Coolier - 新生・東方創想話

金属最高

2006/10/28 03:52:41
最終更新
サイズ
26.41KB
ページ数
1
閲覧数
1534
評価数
28/107
POINT
6070
Rate
11.29





 ~プロローグ


「最近の魔理沙の行動は目に余りすぎると思うんですよ!!」

暗い密室に少女の大声が響く、鈴仙・優曇華院・イナバ、
激昂した彼女の耳は天を突き、その目は三割り増しでいつもより赤い

「落ち着きなさい、冷静にならないと状況はどんどん悪化していくわ」
「す、すいません……」

そんな彼女を戒めるメイド服に身を包んだ女性、十六夜咲夜、
その様子はまさにクールそのもの、完全で瀟洒とはよく言ったものだ。

「こちらばかりではなく、そろそろ魔理沙にも痛い目を見てもらわないとね」
「そうね、このまま放っておけば彼女の行動はどんどんエスカレートしかねない」

本を読みながら会談にきっかり参加する、動かない大図書館、パチュリー・ノーレッジ、
その対面の席には最近肌荒れが気になっている幻想郷一の頭脳の持ち主、八意永琳がいた。


『対魔理沙対策連合本部』
それは魔理沙の来襲に頭を悩ませている紅魔館と永遠亭の協力によって作られた、
主な目的は魔理沙の強奪阻止と迎撃の為の情報交換が目的だったが、あまり成果は上がっていない。


「私はそろそろ強硬手段に出るべきだと思うんですよ、もう我慢の限界です……」
「駄目よ鈴仙、それはあまりにも危険すぎる」
「そうね、魔理沙一人だけならまだしも、あの七色とか紅白まで動くと被害は甚大よ」
「何気に人脈豊富なのよねぇ……正面衝突だとお嬢様達の手をわずらう事になりかねないし」
「うう、やっぱり駄目ですか」

鈴仙と咲夜の口からハァーと溜息が漏れる、魔理沙は彼女達にとって頭痛の種なのだ、
それを見た永琳は少し思案すると、ゆっくりと口を開いた。

「こうなれば、やはりあの計画を実行に移すしかないようね」
「師匠、何かいい案があるんですか!?」
「ええ、私とパチュリーで共に仕上げたいい計画が、ね」

そう言うと、永琳が胸元から一枚の紙を取り出し、二人に見せるように机の上に置いた。

「魔理沙ウォンテッド計画……し、師匠! これは……!!」
「ふぅん、なるほど……魔理沙に賞金を懸けるのね」
「そういう事よ、これなら彼女は幻想郷の何処にも逃げ場は無くなる」
「懸念する点は誰が賞金を払うか、だったのだけれど、そこは私からレミィにお願いしたわ」
「感謝してるわパチュリー、紅魔館との協力が無ければこの計画は成り立たなかったのだから」
「お安い御用よ、魔理沙を止めるためだもの」

しかし、彼女達は知る由もなかった、この計画が幻想郷全土に新たな火種を落とす事になろうとは……。

「じゃ、手配書を作りましょう」
「こんなものでいいですか?」
「駄目ね、もっと凶悪に、誰が見ても一目で悪人と分かるぐらいに書きなさい」
「どうせなら悪人っぽく名前も変えてみたら?」
「あ、他の悪人たちも手配してみてはどうでしょう?」
「いいわね、この際迷惑者には全て賞金を懸けてしまいなさい」

もし、魔理沙にただ賞金を懸けただけだったのならば、
もし、彼女達が悪乗りしなければ……しかし全ては後の祭り、
既に運命の歯車は動き出してしまったのだから……。










 ~第一話 災厄の発端にして、最初の犠牲者


『正門方向に魔理沙を発見! 繰り返す! 正門方向に魔理沙を発見! 直ちに門番隊は臨戦態勢に入れ!!』

館内にけたたましく警報が鳴り響く、もはや紅魔館では日常茶飯事となった魔理沙の来襲だ、
メイド達が慌しく動き、次々とバリケードが積み上げられていく。

『門番隊、魔理沙と交戦中!! 繰り返す! 交戦中!!』
「来たのね……あの計画が効果を発揮するにはまだ早い、といった所かしら?」

館内最終防衛線である咲夜は、門番隊が突破される事を見越してすでに廊下で迎撃の準備に移っていた、
しかし今日はこれまでとは違っていた、そう、何もかもが。

『館内に緊急伝達! 門番隊壊滅! 繰り返す! 門番隊壊滅!』
「門番隊がもう!? いつもより速いわ、速すぎる……」

湧き出る驚きの感情を表に出さないように、あくまでも冷静に佇む咲夜、
しかしその内心は揺らいでいた、門番隊の早すぎる壊滅、普段なら館内の迎撃態勢が整うまで
耐え抜くほどの力があるはずなのだ、そしてさらに彼女を追い詰めんと更なる警報が響く。

