Coolier - 新生・東方創想話

Gensou Radio!

2006/02/18 09:53:16
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この作品は某webラジオをパクr オマージュまたはパロディ化したものです。
それでも読み進めるお方は CV斎藤桃子さん 浅野真澄さんでお楽しみ下さい。




――――――




「ええ、ええ、ありましたともさ!」
「いきなり、すごいテンションですね、コマチン。」

「というか、あんただよ!」
「えぇーー!?」

「もーなんかね、よーちゃんが番組放送前にとても放送できないようなことバンバンきいてくるんですよ!?」
「だって、最近素朴な疑問が次々浮かんでくるんですもん。」




「「Gensou Radio!」」




「はい! みなさん幻想郷まして幽霊は! 魂魄妖夢です。」
「みなさん幻想郷まして死神は! 小野塚小町です。」

「この番組は幻想郷の世界をより知ってもらうために、半分幻の庭師こと魂魄妖夢と」
「三途の水先案内人こと小野塚小町がお届けする」
「究極の美少女弾幕STGラジオ番組です。」

「はいっ、そういうことでね、よーちゃん。今日はバレンタインデーだよ!」
「えっ、コマチン、でも、これが放送される頃にはもう過ぎてますよ?」

「いいじゃない、別に録り貯めしてることくらい周知の事実でしょ。」
「ですけど、リスナーの方の中には知らない方がいるかもしれないじゃないですか……。」

「まあまあ、それでね、よーちゃんは誰かにチョコあげたの?」
「私ですか!? 私は幽々子様には毎年差し上げていますよ。」

「それはそうだろうけどさぁ~、他にはいないの?」
「他の方ですか? ……そうですね、今年はもう1方に差し上げましたよ。」

「えっ、誰!? 誰にあげたの? 庭の手入れをしてたら突然告白してきたっていう浮遊霊?」
「違います!! なんでそうなるんですか、もうっ!! 恩師の方ですよ!!」

「恩師って、それは世渡りの術として?」
「ちょっと~、それも違いますよ! なんだか、この前お会いした時に『感謝をモノに込めることは悪いことじゃないのよ。』とおっしゃっていたので、早速実行したわけです。」

「えー、本当? その恩師も厚かましいねぇ~。」
「あはははははは」

「……あっでも、その方って閻●様ですよ?」
「…………へっ?」

「ですから、●魔様ですよ。」
「映●様? …………あのっ、『厚かましい』っていったところカットしてください。」

「あ、あのー、私、恩師っていうからよーちゃんのお爺さんとか思ったので、あのー、今の『厚かましい』っていたところは完全にカットしてください。」
「あはははははは」

「よーちゃん、そういうことはもっと早くいいなさいよ! ちょっと! 今ので完全に半分くらいになったよ? 私の死神生命。マジで!」
「編集ポイントはどうします?」

「だから、絶対カットしてください。いやいや、無理とかいわないで、……というか、最初から違う話しようか?」
「全カットですか!?」

「というか、あんたいうの遅いんだよ! ビックリするじゃん! ちょっと~、もうっ! あたいホント寿命が半分に縮んじゃったよ。なんつーの、デ●ノートでいうところのさぁ、死神の目を手に入れちゃった人みたいな?」
「コマチン、既に死神じゃないですか……。」

