Coolier - 新生・東方創想話

おきらくよーよーむ:2

2006/03/15 17:51:28
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「ねぇ、パチュリー」

「何? そっちには向かないわよ」

「何の話よ、それは。パチュリーがこっちだって言うからついてきてるけど、本当に合ってるの?」

 少女沈黙中......

 あ、パチュリーが鳴らない口笛を必死になって吹いています。
 ………むせました。喘息の発作っぽいです。

「全く、迷ったのなら早く言いなさいよ」

「ま、迷ったわけじゃないわ! ただちょっとばかり探査の魔法が効かないだけで……」

「それを迷ったと言わずに何と言うの?」

「私達は罠に嵌められたのよ……!」

「「な、なんだってーー!!!」」

「パチュリーの魔法まで妨害できるなんて……」

「この辺りに巣食っている妖怪は一筋縄では行かないようだぜ……」

「私は引き続き探査の魔法を試してみるわ。このまま手も足も出ないなんて私のプライドが赦さないもの」

「私は結界で何とか出来ないか試してみるわ」

「じゃ、私はここで応援してるぜ」

「私の手伝いぐらい出来ないのかしら?」

「私は細かい事が苦手だぜ?」

「自慢げに言うな」









   そのに  ぬっくぬっくこんにちは









 何度も魔法を試したパチュリーは何かに気付いたようです。

「どうやら阻害されるのは探査系の魔法だけみたいね」

「あら、そうなの?」

 今まで魔法を使えるような結界が展開出来ないか試行錯誤をしていた霊夢が少し驚きました。

「そうよ。全ての魔法が発動出来ないなら私と魔理沙は飛んでいられないはずなのよ」

「おお、確かにそうだな。私たちは霊夢と違って魔法で飛んでいるんだったぜ」

「つまりこの辺りは方位磁針が利かない樹海みたいなものって事?」

「そういう事になるかしらね」

「それはそれで厄介だな」

「そちらはどうにかなりそうかしら?」

「うーん…… 今の話を聞いたらやるだけ無駄な気がしてきたわ」

 お手上げね、と霊夢が身振りも交えて言いました。
 それに魔理沙が食って掛かります。

「お手上げって、なんでお手上げなんだよ。霊夢なら結界ぐらい張れるだろ?」

「ちょっと考えればわかるでしょ? 結界を張れてもその外側には意味が無いの」

「そんな事言われてもさっぱりだぜ」

「しょうがないわね…… パチュリーはわかるわよね?」

「当たり前じゃないの。私を誰だと思って?」

「引き篭もりじゃないの? 現代社会の闇ね」

「本の虫だろ。近所の子供に『本の虫のお姉ちゃん』なんて呼ばれてるぜ、きっと」

「……貴女達が私の事をどう思っているのか良くわかったわ。
 とりあえず……一遍死んで見る?」

 パチュリーはチルノに見せた笑みと共に懐に手を伸ばしました。

「おいおい、今はそんな事言ってる場合じゃないぜ」

「それに私たちは人間を止めた記憶は無いから、一遍死んだらそれで終わりなのよ?」

「私だって一度死んだらそれで終わりよ。多分」

「多分て…… 普通は命は一個きりだろ?」

「あら、そうでもないわよ。どこかには12個の命を持った英雄が居るらしいもの」

「何よそれ…… 変な妖怪の話じゃないの?」

「妖怪どころか神話モノよ。神と人間の女の間に生まれた英雄」

「私は無神論者だぜ」

「うちの神社にも御神体らしい御神体はないし」

「そういう話をしているんじゃないわ。それにその英雄だって最初から12個の命を持っていた訳ではないの。
 十二の厳しい試練を乗り越えて手に入れたものなのよ。
 詳しく説明するとまずはどんな刃物でもはじき返すといわれている毛皮を持った獅子退治。
 次に九つの頭を持つ巨大な水蛇との戦い。しかもこの水蛇は首を切ってもすぐに再生すると言われていたわ。
 更には狩猟の神の遣いと言われていた聖獣の捕獲とか……」