『メイド長に緊急連絡! 館内第一防衛線、第二防衛線突破されました! だ、第三防衛線までも!!』
「一体何が起こっているの!? 敵は複数!?」

破壊音がどんどんと近づいてくる、この速度ならもうすぐ魔理沙はそこの角を曲がり、
目の前に姿を現すだろう、咲夜の鼓動は早くなり、その身体に冷や汗が浮かんだ。

『第五防衛線崩壊します! メイド長逃げてくだ――』

通信が終わるとともにピタリと破壊音は止んだ、しかし確実に奴はこちらに向かってきている、
すでに咲夜しか居ない事を知っているのか、ゆっくりとゆっくりと……そして彼女は姿を現した。

「……一人?」
「ん、咲夜か、お邪魔するぜ」

咲夜を見据え静かに佇む魔理沙、普段なら即弾幕の放ち合いがあってもおかしくない距離だ、
それでも咲夜は手を出せずに居た、まるで力の差を感じ取った動物のように。

「随分と速かったのね」
「ああ、何だか今日は身体に力がみなぎるんだ、まるで自分じゃないぐらいにな」

魔理沙はいつもと違っていた、箒にはまたがず、その上に一切のバランスを崩すことなく真っ直ぐに立ち、
全身はマントで覆い隠されていた、いつもの彼女からすればその姿は不気味としか言いようが無い。

「今日は図書館に逃げ込んだりしないのね」
「ああ、今なら誰にも負ける気がしなくてな」
「そう……なら、いくわよ」

恐怖の感情を振り切り、咲夜は時を止める、魔理沙を囲うように幾つも幾つも扇状に並べられる銀の刃、
だが恐怖を拭い切れなかったのか、危険を感じ取ったのか、刃の数はいつもよりも遥かに多かった。

「これでチェックメイトよ」
「おおう、いつ見ても見事だな」

魔理沙に銀の刃が降り注ぐ、前から、左右から、銀の波が彼女を包み込む、
しかし魔理沙はその余裕の態度を崩さない、それどころか避けようともしなかった、
直後、信じられない音が延々と鳴り響く、まるで鉄が鉄を弾き返すような……。

「……そ、そんな馬鹿な事が!?」
「痒いぜ」

刺さらない、傷をつけることすら敵わない、ひたすらに魔理沙に向かっては、
その身体に弾き返される刃、それを見た咲夜の顔についに感情らしい感情が浮かびあがる、
たかが人間相手にこんなあり得ない事があるのだろうか、と?

「さあ、次はこっちの番だな」
「あなた……本当に魔理沙なの!?」
「勿論だぜ、これが証拠だ!」
「っ!?」

バッ! と魔理沙のマントが左右に広げられる、咲夜の目に映ったのは驚愕の光景、
それはマントの裏にびっしりと隙間無く敷き詰められたミニ八卦炉、
その全てが今にも溜め込んだ魔力を放出せんと光り輝いていたのだ。

「(いけない! これは避けないと死――)」
「マリョサトロ……スパァァァァァァァァク!!!!」


その日、紅魔館の三分の一が灰塵と化した。


 ―――――


「さーくやー」
「はい、何でしょう」
「これはどういう事?」

レミリアは驚愕した、夜起きて顔を拭いて服を着替えて紅茶を飲んで、
そして今日も図書館に遊びに行こうと扉を開けると、そこには何も無かったからだ、
厳密にはかなり遠くに、壁が抉られて中身が丸見えの紅魔館が見える、
もし扉を開けて一歩でも踏み出していれば下の方の瓦礫に叩き付けられていただろう

飛べなかったらの話だが。

「どうかなされましたか?」
「廊下が無いんだけど、むしろ館が半分ぐらい無いんだけど」
「改装工事中なのです、それと無いのは三分の一程度でございます」
「嘘おっしゃい」
「前者は嘘です、申し訳ございません、ですが後者は本当ですわ」
「……何があった?」

レミリアの顔からあどけなさが消え、その体から圧倒的なまでの威圧感が放たれる、
説明するまでも無く茶目っ気無しの本気のレミリアである、なぜ彼女は本気となったか?
それは紅魔館がここまで甚大な被害を受ける理由はよほどの事以外はありえないからである。

「何を言っても信じていただけますか?」
「回りくどい、さっさと言え」
「本日正午、紅魔館に桁違いに強い魔理沙が来襲し、門番隊、館内防衛隊を数分で全滅させ、
 私との戦闘中に放たれたマスター……マリョサトロスパークにより館の三分の一が破壊、消失、
 その後、嘆くパチュリー様を尻目に図書館からありったけの本を持って逃走しました」

淡々と被害状況を述べる咲夜、勿論嘘は一つもあるわけが無い、
しかしそれを聞いたレミリアはえええー? という顔をしている、威厳が台無しだ。

「咲夜の言っている事は本当よレミィ」
「パチェ……」
「何なら図書館でも見てみる? それはもう酷い有様よ……ぐすっ」
「どうやら、本当に嘘じゃないみたいね」

ビキリ、とレミリアの右手が音を立てる、自らの居城を、我が物である従者達を、
そして何よりも、大事な友を泣かせた罪はあまりにも重い。

「待っていなさい、今すぐ魔理沙を叩きのめしてあなた達の前に連れてきてやるわ」
「お嬢様、ご武運を」
「レミィ、気をつけてね」
「ふん、私を誰だと思っているの……私は夜の王、レミリア・スカーレットだ!」

