Coolier - 新生・東方創想話

紫の思いつき3

2007/06/10 03:02:26
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この話は「紫の思いつき」1,2の続編です。
先に1と2を見ておかないと話がわからないと思われます。
宜しければお読みください。


































料理対決当日

文々。新聞の影響もあり、博麗神社には人と妖怪が溢れていた。
「きゃー!!悲鳴が止まらないわ!!!」
その中で博麗神社の主、博麗霊夢は歓喜の悲鳴を上げていた。
「おう、霊夢。ご機嫌だな。」
「魔理沙!あったり前じゃない!!見てよこれ!!」
霊夢は寄ってきた魔理沙に賽銭箱を見せる。
「うお!?この神社の賽銭箱にこんなに入ってる所なんて初めて見たぜ!!」

ここ、博麗神社は普段からも参拝客は少なかったが、霊夢が主になってから益々減っていた。
理由はこの神社に妖怪が良く訪れるようになったからである。
しかも、とびきり強力なのが。
以前から神社までの道のりの危険性などで参拝客は少なかったが、
前記の理由が参拝客をほぼ皆無にしていた。

「あぁ、もう!紫には感謝しても足りないくらいだわ!!」
「あらあら、嬉しそうね。霊夢。」
「うわ!?紫!?いきなり出てくるなよ・・・・・・」
隙間を開いて突然現れた紫に魔理沙が驚く。

「紫、今回は素直に感謝するわ!」
「ふふ・・・ご機嫌ね、霊夢。」
「紫、あんたは最高の妖怪よ!!」
巫女がそれを言うのは如何なものだろうか?
今の霊夢はめっちゃテンションが高い。
「あら?当然じゃない。私はいつだって最高よ。」
「金は人を狂わせる・・・・・・か。」
魔理沙はその様子を見ながら、その言葉を深く心に刻んでいた。



「へぇ・・・・・・偶には外も良いものね。」
輝夜は永琳と鈴仙、そしててゐを連れて歩いていた。
「ええ。まぁ、これだけ活気に溢れてるのは稀ですが。」
「そうですねぇ。特にこの神社は殆ど人が来ませんからねぇ。」
薬売りで良く来る鈴仙がそう言う。
「しっかし、ずるいな~」
「ん?」
てゐの呟きに鈴仙が反応する。

「私は地道にお賽銭集めてるのに、あの巫女はこんな集め方するなんて。」
「貴女のは詐欺でしょ?てゐ。」
鈴仙が呆れたように言う。
「違うよ。私に会えばそれだけで幸運になれるんだから詐欺じゃないよ。」
「少しだけ、でしょ?」
「少しでも幸運には違いないわ。少なくともこの神社よりかは御利益あるわよ。」
恐らく、それは誰も否定しないだろう。

「まぁ、貴女の言う事は確かだけど、永遠亭、牽いては姫に迷惑は掛けない程度にしなさいね?」
永琳が釘を刺す。
「は~い。」
解かってなさそうな返事だが、それはてゐも心得ている事だ。
「ところで姫。例の汎用性のある宝って持って来てるんですか?」
鈴仙が輝夜に問う。
「ええ、持ってきてるわよ。」
「何処なんですか?見えないんですけど。」
「まぁ、貴女には見えないわね。」
「へ?」

「対決が始まれば解かるわよ。それより貴女は大丈夫なの?」
今回の料理対決は鈴仙が永遠亭の代表だった。
「ええ、まぁ・・・・・・それなりに自信のあるもので挑むつもりですから。」
「確かにあれなら良い物が作れそうだけど・・・・・・貴女の腕で出来るかしら?」
永琳が鈴仙に問う。
「だ、大丈夫・・・・・・・のはずです。」
「まぁ、期待してるわよ?」
「は、はい!」
そのまま四人は揃って会場まで辿り着いた。



「ふぅ・・・・・・疲れたわ。」
普段、殆ど外に出ないパチュリーは神社に来るまでに息が上がっていた。
「普段から外に出ないからよ。」
呆れたようにレミリアが言う。
因みに隣では咲夜が日傘を差している。
「本を読むのに外を出る必要なんて無いわ。」
「やれやれ・・・・・・それにしても良く来る気になったわね。てっきり来ないかと思ってたわ。」
「仕方ないでしょ。小悪魔がうるさいんだもの。」
「だってパチュリー様ずっと閉じこもりっきりじゃないですか!その内カビとかキノコとか生えますよ!?」
パチュリーの隣でパタパタと低空飛行している小悪魔が返す。

「そうしたらそのカビとキノコで研究をするわ。」
「うわ、口が減りませんね~。」
「口は減るものじゃないわ。」
「出ましたよ、屁理屈。」
「立派な理屈よ。」

「仲が良いわねぇ、あの二人。」
やれやれと言った感じでレミリアは言う。
「ええ。」
咲夜も微笑みながら返す。
「所で中国は?」
紅魔館は美鈴が代表のようだ。

「美鈴なら先に行って準備をしているはずです。」
「そう・・・・・・本当に大丈夫なの?あいつで。」
「ええ、あの系統なら彼女の腕は私よりも遥かに上です。」
「本当に?貴女がそう言うなら間違いないんでしょうけど。」
「始まれば解かりますわ。お嬢様。」
「そうね。ふふ・・・・・・偶にはこう言う戦いも悪くないわね。」
「ええ、そうですね。」
二人一組×2がそのまま会場まで進んでいった。



