居酒屋ミスチー 【第1話after story】

「こんな寒い中よくお越しくださいましたね？」
「まーな、寒い日でも酒は飲みたいもんだ」
「…まさか慧音さんに怒られたわけじゃないですよね？」
ビクッ、体が一瞬で反応した、まさか図星を突かれるとは
「女将の勘をなめてもらっちゃ困りますよ？」
「やっぱバレるよな…なぁ、聞いてくれよぉ」
ぐにゃっと体の力が抜け机にもたれかかり話しはじめた
「いつもの酔っ払い相談ですか？」
「そんなんじゃないけどさ、最近慧音が寺子屋でうまくいってないらしくて家でちょっとピリピリしてるんだよ…どうすればいいかな？」
「なるほど、相談とかしてみました？」
「それが、話しかけたら『これは妹紅じゃ解決できない』って言われちまってさ…もう私は当てにされてないのかな…」
「(これは酔っ払いモードか…)なるほど、妹紅さん、それは女心がわかってないですね」
「女心？私も一応女だぞ？」
「あなたは男勝りな性格ですから、繊細な女性の気持ちがまだわかってないんですよ」
「繊細な…気持ち？」
「えぇ、慧音さんは寺子屋の先生として働いているんです、先生の立場として生徒に弱い姿を見せてはいけないと思っているのでしょう、それが日常生活でも出てしまってあなたに強く当たってしまったのではないですか？」
「じゃあ、私はどうしてあげればいいんだ？」
「あなたはその考え込んでしまっている慧音さんに優しくそばにいてあげてください、そして慧音さんの溜まっている愚痴を聞いてあげてください」
「でも、私じゃ解決できないって言われたし…」
「解決するのではなく、慧音さんの愚痴を吐き出させるのがあなたの役目です、あなたは慧音さんにとって一番信頼のできる相棒でもあるのですから」
「なるほど、そういうことだったのか…」
「これを持って行ってください、縁結びのお酒『仲長寿』です」

寒空の下お酒を持って歩く一人の姿が見えた、彼女は体がポカポカと暖かく先ほどまでの悩んでいた姿はなくなり、今はただ家に帰りたいと思っている、最愛の待っている家に

どもども火油です
こんな感じで、お酒編とそのafter story編を出していきたいと
思ってまーすw
下手なストーリーですがアドバイスを頂けると幸いです！