Coolier - 新生・東方創想話

HAKUREI GEAR SOLID ~TWIN MIKO~ 【1】

2008/06/15 14:33:05
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   ※ここからはネタと物凄い稚拙な文章が続きます。それでもいいという方はどうぞ下へ。







  幻想郷歴○○×△年、幻想郷の従者達が『働いてください姫、冬眠が冬春眠になってます、もうちょっと食べる量を...etc』

  などの文句と言う名の正論を申し立て武装蜂起した。

  武装蜂起した従者達は紅魔館を占拠、主人レミリア・スカーレットを拘束・監禁した。

  従者達の突きつけた条件は『色々と直してください、お願いしますから』だった。

  尚、三日以内に要求が呑まれなかった場合主人たちの秘密を幻想郷中に暴露する、と通告した。

  今、幻想郷中を飲み込んだもっともくだらない戦いが始まる。





  ―― 一日目 守矢神社 AM11:00(暴露まで後三日)

  俗にスキマと呼ばれるものが開くと、一人の女性が神社の境内に降り立つ。

  紫を基調としたドレス、要求を突きつけられた八雲紫、その人であった。

  紫は要求を突きつけられてからずっと考えていた、この異変、解決役には誰が相応しいのか。

  自分でやるような事はしない。絶対。

  「せっかくの異変ですもの、楽しまないといけないわよねぇ?」

  そう言って後ろを向く、そこには白と青の二色をした巫女服を着た少女がいた。

  「なんのことですか」

  守矢神社の風祝、東風谷 早苗 である。





  回想開始。

  紫は考えて考えて煮詰まったので(ちなみに煮詰まるまでの所要時間3分である。)

  気分転換にスキマを開いていた、するとおかしな事をみつけた。

  「守矢の風祝だけ蜂起していない…?」

  そう、守矢神社の家事は基本交代制、つまり、現人神一人と神二人が交代で家事をやっていた。

  自分の信仰する神様にやらせるわけにはいかない、と抵抗したのだが、神である二人は全く引こうとはしなかった。

  自分達の大切な風祝だから。で理由は十分であるらしい。

  そんな神二人の意見を無下に出来るはずもなく、かと言って仕事が減るので対して不満にもならなかった。

  故に蜂起する理由がなかったのである。

  「これは使えるわね…」

  紫は見た者が全員『待て、これは孔明の罠だ!』と叫びそうな笑みを浮かべていた。

  回想終了。



  「ってことで異変解決してみない?」

  「なにが『ってことで』なんですか」

  早苗は内容がどうであろうと断ろうと心に決めた。

  「まぁまぁ、そう言わずに内容聞いてちょうだいな」

  「人の心を読まないでください。」

  「内容はこの紙に書いてあるわ~」
  
  一枚の紙をスキマから取り出して早苗に渡す。大きさはB4程度である。

  「…」

  無言で受け取る風祝。

  内容に目を通す。

  見守る紫。

  ものすごく微妙な時が過ぎて行った

  しばらくすると早苗がワナワナと震えだす

  「…?」

  早苗の中で何かが爆発した。

  



  「ふざけるなァァァァァァァァァァァァ!!!!」

  紫はいきなりの大声にびっくりしてスキマから落ちた。

  「いたた…もう、うるさいわねぇ」

  早苗は紫の胸倉を掴み上げる。

  「なんですかこれ!自業自得の塊じゃないですか!!」

  「なんでもいいけどちょっと落ち着きなさいな」

  「もういいです!帰って下さい!」

  「え~」

  「こっちが え~、ですよこんな異変」

  紫はこの反応を予測していた。故に秘策を考えて来ていた。

  「異変解決したらきっと信仰もあがるわよぉ~?」

  「…!」

  ゆかり のくちぐるま! さなえ は けつい がゆらいだ! 

  「分社も立ててもらえるかもしれないし~」

  「…!!」

  ゆかり のゆうわく! さなえ は こころのなかでかみさまたちにあやまった!

  「ねぇ?」

  「…わかりました」

  「これで契約終了ね♪」

  「…分社の件、よろしくお願いしますね」

  「はいはい♪」

  紫は心の中で、楽勝ね~♪とほくそ笑んだ。

  「じゃぁ、準備してきます」

  「いってらっしゃ~い♪」






  ―― 一日目 紅魔湖上空のスキマ内 PM 2:30

  スキマ内では早苗が作戦内容説明を受けていた。

  「いいわね、よく聞きなさい?今回の任務は潜入任務よ、無駄な接触は避けなさい」

  早苗は真面目にもメモを取っていた。…見るチャンスはあるのだろうか。

  「潜入場所はてゐが確保しているわ、食堂の裏口よ」

  「潜入してから貴女がやることは二つ、レミリア・スカーレットの救出と巨大拡声器の破壊」

  「巨大拡声器!?」

  早苗は冗談かと思ったが、紫の真面目な顔を見て冗談ではない事を悟った。

  「そうよ、奴等は巨大拡声器を使って暴露をするつもり」

  なんという子供な大人達。

  「そして謎の兵器らしき物の情報もてゐから聞いているわ、十分に注意して」

  「…はい」

  早苗は今一度、自分が大変な事をやるのだ、という自覚を持った。

  「東風谷早苗」

  顔をあげると、紫がこちらに向けて微笑んでいた。

  「無事に帰ってきなさいね?」

  「はい!」

  早苗は笑みを浮かべて返事をした。

  「これから私は5分間攻撃をかける、その混乱に乗じて潜入しなさい」

  「了解」

  「絶対に成功させるわよ」

  「やってみせます」

  「「Good Luck...(幸運を...)」」

  東風谷早苗の人生最初で最後になるであろう潜入任務が始まった。
 どうも修行中の馬鹿者ルーインと申します。
 三回目の全力はシリーズものです。しかもパロディ。狼、狐と役者が揃ってきたので書いてしまいました。既出ネタかもしれない。
 申し訳ありません。(焼き土下座
 毎回全力でやって、全力卿になれたらいいですね。
 ちなみに書くなって言われれば書かないかもしれない(ry

 たぶん続く...
ルーイン
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コメント



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8.60煉獄削除
なかなか続きが気になるものですね。
これから早苗はどんな場面に立ち会うことになるんでしょうね?

というか・・・これって主に主人側に少し問題が。(苦笑)
あ、気になったんですがレミリアを人質にとってますが従者である咲夜さんは何をやっているんでしょう?
武装蜂起に参加してるんですか?それとも紅魔館が占拠されてるから同じように捕まってるんでしょうか?
10.無評価からなくらな削除
続き続きー 見るまでフリーレス
ところで、紫にしては思考に時間がかかりましたね
12.無評価名前が無い程度の能力削除
紅魔館の人間の立ち位置がわかりませんねー。咲夜さんや美鈴がお嬢様に逆らう理由が思いつかないし。
twin巫女だからもう片方の巫女も登場するんでしょうね。どんなストーリーになるのか期待です。
でも、この異変解決しても主側に非がありそうだから信仰ふえなさそうだなあw