「妖夢~妖夢~。あっちにも美味しそうなのが~」
「幽々子様!そんなにぶらぶらしないでください!」
「しょうがないじゃない~だって亡霊だもの~」
「関係ありません!!」
料理対決とは言え、審判員以外は料理を口に出来ない。
その為か、そこかしこに出店が開いている。

そして、幽々子はご多分に漏れず様々な出店を食べ歩いている。
「大体幽々子様は審査員じゃないですか!そんなに食べて良いんですか!?」
既に焼きソバ3パック、たこ焼き2パック、お好み焼き4パックを完食済みである。
「何言ってるの、妖夢。だからこそじゃない。」
「おっしゃる意味が解かりません。」
「ダメね~妖夢は。」
ダメ出しされた。

「お腹空き過ぎてるとどんなものでも美味しく感じちゃうでしょ?」
「それがどうかしたんですか?」
「もう、本当にダメね~。本当の味以上に美味しく感じたら公正な審判にならないじゃない~」
言ってる事は確かだ。
確かだが、明らかに食いすぎだ。

「だからって食べすぎですよ!!」
「え~?こんなの朝飯前でしょ~?」
一体朝飯をどれくらい食うんだ。
「もうお昼になりますよ。」
「あら?そう言う風に突っ込む?妖夢もやるようになったわね~」
「嬉しくありません・・・・・・」
がっくりと項垂れる妖夢。
まだ暫く幽々子の「朝飯前」は続きそうである。



「藍様!藍様!あそこにもお店が!!」
橙は沢山ある出店に目を奪われている。
「こらこら、橙。今日は私は参加するのだからあまり寄り道できないのだよ。」
「うぅぅ・・・・・・」
名残惜しそうに出店を見つめながら歩く橙。

「それに紫様もとうに到着している。あまり遅くなりすぎると何をされるか・・・・・・・」
ちょっとネガティブな方に思考がいき、振り払うように頭を振る藍。
「藍様、今日は何を作るの?」
「ふふ・・・・・・それは始まってからのお楽しみさ。」
藍は材料を持ってないが、それらは全部紫が準備して隙間に放り込み済みだ。
後は開始する前に取り出してもらえば良いだけ。

「さて、私はこのまま紫様にお会いして会場入りするから、橙。」
「はい?」
呼ばれて藍を見上げる橙。
「手を出してご覧。」
言われて手を出す橙。
そこへお小遣いを渡す藍。

「わぁぁ・・・!!」
橙の顔がパァッと明るくなる。
「無駄遣いをしてはいけないよ?」
「はい!」
「それから、周りの人に迷惑を掛けないように。」
「はい!」
「それじゃあ橙も始まるまで楽しんでおいで。」
橙の頭を撫でながら欄は言う。
「はい!藍様ありがとう!!」
橙は満面の笑顔で藍に礼をいう。
そして、そのお金を大切に仕舞うと、橙は楽しそうに駆けて行った。
「ふふ・・・・・・さて、私も行くとしようか。」



「しかしまぁ、賑やかなもんだねぇ。」
妹紅は行き交う人妖の群れを見て呟く。
「まぁ、なんのかのと言っても、祭りが好きな者は多いからな。」
「そんなもんかねぇ?」
「妹紅はこう言うのは嫌いか?」
「嫌いじゃないけどね。」
「なら楽しむと良い。祭りとは楽しむものだ。」
「ま、私は私なりにやるとするよ。」
「そうか。それもいいさ。」

慧音と妹紅は並んで会場までの道を歩く。
「で、慧音。何を作るつもりなんだ?」
「いや、それがな・・・・・・」
「ん?」
「てっきりこう言う事にはならないと思ってたから、危機回避の意味合いで受けただけなんだ。」
危機回避とは村の人間の、である。

「ああ、確かにあの隙間の妖怪が人間を擁護しなけりゃここまで人が集まらなかっただろう。」
そうは思わなかった慧音は、里の人間の代わりに出るつもりで居た。
「だから、その・・・・・・私はそこまで大した料理は作れないんだ。」
とは言っても、当然人並み以上には作れる。

が、料理を専門としてるわけでもないので、専門としている相手なら人間にでも負けるだろう。
対して妖怪というのは大抵が長生きである。
その中で知恵のあるものは総じて暇潰しに色んな事をやり、その中に料理が含まれる事も珍しくない。
なんせ自分の食事情に関わる分野なのだから。
妖怪にとっては「暇潰し」のつもりでも、人にとっては十分に「専門家」と言える技術が付いていたりする。
慧音も永く生きてる方だが、歴史の編集やらで忙しく、あまり料理には時間を費やしていなかった。

「ま、良いんじゃない?やれるだけやりなよ。その方が慧音らしいよ?」
「ふ・・・そうだな。やれるだけやってみるとしようか。」
慧音は腹をくくって会場へと向かった。



「いや~、大盛況ですね。」
「お、ブン屋だ。」
霊夢達の所に射命丸文が降り立つ。
「貴女の新聞のお陰よ。」
やはり嬉しそうに霊夢が言う。
「それは嬉しいですね。でも、それも全部紫さんの提供ですからね。」
文が紫の方を見る。
「あら?でも貴女の新聞のお陰でこんなに集まったんですもの。どっちもどっちよ。」

