然発生している天然の花畑に行き着く。スミレがこぢんまり群生するなかに、場違いな存在感を発しながら佇む人影があった。ごく平凡なチェック柄の服を着て、日傘を差した人型の容姿。大物のくせに屋敷に引き籠もるでもなく節操なしに各地へ現れ場合によっては気まぐれに喧嘩をふっかけるむしろ天災だろあんた的な横暴さで有名な妖怪、風見幽香だった。
 パチュリーはとりあえず進行停止、アリスは咄嗟に死んだふりを試みる。が、小悪魔はなんのきない様子で花畑に近寄っていった。
(危ないわよあれ、ねえ止めなくていいの!?)
(そうね。止めた方がいいかもしれないわ。お願いアリス)
(あなたの助手でしょうが! いくわよ、二人がかりならどうにかなるはず・・・・・・)
 焦るアリスとは裏腹に、小悪魔は片手を挙げて気安く挨拶した。
「やっほー」
 アリスは空中でずっこけた。ダチですか!?、と激しく突っ込みたい衝動に駆られた。転ぶ姿をややローアングルから見ていたパチュリーが「水色か」と妙に感心した様子で呟いた。それがなんの色なのかはさておき、声をかけられた幽香は花畑を見下ろしていた目線を静かに小悪魔へ向けた。
「あら・・・・・・だれだっけ?」
「小悪魔です」
「どの小悪魔?」
「ほら、まえに紅魔館の近くでウッカリぶつかって――」
「ああ・・・・・・あの時の」
 記憶に引っかかったようで、幽香はポンと手を叩いた。
「食べながらの前方不注意で私に善哉をぶっかけた子悪魔ね」
(なんてことをしでかしてるのよ!?)
(よく命があるわねぇ)
 初心者がもんじゃ焼きをひっくり返す瞬間に似た、危なっかしく、肝の冷える光景だった。アリスの心拍は自分事のように激しくなっている。パチュリーは割といつもどおり。それらの心配をよそに、当人達の間ではいたって日常的な会話が行われていた。
「最近は和菓子に凝ってるんですよー。里の物見台の近くにある駄菓子屋のメニューを全部制覇するのが目標なんです」
「そうなの。あの店は金つばがおいしいわよ」
「そうなんですか! 今度食べてみます!」
「あそこの店主は売れ残ったお菓子を次の日もそのまま売ることがあるから、乾いてるようだったら文句付けて代えて貰いなさい。お詫びにただで貰えるからかえって得よ」
「わかりましたー、ありがとうございます。あと、このまえ咲夜さんから聞いたんですけど・・・・・・」
 もの凄く普通の会話だった。
 が、面子が面子なのでかなりシュールだった。普段どおりに喋る小悪魔に対し、どちらかというと聞き役に回っている幽香。その奇妙な構図をどう形容していいのか判断しかねていたアリスの隣で、パチュリーが呟いた。
(・・・・・・お婆ちゃんと、孫?)
(それだわ! そうよ、何かに似てると思ったら、あれはお婆ちゃんと孫の会話よ! なまじ戦力的にアウトオブ眼中だから虐待対象から外れて愛玩されてるんだわ!)
 そのまましばらく雑談を続けてから、小悪魔は花畑を後にした。
「じゃあ、また今度!」
「ええ」
 腕を大きく振りながら、妖怪の山の方角へ飛び立っていく。
 幽香は掌を軽く振りかえしてから、関心を花畑に戻した。介入する者がいない限り、この妖怪は一日のほとんどを花の傍で過ごす。
(こんな人脈をもってるなんて・・・・・・怪しい。ついに尻尾を出したかしら)
(だから、勘ぐりすぎよ)
(レミィ並の妖怪にコネを持っているなんて思わなかったわ。事態は私たちの予測を上回る規模なのかもしれない)
(確かに予想外だったけど、悪い事じゃないでしょう。いちいち企みごとに結びつけることもないわよ。これは単にあの子の長所なんじゃない?)
「そうねぇ、小物にしてはわきまえてる方ね」
(そうそう、だいたい主人の人当たりが悪いんだから補佐が世渡り上手になるのはとうぜ――ってきゃぁ!?)
「隠れてなにをしているのかしら?」
 いつのまに移動したのか、幽香が目の前に立っていた。光学迷彩は役に立っていないらしく、あまり穏やかでない雰囲気がアリスに真っ直ぐ向けられている。
「ええっと、その、ちょっと散歩をね」
「姿を隠して散歩?」
「日除けの光学迷彩なのよ! ほら、ここにいるモヤシっぽい魔女とかいかにも日光に弱そうでしょう?」
 と、アリスが指をさした場所には誰もいなかった。
 風に乗ったパチュリーは既にかなりの距離を逃走している。基本的につるむ事が好きではないアリスだったが、あまりにもドライな関係に幾ばくかの悲しさを感じた。
「と、とにかく、たまたま通りかかっただけよ。用はないから、私は行くわね」
「そう、ところで」
 にっこりと微笑んで、幽香は言った。
「お婆ちゃん・・・・・・って、誰のこと?」
 柔和な口元。ただし眼光は鬼だった。
 訊かれたアリスは迷わず答える。理論派である彼女には珍しく、きわめて本能的な判断だった。
「アーティフルサクリファイス!」
 