「あー、解説好きなのはわかったからそこら辺で「きゅぅ~」やめ……ん?」

 魔理沙がパチュリーの解説を中断させようとした時、誰かの声が聞こえました。

「ほら、あれじゃない?」

 霊夢が指を差した先には、誰かが目を回して地面に向かって落ちていました。

「おー、派手に回ってるなー」

「そんな悠長な事を言っている場合ではないんじゃないの? 人としては」

「でもあれは人じゃないっぽいから関わりたくない気もするのよね。人としては」

「いいのかしら? 貴重な手掛かりだと思うのだけど」

「へ……」

 そんなやりとりをしている間にも誰かはぐんぐんと地面に近づいています。

「しまったぁーーー! 今は絶賛迷い中じゃないか!!」

「どの辺が絶賛か知らないけれどね」

「魔理沙、ゴー! 手掛かりを逃すな!」

「任せとけ! 幻想郷一のスピードを見せてやるぜぇぇぇぇ!」

 残響音つきで飛び出した魔理沙の背中を見送りながら、パチュリーが一言。

「これがドップラー効果というものなのね」

「解説はもういいから」












「で、無事に捕まえられた訳なんだが……」

「むきゅぅ~……」

「見事に伸びてるわね」

「気がつくまで介抱するしかなさそうだな。パチュリー、頼んだ」

「ふぅ、やっぱりこういう事になるのね」

「私は寒いから火でも起こしてるぜ」

「煙が出ないのならいいけれど、そんな事できないでしょうから火起こしは禁止」

「えー? なんでだよー。寒いじゃんかー。ぶーぶー」

「理由は私が喘息持ちだから。それと駄々をこねても無駄よ」

「喘息持ちって動物は大丈夫だったっけ?」

「そんなの駄目に決まってるじゃない」

「じゃあそれは大丈夫なの?」

「それって?」

 霊夢が指差したのは魔理沙が助けた誰かでした。

「おお、良く見れば猫耳が生えてるじゃないか」

「良く見なくても生えているでしょうに…… あれ、やっぱりだめだった?」

 それに気づいたパチュリーはふるふると震えていました。

「おーい、大丈夫かー? パチュリー」

「やっぱり喘息に動物は禁物よね」

「……ぃぃ」

「え?」

「最っ高にハイって奴ねぇぇぇぇ!!!」

「「何故に!?」」

 何の前触れも無くスーパーハイテンションになったパチュリーに二人は驚きました。

「ああ今なら咲夜の気持ちがわかるわ! 確かにこれは破壊力満点!
 確かに……確かにレミィにコレをつけた時の事を考えたら…… ぶぺらっ!!!」

 パチュリーはそれだけ言うと、盛大に鼻血を噴きながら後ろに倒れこみました。
 その顔はこれでもかというほどの満面の笑みを浮かべていました。

「どうしたんだ、パチュリー! 何があったんだ!?」

「ネコミミ……モード………で、す」

 かくり。

「う、嘘だろ? パチュリー…… お前がこの程度で死ぬなんて……」

「ねぇ…… 返事をしてよ、パチュリー…… パチュリー………」

 パチュリー・ノーレッジ、辞世の句は『ネコミミモードです』。

「ん、ぅぅ……」

「「パチュリィィィィぃぃぃーーーーーー!!!!!」」

「ぅきゃあっ! 何!? 何が起きたの!?」

 猫耳少女がタイミング悪く二人が叫びだす直前に目が覚めてしまい、あまりの大音量に全身の毛を逆立てて警戒姿勢に入りました。
 彼女は霊夢たち三人に気付くと、しばらく様子を伺っていましたが、その内の一人であるパチュリーが倒れている事に気づくと、恐る恐る近づいていきました。