永遠亭で輝夜を勧誘した後、紫は文の所に行っていた。
そして自分が開催する「祭り」の情報を提供した。
始めは紫の言う事をあまり信じてなかった文だが、各集落に出向き事情を聞いたところ、
それらが真実であると知り、急いで号外を書き上げて配ったのだ。

「しっかしなぁ・・・・・・本当に全員おとなしくしてると思うか?」
魔理沙が紫に尋ねる。
「まさか。」
しかし、紫はあっけらかんにそう返す。
「はぁ?まずいんじゃないのか?」
「あら?私がそんなミスをすると思ってるの?既に何名か素敵な空間にご招待済みよ。」
因みに全部妖怪である。

「あ、やっぱり居たんだ。」
霊夢が呟く。
「ま、そりゃ少しは居るでしょう。けど、私の網は掻い潜れやしないわ。」
自信たっぷりに言うが、誰もそれを過剰とは思ってない。

「で、その捕まえたのどうするの?」
霊夢が尋ねる。
「そうねぇ・・・・・・技の練習台にでもなってもらうつもりよ。」
「技?」
「そ、技。壱、弐、参までは動かない物相手でも感覚はつかめるんだけど、やっぱ零は動く的じゃないとねぇ・・・・・・」
「何の事だ?」
「こっちの話よ。それよりそろそろ準備に取り掛からないと。」

「あっと、私も審査員なんだっけ?」
「ええ、そうよ。場所提供の見返りその三って所かしら?」
「私にはないのか?」
「ああ、そうそう。貴女にも審査員を手伝って貰う事になったわ。」
「本当か!?そりゃ嬉しいな。」
「あ、それから鴉天狗。」
「はい?因みに私は射命丸文です。」
「そう、じゃあ文。貴女も来て。」
「私も?」

「貴女には一緒に解説して貰うわ。まぁ、正確には私が解説で貴女が司会。」
「私は写真をとりたいのですが・・・・・・」
「貴女のスピードなら解説の合間にちょこっと行って来ることくらい出来るでしょ?」
「はぁ、まぁ・・・・・・・」
「それに、ここで司会やって名前と顔を売り込んでおけば新聞の売れ行きに影響すると思わない?」
「む・・・・・・・・・それは一理ありますね。」
「どうかしら?」

「良いでしょう。乗せられた感は否めませんが、貴女の言う事も尤もですからね。」
「それは良かったわ。」
「でも、なんで私も審査員に呼ばれたんだ?」
「後で解かるわよ。」
「ふ~ん・・・・・・ま、楽しみにしてるぜ。」
「ふふ、期待してなさい。」



時間も過ぎ、とうとう開催の時間になる。

紫が外の世界のマイクを取り出して、スイッチを入れる。




「え~、テステス。霊夢は人妻なり。」







「うそぉ!?」




会場中から一気に声が上がる。

「紫!?あんた何言ってんのよ!!!」
「ん、感度良好ね。あ、今のは嘘よ。」
マイクテストでとんでもない発言をする紫。
「って、これは何ですか?紫さん。」
文が自分にも手渡されたマイクについて尋ねる。
スイッチは既に入ってるので会場にも聞こえている。
「ああ、これ?マイクと言う外の世界の声を大きくする物よ。ま、これが終わったら処分するわ。」
実際には処分はしないだろうが、取り敢えず紫はそう言う。

「勿体無いですねぇ。」
「ここは幻想の郷よ。外で幻想になってない物はなるべく在るべきじゃないわ。」
「それは言えてますね。」
「さ、このマイクの調子も良いみたいだし、そろそろ始めましょうか。」

会場が歓声で満ちる
因みに司会席には紫と文が座っている。
「それじゃ、堅っ苦しい挨拶なんて抜きにして・・・・・・」
「いや、一応しておきましょうよ。」
「もう、めんどうね・・・・・・まぁいいわ。」
マイクで喋っていようが遠慮なくそう言う事を言う紫。

「じゃあ、簡単に。暇潰しに思いついたお祭りだけど、良ければ楽しんで行ってね。」
「暇潰しですか?」
「良いじゃない、私の暇潰しだろうが何だろうが。」
「まぁ、要は楽しめれば良しと?」
「そう言う事。じゃ、私達の紹介から。」
「司会はご存知、文々。新聞記者、射命丸文でお送りします。」
「因みに私は解説の、幻想郷の素敵な妖怪、八雲紫よ。」
「それじゃあ早速、紅魔館の代表から。」
文の一言で紅魔館の代表者の場所に居る美鈴に視線が注目する。

「紅に染まりし悪魔の館よりの代表者。」
文が飾り気をつけて紹介をする。
「脇役なんて言わせない!!名にも紅を戴きし者!華人娘!紅美鈴!!」
紹介と同時に歓声が湧き、美鈴がお辞儀をする。
「あら?てっきりメイドが出てくると思ったのに。」
「でも、彼女もああ見えて妖怪。長生きしてますからね。」
「成る程ね・・・逆を言えばメイド以上だからこそ自信を持って送り込んできたとも取れるわね。」
因みに先ほどから出てるメイドとは、言うまでも無く咲夜の事である。
「さぁ、次に行ってみましょう。」