「いやね、●姫様は私がすっっっっごく尊敬するお方でね。誰だ! 『厚かましい』なんていった奴は!」
「あはははははは」




――――――


「その恩師も厚かましいね。」
「あはははははは」
「その恩師も厚かましいね。」
「あはははははは」
「その恩師も厚かましいね。」
「あはははははは」


――――――




「うわーん、あたいまだ死にたくないよ~。だから、カットでお願いしますよ! 絶対ですよ!」
「時間も押してきたので諦めてください。コマチン。」

「……というかさ、よーちゃん、あれワザとでしょ?」
「違いますよー。」

「それでは、今週も『Gensou Radio』」
「斬り潰しちゃっても…いいですか?」




「この番組は香霖堂、永遠亭の提供でお送りします。」




――――――――


「私の瞳が真っ赤に光る! あなたを倒せと輝き叫ぶ!」
「甘いわよ、ウドンゲ!」

「師匠!」
「うさぎ好きなら言わずもがな! 天網蜘網」

「捕蝶の法!」
「見なさい! 香霖堂が……」

「「萌えている~!!」」

「ホームページなら『てるよドットコム』」


――――――――




「改めまして魂魄妖夢です。」
「改めまして小野塚小町です。」

「それでは今週のふつおたを紹介しますね。ラジオネーム『紅いお家の瀟洒な従者』さんからいただきました。ありがとうございまーす。」
「ございまぁ~す。」

『よーちゃん、コマチン、幻想郷まして人間は!』」
「わ!」
「『最近勤め先のお嬢様方が思春期になられたのか、私に色々と答えづらい質問を連発して困っています。よーちゃんやコマチンもそんな返答に窮するようなことがありましたか?』だそうです。」

「ええ、ええ、ありましたともさ!」
「いきなり、すごいテンションですね、コマチン。」

「というか、あんただよ!」
「えぇーー!?」

「もーなんかね、よーちゃんが番組放送前にとても放送できないようなことバンバン聞いてくるんですよ!?」
「だって、最近素朴な疑問が次々浮かんでくるんですもん。」

「だからってね、小さな子供が『お母さん、赤ちゃんってどこから産まれるの?』的なテンションで色んなこと聞いてくるから……もう、あたい、受け止め切れないから!」」
「あはははははは」

「だから、アヤーに任せたってパスをするとね、あの娘、物凄い剛速球を投げてくるんですよ!」
「『天狗烈風弾』顔負けの速度でしたよねぇ~。流石は幻想郷一の俊足というべきなんでしょうか……。」

「あと、放送作家の紫さんは紫さんで……変化球? スキマからなんか取り出そうとするし……。」
「『ストレートとカーブの夢郷』って感じでした。」

「もうねぇ~、あたい、全部聞こえない振りしちゃったよ。」
「あはははははは」

「勉強になった? あんな感じだったけど……。」
「はい! すっごく一杯学びました。」

「あたいは答えられないので、これからはアヤーや紫さんに聞いてよね。」
「いや、でも、コマチンの意見が一番良かったですよ。」

「コラッー! そんなことない! あたいは何もいってない!」
「あはははははは」

「……とまあ、そんな足の引っ張り合いはここまでとして。」
「あっ、はいっ!」

「そういうことでね……あ、あっ、そういえば、この番組のスタッフでさ、いつもミキサーを調整している藍さんが、なんと! 1ヶ月前から橙ちゃんに構ってもらってないそうです。」
「うわぁ~…………おめでとうございます!」
「おめでとう!」

「……って、超怒ってる、めっちゃ怒ってますよ!」
「藍さん~、最初に『おめでとう』っていったのはよーちゃんですからね~。」
「はい! ……って違いますよ! ああっ! なんか物凄い速さで回転始めてるぅ!」

「ということでね、橙ちゃんに構ってもらっていないらしいので、いったいどんな経緯があったのか、ここでですねぇ~藍さんに語ってもらいたいと思います。どうぞ!」




――――――――


「……え~、まあ、色々ありまして、え~、離れちゃったわけですけども、まあ、基本的には橙がですね、一人前の式神になろうと一念発起したわけですよ。え~、それでね、いつもべったりだったあの娘が私から距離を取り始めたわけです。え~、お互いの為とはわかっているし、ありがたいことだとはわかっているのですよ。だから、これはお互い前向きな形でね、未来の為の一時的な別離だというわけですよ。」


――――――――




「はいっ! ということでね。きっとね、OA上ではここで藍さんの独白が流れると思うんですけど。」
「えぇ~!! 聞きたい! 聞きたいです!」

「まあ、式神の関係は続行中なんだからいいじゃん!」
「そうですよ~。」

「なんだったら、よーちゃんがさ、藍さんの心の隙間を埋めてあげたら?」
「藍さんをですか?」
「うん。」

「でも……私、モテ期のはずですよね。藍さんからいってきてくれるんじゃないですか?」
「……あっ、聞いたぁ!? 藍さん。」

「そういえば、藍さんって両刀だったりするんですか?」
「……両刀? どうしたの突然? しかも、それはよーちゃんのことでしょ?」

「二刀流って意味じゃないですよ。ほらっ、紫さんもモテ期じゃないですか? どっちのモテ期に作用するかわからないじゃないですか?」
「……よーちゃん、それは両刀じゃないからね? 覚えたての言葉を使いたい気持ちはわかるけど……。」
「そうなんですか?」

