Coolier - 新生・東方創想話

大なり小なりへにょへにょり

2005/12/07 12:41:38
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注:登場人物のほとんどが相当に壊れてます
  後半に行けば行くほど酷いかも
  いわゆる幼女化物ですが、萌えの要素は皆無です
  解毒剤をご用意の上お読みください
  読み辛い場合は速やかに服用を中止してください
  微妙に永いです。













目が覚める。
何か違和感。
微妙に寝巻きが小さいような…。

単に寝惚けているだけかもしれないと、いつものように着替える。
やっぱり服が小さいよ「よーむー、ごはんー」
思考をさえぎるように主の声。
急いで駆け出し主の下へ。
「は、はい!幽々子様!すぐに用意いたし…ま……」






わが主は、ちっちゃくなっていた。





「のひぇえぇええええええええええ!!!!!」














~大なり小なりへにょへにょり~













「あらー?よーむったらおおきくなったのねー。せいちょうきかしら」
「違います違います幽々子様!寝惚けないで下さい!」
「ずいぶんひどいわね。ごしゅじんさまにむかってそれはないんじゃない?」
だぼだぼになった寝巻きを身にまといながらそんなことを言うわが主。
なぜ気づかないのだろうか。
この間集めた春で頭の中まで春になってしまわれたのか?

「幽々子様よくご自分のことを見てください!何も気づかないのですか!?」
「んー?あれ、むねがよーむみたいにぺったんこになってるわー」

ぐはぁ!
くっ!
さすが我が主!
そのような姿になっても攻撃力の方はなお健在だ!
でも、心底不思議そうに自分の胸をぺたぺた触る幽々子さま萌ゑ!
………
いやいやいやいやいや!
そんなこと考えてる場合じゃない!
とりあえず今私がなすべきことは!!
「よーむー、それよりごはんー」



朝食を作ることだった。





-----------------------------------------


「よーむー、おかわりー」
「そんな小さい体になぜその量が入るのですか…」

小さくなってもその食欲はなお健在。
どころか、下手をすればいつもより食べているのでは?
「わたしもせいちょうきなのよー」
そんなわけあるか!


「よーむー、よーむー」
まとわりついてくる我が主。
とりあえず幽々子様のお召し物は全て使用不能であったため、私の子供の頃の服を着せておいた。
その姿はとてもラヴリーであり、どこかの紅い館のメイドの気持ちが少しはわかった気がする。
いや、大きすぎる服に身を包む幽々子様も捨てがたい!
このままでもいいかぁ。
だって可愛いしね、幽々子様。
「ほーら幽々子様、私を捕まえられますか?」
「よーむー、まてまてー」
ああ、なんて至福の時。








こんなことしてる場合ではない!
原因を探り手立てを打たなくては!
って、もう夕方だし!!!

「幽々子様、出かけましょう」
「どこへー?」
「悪魔の住処へ」


---------------------------------------------

紅魔館。

幼きデーモンロードを頂点とする紅き悪魔の城。
運命を見通し操るその力は数多の猛者を無力な存在へと貶めた。
また、彼女の配下も一癖二癖ある精鋭ぞろい。
入るためには数々の試練を突破せねばならず、例え入ったとしても帰ることは出来ず。
平時なら近づきたいと思わない場所だが今はそう言うわけには行かない。

「たのもーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

門の前で怒声を上げると即座に門番が現れる。

「ちょ、ちょっとなんて声出すんですか!そんなに大声出さなくても聞こえますって!」
現れたのはチャイナスーツに身を包んだ紅髪の女性。
気を操り、侵入するものを阻む紅魔館の戦士。
彼女の持つ力はこの幻想郷の多くの女性達を撃退し、悲しみと絶望を与えたという。