「冥界は桜花舞い散る白玉楼よりの代表。」
白玉楼の代表は前言どおりの妖夢。
「幼い外見ながらも剣の腕は一流!その刀捌きは包丁にも通ずるのか!?白玉楼庭師!魂魄妖夢!!」
またも歓声、そして妖夢のお辞儀。
「彼女はどう見ますか?紫さん。」
「先生を付けなさい。そうね・・・普段あの幽々子の料理を作ってるだけあって決して腕は悪くないわ。」
「確かに。見た目に騙されると火傷しそうですね。」
「まぁ、あの娘もドジな所あるから、料理中に自身も火傷しそうだけどね。」
「それはそれは・・・・・・・・・では、次に行きましょう。」

「竹林深きにあるは永遠なる箱庭からの代表者。」
そこで文が止まる。
「あの~・・・紫先生。」
「何かしら?」
「これ、本当に読むんですか?」
どうやら紫が台本を用意していたようだ。
「ええ。早く読み上げないと選手に失礼よ?」
「知りませんよ・・・・・・」
鈴仙はそのやりとりに嫌な予感を感じていた。
「失礼しました。では・・・・・・竹林深きにあるは永遠なる箱庭からの代表者。」
「待って、その紙見せて・・・・・・」
鈴仙が遮ろうとしたが、時既に遅く。








「月の兎!永遠のうどん娘(こ)!!鈴仙・うどんGain・イナバ!!」



「またそれかぁぁぁぁぁ!!!って、うどん娘って何よ!!!!」


「ほら、クレーム来ましたよ。」
文が呆れて言う。
「あら?素敵な紹介じゃない、うどんげ。」
「師匠!?」
「ほら、お師匠様もああ言ってるわよ、うどん娘ちゃん。」
「うどん娘言うな!!!」
鈴仙キレる。
まぁ、キレた所でどうにもならないのだが。

「えぇ・・・・・・一応彼女の名誉のために正式な紹介を。鈴仙・優曇華院・イナバ選手です。」
見かねた文が真面目な紹介をする。
「もう、生真面目ねぇ。」
「貴女が緩過ぎるんですよ。」
「そう?」
「自覚してください。」
「さて、それより次に行きましょ。」
「うぅ・・・・・・なんで私だけ・・・・・・」
鈴仙の呟きは誰にも届かなかった。

「続きまして、平穏を司りしは人の里よりの代表。」
(本当は平穏どころか、貴方達が一番怖い生き物なのだけれどね。)
紫は心の中でそう呟いた。
「歴史を喰らう能力は勝負すらも喰らうのか!?人の里の守護者!上白沢慧音!!」
慧音もまた、歓声の中お辞儀をする。
人の里の集団の方からは一際高い歓声が聞こえてくる。
「さて、慧音さんはどうなんでしょうか?」
「う~ん・・・・・・正直あまり期待できないわね。」
「と、言いますと?」
「彼女は永くは生きてるけど、その主な活動は歴史の編集。日常レベル以上の料理は出来ないんじゃないかしら?」
慧音の言っていた事をズバリと指摘する紫。
「なるほど~。」
「ただ。」
「ただ?」
「基本的な腕は良いはずだから、素材次第では良い勝負するかもしれないわね。」
「なるほど。では、次で最後です。」

「境界にありしは幻想の迷い家よりの代表者。」
藍は目を瞑っている。
「グータラな主人に従い続けたその腕前は常軌を逸するのか!?九尾の妖狐!八雲藍!!」
「ちょっと。それ私が渡した文と違うじゃない。」
「当たり前ですよ、なんでこんな嘘言わなきゃいけないんですか?」
「失礼ね。本当の事しか書いてないわよ。」
因みに藍は反応に困っていた。

「最強、最高、そして麗しき幻想の奇跡を主に持つ式神って、どれだけ自画自賛してるんですか?」
「何よ、本当の事じゃない。」
「ある程度は否定しませんが、誇張しすぎです。」
「嫌だわ、持ちすぎる者って直ぐこうやって妬まれ疎まれるのよね・・・・・・」
「勝手に言っててください。」
「つれないわねぇ・・・まぁいいわ。」

「さて、それではこれで・・・・・・」
「待ちなさい。」
「どうしました?」
「こう言う催し物にはサプライズ・・・飛び入りが定石じゃなくて?」
「なんと、飛び入りが?」
「紹介するわ。」
パチンッと紫が指を鳴らして隙間を開く。
そして出てきてのは・・・・・・

「暗き魔道の森よりの代表者。」
鮮やかな色の服に金の髪。
「その指が操るのは人形が人の運命か・・・・・・・・・七色の魔法使い。」
紫の解説と共にそこに現れたのは







「アリス・マーガリン。」



ずっこけたアリスだった。

「ちょっと!!」
「何かしら?」
「誰がマーガリンよ!!マーガトロイドよ!!マーガトロイド!!!」
「似たようなもんでしょ?」
「何処がよ!!!」
「えぇ・・・・・・乱入者は、魔法の森に住む七色の魔法使い、アリス・マーガトロイドさんです!!」
文が気を取り直して紹介する。

