Coolier - 新生・東方創想話

妖夢がんばる

2006/08/11 05:50:32
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夏の暑い夜、博麗神社ではいつものように宴会が行われていた。
メンバーは霊夢、魔理沙、幽々子、妖夢、紫、レミリア、パチュリー、咲夜。
始まってしばらく経ち……今は皆ある程度つまみや酒を胃袋に収め、のんびりと雑談している。
そんな中、それを提案したのは幹事でもある魔理沙だった。

「夏の夜って言ったらやっぱ怪談だろ」
「え……それはちょっと……」

妖夢が、日本酒を片手に嫌そうな顔をする。
妖夢は半人半霊で、冥界に住んでるくせにその手の話が大の苦手だった。

「いいじゃない、風流だわ」

紫が魔理沙の提案に賛成する。

「妖夢以外に、嫌だという人はいるの? まぁ、いてもやるけれど」

「なら訊くなよ」とその場の全員が思ったが、特に異存があるという者はいなかった。
大体の者は幻想郷では怖いもの知らずである、紫を怖がる者は多いが。
ならば別に反対するまでもない、ひとつ話のネタにもなるだろう、という考えだった。

「別に構わないわよ」

鶴の一声。宴会場として博麗神社を提供してくれている霊夢の発言力は大きい。

「よっしゃー決まりだ! じゃあ私が責任持って先陣を切るぜ!」

魔理沙は大はしゃぎだが、横にいる妖夢の表情は相変わらず晴れない。

「ゆ、幽々子様ー……」
「いいじゃないの妖夢。そもそもなんで貴女冥界に住んでるくせに幽霊が怖いのよ」
「幽霊は良いんですが……お化けが怖いんですよ」

そこのところの境界は流石に紫でも把握できなさそうだ。
言い方の違いでしかないだろう、幽々子は呆れかえってしまう。
ただただ「私も幽霊じゃないの」と疑問に思うばかりだ。

「なら丁度いいじゃない、克服していきなさい、そんなだから妖夢は頼りないのよ」
「ひ、酷いですよ幽々子様、私はいつだって一生懸命に……」
「いいや、幽々子は良いことを言ったぜ。観念するんだな、妖夢」

魔理沙がいやらしく笑う。もはや多勢に無勢、妖夢はされるがままに怖い話を聞くしかない。
諦めてうなだれた妖夢の様子を確認すると、魔理沙は話を始めた。



「魔法の森の不気味なキノコ」魔理沙

あー、えっとな、うん、あれだよ。
私の家って魔法の森の中にあるだろ? 魔法の森って言うぐらいだ、変な動植物が多いんだ。
よく、キノコ探しに行くんだよ。食べたり、薬にしたり、使い道はいろいろなんだがな。
んでしばらく前かなあ……

汚いオッサンみたいな顔したキノコが生えてたんだよ。

うわー気持ち悪いなーと思って見てたんだが……気になってなぁ。
とりあえずキノコなんて抜いてなんぼだから、抜いてみることにしたんだ。
かなりレアなキノコには間違いないし。で、私はおそるおそるそのキノコを抜いた……そしたら、

「うんっ!!」

ってキノコが喋ったんだよ!!
もー気持ち悪かったもんでそのまま投げ捨てて帰ってきちゃったよ。



「な!? 怖いだろう!? 汚いオッサンみたいな顔してたんだぜ!?」
「ブフッ!!」

思わず霊夢が吹き出す。

「なにそれ! 笑い話じゃないの!?」

周りの者達も皆、気の毒そうな視線を魔理沙に投げかけている。
無理もない、変なところだらけである。まず「汚いオッサン」という例えが最悪だ。
また「顔」などと言うが、そもそもキノコのどこを取り上げて「顔」としているのか。
そしてなにより、

「うんっ!!」

というわけのわからない声を上げているのが非常に馬鹿馬鹿しい。
何かに返事でもしているのだろうか。だとしたら何故そんなに元気良く返事をしたのか。

「な、なんだよ!? 真面目に話したんだぜ!? 怖くないのか?」
「ぜんっぜん怖くないわよ!! 笑わせないでよ!!」
「お前達あのキノコを見たこと無いからそんなこと言うんだ!!」

そんな言い争いの中。

「こ、怖いぃぃぃぃぃ!!」

妖夢が涙目で悲鳴を上げる。

「いやいや妖夢!! これのどこが怖いというの!?」
「だ、だって!! 抜いたら呪われそうじゃないですか!!」

それはもっともだった。
怖がりの視点というのは新鮮なものである、皆目から鱗だった。

「そ、そういえばそうね……不気味であるという一点に関しては同感だわ」

霊夢が少し青ざめた顔で「オッサンキノコ」の恐ろしさを見直した。

「だろだろ!? な! 気持ち悪いよな!」
「そういえば『うんっ!!』という意味深な声にも得体の知れない恐ろしさがあるわね……」

続いて咲夜が納得する。

「そうなんだよ!」

なんということか、妖夢は「怖い話を増幅する程度の能力」を持ち合わせていたようだ。
ただ1人……己自身幽霊である幽々子は、釈然としない様子で辺りを見回していたが。

「な、なによそんなに怖いの……? むしろ私は少し食べてみたいけれど、そのキノコ……」
「ひぃぃぃぃぃ!!」

幽々子は大真面目に言ったつもりだったが、こればかりは全員が悲鳴を上げた。
この世のどこに「汚いオッサンの顔キノコ」を食べたがる者がいるのだろうか。
そんなこと、この世の住人ではない幽々子には関係ないのかもしれないが……。