 背後で何かが爆発する音を聞いて、小悪魔は振り返った。
 花畑の近く。幽香のいた辺りだ。
 きっと誰かが襲われたんだろうな、と納得する。よくあることだった。
 気にするのはやめて、小悪魔は先に進んだ。





「死ぬかと思った・・・・・・」
 爆音に晒されたせいで、まだ耳鳴りがまだ止まらない。少なからず爆風も浴びたおかげで服は煤けていた。連続で人形を爆発させて目眩ましをしながら逃走したのだ。飛来してきた花が音速突破して衝撃波引を引いていたのを目の当たりにした時は正直もう殺されるかと観念しかけたが、窮地に置かれたことで潜在能力をフルに発揮したようなしないような形でどうにか逃げ切ることに成功。アリスは図らずも劇的な成長を遂げつつ、それはそれとして長寿妖怪の年齢への言及は金輪際やめようと心に誓ったのだった。
「生きて再開できて嬉しいわ、アリス」
「よく言うわよ!」
 パチュリーと合流したアリスは、共に逃走したときに見失った小悪魔を捜索した。小悪魔の飛行速度は目立ったものではなく、時間はそれほどかからなかった。
 山の中腹あたりに赤髪の人影が飛んでいる。
 飛んでいる影は、他にもあった。
「・・・・・・チルノ?」
 青いワンピースを着た妖精。紅魔館近くの湖で何度か見掛けたことがある。妖精にしては力が強く、何度か勝負を挑まれたこともあった。
 小悪魔とも面識はあるだろう。もしかすると、親しいのかもしれない。
 アリスとパチュリーに眺められている中、小悪魔は叫んだ。
「チルノー!」
 呼ばれて、チルノは振り向いた。
 更に小悪魔は叫ぶ。
「ばぁああああああああか!」
 そして逃げ出した。
 言われたチルノも色めき立って追いかける。
「馬鹿って言うなぁ! 馬鹿って言う方が馬鹿なんだぞ!」
 怒鳴る。小悪魔は笑いながら逃げ去っていった。氷柱を避けながらアリスとパチュリーが隠れている方向へ飛んでくる。小悪魔はそのまま二人の傍を通過していき、チルノも後を追っていった。
「ああいうこともしてるんだ・・・・・・」
 アリスは呆気にとられていた。
「これはあまり関係なさそうね」
 全く関心なさそうに、パチュリーはいった。その時だった。小悪魔がチルノに向かって、その言葉を言いはなったのは。
「おまえには計画の一翼を担当して貰うから、精々頑張ってね!」
 わめきちらすチルノを引き離し、小悪魔は遠ざかっていく。
「計画・・・・・・?」
「これで」
 ふっ、とパチュリーは口元をほころばせる。
「結論が出たわね。あの子は計算だったんだわ。何らかの目的があって小悪魔キャラをつくっていたのよ!」
 拳を握りしめながら、パチュリーは自信満々に力説した。そろそろ帰りたいな、とアリスは思った。