「ったく・・・まるで馬鹿みたいじゃない。」
「さて、それでは次いで審査員の紹介です。」


「日傘さえあれば日光なんて怖くない!見た目はお嬢様!中身は最強の吸血鬼!!レミリア・スカーレット先生!!」
どうやら審査員には全員先生をつけるようだ。
まぁ、全員が全員呼び捨て出来るようなレベルではないだろう。
会場がどよめいている
噂に聞く紅魔館の主が幼い女の子と知って驚いているのだろう。

「ん~・・・会場がどよめいてるわね。」
「まぁ、噂に聞く悪魔の館の主があの姿では・・・・・・」
「ま、姿で判断して行っても殺されるだけよ。」
「まぁ、そうですね~。さて、レミリア先生は審査員として如何でしょうか?」
「彼女は紅魔館で高級な物を食べてるから結構舌が肥えてるんじゃないかしら?」
「ああ、確かに。」
「結構辛辣になるかも知れないわね。」
「我侭ですしね~。」
「さ、次行きましょ。」
何か言おうとしたレミリアを無視して紫は進める。

「白玉楼からも審査員を出したかったのですが、白玉楼の主、西行寺幽々子先生は特別審査員ですので、代行を立てました。」
「さて、それじゃご紹介しましょうか。」
「私も聞いてないんですが?」
「言ったら面白くないじゃない。」
「なるほど。では、紫先生にお呼びしてもらいましょう。」
「さて、出てきて頂けるかしら?」
再びパチンッと指を鳴らして隙間を開く。
そして出てきたのは



「全ての魂の行き着く先の、地獄の沙汰も金次第。死出の旅路の水先案内人。小野塚小町先生。」

会場がどよめく。
死神が登場したのだから無理もないかもしれない。
「うわ~っと、この人が来ましたか・・・・・・死神様のご登場ですね。」
「そう怖がるんじゃないよ。今日は仕事じゃなくて遊びで来たんだからね。」
カラカラと笑いながら小町は言う。
「死神様がまさかの審査員。さて、紫先生。小町先生は如何ですか?」
「そうね・・・見た目どおり大雑把だから評価も大雑把だと思うわね。」
「それは審査員としてどうかと・・・・・・」
「ただ、思ってる事ははっきり言うから、不味い物は遠慮なく不味いって言うわよ。」
「そ、それは作り手にとってはきついですね・・・・・・」
「まぁ、よほど酷くない限り言いやしないよ。馬鹿みたいに真剣には審査しないさ。」








「貴女は偶には真剣になりなさい。」



小町の後ろからもう一つ、声が響く。
静かで幼いが、どこか威厳のある声が。
「さて、ついでだから先に特別審判をご紹介するわね。」
「あの・・・・・・今の声の方はまさか・・・・・・・・・・・・」




「死出の旅路の入り口に、待ち受けるは十王裁判。有罪無罪は私が決める。四季映姫・ヤマザナドゥ先生。」


「今、この祭りを楽しむ事。それが今の貴方達に出来る善行です。」
「うわ、この方呼んだ・・・と言うか、お呼び出来たんですか!?幻想郷の閻魔様、まさかのご登場!!」
閻魔様のまさかのご登場に会場も大いにざわめく。
「ちょっと無理言ってね。」
無理を言ったとしても、連れてこれる所、流石紫である。
「まったく、ちょっと所じゃないですよ?」
「堅い事言いっこ無し無し。今はオフでしょ?」
「まぁ、それもそうですね。今はお説教は止めましょう。」

「あの・・・・・・閻魔のお仕事は?」
「閻魔の仕事は12時間の2交代制ですから、今は私は非番です。」
「あ、なるほど。」
「じゃ、次ね。」

「あっと・・・まさかのご登場にかなり驚いてしまいました・・・・・・次に行きましょう。」
そして文が次の審査員の紹介をする。
「引き篭り等とは思う無かれ!永き時を生きた経験は伊達ではない!!永遠のお姫様!蓬莱山輝夜先生!!」
紹介と同時に感嘆の息が漏れる。
輝夜が静かに佇んでいるその姿はとても美しく映る。
その姿に観客は思わず見とれたのだ。
「さて、紫先生。輝夜先生はどうでしょうか?」
「なんと言ってもお姫様。舌は肥えてると思うわ。」
「なるほど。」
「でも、今まで外に出てなかった分、外の刺激には弱いわ。」
「と、言うと?」
「今まで食べた事無い料理が出たら美味いにせよ、不味いにせよ、普通の人以上に感じる筈よ。」
「なるほど、輝夜先生が食べた事の無い料理を如何に美味く作るかがポイントになりそうですね。」
「さて次は人の里の審査員ね。」

「私の歩みは未だ止まらない!幻想郷縁起を書き終えるその時まで!!御阿礼の子!稗田阿求先生!!」
人の里の集団から慧音の時の様に一際高い歓声が聞こえる。
「まさか御阿礼の子まで呼んでいるとは。」
「折角だから豪勢にしたいじゃない?」
「しかし、阿求先生の審査員としての実力は?」
「未知数ね。」
「未知数ですか。」
「解からないわ。良くも悪くも、ね。でもそれが良いんじゃない。」
「なるほど。では、次に行きましょう。」