「さーお次は誰だ? とっておきを頼むぜ」

そんな魔理沙の声に答えて、挙手するものが1人。

「私よ……」

パチュリー・ノーレッジ。

「おー、お前は博識だからなー。きっついのが来そうで、今からゾクゾクするぜ」

自分の身体を抱いて震え上がる仕草をする魔理沙を見て、パチュリーはふふんと満足げに鼻を鳴らす。
そう思ったのは何も魔理沙だけではない、その場にいる全員がパチュリーに大きく期待をかけていた。
得てして、こういった話が得意なのは「根暗な文学少女」というイメージが強いものだ。

「本にまつわる話よ……」

その場の全員が思わず息を飲む。



「14冊目は誰?」パチュリー

知っているかしら……世の中にはいくつもの不可思議な「物」がある。
「髪の毛の伸びる人形」「聴いた者が死ぬ音楽」「血の涙を流す絵画」
どれか1つぐらいは聞いた事がないかしら? 本にも、そういうものがあるのよ。
もちろん、私のコレクションの1つなのだけど。

それは最初、1冊で完結している本だった。

ところが、今は13冊あるわ。13というと不吉な数字として知られているわね。偶然かしら?
まぁ、それは良いとしてね……呪われているの、その本は。

とりあえず、その本の内容について話しておこうかしらね。
それはそれは恐ろしい内容よ、1冊につき1人のキャラクターが死ぬの。
主人公は殺人鬼……その主人公が、1冊ごとに1人の人間を追い詰めて行き、最後に殺す。
それも、どれもが無残で目を覆いたくなるような死。猟奇的なものばかり。
普通の人間なら1冊目の途中で気が狂ってしまう、と言われるほどよ。
そう……1人の人間が、リアルに、徐々に追い詰められ死んでいく、1冊ごとに。

察しの良い人はもうわかったんじゃないかしら。

そうよ、それを読み終えた人間が死ぬの。
その本には、自分が追い詰められて殺されていく様子が書き記されているのよ。
最初は1冊だったそれは……今は13冊、つまりは13人死んだのね。

でもこれは誰が書いているの? 1冊目は誰が書いたの?

まず1冊目を誰が書いたか……著者名はちゃんとあるわ。
とはいえそれは、特に有名な人間が書いたものではない、だから詳細は不明よ。
そして著者名と、作中で死ぬ人物は名前が一致するわけではない。
つまり、殺された人間が日記のように書き綴ったものではないの。

ならば、誰が書き続けているか。
同じシリーズだもの、著者は同じよ。もちろん詳細はわからない。
一説では……大きな恨みを持った人間が、これの1冊目を書いたと言われているわ。
何に対しての恨みかはわからない、世の中全てを恨んでた、なんてこともあるかもね。
それが呪いとなって本に宿り……生贄を求めている。

私は14冊目の途中まで読んだけれどね。
さっき13冊って言ったのに、なんで14冊目が? 単純なことよ。
「パチュリー・ノーレッジ」っていうキャラクターが出てきてしまったので、読むのをやめたの。
流石に笑えない冗談よ。本は好きだけど、命あってのものだねって言うじゃない。
まぁ本来、そこまで読んでしまったらやめられないみたいなのよね。
13冊目までの犠牲者を見るに、ほとんどそう、皆嫌がりながらも……
取り憑かれたように最後まで読んで、結局は無残に死ぬの。
私は魔女だから抵抗力があったみたいね、日頃の行いって重要よ。
とにかく、最後の1冊は絶対に読み終えてはいけない。本の魔力に抵抗できるかどうかはさておきね。

その後しばらくして、やっぱり少し気になって調査してみようとした。
ところが14冊目がどれだけ探しても無いのよ。
あれだけ乱雑に本を置いてるから無くしたんじゃないか、って思われるかもしれないけど、違う。
あの本は危険すぎるし……ある意味気に入っていたのでちゃんと別に保管していたの。
誰かが盗んだような形跡も無い……

憶測でしかないけれど、私が呪縛から解き放たれてしまったから……
新しい生贄を求めて、誰か他の人のところへ行ったのかもしれないわね。
もしかしたら、貴女の家の本棚にあるかもよ? ふふふ。



「うぁぁぁぁ!! 怖っ!!」

真っ先に魔理沙が悲鳴を上げる。
本好きの魔理沙にしてみたらとんでもない話だろう。
家の中の整頓をしていないから、もしそんな気味の悪いものが潜んでたらと思うとたまらなかった。

「こ、こいつはヘヴィだな……流石パチュリー、期待を大きく上回ってきたぜ」
「誉め言葉と受け取っておくわ」
「あの、パチュリーさん?」

紫が不意にパチュリーに話しかける。

「何かしら?」
「もしかして、その本ってこれじゃないの?」

スキマから取り出した1冊の本を見て、パチュリーの顔色が変わる。
赤い表紙、タイトルと著者は『血の軌跡:R・J・ブロンソン』
間違いない、今話した「死の本」である。

「……それをどこで?」
「いや、気付いたら家の本棚にあったのよね……こんなのどこから持ってきたかしらと思ったの」
「……読んだ?」
「……読んじゃった、てへ」

舌をペロっと出してお茶目に笑う紫、周りの皆は青ざめている。

「で、話は?」
「私が出てきたわよ、途中で」
「読み終わったときどうなったの?」
「えーと、その前にまず本の内容だけど、話の最後にその殺人鬼が死んでしまうような展開だったわ」
「殺人鬼はどうやって死んだの?」
「私を襲ったら返り討ちに遭った話だったわね」