私も大人になったらアレくらいの大きさになるのかな…。

「あのー?さっきから私の胸ばかり見てるような気がするんですが…何の用です?というか視線が怖いですよ」
「は!」
しまった。
思わず凝視してしまった。
私もまだまだ修行が足りないな。
「おお、美鈴。あなたの主に謁見を願いたいのだが取り次いでもらえるだろうか?」
と、私の言葉に突如涙を浮かべる美鈴。
何か変な事を言ったのだろうか。
と、やおら私の手を「がしっ!」という効果音でもつきそうな勢いで握ってくる。
「しょ、初対面の人に名前で呼ばれるなんて!あなた素敵な人です!もう、謁見でも石鹸でも何でも取り次ぎますよ!」
石鹸を取り次ぐって何をどうするんだろうか。
って、ちょっと待て。
「おい美鈴。初対面って何を言ってるんだ?」
「ふぇ?あれー、そういえばどこかで見た事あるような無いような…」
耄碌したかこの門番?
そういえば、彼女はここであまりいい目に遭ってないと聞く。
もしかしたら、苛酷な環境で目を患ってしまったのではないか?
そう思った途端、彼女に対してすさまじいまでの憐憫の情が湧いてきた。
それは目からあふれる熱き魂となり私の頬を流れる。
「美鈴殿!強く、強く生きるんだ!」
「は、はぁ。まぁ、あなたに心配されるまでもなく私は大丈夫ですけど…」
なんて健気なんだ!
貴方ならきっといつか幸せをつかめるに違いない!
天よ!
神主よ!
この幸薄き者に数多の祝福が訪れんことを!
「よくわからないですけど、お嬢様への謁見ですよね?取り次ぎますからお名前教えてもらえます?」
「は!私は魂魄妖夢と申します!」





「え?ええええええええええええええええええ!!!?」
「うぉ!」
唐突に驚く美鈴。
な、なんだろうか?
まん丸になった目がちょっと可愛いとか思ったが、相手の驚き様からするとどうやらただ事ではないことが起こったようだ。
まさか敵か!?
とっさに構える。
幽々子様がこのような姿になった今、私が全力でお守りする以外に無いのだ。

「ちょ、ちょっとどうしたんですかその姿?」

へ?
どうやら美鈴が驚いてるのはこの私自身のことらしい。
だが、私には全く心当たりは無い。
寝てる間に顔に落書きでもされたかと思ったが、それならば最初に顔を合わせた時点で気がつくだろうし。
まぁ、敵がいるわけでもないなら一安心だ。
とにかく当初の用事を済ませてしまおう。
「ってことは、そこにいるのもしかして幽々子さんなの?」
「もしかしなくてもそうだ。まぁ、このようなお姿になってしまわれたがな」
「ふぇええええ…」
私と幽々子様を交互に見やる美鈴。
「とにかく、この件についてレミリア殿の力を借りたいのだ。急いで取り次いでくれないか?」
「わ、わかりました。確かに何か大変なことが起きてるようですね!」
あわてて通用門のほうへとかけていく美鈴。
やれやれ。



程なくして門が開き、謁見の間へと通してもらう。
紅く染まったその部屋では中央に主であるレミリア・スカーレット殿が、
その脇にはメイド長である十六夜咲夜がたたずんでいる。


と、咲夜の様子がみょんな感じだ。
荒い息をつき、血走った目でこちらを眺めてるような。
否、正確には幽々子様を………って、このロリペドめ!
レミリア殿では飽き足らず我が主まで毒牙にかけるつもりか!
慌てて幽々子様を抱き上げる。
「よーむ、あったか~い」
すりすり。
胸に顔を擦り付ける主。
あん、いけませんわ幽々子様。
我々はそのような関係ではないはず。
どうしてもと仰るのならば、せめて人目のつかぬ所で……って!
やばいやばい!
私も危ない道に目覚めてしまいそうだ!
これも全てあの変態メイド長のせいだ。
うむ、そう言うことに決まった。後で斬っておこう。
ともかく早いところ用事を済ませてしまおう。

「………というわけで、どう言うわけか幽々子様が小さくなってしまわれたのだ。そこでレミリア殿に
幽々子様の運命を視て頂きたい。そして願わくばその修正をお願いしたい」
事情をかいつまんで説明する。
「ふーん…。二人そろって随分とまぁ変になったものね」
席を立って歩きながら興味深そうにこちらを見つめる紅きヴァンパイア。