「さて、次はマヨヒガの審査員なんだけど、ご覧の通り私は解説で藍は代表者。橙じゃまだ審査員は無理だわ。」
「と言う事は、ここも代行で?」
「ええ、彼女に担当して貰うわ。」
そこで文は紫に紙を渡される。
「人知れず幻想の平和を守りし巫女!だからお賽銭入れなさい!!博麗の巫女!博麗霊夢先生!!」
紹介と共に歓声が上がる。
が、妖怪側からのほうが歓声が大きいのはご愛嬌だ。
「と、言うわけで霊夢に代行をお願いしたわ。」
「彼女もまた食に貪欲ですからねぇ・・・・・・審査員大丈夫なんですか?」
「普段が普段だから何でも美味しいと思うはずね。」
「それじゃ審査員として不向きでは・・・・・・」
「その代わり、好み煩そうだから作る料理外すと終わるわよ?」
「あ、それは怖いですね。」
「さて、次ね。」

「次は急遽乱入した第6勢力の審査員です。」
「私が急遽連れてきたわ。」
「幻想郷を縦横無尽にお騒がせ!私を止められる者は居ないぜ!!普通の魔法使い!霧雨魔理沙先生!!」
やはり紹介と共に歓声が上がる。
なんのかのと言っても、魔理沙は人情に厚く面倒見も良いので人望は薄くはない。
「魔理沙は思った事をズバッと言うからね。結構審査員向きよ。」
「確かに。」
「さて、それじゃあ最後。」

「私の食への要求は止められない!ストマック・オブ・アビス!!亡霊の姫君!西行寺幽々子先生!!」
幽々子は優雅に手を振っている。
その姿を見て誰が食欲大魔神と思えるだろうか?
「因みに今回の審査は6人の審査員と特別審査員の幽々子先生との合計点で勝負を決めます。」
「各代表の審査員は50点満点。幽々子だけ100点満点で採点よ。」
「その理由は?」
「幽々子にはその食欲を生かして6人全員分の料理を食べて貰うわ。」
「だ、大丈夫なんですか?」
「幽々子なら平気。」
「恐ろしいですね・・・・・・」

「で、ここからが重要。」
「ほうほう。」
「審査って言うのは相対者が居て初めて公正に付けられるのよ。」
「まぁ、比べる対象無いと今一不明瞭ですからね。」
「でも、普通は料理なんて1人前が精々。」
「食べる人は4,5人前食べますけどね。」
「でも、お腹が膨れてくれば段々味覚に関する情報がおかしくなって行くわ。」
「確かに。お腹一杯で食べても正当な評価なんて出来ませんもんね。」

「そう。だから各代表の審査員には他の代表者の誰かの料理を食べて貰う。」
「ふむふむ。」
「でも、これだと比べる相手が居ないから高評価が出易いわ。」
「そうですね。比べる対象と言えば普段食べてる料理くらいですからね。」
「だから、その6人にはその料理に対する絶対評価をつけてもらうの。」
「つまり幽々子先生は6人の料理に相対評価をつけると?」
「そうよ。だから幽々子は細かく細分できるように100点満点なの。」

「つまり、各代表者から50点取れないようでは・・・・・・」
「まず、幽々子の相対評価は高くないわね。よほど代表者の評価がひねくれてない限りは。」
「はぁ・・・・・でも、それでも同点が出た場合は?」
「その為の閻魔様じゃない♪」
「あ、なるほど。」

「さて、それじゃ次はお楽しみ。各代表のお宝披露と参りましょうか。」
「おお、何が出てくるんでしょうね?」
「それじゃ、最初は紅魔館の方、お願いね。」
言われて咲夜が前に出る。
因みに、今は一時的に小悪魔がレミリアの日傘を持っている。
「紅魔館からは、これよ。」
そう言って渡したのは

「ヴワル魔法図書館・書籍無償貸出許可証!!!」

一部から大きなざわめきが聞こえる。
「これはまた・・・奮発しましたね、パチュリーさん。」
「参加者に厄介な黒と白のが居ないからよ。貸し出すだけならそれ程文句は無いわ。」
「紫先生、これはお宝としてどうでしょう?」
「良いと思うわよ。あそこには多くの書物があるわ。外の世界のも、ね。決して損するものではないわ。」
「なるほど。では、紅魔館からはヴワル魔法図書館・書籍無償貸出許可証が提示されました!」

「さて、次は永遠亭どうぞ。」
「そこにあるわ。」
輝夜はしれっと言う。
「え?どこですか?」
文は周りを探す。
「だから、そこよ。」
そうして指差したその先は・・・・・・・・・・・・







「姫様!?マジですか!?」



鈴仙だった。

「永遠亭は鈴仙・優曇華院・イナバの10日間貸出許可を提示するわ。」
「え!?ちょっ!!えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
鈴仙大パニック。
「え~・・・・・・どうでしょう?紫先生。」
「OKね。」
「許可すな!!!」
鈴仙叫ぶが、通じず。
「良いんですか?」
「良いんじゃない?期限付きだし。」
「まぁ、そうかもしれませんが・・・・・・」
「でも、その間好きにして良いんでしょ?」
紫が輝夜に尋ねる。
「ええ、好きにして良いわ。家事やらせて良し、使いっ走らせて良し、身篭らせて良し。殺したり壊さなければ良いわ。」
「ちょ!!姫様!!!3つ目のなんですか!!!」
「あら?鈴仙の年齢なら解かるでしょう?」
「そう言う問題じゃありませんよ!!!」
「さて、次ね。」
「流すの!?私は流されるの!?」
「次は白玉楼ね。」
ゆかりんガン無視。
鈴仙はさめざめと泣いていた。