とんでもない。

「そして、読み終えた瞬間本当に殺人鬼が出てきたの。手にはナタと鎌を握り締めていたわ。
 で、襲い掛かってきたから、何回か殴って、締め上げた後スキマに放り込んだわ。正当防衛なの」

酷い。
弾幕すら使ってない、肉弾戦だ。

「確か……本の中では殺人鬼は異世界に飛ばされて、そこで未知の生物に散々弄ばれて最後に死んだの。
 本当にそうなってたら少し笑えるわよね、悪人の末路なんてそんなものよ、プフッ!!」
「め、滅茶苦茶だわそんな……カッ! カハッ!!」

それを聞くや否や、パチュリーはショックのあまり発作を起こして倒れた。



パチュリー・ノーレッジ。退場。



妖夢は相変わらずだが、

「ひぃぃぃぃ!! 紫様が怖い!!」

言ってる事はもっともだ。

「本も怖いぃぃ!!」

全力で泣きじゃくって幽々子に抱きついている。

「んもー、暑苦しいわねえ……」

しかし哀れなのは殺人鬼である、相手が悪すぎた。
新たな生贄を求めてパチュリーの元を去ったのは良いが、よりにもよって紫の手に渡るとは。
紫を生贄にするつもりが、自分が未知の生物とやらの生贄になってしまった。
もしかすると未知の生物以前に、紫による拷問で瀕死になってた可能性さえある。
今まで死んだ13人も可愛そうだが、まさか殺人鬼も自分が14人目になるとは思ってもいなかったろう。
まさに「八雲紫の神隠し」

「ひっく……ひっく……もうやめましょうよぉ……うえぇぇ」
「ほんとに情けないなー、お前は」

涙のみならず、鼻汁やらなんやらいろいろ垂れ流して幽々子にしがみつく妖夢。
魔理沙は、それが以前白玉楼で対峙したときの妖夢と同じ人物とはまるで思えなかった。

「……」
「あら、どうしたの妖夢? 急に静かになって」
「あ、あの……ひっく……厠に……」
「あらそう、じゃ次の話に入る前にいってらっしゃい」
「ゆ、幽々子様……わかってるんでしょぉ……殺生なこと言わないでください……」

妖夢は幽々子の服の裾を掴んで、哀願するような眼差しを向ける。
そう、トイレに一人で行けなくなってしまったのである、情けないにも程がある。
神社内には誰もいない、たまに霊夢がつまみやら酒の補充に行く程度だった。
もちろん明かりなんてついてないし、トイレは宴会を行っている神社の前とは反対、
つまり神社の裏の方に面しているので、割と遠い。それは怖がりな妖夢には長すぎる道のりだった。
幽々子はニヤニヤと、いやらしい薄ら笑いを浮かべている。

「お願いします!! 一生のお願いですよぉ……うぅ……」
「はぁ~……仕方ないわねぇ」

またも呆れたような表情をすると、幽々子は立ち上がろうとした、が、

「待て!!」

それを魔理沙が呼び止める。

「幽々子! お前がそうやって甘やかしすぎだから妖夢はいつまでも一人前になれないんだぜ!」
「そ、そんなことありませんよ!!」

そんな魔理沙の意見を聞いた幽々子は、顎に手を当てて少し考えた後、呟く。

「……いや、確かにそうかもしれないわ」

妖夢にとったら最悪の展開であった。
幽々子の顔が呆れ顔から、またいやらしい薄ら笑いに変化する。絶対楽しんでる。
我が子のはじめてのおつかいが不安で影ながら見守るような、優しい親の眼差しとは違う。
妖夢のひとり立ちなどどうでもよく、怖がる妖夢を見て悦に入るだけの目。
それはとてもサディスティックで変態性を帯びた薄ら笑いだった。

「貴女のためを思って言ってるのよ、妖夢」

「絶対嘘だ」妖夢はそう確信した。
見れば魔理沙も同じような顔をしている。

「うっ、うぅっ! うぁぁぁん!」

妖夢は泣くしかなかった。
涙で曇った視界を移すと、紫もまた同じような薄ら笑いを浮かべていた。
魔理沙、幽々子、紫による妖夢包囲網がそこに完成されていたのだ。

「わ、わかりましたよぉ……1人で行けば良いんでしょう……」
「あ、そういえば妖夢、こんな話知ってるか? 便所入道ってのがいるらしいぞ。
 がんばり入道とも呼ばれてるみたいだが……そいつは便所に住む妖怪で、
 用を足してるところをそいつに覗かれると、その、なんだ、出なくなって死ぬらしい。まぁ、頑張れ」
「いやぁぁぁぁぁ!!」

よりにもよってこれからトイレに行こうというときに魔理沙のトドメ。
にしても探せばいるものである、変な妖怪。
この妖怪の変さと言ったらさっきのオッサンキノコにも匹敵するのではないかというほどだ。
便所を覗いて便秘にして殺すとは、笑えるようだがその実とても恐ろしい。
なんでそんな間接的な手段をとるのかも、理解に苦しむばかりだ。
そして何故「がんばり入道」なのか、謎は深い。

「うぅぅー!! 酷いわよ皆……」
「もう良いじゃないの妖夢、そこら辺の草むらでしてしまいなさい、紙ならあげるわ」

幽々子がとんでもない提案をする、完全に子ども扱いだ。
どうしたものか。紙を受け取った妖夢は、困惑してしまった。
我慢はしたくないが、怖くてトイレには行けない。
しかしそこら辺の草むらでするというのは、何か大切なものを失ってしまう気がした。

「で、でも……」
「別に誰も見やしないわよ、ほら、してらっしゃい」

幽々子に背中を押されて、妖夢は宴会場から少しだけ離れた草むらに来た。
戸惑いつつも、迫りくる尿意はたまったものではなく、そっと腰を下ろす。
その瞬間である、何かとても嫌なものを感じ、宴会場に目をやった。