紅い悪魔が夜空へと飛び立つ、月を切り裂く紅い閃光は真っ直ぐに魔法の森へと飛び去って行く、
見届けた従者と魔女は、互いに視線を合わせて頷いた。

「上手くいったわね」
「ええ、これで魔理沙もジ、エンドね」

お嬢様なら、最強の吸血鬼であるレミリア・スカーレットならどうにかしてくれる、
そう考えていた時期が二人にもありました。



しかし現実は……あまりにも残酷だった。










 ~第二話 戦車と書いて、クルマと読む


『レミリア・スカーレット、在中』

そうかかれた棺が隙間経由で紅魔館に届けられたのは、
レミリアが魔理沙の討伐に出てから、ほんの十分後の事であった。

「お嬢……様……」
「レミィ……あなたが負けるなんて……」

棺の中には、所々黒焦げになったレミリアの遺体が横たわっている、
そのあまりにも過酷な現実の前に、咲夜はその場に崩れ落ちた。

「お嬢様……どうして、ですか……私にずっと側にいろと仰ったあの誓いは……」
「咲夜、落ち込んでいる暇は無いわ、こういう結果になった以上は早急に手を打たないと手遅れに……」
「それは分かってるわ、ただ落ち込んでみただけよ」
「……ドライなのね、非情なほどに」
「主がこのような状態になったらこうするのが正しい従者じゃなくて?」

この世にはひどい従者もいた者だ、だがそもそも吸血鬼にとっての死とは肉体の完全消滅を指すので、
レミリアのように体が残っている場合は単に失神しているだけである、つまりパチュリーもノリノリだ。

よってショック療法で治す事にした。

「さあ! 蘇るのよ! この電撃でーーー!!」
「あばばばばぎゃばぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
「……起きないわね」
「失敗したんじゃない? もう一度ね」
「さあ! 蘇るのよ! この電撃でーーー!!」
「おぶわわぎょべびひびびびびびへぼわぎょぶぶぶぶ!!」
「……起きないわね」
「もっと出力を上げてみたら?」
「貴様ら私を殺す気かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

レミリアが棺の中に居た時よりも真っ黒焦げになったのは言うまでも無い。


 ―――――


「あれは魔理沙じゃないわ、魔理沙の姿をした化け物よ」

レミリアは椅子に腰掛け、紅茶を飲んで一息つくと、魔理沙との戦いの内容を淡々と語った、
発見と同時に叩き込んだグングニル、直撃してもなお平然としている魔理沙、
放たれるマリョサトロスパーク、避けきれずに消滅する半身、後方では変わり行く地形、
スペルカードの総動員、その一切を回避せずにその身にくらい、不敵に笑う黒い悪魔、
再度開かれる漆黒のマント、二度目のマリョサトロスパーク、迫り来る光の渦……。

「スパークに飲み込まれる寸前に結界が張られた所までは記憶に残っているけれど……」
「となると、その結界は恐らく紫のものですね、隙間からお嬢様が送られてきましたから」
「成る程ね、嫌な奴に借りが出来たか」

軽く舌打ちをしながら何でもない隙間を睨む、
向こうから誰かが覗いてる感じがしないでもない、気のせいか。

「それにしても魔理沙の強さは異常よ、今まで五百年生きた中であんなに強い人間は見たことが無い」
「変わったことといえば、賞金を懸けたぐらいですが……」
「賞金? ああ、パチェが言ってたわね」
「理由が分かったわ!! その賞金が原因だったのよ!!」
『なんですってーーー!?』

ジャストなタイミングで扉を突き破って豪快に突入してくるパチュリー、
そんな彼女から放たれた言葉に応じて二人も叫ぶ、さすがは紅魔館、ノリは一流だ。

「これを見て!!」

バン! とテーブルに一冊の本が叩きつけられる、
その本のタイトルには『ハンター入門書』と書かれてある、ワケが分からない。

「ようやく見つけ出したこの本に全ての答えはあったわ」


賞金首:悪事を働いた、もしくは悪事を働く可能性のある者(物)に賞金が懸けられている場合、こう呼ぶ。
かつては悪人を撲滅する画期的な手段として取り入れられたが、後に賞金によって重大な副作用が置き、
場合によっては国が一つ滅びかねないほどの事態に陥る事もあるため、今では完全に廃れている。

賞金による副作用:賞金を懸けられた以上、対象は手配書等によりその存在が公に晒される、
その手配書などを見た者は、怒り、憎しみ、恐怖の感情が芽生え、そのエネルギーが副作用の原因となる、
市民から発生した負のエネルギーは、その手配書に書かれた賞金首へと伝わり、対象の力を増大させ、
負のエネルギーを受け取った賞金首はそれにより自らの行動をさらにエスカレートさせ、辺りに甚大な
被害を撒き散らす事となる、中には賞金額をあげるためだけに色々な悪事を行う者も居る。