「白玉楼からはこれね~。」
そう言って幽々子が提示したのは

「ちょっと普通だけど、お酒よ。」

「お酒・・・・・・ですね。前の二つと比べると確かに普通です。人身売買よりはマシですが。」
「やれやれねぇ・・・・・・貴女、天狗でしょ?これが何かわからないの?」
「え・・・・・・・・・?あっ!こ、これは!!」
「そ、幻の銘酒「神の息吹」よ。」
その名を知る者達から大きなどよめきが起こる。
「うそ!?既に存在を絶ったといわれてたのに!?」
「在る所には在るのよ、こう言う名のある物って言うのはね。」
「驚きました・・・・・・確かにこれなら文句なしですね。」
「ええ。じゃ、次ね。」

「さて、私からはこれを提示するわ。」
「え~っと、マヨヒガのお宝は・・・・・・なんですか?これ。何かの肉みたいですが・・・・・・」
「外の食材、本マグロの大トロと腰よ。」
「今一解からないんですが・・・・・・」
「そうね、それだけで普通の人間の、一家庭の一月分の食費が軽く吹っ飛ぶわね。」
「ぶ!?相変わらずとんでもないもの持ってきますね。でも、外の食材だと調理方法が・・・・・・」
「ヴワル魔法図書館の貸出許可証も一緒に手に入るんだから調べれば良いでしょう。その間の保存くらいは面倒見るわよ。」
「なるほど。では、マヨヒガからは本マグロの大トロと腰と言うものが提示されました。」
「勝者だけがこの味を楽しめるわよ♪」

「続いて、人の里の慧音さん、どうぞ。」
「む・・・・・すまないな、私はあまり大した物を持ってないんだ。だから数を用意した。」
「ん?これは・・・・・・たまのひかりじゃないですか!」
「あら?良いお酒じゃない。」
「5本もあれば十分だろうか?」
「十分すぎますよ。」
「じゃ、これで決まりね。」
「そうか。でも私も渡すのは惜しいからがんばらないとな。」
「さて、それじゃ最後。乱入者は何を持ってきたのかしら?」

「これよ。」
アリスがそう言って提示した物は

「これは・・・・・・なんですか?」
文が提示された物を見て尋ねる。
「貴女、これをどこで?」
紫は知っているようで、アリスに尋ねた。
「前に幻想郷に迷い込んだ人間が持ってたのよ。」
「もしかして、あの時の?貴女が接触してたとはね。」
「あら?貴女でも見通せない事があるのね。」
「勿論よ。私は神なんかじゃないわ。」
「そう。で、これでどうかしら?今じゃ私の所にしかないはずよ。この幻想郷内では。」

「えっと、これは何なんですか?」
物が解からない文が尋ねる。
「メロンよ。外の世界の甘い果物。」
「へぇ・・・・・・」
「運良く種が手に入ったから、育ててみたら栽培に成功したわ。」
「確かにこれは文句なしね・・・・・・幻想郷で栽培してるのは貴女だけでしょうしね。」
「そ。結構美味しいわよ?」
「さて、これでお宝の提示は終わったようです。もう一度確認しましょう。」

文がメモを読み上げる
「紅魔館・「ヴワル魔法図書館・書籍無償貸出許可証」
永遠亭・「鈴仙・優曇華院・イナバの10日間貸出許可」」
「うぅ・・・・・・姫様あんまりです・・・・・・・・・」
鈴仙はまだ泣いていた。
まぁ、当然か。
「白玉楼・「銘酒「神の息吹」」
マヨヒガ・本マグロの大トロと腰
人の里・たまのひかり五本
第六勢力・メロン3つ。以上がたった今それぞれの勢力から提示されました。」
どれも劣らぬ宝だった。
一つだけ可愛そうなのがあるが。

「さて、それじゃ次はくじ引きをして貰うわ。」
「誰が誰の料理を食べるか?ですね。」
「ええ。」

審査員6人が一人一人引いていく。


「私は狐のね。」
「レミリア先生は藍選手の担当になりました。」
「あたいは七色の魔法使いだね。」
「小町先生はアリス選手の担当です。」
「私は亡霊の庭師ね。」
「輝夜先生は妖夢の担当ね。」
「私は紅美鈴さんです。」
「あっきゅんは美鈴ね。」
「あっきゅん呼ばないでください。」
「良いじゃない、あっきゅん♪」。
「嫌です。」
「さて、霊夢先生は?」
「私は慧音ね。」
「霊夢先生は慧音選手の担当になりました。」
「じゃ、残る私はうどん娘だな。」
「うどん娘言うな!!!」
「魔理沙がうどん娘の担当ね。」
「もういや・・・・・・・・・」
うどん娘もとい、鈴仙は始まる前から終わりそうだ。