幽々子様が見てる。
魔理沙様が見てる。
紫様が見てる。

「さぁ! 早く! 早く! 早く!」とでも言わんばかりの顔つき。
だめだ、やはりだめだ、こんなところでしようものなら、一生バカにされる。
妖夢は丹田に力を……入れたらチビりそうなので、力を入れたような気持ちにだけなって、
仕方なく何もせずに宴会場に戻った。

「あら、しないの? 妖夢」
「ええ、やはりちょっと……我慢します」
「なんだつまらん、そこでしたら敬意を表して『にょうむ』って呼んでやろうと思ったのに」

「やっぱりしなくてよかった」妖夢は心底ぞっとした。どこが敬意だ。



「さーて、それじゃ次の話に行こうか」

魔理沙の目的は確実に変わりつつあった、いや、むしろ最初からそれが狙いだったのか。
「妖夢にトイレを我慢させる」この一点のみが狙いだったのか?

「それじゃ……私がしようかしら」
「お、咲夜か、お前のも怖そうだなぁ」
「咲夜、つまらない話をしたら承知しないわよ」

レミリアが笑いながら冗談っぽくプレッシャーをかける。

「ご安心くださいませ、お嬢様」

そんなプレッシャーすらも意に介さず、咲夜は話を始める。



「あるメイドの話」咲夜

これは同僚から聞いた話よ。その同僚は、紅魔館に来る前は違う屋敷に奉公していたらしいわ。
ある出来事があって……その屋敷は破綻してしまったらしいのよ、それで紅魔館に来た。
ああ、紅魔館のメイドというとほとんど妖怪だけれど、彼女は普通の人間よ。
侵入者の排除みたいな荒事には参加しない、至って普通のメイドなのだけれど。
仕事はよくできる方よ。

さて、少し話がずれたから、本題に戻すわね。

その屋敷にはとても真面目なメイドがいたの。
メイドなんて普通は真面目じゃなければ務まらないけれど、そういう次元ではない。
それは真面目すぎて友達もいないほど。でも、真面目だからと言って仕事ができるとも限らないのよ。
真面目さに付け加えて、器用さとか、知識とか、総合力がものを言うわ、メイドは。
そう、そのメイドは仕事があまり上手ではなかった、真面目さに反してね。

でもそのメイドは、1つだけ誉められていたことがあったの。
それは花壇の管理、花の世話。彼女の管理した花壇は1年中、四季折々の花が咲いてたらしいわ。
それ以外にも花畑を作って、屋敷にはそこから摘んだ綺麗な花が飾られていた。

彼女は花だけが友達だったのかもしれないわね。

ある日のこと……彼女は、主人が大事にしていた服に紅茶をかけてシミを付けてしまった。
怒り狂った主人は、彼女を口汚く罵るだけでは飽き足りず、側にあった、彼女が育てた花を……
花瓶ごと床に叩きつけて、目の前で踏みにじったらしいわ。

彼女は酷く悲しみ、憤った。

そして翌日、自分が管理していた花壇で首を切って自殺したの。
自分には大した報復もできない、だから、死んで呪ってやろうとしたんじゃないかしら。
花壇にはいろんな色の花があったけど、その全てが血で真っ赤に染まっていたらしいわ。
あまりに気持ち悪かったのか、その花壇は潰されて、そこに粗末な墓碑が立てられた。

ここからはその同僚の体験談よ。

夜までかかった仕事を終えて、暗い廊下を歩き、部屋に戻ろうとしていた。
何かが床に落ちている……それは真っ赤な花びら。
変だと思って見てみると、その花びらはぽつぽつと、先に続いている。
その花びらを辿っていくと……あのメイドの墓碑の方へと続いている。
嫌な予感はしつつも、確かめられずにはいられなくて、彼女は花びらの終着地点まで来てしまった。

そこにあるはずの墓碑は無く、真っ赤な花が咲き乱れ……
その中に、あのメイドが立っていた……死んだ時の姿そのままに、不気味に笑っていたんですって。
彼女はそこで恐怖のあまり気を失ってしまったらしいわ。

その後その屋敷は衰退の一途を辿り、潰れてしまったそうよ。
そこの主人は……あのメイドが作っていた花畑で、同じように首を切って自殺したんですって。

恐ろしいわね、呪いって。



辺りが沈黙に包まれる。

「ふ~……紅魔館の連中の話はシャレにならんぜ」

そう言って妖夢の様子を確認する。

「……ひゅう……ひゅう……」

うつろな表情で、ぐったりと幽々子にもたれかかっている。
もはや怖い話すら耳に入ってこないようだ。
それを眺めて楽しんでいる幽々子も話を聞いていなかったようだ。
実に妖艶な顔つきで、舐めるような視線を妖夢に向けている。

「さて、それじゃ話し終わったし、私トイレに行ってくるわ。流石にお酒ばかり飲んでるとね」

そう言って立ち上がった咲夜を見て、妖夢の目に生気が戻る。

「わ、私も一緒に行きますっ!!」
「ダメだ!!」
「ダメよ!!」
「ダメなの!!」

途端に例の3人が止めに入る。
こんなの予想できていたことだ、これだけ飲んでいれば妖夢のみならず誰でもトイレに行きたくなる。
そうすれば便乗して妖夢が一緒に行くだろう、だがそれだけはさせてはならない。