「さらに賞金首へと注がれる負のエネルギーの量は賞金額に比例する……」
「つまり、高ければ高いほど強いってこと?」
「そうなるわね、例外もあるらしいのだけど」
「ふぅん……咲夜、魔理沙の賞金の額は?」
「これに」

咲夜からレミリアへと手渡される一枚の紙、俗に言う手配書である、
記されている内容は以下の通りだ。

WANTED:マリョサトロ(霧雨 魔理沙)
賞金額:千四百万円

「何よマリョサトロって……」
「悪人は悪人らしい呼び名が必要なのよ」

手配書の絵を見れば、そこにはマリョサトロスパークが今にも発射寸前です、な魔理沙が描かれている、
これはいくらなんでも影響を受けすぎだろう、とレミリアは頭を抱えた。

「もういいわ、それで対抗策は無いの? 相手はグングニルが直撃しても生きている人間よ?」
「勿論それも見つけてあるわ、それこそが……クルマよ!!」

バァン! とパチュリーの右手がテーブルに叩きつけられる、
賞金首との対抗策であるクルマとは一体なんなのか、レミリアは頭をかしげている。

「あの硬い殻に入ってる?」
「お嬢様、それはクルミです」
「何かめでたい事が起きた時に目に墨を入れるあれ?」
「それはダルマです」
「小学生や中学生用の体操服上下の下のこと?」
「それはブルマです」
「刺身に付けるあれ?」
「それは、しょうゆ、です」
「そろそろ続けていいかしら?」
『どうぞどうぞ』

やっぱり紅魔館、主従のコンビネーションは一流だぜ。

「このクルマが必要になる一つ目の理由は、賞金首の強力な攻撃に耐えうる耐久性」
「耐えれるの? アレを……」

マリョサトロスパーク、紅魔館の三分の一を消し飛ばし、レミリアを一撃で葬った魔の閃光、
それに耐えうるというのなら、確かにそれは強力な対抗材料になりうる。

「第二の理由が圧倒的な攻撃力、賞金首を倒す為には相当な威力のある武器が必要みたい」
「それは大丈夫よ、私のグングニルがあるもの」
「その点に関してはあまり問題なさそうね、さすがは魔法文明、かしら?」
「とにかくそのクルマという物を作るのが先決ね、咲夜!」
「ただちに」

クルマ、戦車と書いてクルマと読む、かつて賞金首と戦いし孤高の犬はこう言った、
『クルマさえありゃぁ、俺だって!』
その言葉を最後に犬はこの世を去った、クルマさえあれば彼もきっと……。

そして紅魔館にその熱き思いは時を越え、時空を越えて、今、届く。

「えーと、車ですよね? こんな物しかなかったのですが……」
「まあ、車ならなんでもいいと思うわ」

まずはその本体である、とりあえず車ならなんでもいいらしい、
ということでキコキコと音を立てながら中国が持ってきたのは、リヤカーだった。

「次はエンジン、車を動かす動力炉ね……動力炉……」
「パチュリー様、どうしました?」
「あなたに決定」
「へ?」

もちろん中国がリヤカーを引っ張っていたから指名されたのは言うまでも無い。

「次は主砲ね、対単体攻撃用の決戦兵器よ」
「それは勿論この私で決定ね、165mm(長さ)グングニルの破壊力を見せてあげるわ」

ふふん、と満足げな顔をしてリヤカーに乗り込むレミリア、
しかしリヤカーである、このカリスマの暴落っぷりはあまりにも凄まじい。

「副砲、主に雑魚を殲滅する為の汎用兵器」
「咲夜、あなたにぴったりじゃない」
「ではお嬢様の隣にお邪魔しますわ」

続いて咲夜がちょこんとお嬢様の隣に座る、
二人並んで体育座りをしている光景は実にシュールだ。

「S-E、特殊兵器ね、小悪魔、アレは持ってきた?」
「はーい、のせまーす!」

続いてゴトゴトとリヤカーの後部に筒状のものが大量に乗っけられた、
パチュリー曰くAT-4とかいう代物らしい、色々と便利だとか。

「最後にCユニット、これは操縦者の補助をする物、つまり小悪魔、あなたよ」
「わっかりましたー!」

最後に小悪魔とパチュリーが乗り込んでクルマは完成した、スペックはこうである。

シャシー:リヤカー
エンジン:中国
Cユニット:小悪魔
主砲:グングニル
副砲:銀のナイフ
S-E:AT-4(ロケットランチャー)

この様子を見ていたメイド達は色々と突っ込みたい事もあるだろう、
しかし主から門番に至るまで大真面目なのだ、黙って見届けるのが彼女らの仕事である。

「最後に防御用の装甲タイルを貼り付けて終わり、みたいね」
「者共、急げ!」
『はいっ!!』

最後にレミリアの号令とともにメイド達が1枚10kgの鉄板を貼り付けていく、
不思議な事にかさばらないので車体が大きくなる事も無い、世の中って不思議ねー。

『装甲タイル二千枚貼り終えました!』
「よし、エンジン始動なさい!!」
「紅美鈴、いきまーーす!!」

全身に力を込めてリヤカーを引っ張る中国、しかし、リヤカーはピクリとも動かない。

「うううううう!! ふんぬーーーーー!! ぬぬぬぬぬぬぬー!!」
「パチェ、動かないわよ?」
「どうやら重量オーバーみたいですねー」
「……役に立たないエンジンね」
「だ、だって、重すぎますよこれ!!」