あれ?
今レミリア殿は「二人そろって」と言っていた?
そういえば美鈴も私が妖夢だと気づいてなかったな。
もしかして、私自身も何らかの変化がおきているのだろうか。

「レミリア殿。つかぬ事をお聞きしますが、私も何か変なように見えるのですか?」
「は?何言ってるの?そんなにおっきくなってぱっつんぱっつんな服着てる姿が変じゃないと言うのなら、
私の感覚も随分ずれたものになったのね。って言うかもしかして気づいてなかったの?」

………
「き、気づくとは…一体…」
自分でも声が震えているのがわかる。
これまでの情報を統合するに、まさか私は…
「ほら、咲夜。いつまでもあっちの世界に行ってないで帰ってきなさい。帰ってきたらすぐに鏡を持ってきなさい」
「……まさかあの幽々子がアレほどまでに凶悪な素質を兼ね備えていたとは侮りがたし!幽界の姫君!というかあれでも一応死んでいるのよねと言うことはれみりゃさまには到底行えないようなハードプレイも全部OKのぉぉぉおぷろヴれむぅぅううと言うことにつまりそこはもうひとつのエデン桃源郷と言うことでありあんなことやそんなことやこんなことまで出来ちゃうヴぉおおおおお!!!ってお嬢様直ちにお持ちします!!!」
ただでさえ紅い床を更に赤く染め上げながら走り去るメイド長。
他人事ながら大丈夫かこの館。

とまぁ、ょぅι゛ょマニアの痴態を見たおかげで幾分か冷静を取り戻していた私だが、
「お持ちしました!」の声で反射的に振り向いてしまい、折角取り戻した落ち着きがマスタースパーク張りに跡形も無く消滅する。




私がおっきくなっていた。





「のぅええええああああああああああああああああ!!!!!!」






本日二度目の絶叫。
あ、門相手に叫んだから三度目か。
落ち着きは消滅したはずなのに、いやに冷静にそんなことを考えながら私の意識はどっかの妖怪が出したスキマに飲み込まれていった。




-------------------------------------------------




「うーん、まさか本当に気づいてなかったとはね。主が主なら従者も相当天然ね」
咲夜をふん縛りながらレミリア殿が言葉をつむぐ。
私が気絶した直後、この隙を逃すか!とばかりに幽々子様に襲い掛かったペドメイドに、
鋭角27度の死角より放たれたレミリア殿のマイハートブレイクが直撃。
「お嬢様の愛は激しいわぁああああああ!」と叫びながら撃墜した危険人物を身動き取れないように捕縛している、と言うことらしい。
何でそんな危険人物を飼っているんだ、ここは。

「で、貴方が気絶してる間に運命視てみたけど」
おお!なんと言うすばらしい方だろう!
やはりこのようなすばらしい人物が、危険極まりないニンフォマニアをメイド長などという地位に就かせていることは謎の一言に尽きる。
まぁ、お家の事情と言う奴なんだろうが。
しかし、頼りになるなぁ。
我が主もこれくらい頼りがいがあればいいんだけど。
「視えなかったわ。何か妙な力が働いてるんじゃない?」



頼りにならなかった。


い、いや、何か外部の力が働いているとわかっただけでも収穫ではないか。
それに、この方は無償で協力してくれたじゃないか。
そのような方になんと言う非礼な考えをもってしまったのだ。
恥を知れ魂魄妖夢!
だから貴様はアホなのだ!
この件が解決したら一から修行のやり直しだ!!