「あら、可愛そう……まぁ、私はトイレに行くわ」
「ダメだ! 咲夜!! お前も行くな!!」
「え?」

何故か魔理沙が咲夜まで止める。

「お前が行くと言い出したら、妖夢は腰につけた物騒な物を抜いてでも行くぜ、それだけはダメだ」
「何よ、私は関係無いじゃないの、行かせなさいよ」
「ダメよ」
「ダメなの」

咲夜は魔理沙、幽々子、紫の3人に包囲される。
流石の咲夜もこの3人を相手にしては無事では済まない。
「なんで私がとばっちりを受けなければならないのよ……」と思ったが、理屈が通じる相手ではない。

「咲夜……」

そんな咲夜の肩に置かれる小さい手……それは咲夜の主、レミリアのものだった。

「我慢なさい、これは命令よ」

レミリアの目がいつもより赤く輝いている。
「ああ、そうか、貴女もなのか」咲夜は絶望した。

「我慢が嫌ならそこの草むらでしなさい」
「それだけはご容赦を……」

そんなことをしようものなら「完全で瀟洒な従者」という彼女の二つ名は完全に地に落ちる。
白玉楼とはまた違った主従関係だが、主に逆らえないのは同じだ。
レミリアの顔に浮かぶのは例のいやらしい薄ら笑い。
なんということか「MYY(まり・ゆゆ・ゆか)サディスト同盟」にレミリアが参加した。
そうそうたるメンバー、幻想郷の大物妖怪ばかりである。
魔理沙は人間だが、山1つ消し飛ばす大魔法を操るという実力は、他の者と比べても遜色無い。
この同盟に敵うのは、いつぞやのドクダ巫女ぐらいのものであろう。

「フフ、楽しいわ、楽しくてたまらない、んっん~、1つ歌でも歌いたいような良い気分ね」

そういってレミリアはがばがばとブランデーを流し込む。
そして、次の瞬間……薄ら笑いが消えて表情が凍った。

「わたしも……と、トイレに行きたいわ……」
「ダメだ」
「ダメよ」
「ダメなの」

「「「そこら辺でしなさい」」」

完全にハモった。
あとレミリアの消化速度が何故か異様に速かった。

同盟参加直後の悲劇である、脱落者にかける情けなど無いのだ。
まさに弱肉強食。百獣の王ライオンでさえ、死んだら土に還ってお花さんの栄養になってしまうのだ。
ましてレミリアは、超強気な性格に反比例して、その幼稚な容姿が大いに嗜虐心をくすぐる。
足を怪我して瞬発力を失った肉食獣をハゲタカが狙う、そんな構図ができあがる。

「わ、私は夜の王よ……そんなことするわけ……」
「ごちゃごちゃとうるさいぜ」

崩れかけたプライドを必死に維持しようとするレミリアの下腹部を、魔理沙が箒で突く。

「はぁっ!?」

ついに始まった直接攻撃。レミリアは激しく悶えることもできずに、地面にうずくまった。

「そにいそへしい」
「んしなこんな」
「なたららでさ」
(縦→右読み「そんなにしたいならそこらへんでしなさい」)

MYY同盟の結束は実に強固であった。連係プレーも見事だ。
魔理沙と幽々子と紫がハイタッチを交わす。

「バカじゃないのあんた達」

霊夢はそれを呆れたように眺めながら、ひょうひょうと日本酒を胃袋に流し込んだ。



咲夜はモジモジしてはいるが、まだいくらかの余裕があるようだ。
妖夢は、かろうじて意識を保ちながら、トイレに行く隙を窺っている。
もちろん、まだ怖い話が頭に残っていて、1人では行けない。特にがんばり入道。
レミリアはそこまで酷いわけではなかったが、さっきの魔理沙の一撃で加速がかかっていた。

言うまでも無く妖夢が一番危険な状況だったが、レミリアも見る見る内に顔色が変わっていった。
物理的な問題である、妖夢の体格は小さいが、レミリアはそれよりさらに小さい。
もちろんそれに伴って内臓も小さいわけで、溜めておけないのだ。
そういう点においても、あとの2人より身体の大きい咲夜はまだ余裕がある。

しかしここで1つの疑問が浮かび上がる。

幽々子は幽霊だからそういうものからは無縁としよう。
紫は無縁ではないが、なんと自らの膀胱内に小さなスキマを作り出し、
そこから強制排出するという、とんでもない力技を使うことで平静を保っていた。
それがどこに行ってるのかは不明だが。

問題は魔理沙である。

体格は妖夢とさほど変わらないし、初めの頃からビールやらウォッカやらブランデーやら日本酒やら、
ありとあらゆる酒をとっかえひっかえちゃんぽんし続けているのだ。
それどころか、怖い話が始まる前からもまったくトイレには行っていない。

実は魔理沙も反則技を使っていた。

魔理沙は数日前、永琳からあるものを受け取っていた。
それは魔理沙が以前に依頼した「利尿を抑える薬」である、とても身体に悪そうだ。
そしてそんなくだらないものを作らされた永琳も一見可愛そうに思えるが、
こういう計画があると魔理沙が言ったら、喜んで製薬を引き受けたのだ。
ここに永琳がいたら間違いなく「MY3(まり、ゆゆ、ゆか、八意)サディスト同盟」だっただろう。
きっと鈴仙は我慢する側に回っていただろうが。

そう、つまり全ては魔理沙が事前に仕組んでいたことだったのである。



■危険度
レミリア 90%
妖夢   85%
咲夜   65%



「ああ、許してフラン……こんな情けない姉を……」
「お、お嬢様! 御気を確かに!!」

案の定、最初に限界を向かえたのはレミリアであった。
もはやレミリアは、グレイズしたら刻符が出るような状態だ。マイナスではないが。
うつろな目でうわ言を呟くレミリアを、咲夜が必死になだめる。