ちなみに現在のリヤカーの重量は大体21トンぐらいである、
たぶんこれを引けるのは鬼ぐらいのものだろう。

「かといってレミィをエンジンにすると主砲が無くなるし……」
「あのー、エンジンと主砲両方やればいいんじゃないでしょうか?」
「中国、あなたはお嬢様にリヤカーを引けと?」
「失言でした、お許しください」
「仕方ないわね、中国を改造しましょう」
「……はい?」

なにやらパチュリーは懐からゴソゴソと物騒なものを取り出し始めた、
見ていた中国の背にに嫌な予感が走る、逃げようにも身体はリヤカーに固定されていて逃げられない。

「大丈夫、痛くないから」
「痛くないからって……何をする気ですかー!?」
「改造するだけよ、普段役立たずなあなたも強くなれるわよ?」
「い、嫌ですーーー!! 誰か助けてーーー!!」


トンテンカントン!! ヒギャァァァァァァァ…… トンテンカントン!!

中国は華人小娘になった、積載量が上がった!
華人小娘は紅美鈴になった、積載量が上がった!


「さあ! 今度こそエンジン始動よ!」
「うう、体が痛いよぅ……せーのっ!!」

エンジンの再始動、回り始める車輪、ギュラギュラという音が鳴り響く、
今日この日、一台の戦車はその命を吹き込まれたのだった。

「わっ、動きました! 動きましたよ!!」

その身に鉄の装甲を纏い、その背に弾娘達を乗せたリヤカーが、紅魔館の庭を所狭しと駆け回る、
紅魔館の期待を一身に背負った新たな兵器のその勇姿は、戦車とはあまりにも程遠かった。










 ~第三話 決戦! マリョサトロ!


『メイド長に報告、湖の対岸に霧雨魔理沙を発見、真っ直ぐに紅魔館に向かってきています』
「そう、とうとう来たのね……」

咲夜の脳裏にあの日の出来事が蘇る、門番隊を蹴散らし、防衛線を突き破り、
自らの攻撃を意にも介さずに暴虐の限りを尽くされ、メイド長としての誇りを引き裂かれたあの日、
憎しみは沸かなかった、だが、自らの非力に対する悔しさは無限にこみ上げてくる、
だからこそ、これからの戦いは絶対に負けるわけにはいかない。

「咲夜」
「はい、なんでしょう?」
「悔しいのは、私もよ」

レミリアもまた、魔理沙の前に敗北を喫した、本気で挑み、全力で戦い、そして負けた、
例え相手がどれほど強くとも、同じ相手に二度も敗北する事は夜の王として許されない、
彼女にとって今日の戦いとは自らの進展をかけた闘いなのだ。

「今日は……絶対に勝ちましょう」
「……そうね、さあ行くわよ!」
「はい!」


戦うリヤカー、その名はスカーレット号、見掛けは悪い、だがそれがなんだ?
この戦車には守るべきものがある、この戦車には倒すべき相手がいる、それだけで十分だ、
かっこよさも、優雅さも、この戦車には必要ない、戦いこそがこの戦車の全てなのだから。


「エンジン始動」
「了解! いつでも全速力でいけます!」
「主砲の調子は?」
「任せなさい、今日は絶好調よ」
「副砲」
「いつも通り、パーフェクト」
「Cユニット」
「体調、滑舌ともに良好!」
「S-Eと装甲タイルは?」
「弾薬、装甲満タンです!!」

準備は整った、後は戦いの時を待つのみ、
定点のメイド達から続々と入る連絡に、皆の心が震え、そして沸き踊る。

『対象は紅魔湖第七防衛線突破、もうすぐ紅魔館へと到着します』

これより、戦闘を開始する――。


 ―――――


「行くぜマリョサトロ号! ブレイジングスター!!」

魔理沙の乗る箒が青い光に包まれ、その速度は音速を超える、
吹き飛ばされ、弾き飛ばされ、なぎ倒されるメイド達、
しかし魔理沙は気づかない、突破されながらも不敵に微笑むメイド達の顔に、
紅魔館からこちらを睨み、待ち構えるハンター達の存在に。

「霧雨魔理沙が戦闘範囲に入りましたー」
「まずは足を潰しましょう、目標箒、主砲……発射!」
「貫けっ!! 165mmグングニルゥッ!!」

紅い槍が大空へと放たれた、絶対に目標を外さぬ必殺の槍、
戦いの開幕を知らせる紅い紅い花火が今、打ちあがった。

「うおわっ!? な、なんだああああ!?」
「魔理沙がこちらに落ちてきます!」
「今度こそローストチキンにしてやるぞ魔理沙!!」
「お嬢様、ローストチキンは無理ですわ、チキンは」
「わわわわっ!! おおっ……とぅ!!」