「あ、あの~……」

「ん? 気がついたのか……」

「ごめんなさいね… 今は構ってる暇は無いのよ」

「それはいいんだけど、その人はどうして倒れてるの?」

「あー、それはな……」

 魔理沙は言いにくそうに言葉を濁しました。
 そりゃ、誰だってあの状況の説明はし辛いと思います。
 そこへ霊夢が助け舟を出しました。

「あなた、目を回して落ちてたでしょ?」

「あ、うん…… そうだった…気がする」

「それで私たちが助けたはいいんだけど……」

「ええっ!? じゃあ私のせいでその人は倒れちゃったの!?」

「まぁ、そういう事になる……のかな?」

「大変大変! ああっ、血があんなにいっぱい出てるよ!」

 謎の猫耳少女は自分のせいでパチュリーが倒れてしまったと早とちりして大慌てです。ある意味正解でしたが。
 それとは逆に、慌てふためく少女を見ている内に、霊夢と魔理沙は落ち着きを取り戻していきました。

「あー、多分そっとしておけばそのうち復活すると思うぜ? あのメイドと同じなら」

「え? そうなの? こんなに血が出てるのに?」

「ちょっとのぼせたようなものだからあんたが気に病むほどじゃないわよ」

「へー。じゃあこのちり紙を鼻に詰めておけば大丈夫?」

「ぎちぎちに詰めとけば大丈夫だと思うぜ」

「藍様に言われた通りにちり紙持っててよかったー」

 少女は懐から取り出したちり紙を、パチュリーの鼻にこれでもかというほどぎゅうぎゅうに詰めました。

「ふぅ、これで大丈夫かな?」

「おう、助かったぜ」

「ついでに目が覚めるまで休ませる場所があると嬉しいんだけど」

「うーん…… じゃあ私のおうちに案内するよ!」









「はい、お茶」

「あら、気が利くじゃない」

 猫耳少女の住処に案内された二人はおこたでのんびりとくつろいでいました。いくらなんでも気が緩みすぎです。
 ちなみにパチュリーは部屋の隅に転がされてます。

「えへへー。私、お客さんが来るの珍しいからちょっと嬉しいんだー」

「そりゃそうだ。こんな所までわざわざ迷いに来る奴はそういないぜ」

「そうだよねー。あははははー」

 少女もおこたに入ってお茶の間がほのぼのとした空気に包まれました。

「……ってそうじゃん! 普通の人はこんな所まで来ないはずだよ!」

「失礼な。私はいたって普通だぜ」

「どこが普通なのよ。普通の人は神社に来たらまずお賽銭を出すわ」

「違うな。逆に考えるんだ。『お賽銭を出す奴は怪しい』ってな」

「うー、でも追い払うのはもうちょっとまったりしてからでいいやー」

「うちに集まって宴会したいんだったら終わってからの掃除を手伝うか、時間外労働手当てを払うべきよ」

「私が掃除したら何もかもが綺麗さっぱりだぜ」

「藍さまの作ったおやつのちゅ~かまん~♪」

「それはいいわ。だったら宴会が始まる前に散らかしそうな奴らを片っ端から掃除してくれない?」

「そんな事したら宴会のメンバーが揃わないぜ」

「はふはふ♪」

「そもそも神社を宴会場にするのが間違いなのよ。レミリアに頼めば広間ぐらい空けてくれるでしょ」

「室内はだめだ。開放感が足りないぜ」

「もきゅもきゅ♪」

「どこで宴会しても変わらないと思うけど」

「空を見上げながら焚き火を囲ってマイムマイムだぜ」

「外だと、もきゅ、そんなのが、はふ、流行って……ごくん、るんだー」

「こいつの言葉を鵜呑みにすると危ないわよ」

「喋るか食べるかどっちかにするのがマナーだぜ」

「藍さまにも言われたよ、それ」

「マナーを語る前にマナーを身につけなさいよ」

「私ほど品行方正な人間はそういないぜ」

「暇つぶしのために人のところに押しかけてくるくせに」

「安心しろ。お前も暇を持て余してるだろうから心配して様子を見に行ってるだけだぜ」

「そうだよねー。お友達と遊ぶのって楽しいよねー」

「わかってるじゃないか。限りある人生は楽しまなくちゃ損だぜ」

「あなたは普段どういうことしてるの?」

「私はあれだ。昼と夜は普通の魔法使い」