「咲夜も……ごめんなさいね……苦しむ貴女を見て楽しんでいた、こんな私を……許して……」
「そんなことはございません!! あれはお嬢様が私に与えた試練と思っております!!」

もう誰も怖い話なんてしていない。
そこにあるのは、思い思いの体勢で尿意を耐える数人の少女と、それを楽しそうに眺める悪魔達の姿。

「ごめんなさい、ごめんなさいね咲夜……おもらしをする主なんて嫌よね……」
「大丈夫です!! お嬢様は以前からよくオネショをなさるではないですか!!
 この咲夜! 慣れております! 今更おもらしの1つや2つ!!」

ドサクサに紛れてとんでもないことを暴露する咲夜。
オネショをする夜の王、かっこわるい。だが、妙にしっくりくる。

「咲夜……こんな私を見捨てないでくれるの……?」
「もちろんでございます! 私ももう……もら……もら……モラッシィィィッ!?」

茶番を演じる咲夜とレミリアに業を煮やした魔理沙は、咲夜の下腹部に箒攻撃を行った。
それを食らって奇声を発した咲夜は、抱き上げていたレミリアを振り落として派手にもんどりうった。

「あ、ぁぁ……ぅぁぁ……っ!!」

レミリア 95%
咲夜   90%

「あーもういいわよ、あんたら紅魔館に帰りなさいよ」

相変わらず日本酒をぐびぐび飲みながら霊夢がそう勧める。
「それは困る」と思ったのは妖夢だった、彼女達がいなくなったら矛先が全て妖夢に向く。

「そ、そうする……わ……最後まで、付き合えなく、て、ごめんなさ……」

錆び付いた機械人形のようなギシギシした動きで、咲夜はレミリアを再び抱き上げた。
レミリアは振り落とされたショックで、もう死にそうだった。
意識こそあるものの、喋ることもままならない。
「今意識を失ったら確実にもらす」その気持ちだけがレミリアの最後の砦だった。
夜の王、見事なり。

こうして咲夜とレミリアは紅魔館へと帰還した。
よく考えれば、咲夜は時間を止めればトイレに行くチャンスはいつでも作れただろう。
だがあえてそれを行わなかったのは、レミリアの命令もあっただろうし、
何よりも、主と同じ苦痛を味わうべきだと思う、咲夜の忠誠心から来るものだったのかもしれない。

帰る途中も、咲夜は時間を止めてレミリアを輸送した。
時間を止めていても自分の尿意は増すばかりだったが、全ては主であるレミリアの為だ。
レミリアは気がついたとき紅魔館のトイレの目の前にいたという。
事が済んでから、レミリアは咲夜に抱きついてむせび泣いたという。
麗しき従者愛、涙が止まらない。

しかし、それほど近いわけではない紅魔館まで、咲夜がどう耐えたかは不明である。
想像してはいけない。推測してはいけない。



妖夢 95%

「も、もう……っ!!」

妖夢は楼観剣を杖のように地面について、腰を突き出した体勢で耐えていた。
わかりやすくいうと、スイカ割りをする前にバットを地面について回転するときのような体勢である。
しかしもう体勢がどうという次元ではなかった。

「ふぅ……ふぅ……」

だがやはりまだ怖い。
妖夢はまさか自分がここまで怖がりだとは思わなかった。
しかしこのままではもらしてしまう。

「ほらぁ、我慢してないでトイレに行ったらどうなの?」

紫が意地悪く妖夢を焚きつける。

「そ、そうよ……怖いのはほんの一時だけ……」
「ッ!?」

ついに妖夢が勇気を出してしまった。
これはMYY同盟にとっては都合が悪い、彼女らにとって苦しむ妖夢は最高の酒の肴なのだ。

「がーんばり入道ホットトーギス!!」
「がーんばり入道ホットトーギス!!」
「がーんばり入道ホットトーギス!!」
「う、うぅっ!?」

不都合に思ったMYY同盟は、がんばり入道コールで妖夢の勇気をへし折ろうと目論む。
「がんばれ、がんばり入道、君は私達の最後の希望なんだ」そんな、強く切なく、純粋な思いを込めて。

ちなみに余談だが「がんばり入道ホトトギス」とは、がんばり入道を追っ払うおまじないである。
応援するつもりなのに追っ払ってどうする。

妖夢 99.99999……%

そのとき、妖夢の頭の中で何かが弾けた。
尿意が理性を凌駕した瞬間、妖夢の脳にドーパミンやらエンドルフィンやらアドレナリンやら、
たくさんの脳内麻薬とかいろいろな汁が分泌され、妖夢の尿意を忘れさせた。
怒りと快感が妖夢を包み込む、それはある種のランナーズハイ。
妖夢のチャクラが全て開門した。



(よし! お前ら殺す!)