レミリアのグングニルによって箒を破壊され真っ直ぐに落下してくる魔理沙、
しかし彼女は、普通の人間なら落下死が確定する程の高さから見事な着地を決めた。

「つぅ……あああ! わ、私のマリョサトロ号がーーー!!」」
「いい気味よ、こっちは紅魔館を三分の一も壊されたのよ?」
「レミリア! お前の仕業だな!!」
「違う、私一人ではない……私達の仕業だ!」

そう、彼女達は複数にして一つの存在、その全ては目の前の敵を倒す為に。

「一人だろうが百人だろうが同じだぜ! 全部纏めて吹っ飛ばしてやる!」
「来るわね、総員、対ショック態勢を取って」
「いくぜ!! マリョサトロォ……スパァァァァァァァク!!」

漆黒のマントが広げられ、露わになるミニ八卦路の幕、
一つ一つの光が合重なり合って巨大な閃光となり、レミリア達を飲み込んだ、
跡に残るは抉れた地面と、巻き上がった粉塵のみ。

「ふん、私の邪魔をするからだぜ」
「……成る程ね、たいした耐久性だわ、これならあなたとも真正面から戦える」
「何っ!?」

薄れてゆく粉塵の中に、徐々に浮かび上がる戦車の姿、
この戦車は耐え抜いたのだ、全てを破壊する閃光を、全てを吹き飛ばす魔砲を。

「小悪魔、被害状況は?」
「えーと……装甲が三百枚ほど剥げ落ちましたね」
「耐えれてあと五発、多いか少ないかどっちかしら?」
「あっ! そ、それと……」
「どうしたの?」
「あのー、そのー……エンジンが大破というか……消失してます」

小悪魔の言葉に全員が美鈴が居た方向に目を向ける、しかしそこに美鈴の姿が無い、
よくよく見れば、引き手についた焦げ目の中にくっきりと手の跡が確認できた。

『メイリィィーーーーーーーーーーン!!』

その時大空に、美鈴の笑顔が浮かんだような気がした。

「よくも美鈴を……主砲副砲S-E、全弾発射なさい!」
「次弾装填! このグングニルはこの前の屈辱の分だ!!」
「重さ20kg刃渡り25cmの特製のナイフよ、食らいなさい!」
「目標をセンターに入れて……スイッチ!」
「うおおおお!?」

紅い槍と銀の刃が、そして爆炎が魔理沙を飲み込んだ、
しかし魔理沙は倒れない、これが負のエネルギーの力なのか。

「いててて……くっ、まだ打てないか……」
「あれー? どうやらマリョサトロスパークを打つにはある程度のチャージが必要な用ですねー」
「それは好都合ね、この戦車がスパークに耐えられるのもあと五回、どっちが先に倒れるか……勝負よ!」

そして戦いはノーガードの持久戦へと陥った、やるか、やられるか、
レミリア達が放つ弾幕の嵐に耐える魔理沙、魔理沙が放つ魔砲に装甲を削られ行く戦車、
二回、三回、四回、五回と魔砲が放たれ、そして今、六回目の魔砲が放たれた。

「装甲タイルの残りが二百枚を切りました! もう一発魔砲を受けたら危険です!!」
「魔理沙はまだ倒れないの!?」
「二十発以上も私のグングニルを食らっておいて……化け物が!」

いよいよ戦車の耐久も限界が間近に迫ってきている、
搭乗員達に浮かぶ焦りの色、それでも攻撃の手を休める事は出来ない。

「くうっ……!!」
「っ!! 魔理沙に深刻なダメージの様子が見て取れます!」
「もう少しよ! 皆頑張って!」

だがついに魔理沙の体が揺らぎ始めた、顔に浮かぶ苦悶の表情、
それは彼女に限界が近い事を示していた、だが、次に浮かぶは歓喜の表情。

「はぁはぁ……ふ、ははははは! 惜しかったな! この勝負私の勝ちだ!!」
「ま、不味いです! 七発目が来ます!!」
「くっ! もう一撃……間に合えっ!!」

レミリアが全身の魔力を振り絞ってグングニルを放つ、
紅い槍がトドメをささんと魔理沙へと迫り、直撃まであと数十センチ……

「マリョサトロスパァァァーク!!」

しかしその槍は届かなかった、光の波は紅い槍をかき消してなおもレミリアらに襲い来る。
彼女達の脳裏によぎる死の一文字、そんな時、光の前に一人の女が立ちはだかった。

「皆は私が守る!!」
『美鈴っ!?』

彼女は死んでいなかった、魔砲に遠く遠く吹き飛ばされてもなおこの戦いの場に戻ってきたのだ、
全身の気を爆発させ、自らの体で光を食い止める、それが彼女の宿命といわんばかりに。