「こいつの普通は人様の家に突撃をかけるけどね。文字通り」

「どんな感じに?」

「全速力で門番を跳ね飛ばす」

「うわぁ…… 痛そうだなぁ……」

「伊達に黒い箒星とは呼ばれてないぜ」

「おー、かっこいいー」

「誰もそんな呼び方してないから」

 三人とも完全に目的を見失ってます。
 これが冬のおこたマジック。一緒にぬくぬくすればもうお友達です。

「……知らない天井」

「お、眠り姫のお目覚めだぜ」

「おー、ほんとに血止めだけで起きたよ」

「ここは……?」

「この娘の家よ。この娘のおかげで雪の中に寝かせずに済んだんだから礼ぐらい言っておくべきよ」

「ありがとう。助かったわ」

「どういたしまして」

「じゃ、パチュリーも気がついたしそろそろ行くぜ」

「そうね。すぐに飛べそう?」

「ええ、魔力が無くなった訳じゃないから大丈夫よ」

「……もう行っちゃうの?」

 少女の表情が悲しそうに歪みます。

「名残惜しいが私たちにはやらなくちゃいけない事があるんだ」

「お茶、美味しかったわよ」

「霊夢のところはいつも出涸らしだからな」

「余計な事は言わんでいい。……もう、何て顔してるのよ」

「え……?」

「別にこれが今生の別れって決まった訳じゃないんだから。笑顔で別れないと会えるもんも会えなくなるわよ?」

「笑う門には福来る、ってな」

「何をしてるのかしら? すぐに発つのではなかったの?」

「世話になったんだ。これぐらいはしといても罰は当たんないだろ?」

「……うん、そうだよね。お友達と別れる時は笑顔!」

「わかってくれたみたいね」

「また会おうね!」

「おう、生きてりゃまた会えるさ」

「今度こそ行くわ。元気でね」

「うん!」

「もう一度礼を言っておくわ。ありがとう」

「うん、また来てね!」

 そして三人は飛び立って行きました。
 でもいいのでしょうか。何か大切な役目があった気がするのですが……

「あれ? 何か忘れている気が……」

 そうです。思い出すのです。

「あ、名前聞き忘れた」

 ………違うと思います。

「今度会ったら聞けばいいやー」







 ふよふよ。
 こちらでも何か忘れている気がします。

「で、何処へ行けばいいのかしら?」

「てきとーに飛んでりゃどうにかなるぜ」

「道を聞いてこなかったの?」

「聞くほどの相手がいなかったのよ」

「じゃあ聞くけれど、さっきの娘は?」

「「あ……」」

 こっちはしっかりと思い出せました。









「おーい。まだいるかー?」

 魔理沙が呼びかけると、さっきの娘はすぐに出てきました。

「どうしたの? 忘れ物?」

「まあそんな所だ」

「ちょっと道に迷ってたのを忘れててね」

「そうだよねー。この辺りって雪ばかりだし、風向きも変わっちゃってるから道に迷っちゃうよねー」

「探査の魔法も効かなくて困っていたのよ」

「そりゃそうだよ。ここは迷い家だもん。……ってそうだ! 侵入者は追い返すんだった!」

 ようやくこちらも目的を思い出せました。よかったよかった。

「「気付くの遅っ!!!」」

「という訳で……仙符『鳳凰展翅』!」

「待った無しっ!?」

「パチュリー水だ水っ!」

「仕方ないわね。水符『プリンセスウィンデネ』」

「きゃー! 水はイヤー!」

「おお、見た目だけじゃなく性能も猫っぽい」

「やめてー! 水やめてー!」

「道を教えてくれるだけでいいのにねぇ」

「こんな、状況で、誰が、落ち着いて、道案内、できる、かー!
 ていうか、もう、帰れー!」

「やっぱりネコは可愛いわぁ……」

 パチュリーがまた発作の一歩手前まで来ています。

「目が怖いよー!」

「……早いところ道を教えないと貞操の危機だぜ?」

「道さえ教えてくれればコレは引きずってでも行くから」

「止めて、くれなきゃ、案内、できない、てば!」

「魔理沙」

「あいあいさー」

 魔理沙はおもむろにパチュリーの背後に立つと……

 ぱこんっ!

