Coolier - 新生・東方創想話

Stick the beetle on the face

2020/04/29 18:01:51
最終更新
サイズ
2.14KB
ページ数
1
閲覧数
917
評価数
4/8
POINT
520
Rate
12.11

分類タグ

芳香ぁぁマスクですよぉぉ
ヤメロ!
ホ~ら、ホ~ら!ルールールー
顔につけるな!


霍青娥は大陸から仕入れて来たマスクを芳香の顔面に擦り付けている。

暇すぎてやることが無いから、新しい刺激を求めてしまった結果ごれがっだ。




「予防線を張っておかなければこの戦、勝てませんてぇねええええええ」

 ムスクという大方男性用の香水をしっているだろうか。そう、マスクとムスクは一文字御違いなのだ。

 だが、辞書で引けばわかると思うが、マスクはマ行でも前半、ムスクはマ行の中盤後半に出てくる。

 つまり、マスクは空気中漂う何かを予防するものであります。ですから、空気中を漂うムスクの香りにも役に立つんです。

 しかし、それは一般常識であって幻想郷でそれが通じるとは限らない。 

「やーめー、私はそもそも、息してない~」

  駄目。……姐様。芳香はもう死んでる。……死んでいるんだよ。

  うるさい、アンタなんかに何がわかるって言うの!

  姐様は現実から眼をそらしているだけ!

  私、もっと、お話したかったのに。思ひで作りたかったのに。

  姐様。び、ビフテキ~ビフテキ~

  で、アンタ誰? さっきからまとわり憑いて 

「出来た。すてきなマスク美人!」

 芳香にはしっかりとマスクが嵌められてしまったのだった。
 
「それ、褒めてない~」

 本当はマスクつけてなくても可愛いよ。ちょっと、腐ってるけど。

「そこに気が付いてしまうなんて。なんて、メメントモリなんでしょう」

 そうだ、どんな偉人でも咎人でもいずれ人は死んでしまうのだ。


物部『大変だ、脈も無い。これは地脈の影響をうけているのか?』
 
蘇我『いいえ、心臓が止まっているだけだよ。エピネフリンを0.1㎜グラム投与』

青娥『ヤメロこの痴れ者共め、私の芳香に何をする』

蘇我『心臓が停止したら、脳に酸素が行かなくて腐ってしまう』

芳香『ビフテキ~ビフテキ~』


「青娥、分かってくれた~? マスクは私に意味がない~」

「納得できません。そんなの、納得できません。すてきなマスク美人であることもまた事実でしょう」

 しかし、息してなかったどうやって喋っているんだ。

 死んでるのに、肺が膨らんだり知人だったりするのだろうか。

 生憎、肺に知り合いはいない。つまりこれは、事件ですよ。

「……暫く、マスクしてもいい~よ」

「マスク美人よ永遠に可愛がってあげますからね」

「だから、褒めてない~」

 ビフテキ~ビフテキ~それでこそ、それでこそ。

 少し眠った方が良いよ~
戸隠、最近、どう戸隠してたかジブンでも分からないっす!
戸隠ってこんな、感じだったッス?
戸隠
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.120簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
毎度面白いとは思いますよ。
発想も斬新だとは毎回思います。
2.100終身削除
モスクでお祈りする宗教の女性と同じようにマスクで口を覆ってムスクに勝つんですね 怪我してる足を冷やして処置してあげるなんて犬に虐待するのはよくないと思います
5.無評価名前が無い程度の能力削除
るーるーるー
6.100名前が無い程度の能力削除
面白かった!
7.100名前が無い程度の能力削除
チャオ!がないから偽物だ。