 
 チルノを振り切った小悪魔を尾行しているうちに、二人は見たこともない場所へ入り込んでいた。木々の開けた空間に家が建っている。人の住居とは思えなかった。人里から離れて林に囲まれた一軒家、大概は、妖怪の住み処だろう。
 小悪魔は家の庭先に舞い降りた。
(ここが、あの子の目的地なのかしら)
(……迷い家だわ)
(ここがそうなの?)
(迷い家を目指していたのだとすれば、これまで小悪魔が無軌道に飛んでいたことにも説明がつくわ。ここに辿り着く正しい道順なんて住人以外の誰も知らないんだから)
 迷い家。つまり小悪魔が訪ねている家は、幻想郷と外の世界の境目に建つと伝えられる八雲紫の庵だということだ。
 縁側まで出てきた九尾の少女に招かれ、小悪魔は家に入った。
(八雲藍・・・・・・間違いなくここが迷い家ね。どうやら、小悪魔はここに来る方法を知っていたようだわ。いえ、初めから招かれていたってことかしら)
(何であの子が)
(さてね。いえるのは、これが巨大な策謀だということだけ)
(ただ事じゃないかもしれない、っていうのは流石に同意するけど。紫まで絡んでくるなんて、下手をすれば幻想郷全体規模の話になりかねないわ)
(調べればわかる事よ。アリス、中の様子は確かめられる?)
(任せて)
 アリスは掌におさまるサイズの人形を一体、遠隔操作で庵の中へ送った。手鏡を取り出して短い呪文を唱えると、鏡面に人形の視ている映像が映る。障子の影から室内を覗く人形の視界の中で、小悪魔と八雲紫が正座して向かい合っていた。双方ともかしこまった様子で何かを話している。
 音叉を手鏡の傍に添えて、軽く指先で弾いた。すると、人形の耳とリンクした音叉がマイクの代わりになって集音した物音を発する。アリスは人形と繋がった糸を繰り、話し声が聞き取りやすいように微調整を加えた。
『――じゃあ大まかな流れは紅霧異変のときと同じでいく、と』
『はい。あの時の再演という点を前面に出したいと思っています』
 ノイズのほとんど無い音声が音叉から出力される。
(さすが幻想郷一の器用貧乏。せこい魔法を使わせたら私でも敵わないわ)
(あなたの魔法が大味なだけよ。魔理沙といい、優雅さが足りない)
 言い合いながらもアリスとパチュリーの注意は鏡と音叉に集中している。
 小悪魔が羊皮紙を藍に渡した。紫は紙面を一瞥し、眉を顰める。顔を上げて小悪魔に向けると、困惑した口調で言った。
『変則的な構成ね。三人目が唐突すぎやしないかしら?』
『集められる人員を鑑みてそうなりました。これまでと勝手は変わりますけど、間に休憩を挟んでいると考えれば一概に不合理とも言えないのではないでしょうか。むしろ長丁場に休憩を挟めることが快適性を高める画期的な変化となるかもしれません』
 いつになく事務的な口調の小悪魔。声は固く、緊迫した様子だった。紫は羊皮紙から目を離さないまま、質問を繰り返す。
(パチュリー、どんな話しなのかわかる?)
(打ち合わせなのは間違いなさそうだけど、なにについてなのかはわからないわね。あの羊皮紙の文字が読めればいいんだけど)
(やってみるわ)
 迅速かつ精密に、音が立たないよう細心の注意を払って手足を動かし、人形を障子戸の木枠によじ登らせた。戸の上端に辿り着いた人形は上からのぞき込む形で羊皮紙をズームアップ。字形の乱れと修正跡が目立つ書面が鏡に映し出された。羊皮紙に描かれてこそいたが、内容は魔術的なものではない。
(これは・・・・・・企画書?)
 そこには小悪魔の野望が記されていた。


 次回作案
 Touhou Project 12th 
 東方小悪魔郷(仮)
 面構成
 Stage1 神社周辺 ボス:未定(偶々遭遇した妖怪でいいのでは?) 
 Stage2 未定(要検討) ボス:アリス・マーガトロイド
 Stage3 山の裾野 ボス:風見幽香
 Stage4 湖上空 中ボス:大妖精 ボス:チルノ
 Stage5 紅魔館入り口 中ボス:紅美鈴 ボス:小悪魔
 Stage6 ヴァル魔法図書館 ボス:パチュリー・ノーレッジ

 EXStage ヴァル魔法図書館 ボス:小悪魔EX 



『いいでしょう。この企画書を結界の向こうに送ります。採用されるかどうかは向こう次第だから期待はほどほどにね』
『はい。ありがとうございます』
 小悪魔の礼を最後に、一時審査は締めくくられた。
(・・・・・・)
(・・・・・・)
 アリスとパチュリーはしばし考え込み、顔を見合わせ、無言で頷いた末に叫んだ。
「「さすがに無謀よ!!」」



 了
  
簡易評価

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コメント



0.670簡易評価
1.70煉獄削除
いや・・・これは中々に魅力的な企画では!?
EX小悪魔は「可愛らしい」から「美女」になるのでしょうか?
見てみたいなぁ・・・・。
小悪魔って可愛いよね~。
8.100名前が無い程度の能力削除
二人のやり取りが面白かった。
11.80名前が無い程度の能力削除
>間に休憩を挟んでいると考えれば
休憩扱いですか・・・
それにしても幽香から逃げ切るとはさすが元EXボスと言ったところでしょうか
EXボス時に彼女が負けた連中の中に幽香がいたりしますがw

ところで、東方小悪魔郷(仮)の発売はいつですか(真剣)
13.無評価名前が無い程度の能力削除
推敲ぐらいしようぜ。
14.20名前が無い程度の能力削除
何かもう無茶苦茶、誤字も酷いし性格の掴みも荒い。
15.80名前が無い程度の能力削除
なにこのすてき企画書!
16.70名前が無い程度の能力削除
Stage3 の壁がきっついw
チルノ(涙

>ヴァル
ヴワル