「でもさ、それはそれですごいよね? 藍さんと紫さんは主従なわけじゃない。」
「はいっ!」

「濃いよねぇ~。己の式神に元気がないのを見かねて、紫さんが藍さんを呼び出す。」
「おお~!」

「それでね、紫さんが『藍、服を脱ぎなさい』ってね。」
「すご~い! ドラマみたいですねぇ~!」

「……なんか、今日はどうしても話が下ネタに走りそうだから、そろそろ次のコーナー行こうか?」
「そうですね。そういうことで私たちへの質問なんかも受け付けていますので、じゃんじゃん送ってきてくださいね。待ってまーす!」




――――――――


「ねぇ、コマチン。この番組ってどんな番組なんですか?」
「あのねぇ、究極の美少女弾幕STGラジオ!」
「…………へぇ~。」


「「Gensou Radio!」」


――――――――




「小町先生の偏差値0からの一般常識~!」

「このコーナーは『半人半霊の半人前』であるよーちゃんに、この小野塚小町が一般常識を植え付けてあげようというコーナーです~。さあ、よーちゃん、どこからでもかかって来なさい!」
「はいっ! では早速ですが、これを教えてください! ……えーとラジオネーム『娘細胞のフラワーマスター』さんからいただきました。ありがとうございます。
「ありがとうございます~。」

「えーと、『phantasmagoria』」

「……うん?」
「ファンタズマゴリアですよ。」

「ファンタズマゴリア?」
「はい。」

「……ファンタズマゴリアについて答えよ?」
「はい、ヒントとしては英語の名詞です。」

「あっ、わかった~!」
「流石は死神ですねぇ~。」

「……死神、関係なくない?」
「あっ!……」

「バカにしてる! この娘、絶対私のことバカにしてる!」
「流石はコマチン!」

「『ズマゴリア味の美味しい炭酸飲料』のこと?」
「違います。全然違いますよ~。それにファンタ以前にズマゴリアって……。」

「はいっ紫さん、カンペで『どんな味?』とか書かない! ……まあ、完全にスルーしますけどね。」
「あはははははは」

「英語なんでしょ?」
「はい。」

「わかった、あれだ! 『年齢に関係なくずっとファンシーなことを喋り続ける人』のこと。」
「それも違いますね~。」

「だから、『例えば?』なんてカンペは三途の川にポイっなんですけどね。」
「あはははははは……、まあ、確かにファンタジーな感じがするものではありますよ。」

「ファンタジー? あれかな? 『初孫を夢みる人』」
「なんで、マゴが日本語になっているんですか!」

「だってファンタズ・マゴなんでしょ!? えっ? なになに『現象』のこと?」
「あっ、はいっ!? そんな感じです。」

「……よーちゃん、本当にわかってる?」
「わかってます、わかってます! 現象のことですよ。なんかフワーっと来てフワーっと走り去っていくんですよ!」

「こっちに来て、走り去る? もっとヒントヒント。」
「ですから、ファンタジーが来たり去ったり繰り返すんですよ! 私は見たことないですけど、コマチンのお客さんなら全員見ているんじゃないですか? こう、死ぬ間際なんかにフワー! って…………」

「…………よーちゃん、それさ、もう正解だよね? 正解いっちゃってるよね?」
「えっ、あれ!? ちょっと行き過ぎちゃいましたか? …………あぁーー! 行き過ぎちゃった!?」

