Coolier - 新生・東方創想話

突然、紫が~3~

2007/06/24 14:47:51
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引き続きここは博麗神社
巫女、スキマ妖怪、式神、式の式に加え
遊びにきた吸血鬼の少女
いままさに吸血鬼の少女は自分が飲みたいだろう赤い鮮血を

自ら垂れ流していた


「レミリアー!あなたらしくないわよ!!」
「しっかりするんだ!」

巫女霊夢と式神藍は倒れた吸血鬼の少女レミリアを起こそうと必死
その隣でオドオドしている少女になったスキマ妖怪
少女と言っても橙より背が低く喋り方も何故か幼い
藍の式橙は未だマタタビでアニャーン

「ぐ・・・みっともない姿を晒してしまったわ」

頭を抱えレミリアが体を起こす

「あなたがこんなことで卒倒するなんて・・・」
「いや・・・気にしないでちょうだい」
「レミリアー大丈夫ー?」

紫がレミリアを見て心配しているようだ

「ええ、大丈夫よ。むしろ・・・いやなんでもない」
「あんたさっきから謎おおすぎ」
「気にしないでイイのよ」

レミリアが平然としていた

脳内では

(きゃー!何この子!あの憎たらしいスキマ妖怪だなんてアリエナイ!
 まるでフランのように無邪気でかわいい子じゃない~!
 あー食べたい食べたいノみたい飲みたい・・・・)

かなり危ない妄想を必死に抑えていた

「はぁ、でもどうしましょうか」
「紫様を元に戻さないと色々面倒な事になるしなぁ」
「別にこのままでもいい・・・もがぁ!!」

とっさに藍の手がレミリアの口をふさぐ

「いいかい吸血鬼のお嬢さん、大人の都合ってのがあるんですよこの世には、わかる?」

藍の威圧に危機を感じたのかレミリアは首を縦に振る

「なら話を戻そう」

藍は笑顔で口から手を離す

「ハァハァ・・・(なんていう力で押さえ込むのよ、この狐は」
「今朝までは普通だったんだよね?」

霊夢は改めて藍に聞き返す

「うむ、先ほど見せた写真のとおりだ」
「写真?」
「ああ、レミリアには見せてなかったな・・・これだ」

藍はポケットを探り1枚の写真をレミリアに渡す

「どれどれ・・・・」

レミリアの表情が凍りついた

「今朝撮ったものだ、その後台所からもどってきたら今の紫様になっていたわけだ」
「んー別に私達を騙しているようにも見えないし」
「・・・・」
「ん?どうしたの私の顔なんて見て」

レミリアは写真と霊夢の顔を交互に見る動きをしていた

「ん?いや、なんでもない」
「?へんなの」
「まぁ解決策?を考えるのが先じゃないのかしら?(残念だけど」
「そうよねぇ(残念だけど」

レイムと普通に会話していたレミリアだが
このとき脳内は

(もしこの写真のモデルが霊夢なら・・霊夢なら!!ああ!!)

また妄想を押さえ込むのに必死

「ね、ね、レミリアー」
「ん?」

紫がレミリアの服をひっぱりながら
万遍な笑顔で話しかけてきた

「あーそぼ!あそぼー!」
「あ、あそぶ?!私と?!」
「うん!あーそーぼ!」
「え・・・えと・・・」

レミリアは霊夢と藍の顔を見る

「いいんじゃないの?遊んであげたら?(見た目同じ感じだし」
「その間に私と巫女でいろいろ考えてみるからレミリアは紫様を見ていてくれ。橙はあんな調子だし・・・(橙かわいいなもう!」
「あにゃーん」
「・・・ま、まぁそこまでいうなら、みてあげてもいいわ」
「やったー!なにしてあそぶー?」

紫は両手を上げておおはしゃぎ
その姿を見てレミリアの脳内では

(うわああ!!!フランみたい!フランみたいだよぉおお!
 かわいいかわいいー!お持ち帰りしたいーーー!!
 むしろこのままコッソリー!あああああ!!)

暴走寸前であるがさすがに押さえ込んでいるようである




暴走ハートを何とか落ち着かせて

「じゃあお手手遊びしましょうか」
「お手手遊びー?」
「そ、私のマネして手を動かすのよ」
「わかったー!レミリアの真似すればいいんだねー!」
「そういうことよ、じゃあいくわよ」

と、そこに
紺色と白の強調された服を身にまとい
空から降りてくる人物がいた
紅魔館のメイド長
十六夜 咲夜だった

「お嬢様、霊夢にもっていくお菓子をお忘れ・・・」
「レミリア☆ウー」
「れみりあ☆うー!」

時間が止まった
けっしてそこにいるメイド長の能力ではない
止まったのはメイド長のみ
霊夢と藍はなにか話している
橙はゴロゴロしている
レミリアと紫はお手手遊びをしている
そのなか咲夜だけが
ビシーン!
と体が凍り付いていたのである

「あら?咲夜じゃない?」

真っ先に気がついたのはレミリアだった
その声を聞いてハッと我に帰る咲夜

「お、お嬢様・・・お、おおおお菓子をお忘れですよ」
「あら、ありがとう」
「で、でででお嬢様・・・そこの子供は・・・?」

咲夜はフルフルと震える手で紫を指差す

「ああ、この子スキマ妖怪よ」
「スキマ妖怪?!ってあの紫っていう?」
「ええ、なんか今朝こんな姿になっていたそうよ」
「・・・あの妖怪の気まぐれじゃなくて?」
「違うみたいね、性格も見たまんまお子様よ」
「そ、そうですか・・・」

咲夜の体がフルフルと震えている
まるでなにかに耐えているように
両手でエプロンを鷲づかみにして
レミリアと紫を見ていた


「ねーねーレミリアーもう1回やろー!」
「ん、いいわよ。今度は同時にね」
「はーい!せーの!」
「「レミリア☆うー!」」

この瞬間なにかが倒れる音がした
その音に気がついた霊夢と藍が振り返る

「なんの音・・・ってうわあああ!!」
「まるで人が倒れたような・・・うぎゃああああ!!!」

2人が見た物は
紺色と白で強調されたメイド服の咲夜ではなく
紺色と赤で強調されたメイド服を着たまま笑顔で倒れている咲夜だった
笑顔で両手の親指をグッと立てて仰向けで倒れている


「お、お嬢様と・・・かわいい子供の・・・・コンボ・・・・・悔いは無し・・・・ごふぅ」
「ちょっと!レミリアと同じ事に!」
「おまえもかあああああ!!!」


そんな中
少女と幼女は

「レミリア☆うー」
「ゆかりん☆ウー!」

楽しそうに手遊びをしていた




最終章へ続く
ときに

かわいさは

強力な武器になります

それが2倍されれば

かなうもの無し



*本文*
壊れてるように見えて
壊れてない
たぶん
傀儡子
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コメント



0.670簡易評価
2.90あーぱー貧血鬼削除
ゆかりんとれみりゃがレミリアうーしたら咲夜さんは出血多量で死ぬでしょうな・・・
俺もこんな二人見たら吐血しそうです。かわいすぎて
6.80名前が在る程度の能力削除
やっぱり ようじょは いいな!
10.80思想の狼削除
食べたい!舐めたい!危険地たi(殺人ドール)
18.100名前が無い程度の能力削除
もう駄目だこの幻想郷(誉め言葉
21.100八雲飛翔削除
ゆかりん☆ウーですか・・・           ぐぼおぁ(吐血)                 はぁはぁ、な、なんかまずい方向に目覚めてしまいそうですね