ただキレただけだった。

妖夢はまず、ウォッカの瓶を持ち上げると、ハムスターのように口一杯に含んだ。
そして、幽々子の前に立ち……

「何よ妖夢、主である私に逆らうつもり?」

そんな幽々子を無視した妖夢は、顔の前で白楼剣と楼観剣をこすり合わせて火花を生じさせ、
そこにウォッカを吹きかけた。

「ひぃぃぃぃぃ!! 火は……! 火はダメよ!!」

もう遅い、妖夢の吹き出したウォッカはその火花で灼熱の炎と化し、幽々子の身を焦がす。
それは何故か尻にだけ引火し、幽々子は尻から火の粉を撒き散らしながら地面を転げまわった。

続いて妖夢は紫の前に立つ。

「ふふふ……ようやく開眼かしら? 魂魄家の血……」
「そんなの関係ない、頭にきているだけよ」
「怒りだけで超えられないもの……思い知らせてあげるの」

そう言うと紫はファイティングポーズを取った。

そして偉そうなことを言った割に、至って普通に妖夢との殴り合いに負けた。
妖夢の執拗なローキックを食らい続け、ぐらついて転んだところ……
既に繰り出されていた妖夢のローキックが側頭部に直撃して紫はあえなく失神してしまったのだ。

弾幕使えば良いのに。

そしてMYY同盟最後の砦、魔理沙が立ちはだかる。

「ちっ、使えない連中だぜ」
「よく言うわ、虎の威を借る狐の分際で」
「私はあいつらとは違うぜ!」

そういって箒を手に取ると、それを棍のように流麗、かつ豪快に振り回し始めた。
最後はビシッと腋に挟んで、ポーズを決める。

(できる……っ!!)

「私に弾幕やマスタースパークしか能が無いと思っていたなら、それは大間違いだな。
 この『霧雨流殺箒術』こそ私の真髄なんだぜ!」
「霧雨流殺箒術!?」

もちろんハッタリである。そんなもの無い。魔理沙は普通の魔法使いだ。
かっこいいかな、と思って家でこっそりその演舞だけ練習したのだ。
何度も失敗して、家の中が余計散らかったし、タンスの角に足の小指を打ったりもした。
つまりは何の役にも立たないのだ。

楼観剣の一撃を受け止めた箒は、いとも簡単に真っ二つになった。あーあ、言わんこっちゃない。

「箒(スパーク5号)ーーーー!!」
「霧雨流殺箒術!! 敗れたり!!」

妖夢は素早く魔理沙に足払いをかけて転ばせると、馬乗りになった。
そして殴った、流石に刀では本当に殺ってしまうので、割れた箒をそれぞれ両手に持って。
まるで太鼓でも叩くように、リズミカルに。
あっという間に魔理沙の頭はタンコブだらけになり、失神した。

「また、つまらないものを斬ってしまったわ」

まったくだ。



「あふぁ~~……終ったのぉ?」

退屈そうに横になっていた霊夢が、あくびをしながら声を掛ける。

「お、お、お、終ったわ」

復讐を終えた瞬間、尿意が首をもたげる。声がうわずる。

「んじゃトイレついていってあげようかー?」
「いや、それには及ばないわ」

妖夢は失神している魔理沙を睨みつけ、それを背負う。

「なにをするつもり?」
「知れたこと。責任を取って、私のトイレに付いてきてもらうのよ」

そう言って、妖夢は魔理沙を背負ったまま神社の中へ消えていった。
やってることがおかしい、背負ったまま用を足すつもりなのか。
我慢しすぎて、少し気が触れてしまったのかもしれない。



「はぁ~ん……」

戻ってきた妖夢の顔は素晴らしく緩んでいた。
全てを許してしまいそうな、開放感いっぱいの顔。
しかし、相変わらず魔理沙を背負ったままなのが不気味だ、本当にそのまま用を足した恐れがある。

「済んだ? じゃ、次は私が行こうかしら、結構限界よ」
「どうぞぉ~」

そして霊夢もすっきりと戻ってくると、すでに妖夢の姿は無く……
尻の焦げた幽々子、白目を剥いた紫、タンコブだらけの魔理沙が無残に転がっていた。
酔いが一気に冷めた、今まで聞いたどの怪談もそこまで恐ろしくはなかったが、
この狂った光景だけは素直に恐ろしいと思った。

「やっぱり、夏の夜は怪談ね……」

一つ身震いすると、霊夢は3人をそのままに、宴会の片づけを始めた。



その後どうなったかというと……

紅魔館は平和であった。レミリアがとても優しくなった、パチュリーの体調も回復した。

幽々子が白玉楼に帰るとそこには妖夢の姿は無く、トイレが滅茶苦茶に破壊されていた。
紫が家に帰ると、八雲邸には、頭がタンコブだらけで倒れている藍と橙、
そして白玉楼と同じように、破壊されたトイレがあった。
もちろん、霧雨邸のトイレも徹底的に破壊されていた。



その後も妖夢の所在は一向にして掴めていない。



もしかすると、次に破壊されるのは貴方の家のトイレかもしれない。
そろそろお盆ということでこんなのはいかがでしょうか?
とはいえ、結局いつも通りのギャグなんですけど……

便所入道というのは、実際に語られている話です(検索すれば出ます
ただ「頑張り入道」ではなく「加牟波理入道」らしいですけど。
まぁ、説はいろいろなのでこの作品とは違った説明がされているかもしれません。
そこら辺は、広い心でご了承くださいませ。

その他の怪談はもちろん全て私の作り話です。そんなに怖くないと思います。
今までに無く、たくさんのキャラが同じ場面にいるので、それぞれを消化するのに苦労しました。
一度に話させるとわけがわからなくなるし……読者様が違和感を感じなければよろしいのですが。

前回酷い目に遭った霊夢は今回はお休みということで。

短くまとまったし、読みやすくなったかな? と思います。
いつも思うことですが、楽しんでいただけたらこれ幸いです。
VENI
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コメント