「うん、ヒントじゃないよ、それ。」
「えーと、正解は『走馬灯』または『次々に去来する幻影または幻想』」

「……だからさ、それってさ、よーちゃんがいったことだよね? 『死ぬ間際にフワー!』って、まんまじゃん!」
「いっちゃったぁ~~!!」

「コーナー潰しっていうんだよね、そういうの。……この娘、コーナー潰しだ。」
「……やっぱり、説明文はきちんと読んでないとダメですね。」

「読んでなかったの!? ちょっと! 次、次の問題!」
「大丈夫ですよ、まだ問題あるんで……行きますよ!」

「次の問題はラジオネーム『ずいぶん幻の初代庭師』さんからいただきました。ありがとうございまーす。」
「ございまーす。」

「えーと、『華胥の国に遊ぶ』」
「かしょの国?」
「はい。」

「国と遊ぶはそのままでいいんだよね?」
「ええ、そうですよ。今回は流石にやる気がありますね。」

「そりゃあ、こんな衣装着ていて慣用句ができないと和風死神の沽券に関わるからねぇ~。」
「おおっ! 慣用句ということまでわかりますかぁ!」

「じゃあ、行きますよ『俳句とか短歌の大会を開くこと』」
「おおぉぉっ! 流石、和風死神! 不正解でーす!」

「なんか、ムカつくんだけど……、ムカつくよ?」
「あはははははは」

「じゃあ、細かく分けていくよ?」
「はい。」

「かしょでしょ? これがわからないんだけど。歌の書じゃないんだよね?」
「はい、そうですね。」

「国は国でしょ?」
「はい。」

「遊ぶも普通に遊ぶってこと? それとも詩とか音楽の方?」
「えーと、どうなんでしょうね?」

「えっ? 『遊ぶは別天地に身をゆだねる』の意味なの?」
「へぇー、そうなんですか。」

「……よーちゃん?」
「いや、ちゃんとわかってますよ! 今の私は多くを語らないんです!」

「それはそれで致命的な気が……まあ、いいや、えーとね『景色の良い所でサボタージュする』」
「ちょっと近いですけど、不正解ですねぇ~。……もうファイナルアンサーでいいですか? 大丈夫ですか?」

「違うっていわれた後に『はいっ』っていうかぁ! 違うっていわれたらもう1個くらい答えるわ!」
「あはははははは」

「ちょっと漢字を見せてよ。」
「えっ、あっ、はい、どうぞ。」

「華胥? 華は花でしょ? 胥? うーん、どっかで見たような……」
「おぉ~~。」

「あっ、わかった!『花のたんぱく質は世界一ィ!』ってこと?」
「流石は和風死神! すごいです! …………はいっ、そういうことで正解を発表したいと思います。」

「殴っていい? ねぇ、殴っていい? グーで。」
「『よい気持ちで昼寝する』という意味です。」

「はっはぁ~。でもさ、私そういう意味のこといったじゃない。サボタージュといったらお昼寝と同意義でしょ!?」
「それはサボタージュの泰斗にしか、わかりかねると思いますよ……。」

「えっ? なになに、『たんぱく質は蛋の字で文字が違う』そうだっけ?」
「へぇ~、そうだったんですかぁ~。」

「よーちゃん?」
「ということで、このコーナーではみなさんから小町さんに説明してもらいたい一般常識を募集しています。必ず正解も書いてきてください。以上、『小町先生の偏差値0からの一般常識~!』のコーナーでした。」




――――――――


「……美しいわね。」
「はいっ! とても美しゅうございます!」

「そこまでわかっていて何故この胡蝶夢丸を手に入れないの!」
「香霖堂は全国に6店舗!」

「迷いの竹林、幻草原!」
「幽明結界、大蝦蟇の池!」
「永遠亭に、無縁塚!」

「あっ、師匠! ここは月面です!」
「だったら、『てるよドットコム』よ!」


――――――――




「「Gensou Information!」」

「このコーナーは『Gensou Radio』の最新情報や今後の展開などをどーんと紹介していっちゃおうというコーナーです!」

「それでは、このコーナーのマスターを紹介しましょう! 男子中学生のセッティングした合コンに参加したことのある、アヤーこと射命丸文さんでーす!」
「ちょっと! ちょっと待ってくださいよ!! いきなりなんですか、それは!」

「だって、打ち合わせの時、紫さんにそんなこといってたんでしょう?」
「だからって、……ああっ! そんなこといってた気も!」

「ほらっ、やっぱり……」
「あれですか? あれなんですか? アヤー……」

「違いますって! 天狗仲間でそういうのが好きなのがいて、私は数あわせで参加したんですよ!」
「でも、参加したんでしょ?」
「うわぁ~~~~ ……アヤーも大変ですね。私のように自分のプライベートを切り売りして……」