「さて、それじゃあ各自食材の準備は良いかしら?」
紫が全員を見渡す。
全員準備は良いようだ。
「それじゃ、司会さんお願いね。」
「はい。それでは幻想郷料理対決・・・・・・・・・・・はじめっ!!!」

こうして戦いの幕は上がった

全三話とか言っておいて、三話めなのに料理対決にすら入れませんでした_| ̄|○

次回から漸く料理対決始まります。
その前に料理の情報集めてこないと・・・・・・
因みに銘酒「神の息吹」は自分が勝手に作った物です。
後、鈴仙が可哀想な目にあってますが、仕様です。(マテ

それでは、お楽しみいただければ幸いです。
好評不評問わず待ってます。
華月
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コメント



0.1750簡易評価
1.80名前が無い程度の能力削除
ちょwアリスが自分で名前間違えてるよw
アリス・マーガトロイドですよ。

うどんげカワイソス
3.80名前が無い程度の能力削除
鈴仙が散々な目にwww
料理対決wktk
4.90ルエ削除
鈴舌U棆申
6.80グランドトライン削除
単語ごとに解説

>焼きソバ3パック、たこ焼き2パック、お好み焼き4パックを完食済みである。
これで普通に審査できるのだから大したものだよ。

>「え~、テステス。霊夢は人妻なり。」
ナイスマイクテスト!

>鈴仙・優曇華院・イナバの10日間貸出許可
鈴仙よ!背水の陣と思えばいいのだ!勝てばよかろうなのだよ!

>ヴワル魔法図書・書籍館無償貸出許可証
正しくはヴワル魔法図書館・書籍無償貸出許可証ですよ。
7.無評価華月削除
>アリス・マーガトロイドですよ。
大変失礼しました。
東方ファンとしてあるまじきミスです。二度としないようにします。

>ヴワル魔法図書・書籍館無償貸出許可証
上記と合わせて訂正いたしました。
ご指摘ありがとうございます。
8.無評価名前が無い程度の能力削除
>各代表の審査員には他の代表者の誰かの料理を食べて貰う
>小町先生は妖夢の担当ね

小町は白玉楼審査員代行では?
それとも意図が異なるのでしょうか。
10.無評価華月削除
>小町は白玉楼審査員代行では?
すみません、完全に間違えました。
小町→アリス担当 輝夜→妖夢担当 に書き換えました。
申し訳ございません。
11.100時空や空間を翔る程度の能力削除
コレは楽しみですよ~~。
ついにお祭りが始まりましたね。
さっ、盛大に盛り上がって行きましょう~~。
12.70名前が無い程度の能力削除
こまっちゃんの一人称は「あたい」だった気が……
15.80通りすがり程度の能力削除
まずはお疲れ様です。
読んでてワクワクさせていただきました。
まあ、ちょっと、読み辛い所や欲張ってる所ががありましたが
帳消しに出来るくらいです。
とりあえず、次作に期待します。
根詰めずがんばってください。
点数は今作品のみで付けてます。
17.無評価華月削除
>こまっちゃんの一人称は「あたい」だった気が……
すみません、調査不足でした。修正いたしました。

>読み辛い所や欲張ってる所ががありましたが
差し支えなければ教えていただけるとありがたいです。
次回よりその点に気をつけて作って行きたいと思いますので。
18.90名前が無い程度の能力削除
>料理を専門してる
脱字じゃないかと思います。
19.無評価華月削除
>料理を専門してる 脱字じゃないかと思います。
一応意識してそう書いていたのですが、直ぐ後に「専門としている」と書いてあり、紛らわしいので、
専門している→専門としている と変更させいただきました。
ご指摘ありがとうございます。
24.100名前が無い程度の能力削除
んむ。このSSはいいものだ。

ちなみに、採点方式は
各審査員が普段の料理と比べて50点満点で採点し、ゆっこ様がそれぞれの料理を比べて100点満点で採点し、その合計点で競う。ということでいいんですかね?それって各審査員によって評価基準が違う分、公平じゃないんじゃないかと思ったわけですが・・・。2の内容を省みるとレミリアが藍に正統な評価しないかもしれないし。
まぁ、全員分食べるのも辛そうだし、そもそも誰が一番料理が上手いか というのが焦点じゃなく、そこでの反応とか思惑が焦点だからいいのかな?

長々と失礼しました。全く的外れな考えだったら指摘くださいませ。すぐ自重しますので。
最後になりましたが、楽しませていただきました、また、応援もしております。得点は額面どおり受け取ってください。
27.無評価華月削除
>ちなみに、採点方式は
 各審査員が普段の料理と比べて50点満点で採点し、ゆっこ様がそれぞれの 料理を比べて100点満点で採点し、その合計点で競う。ということでいい んですかね?

その通りです。
因みに自分の中の設定では、幽々子は6人分食べてもまだ余裕があるというくらいの大食いです^^;
36.90名前が無い程度の能力削除
マイクテストでお茶吹いたw
鈴仙が哀れだ、でもそれが鈴仙だw
37.70名前が無い程度の能力削除
マイクテストとアリスの名前で盛大に吹いたwwwwwwwwww
40.100名前が無い程度の能力削除
ヴワル魔法図書館は間違いだった気が・・・
44.100名前が無い程度の能力削除
面白いお話をありがとうございます。