「ところで、協力してあげたんだからこっちの頼み事も聞いてくれない?」
ぬ、無償と言うことではなかったか。
だがまぁ、かの方の言うことは間違ってない。
「はぁ、こちらにできることならば」
その言葉を聞いたレミリア殿の目が光ったのを私は見逃さなかった。
「簡単よ。ちょっと幽々子と遊びたいだけだから」
そういって近づいてくる夜の魔王。
言葉に変なところは無いし、態度もいたって普通だが、なぜか私の中の妖怪アンテナが危機を告げる。
やばい!こいつは危険だ!と。
「あ、遊ぶと言ってもどのように?」

この台詞がトリガーだったのかどうか。
幼き帝王はその二つ名にふさわしい本性をあらわした。

「なーに簡単なことよ。ちょっと抱きしめたりほお擦りしたり二の腕をぷにぷにしたり薄い胸をなでまわしたり口に出すのは恥ずかしい部分にアレをナニしたり咲夜が普段私にしようとしてることを試してみた「お嬢様ずるいです!私も混ぜてください!!」ぁはぁそのあとはもう魔理沙から奪った特殊きのこでもってもうあの世の更に先の世界まで逝かごぶぁっ!「お嬢様ぁああああヴぇっ!」」

殴った。
殴り飛ばした。
俗に言う「ぱんちでグーなのねぇ」と言う奴だ。
理解した。
即座に理解完了した。
なぜあんな変態メイドを、と思ったが何の事はない。
奴自身が答えを言っていたじゃないか。
「主が主なら従者も」と。
この様子だと、この館のほかの連中もまともじゃなさそうだ。
よく考えてみれば、ここへ来る最中メイドたちが食い入るようにこちらを眺めていたじゃないか。
とにかくここはまずい。
一刻も早く離れねば!

考えをまとめるや否や幽々子様を抱え飛び出した。
やはりあそこは悪魔の館の名にふさわしい。



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結局状況は大して変わっていない。
まぁ、何らかの外的要因でこういう状況に陥ったと言うことがわかっただけでも儲けものである。
もちろんレミリアが嘘をついてる可能性はあるが、おそらく彼奴も自身の能力に関しては偽ることは無いだろう。
となると、それを排除する方法があればいい。
あてはある。永遠亭だ。
数多の薬に精通した永琳殿ならば、例えそれが呪の類であろうと跳ね除けるものを作れるのではないだろうか。
そうでなくても月の頭脳と呼ばれた方だ。何らかの知恵を貸してもらえるに違いない。
映える満月を背に、主をしっかり抱えると私は速度を上げた。
幽々子様あったかいなぁ。


------------------------------------------

永遠亭。
許されざる咎を負い、地上に落とされた二つの永遠が身を潜めていた場所。
そこには、月随一の天才と呼ばれ、朽ちぬ肉体を誇る八意永琳殿を筆頭とした精鋭ぞろいの軍隊が存在する。
今の彼らなら、例え月からの使者がやってこようともいとも簡単に退けることができるだろう。
まぁ、ボスが引き篭もりのニートってのが救われないけど。

「夜分遅く失礼する」
声をかけ屋敷へと入る。
「はいはいはい、どなたですか?」
迎えに出てくるのはへにょり耳にブレザースカート、Mッ気を宿した萌えを持つ永遠亭唯一の月兎、R・ウドンゲ・I。
「ちょっと!何で略し方がいつもと逆なのよ!?それにウドンゲじゃなくて優曇華院よ!ところで貴方もしかして妖夢?」
さすが同士!
美鈴、私と共に主その他の理不尽に耐え忍ぶ三大いぢめられッ娘の一角!
「さすが鈴仙、私の心の友ね。一発で見抜くなんてその目はやはり伊達じゃなかったようね」
「あー、やっぱり妖夢なんだ。随分変わってたからちょっと自信なかったわ。それにしても綺麗になったねぇ」
感心したようにまじまじと私を見つめるウドンゲ。
綺麗って言われるのは悪くないわね。
普段は可愛いとしか言われないし。
「あ…でも……」
ん?
ただでさえへにょってる耳がさらにへにょったけどどうしたんだろう。
「どうしたの?」
「胸………あんまし変わってないね……」


………

畜生おおおぉぉおおおぉおおお!!!!
貴様!
言うてはならんことを言ったな!!!
ああ、私だってわかっていたよ!
この絶望的なまでのまな板具合を!
というか、私が自分の変化に気づかなかったのはこのせいなんだから!
だって、だって、服着る時に全然気づかなかったくらいなんだよ?
確かにちょっときついかなーって思ったけど、それは肩周りとかの話であって、胸のところは極普通にすとんって服が収まったんだから!
そんな状態でどうやって変化に気づけって言うの?
胸の大きさが全くと言っていいほど変化してない状況で、まさか自分が成長しただなんて普通思わないよね?ね?
半分人間の私は心も弱いのだ。
だから見たくない現実からは目を逸らそうとしても悪くないよね?