「いやっ、ここで同情されましてもね……。私はあなた方のようなパーソナリティじゃなくて、単なる広報担当なんですから。そこのところお願いしますよ!」
「あー、はいはい……。それでさ、実際どんな感じだったの?」

「ナチュラルに話を蒸し返しますね……。いいじゃないですか、どうだって! ……それに見た目女子中学生な私が参加したって傍目からはわかりませんよ。」

「…………………………」
「…………………………」

「ああっ! 放送事故になる! それに物凄く可哀想なモノを見るような目で見ないでくださいよ! ……もう、話を進めますからね?」
「あっ、うん。」
「はいっ。」

「はいっ、それでは改めて、幻想郷まして妖怪は! 伝統の幻想ブン屋こと射命丸文です。」

「それで今日はいったいどんな情報が?」
「今回は特にお知らせすることはありません。このラジオを収録したCDは香霖堂各店で好評予約受付中です。インターネットとして『てるよドットコム』さんや『コーリンスタイル』で受け付けております。翌日の『文々。新聞』折込チラシからも可能です。是非是非、よろしくお願い致します。」
「よろしくお願いします。」
「します。」

「それとですね、いままで収録したラジオの妖夢さんと小町さんの会話のセリフを、そっくりそのまま花映塚の対戦前の会話風に当てはめた、オマージュしたものが収録されています。」
「ほぉ~」
「おぉ~、すごいですねぇ~。」

「驚くほど違和感のない会話展開に、このラジオの殺伐とした会話を改めて実感させられる内容となっております。」
「って、おいっ! 違うでしょう? こんな華やかな乙女の会話になんてことを! そうでしょう? よーちゃん!」
「はいっ! その通りですよねぇ~、コマチン。」

「そこでムキになるところが、おかしいと思うんですけどね……。まあ、その答えはみなさんがお聴きになって判断してくださいね。以上です。」
「ありがとうございましたー。」
「はい、ありがとうございましたー。」

「ということで、このコーナーでは『Gensou Radio』についてアヤーに聞きたいことを何でも募集しています。アヤーが答えられる範囲で答えてくれるそうです。以上「Gensou Information!」のコーナーでした。」




――――――――


「うーんと、この波長をあーして、こーして……。」
「ウドンゲ? 何をしているの?」

「はいっ、胡蝶夢丸を注文しています!」
「だからあなたは未熟なのよ。」

「香霖堂に直接行って最新作とご対面よ! ホームページは『てるよドットコム』!」
「そうですね! 香霖堂に月面波紋(ルナウェーブ)!」


――――――――




「はいっ! 『Gensou Radio』もそろそろおしまいの時間です。」

「ということでね、今日はね~、のっけからすごい疲れたよ。でもね、私の尊敬するあの方なら、さっきの会話は不可抗力だとわかっていただけるはず!」
「いきなり伏線張っておくんですか?」

「ということで、リスナーのみなさんにはよーちゃんの黒さがよく理解できたと思います。」
「だから、なんでそんなことになるんですか!」

「下ネタも連発するしねぇ~。OA関係なく、ね!」
「そんなことよりも、今回はアヤーのプライベートが垣間見れた放送でしたねぇ~。」

「ほらっ! そうやって、スタジオの外で反論できない人に話を擦り付けるわけですよ。」
「違いますよ!」

「まあ、そういうわけでね、『Gensou Radio』」
「お相手は魂魄妖夢と」
「小野塚小町でした。また来週も」

「斬り潰しちゃっても…いいですか?」




「この番組は香霖堂、永遠亭の提供でお送りいたしました。」




――――――――END
みなさん、幻想郷まして創想は! 須天でございます。

なんか電波を受信したので書き起こしてみました。
ただ、それを再発信していいものか、どうだか……。

完全なパロディなので、元ネタ知っている方にニヤリとしていただけるだけで幸いです。
ラジオ片手に読み直していただけると、再発見があるかも?
須天
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コメント



0.990簡易評価
7.100ちょこ削除
なんかどっかのラジオだったか思い出せねぇ;;
ソル○ィレイ○ィオかな;??

マジ新しいジャンルを開拓した感覚でしたw面白いっすw
28.無評価名前が無い程度の能力削除
CMがツボでした。続編期待。