「やっぱ私って不可能を可能に――」

だが悲しいかな、彼女一人で防ぎきるにはあまりにも魔砲は強大すぎた。


 ―――――


「く……ふっ……」

全身に痛みが走る、それを何とか堪えて身体を起こした、両目を開いた中に飛び込んできたのは、
砕け散ったリヤカーと、地面に横たわる仲間達だった。

「レミィ……小悪魔……咲夜……」
「私も忘れてもらっちゃ困るぜ?」
「……魔理沙」
「そしてこの勝負、私の勝ちだ」

後ろでは魔理沙が不敵に笑っていた、ボロボロになったマントに魔力が集っているのがわかる、
恐らくチャージはもう終えているのだろう、対してこちらにはもはや攻撃手段はない、
しかし、何故かパチュリーも微笑んでいた、まるで勝利を確信しているかのように。

「クスクス……」
「……何故笑ってるんだ?」
「ふふ、嬉しいのよ……私達がついに勝ったのだから」
「何を言っている、どう見てももう私の勝ちじゃないか」

この状況を見れば確かに正しいのは魔理沙の方だろう、
すでに戦車を無くし、全員が倒れ、反撃すらままならない紅魔館側と、
すでにチャージを終え、魔砲を放つだけで勝利となる魔理沙、なのに何故?

「ねえ魔理沙、あなたはフランドールを覚えてる?」
「フランドール? ああ覚えているさ、よく遊んでやったじゃないか」
「最近見かけないと思わない?」
「ああー? そういや見ないな、家出でもしたのか?」
「違うわ、上に居るのよ、上に」
「上だと!?」

その言葉に魔理沙は反射的に空を見上げた、もしフランドールに奇襲的に攻撃されれば、
魔砲で対処する暇も無くやられてしまうからだ、しかし上にはただ大空があるだけだった。

「驚かせるな! 誰もいないじゃないか!」
「いるわよ、あなたが見える範囲よりもっと上に、雲を越えて空よりも高き場所に」
「空よりも……高い場所?」
「少し前にね、フランの情操教育として打ち上げてみたのよ、住居としての衛星と一緒に大気圏外にね
 そしたらよっぽど気に入っちゃったみたいで、降りてこなくなったのよね」
「……まさかっ!?」
「そして私は、この水晶球を通じて少し前にあなたの位置を知らせた……もうわかるわよね?」

ギラリ、と空の一点が紅く紅く光る、それは魔理沙へと迫りくる紅の刃、全てを破壊する魔杖の炎、
大気圏と博麗大結界を突き抜けて、悪を貫く為に一直線に突き進む天の裁き。

「しっかり受け取ってね、フランドールからあなたへのプレゼントを」
「マジかよ……うあ……」
「そしてその身に浴びなさい、これが私達の最後の切り札」
「あああ……ああああああ!!!」
「天撃、BSレーヴァテイン……よ」

紅い光が魔理沙を包み込む、天と地を繋ぐ紅い柱が幻想郷へと突き刺さる、
その光は戦いの終幕の合図、鳴り響く破壊音は長き死闘の幕を降ろす終了のファンファーレだった。



 ―――――



「ん……むにゃ……」
「あら、目が覚めた?」
「んん~……パチュリー? 何で私の家に居るんだ……?」
「馬鹿ね、周りを見なさい」
「周り……?」

石畳、上も下も左も右も、石畳。

「なんだここ? ん、なんで私の手足に鎖が?」
「あなたね、ここを覚えてないの?」
「ここって……え、ここ?」

ふと足元を見る、血の跡がこびりついていた。

「ここ、ここ……ま、まさかっ!!」
「ウェルカム、ぱちゅりんのお仕置き部屋へようこそ、今日で通算三回目のご来店よ」
「な、なんでだ!? 私が一体何をし……あっ」
「あら、ようやく状況が理解できたのね」

魔理沙の脳裏に今までの出来事が蘇る、つまりはマリョサトロだった頃の出来事が。

「ま、待て、待ってくれ! アレは私の意志じゃない! 何か別のものが私を……!」
「それは興味深いわね、これからじーっくりとその身体に聞かせてもらうとするわ」
「止めてくれー! 私じゃないんだああああああああ!!」
「さて、まずは三角木馬からよ……うふ、うふふ、うふふふふふふふふふふふ」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「うーん、魔理沙の悲鳴を聞きながら飲む咲夜の紅茶は最高ね」
「お褒めに預かり光栄ですわ」





こうして紅魔館は勇敢なハンター達の手によって救われた、
しかしこの事件はこれから起きる大異変の先駆けに過ぎない、
興味のある人は外に出て空を見上げてみるといいだろう、
もしかしたら何かをばら撒いているカラス天狗の姿を拝めるかもしれない、

今、私の手元には三枚の手配書がある、これは対魔理沙連合によって幻想郷に配られた手配書だ、
しかしカラス天狗がばら撒いている手配書の種類は、私の知る限り、既に四十を越えている、
誰かが故意に増やしたのか、それとも自然に増えたのか、謎は謎のまま、異変は加速してゆく――。
ついにこの作品を投稿する事が出来ました、金属最高です、ごめんなさい。
恐らく元ネタがわかる人は非常に少ないと思われます、何せ世界観が真逆です、すみません。
でも私は投稿するのです、何故なら私はハンターだから!
諸君! 私は戦車が好きだ! 轢かれてもいいぐらい戦車が好きだぁ!
アイラブタンク! アイウォンチュータンク! プリーズフォー(ターン