 いつもの箒でパチュリーの頭をはたきました。
 魔法の腕はすさまじいですが肉体能力では圧倒的に劣るパチュリーですから、この程度でもあっさりと気絶してしまいました。

「ちゃんと手加減したでしょうね?」

「当たり前だぜ。きっかり10分後に目覚めるようにセットしたからな」

「ぜはぁ、ぜえ、はぁ……」

「どんな時限装置よ……」

「私が開発した使い道が微妙な魔法シリーズその129だぜ」

「はふぅ、ふぅ……」

「こんなしょうもない魔法が129個も……」

「甘いな。かりんとうよりも甘いぜ」

「助かったぁ……」

「シリーズは現時点で326まであるぜ」

「もっと役に立つ魔法は無いの? 主に私のためになる」

「無いな。主に人のためになる魔法は」

「怖かったよぉ…… 藍さまぁ……」

「さて、そろそろ道を教えてもらうぜ」

「あっちにまっすぐ飛んで行けばいいはずだよ……」

「そう、ありがとう。それじゃ、今度こそ行くわ」

「お願いだから、もうここには来ないで…… 特にそっちの紫の人……」

「ここでの事は夢だったって言っておけば……と、これで落ちないか?」

「騙されるかどうかは別問題だけどね。それだといい感じに首が絞まってるわ」

「バランスが取れてるから気にする程の事じゃないぜ。割と簡単に騙されそうだけどな」

「そうね、そう簡単には死なないだろうし。確かに本の知識しかないからね」

「今度は花見で会おうぜ」

「それがいいわね。私の神社以外の花見で」

「うん、そうだね。……そうだ、名前聞いてもいい?」

「私は素敵な神社の巫女の博麗霊夢よ。お賽銭を忘れなければ大歓迎よ」

「私は普通の魔法使いをやってる霧雨魔理沙だ。で、こいつがパチュリー・ノーレッジ。引きこもりのむらさきもやし」

「私は橙だよ」

「橙ね。憶えたわ」

「おう。またな、橙」

「うん、またね」

 そうして二人は一人をぶら下げて飛び立ちました。
 橙はその背中が見えなくなるまで、ずっとその場で見送っていました。
どうも。パチュリーのキャラがやばい方向で固定さr(セントエルモピラー
第二話でしたがどうでしょう? 咲夜もやばい趣m(ソウルスカルプチュア
ああ、もう橙は純粋で可愛いなぁ。藍様がベタベタな訳ですよ。そんでもって教育ママな訳d(センコシネン
橙が目を回したのはパチュリーの解説で頭がパンクしたからです。自分もまともに聞いたら気分が悪くなると思います。
黒い箒星。あと二人黒いのが揃えばあの技を使えます。「行くぞ! ジェtt(ブレイジングスター
おこたマジック。あれは防ぎようがありませんよ。ぬくぬく。
橙も霊夢も魔理沙もみんなおこたでまるくなる。ぼうぎょりょくがあがった!
それでは予告をして終わりたいと思います。


『黒猫をしとめて迷い家の金品を強奪し、幸せいっぱい夢いっぱいになったおとぼけ三人組』
「私はとぼけてなんかいないわ」
『しかし、いたちの最後っ屁とばかりに夜の墓場の運動会に出場させられてしまうのだった!』
「わかりにくいけど、猫娘つながりね」
『ここで負けてはせっかく奪った品々を奪い返されてしまう! 一度の敗北も許されない舞台で、無事に勝利を収めることができるのか!?』
「運動会程度なら負けても無事でいられると思うのだけど」
『次回、魔理沙の熱血行進曲~それゆけ大運動会 第三話「恐ろしき計画! 明かされし闇のルール」』
『ちょ、こうま組使うなよ!? 空気読め!』
「……人間魚雷でリングアウト?」
シロ
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コメント



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2.60MIM.E削除
そっち向かないわよとかぬっくぬっくあたりで笑ってしまったので
次も期待しています。役に立たない魔法シリーズの全貌はいつ明らかに!?