0.5660簡易評価
4.70名前が無い程度の能力削除
箒(スパーク5号)…
地道に○号増えていってるなぁ…
6.80名前が無い程度の能力削除
これも酷い
7.100名前が無い程度の能力削除
ゆかりん怖ええええええええ
9.80名前が無い程度の能力削除
ドクダ巫女とリンクしとんのかいw
10.100頭無し削除
MYYサディスト同盟噴いたww
咲夜さんがきにn(斬首
11.80名前が無い程度の能力削除
なにやら新たな便所妖怪が生まれたようでw
15.無評価名前が無い程度の能力削除
妖夢がトイレキラーにwwwwwwwwwwwwww
16.100偽皇帝削除
>「私を襲ったら返り討ちに遭った話だったわね」
無理です。ディスプレイの前で大爆笑。
本当に相手が悪すぎるってこれ。
17.80名前が無い程度の能力削除
なんだこれw
20.80名前が無い程度の能力削除
すごい執筆ペースですね。加えて、このクオリティの高さ。
次回作にも期待しています。
24.90名前が無い程度の能力削除
霊夢影薄っ!
25.70悠祈文夢削除
>妖夢の執拗なローキックを食らい続け、ぐらついて転んだところ……
>既に繰り出されていた妖夢のローキックが側頭部に直撃して紫はあえなく失神してしまったのだ。
破○王ヨウム? 
てことは、実は妖夢はプロ級のパンチをくらいまくってて、次の日には顔ハレまくり?


実は私は小説において、あまり恐怖を感じなかったり。
ホラーとして評判のライトノベル(作者はメルヘンと言い張ってる)を読んでも怖くないし。
動画・音声ならいざ知らず、文章・イラストで私を怖がらせようなど1兆行早いわー。
あ、いや、やっぱイラストにも怖いものあったわ。
スレ○○ーズす○○ゃる19巻の表紙。
あれ怖い。てか気持ち悪い。今でも見ると気分悪くなる……。


とにかく、ドクダミにひきつづき、斬新でおもしろい話でした。
28.70あふうぁ削除
>もしかすると、次に破壊されるのは貴方の家のトイレかもしれない。
最後を怪談風にして終わるとは。
恐ろしや、恐ろしや、今晩は一人でトイレに行けないw
30.50名前が無い程度の能力削除
マヨヒガのその後として
「藍様ぁ おしっこもれちゃうぅぅぅ」
「困った・・・そうだ、お前が小さいとき使ってたおまるがあるよ!」
「そんなのやらぁぁぁ、藍様のおバカぁぁぁ(涙声)」
とかいうのを幻視しまs(テンコー
31.70名前が無い程度の能力削除
ドクダ巫女とスパーク5号が最高。
32.80名前が無い程度の能力削除
怖いのか怖くないのかよく解らん終わりだったなw
33.70名前が無い程度の能力削除
もっとやってくださいまし
34.70aki削除
面白かった。
これからドクダ巫女探してきます…。
やっぱり幻想郷は切れた者勝ちなんですなあ。
35.80ぐい井戸・御簾田削除
藍さまと橙悪くないだろwwwwしかし弱っていくお嬢さまに不覚にも萌えた
36.90番町皿屋敷削除
あ、ありのままに(ry
「怪談が怖くておトイレを我慢してる妖夢に萌えていたらいつの間にか妖夢が
怪談そのものになってた。」
なんつうか話のテンポがおもしろかったです。
42.70名前が無い程度の能力削除
にょうむwwwwwwww
45.60T削除
妖夢がんばった
51.100とおりすがる削除
妖夢最強伝説がまたひとつ…
53.90名前が無い程度の能力削除
レミィイイ!
54.70変身D削除
妖夢頑張りすぎ(ガクガク
あと、尿意を我慢してると言う点で既に瀟洒じゃない気がする咲夜さんに乾杯(w
56.無評価VENI削除
応援、コメント、本当にありがとうございます。
本当に本当に感謝しております……
気になったコメントにいくつか。

>破○王ヨウム?
その通りですw

>これからドクダ巫女探してきます…。
以前の作品とリンクしている部分がいくつかあって申し訳ないです。
入れるにしても、話の本筋に触れるような扱いは避けるようにしたいですね。
63.90名前が無い程度の能力削除
ス、スパーク五号まで・・・
一体いくつのスパークが幻想郷に放たれ破壊されるのだ!?
64.100名前が無い程度の能力削除
紫様が良すぎですね。殺人鬼も気の毒に、ブフッ。
加牟波理入道は鳥山石燕の筆ではがんばり、と読みが振られているので頑張りでも問題ないと思います。というか、むしろネーミングが頑張りのもじりなのでは、と思えます。頑張って詰めてしまっては仕方ないですけれども。

ドクダミストーリーといい今回といい、楽しませていただきました。また強烈なのを拝見したいですね。かしこ。
69.80名前が無い程度の能力削除
あんた何綺麗にまとめてるんですかwwwwwwwwww
72.90単細胞読者削除
>霧雨流殺箒術
箒攻撃は、レミリアにも咲夜にも俺の腹筋にも大ダメージでした。吹いたw
77.90煌庫削除
妖夢こぇぇぇーーーー!
85.70名前が無い程度の能力削除
交互にしゃべるというバキネタも面白かった
93.80名前が無い程度の能力削除
藍&橙かわいそうだよ藍&橙
108.無評価名前が存在しない程度の能力削除
>咲夜がどう耐えたかは不明である。
>想像してはいけない。推測してはいけない。
無理でし...バタッ
111.70名前が無い程度の能力削除
アリス………
123.80名前が無い程度の能力削除
パチュリーの話が素直によく出来てたのに紫がぶち壊したww

ところでアリスドコー(´・ω・)?
129.100時空や空間を翔る程度の能力削除
別の意味でトイレが怖い・・・
134.100名前が無い程度の能力削除
ここまで笑ったSSも久しぶりだわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
159.100名前が無い程度の能力削除
そんなオチありか……。
163.80非現実世界に棲む者削除
よ、妖夢......