それでは次回予告をドウゾ(書く気かよ

永遠亭を悪魔が襲う! 逃げ惑う兎達! 襲い掛かる暴虐の炎!
奴の名は藤原妹紅! 奴の名はテッドフジワラー!!
しかし永遠亭も黙っちゃいない! 集うは二つ名を持ちし四人のハンター!
 『不死身』 『隼』 『鉄の人形』 『暴走』
次回『金属最高2』  戦車に乗るだけがハンターじゃないんだぜ?
幻想と空想の混ぜ人
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.3500簡易評価
2.80名前が無い程度の能力削除
やばい、懐かしすぎる…!
7.90アティラリ削除
改造すればかなりの物が乗る野良幽香を向日葵畑で待つんですね?
8.80名前が無い程度の能力削除
あんまりにも懐かしくてSFC引っ張り出しちゃったじゃないかwwwww
モコーファイヤー!! ガガガガ!!
9.無評価名前が無い程度の能力削除
PS2のしかやっていませんが……
死体を電撃で蘇らせる博士はすごい人だと思いました。
10.80名前が無い程度の能力削除
↓なぜフリーレスにしてるんだ…
13.80名前が無い程度の能力削除
次は改造屋のヒワイなセリフも再現してほしい。
14.100nanasi削除
…ま、まさかここでメタルマックスネタを見るとは……
あれは名作ですよね…っていってもMMRとサーガしかしてませんが。
まぁエンジン中国は笑いました
18.90Admiral削除
ワロタ。
脱帽です。
23.無評価名前が無い程度の能力削除
とりあえずリヤカーよりかは某ゴブリン戦車(byD&D)の方が強そうだと思ったw
25.90SETH削除
色々と懐かしいものを感じましたが

21トンがツボでしたw
28.100名前ガの兎削除
なんでマント?って思ったらカリョマントかwwwwww
博麗の巫女「おしてもいいんだぜ! なつかしいドラムかんをよ!」
次は是非この台詞を・・・
31.100名前が無い程度の能力削除
これはフイタww
33.100名前が無い程度の能力削除
わしのいだいなさいのう……その全てが死によって……失われてしまう……
36.100名前が無い程度の能力削除
所々のパロディに心底笑わせてもらいましたw
43.80名前が無い程度の能力削除
「遺伝子のカケラまで焼き尽くす!」
読んでる途中からこのセリフが頭の中をぐるぐると…
「オレもはええとこ、悪事を重ねて出世したいぜーっ!」
44.100卯介削除
元ネタ、大好き。
だからこの作品も大好きだ!
戦車が壊れた後の切り札はやっぱりBSしかないですよね!
威力はあんまり無いけど!
45.90名前が無い程度の能力削除
も、もう笑い死んだ。
46.100名前が無い程度の能力削除
改造されることで名前がつく中国カワイソスwwwww
48.90名前が無い程度の能力削除
先生! 咲夜さんは副砲よりもむしろいn(ry
51.100ちょこ削除
やっぱ私って不可能を可能に……
ちゅどーーーーん!!

「ああ……ああああ……

中国ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

ここまでやって欲しかったww
もちろん名前が中国なのはデフォwww
52.90数を操る程度の能力削除
徹甲弾、冷凍弾、ホローチャージ・・・懐かしゅうございます。
主砲改造したら、重量オーバー・・・懐かしゅうございます。
 
改造と賞金首ハントに燃えた日々を思い出させていただき
ありがとうございました。(/-;
53.無評価幻想と空想の混ぜ人削除
な、なんか想像以上にハンターが多くて感涙です。
数々のコメント本当にありがとうございますorz
私もMM1.2.R、MS砂塵、鍋の季節と現役のハンターとして
次回作をこまごまと……世界観が広すぎて一作に纏めきれねえー!デモカキマス
56.100名前が無い程度の能力削除
マリョサトロスパーク・・・確かに生身じゃ無理だw
リヤカーは車体が軽いからバギーポジションですな。エンジンが壊れやすいけどw
次回作に期待してます!
57.100名前が無い程度の能力削除
な・つ・か・しイイイイイイイイイイイイイイ!!11111111
64.80名前が無い程度の能力削除
テッド様役が誰なのかが一番気になる所です
81.70創製の魔法使い削除
あぁ、懐かしきメタルマックス……

主砲を買わずに副砲だけで頑張ってた頃が懐かしい…

積載量オーバーで装甲タイルを削ったのも
今となっては良き思い出…
そしてファミコンも今となっては古きモノ…
86.100名前が無い程度の能力削除
ネタが広すぎて吹いたwww
94.90名前が無い程度の能力削除
金属探知機がなつかしいモノを発見したようです。
何もかもが懐かしい・・・
脳内にBGMが流れてきた・・・
97.90名前が無い程度の能力削除
かねくい虫をよく使ったな~
100.100名前が無い程度の能力削除
何か知らんが、感動した(笑)
110.100少佐削除
AT4も登場するとはwww