なのに。
なのにこのへにょり兎は!!
私を現実という名の陸に引き上げたと同時に奈落へ突き落としやがってぇ!!!


「ウドンゲ!例え貴様が同じ三大いぢめられッ娘の一人だとしても!もはや許さん!許して置けぬ!たった今斬り捨ててくれる!!」
「ちょ、ちょっと妖夢落ち着いて!私たち心の友なんでしょ!?友達を斬るなんてそんな酷いことしないよね!?」
「ウドンゲ、こういう言葉を知ってるか?お前のものは俺のもの」
「いや、訳わかんないからジャイアニズムとか全然関係ないから!?」
「昨日の友は今日の敵。現実とはかくも厳しいものだ」
耳だけでなく腰までへにょったウドンゲが必死に説得を試みるが無駄だ。
今の私は妖気の容量も上がり肉体的にも少女の頃とは比べ物にならない力を持つ。
目の前のへにょりなど一瞬で掻っ捌いて幽々子様の夜食にできるわ。
「そ、それよりなんか用事があってきたんでしょ!?それはいいの!?」


「よーむ、おっかないよー」
私の後ろに控えていた我が主がスカートの裾をくいっくいっと引っ張ってくる。
そういえば幽々子様と私が元に戻れる方法を探しに来ていたような。
というかそれがメインだったような。
急速に頭が冷えて落ち着きが戻ってきた。
それを見ていたウドンゲが安堵の息をつく。
「ま、まぁ、多分その状態を元に戻そうとしてるんでしょ。と言うことは師匠を呼んで来ればいいのかな」
「うん、その通りだ。幽々子様もこのまま放っておくわけには行かないし、早めに頼む」
「え、幽々子さんも来てるの?何処に?」
あの兎、本当に目がいいのだろうか?
それとも狂気の目を使いすぎて文字通り目が狂ったか?
って、私の影にいたから見えなかっただけか。
「よーむー、うさぎなべー」
ひょこっと顔を出した我が主がウドンゲを見てそのようなことを言う。
このような姿になってもやはり主は主か。

だが、そのような主を見て明確な変化を起こしたものがいる。
そう、目の前のへにょだ。
ちっ、こいつもそっち系だったのか?
そういえば永遠亭の兎は揃いも揃ってロリータ全開だし不思議は無い。
やはりこいつも斬らね「まずい!まずいよ妖夢!」
「ぅわお!」
な、なんだろう。
発情してる風でもなく普通に慌てている。
こいつはノーマルだったんだろうか?
と、ウドンゲが私たちを門の外へ追いやろうとしてきた
「な、何をするんだ!」
「早く帰って!まずいのよ!今の幽々子さんが師匠に見つかったら」
「HOOOOOOOOooooOoOoOOOoooooooOOOooOoooooOOoooooOOOOO!!!!!!!!!!」
「げ!見つかった!?」

聞いたことも無いような奇声が上がったと思うと同時に目の前に現れる赤青白の色。
まるでフランスの国旗だ。まぁ、白じゃなくて銀だけど。って言うか何こいつ!?
こんな奴だっけ。
「YYYYYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHH!!!!!今日は満月お月様!
天の恵みが私に舞い降りたわ!これぞまさしく天恵!私への捧げ物!!!さぁ、早くそれをこちらによこしなさい!」

頭が痛くなってきた。以前私の目の治療をしてくれたときは実に礼儀正しい医者の鑑のような人だったのだが…。
「師匠は満月の晩はプッツンしちゃうんです!なんでもブルーツ波だかブリーフ派のエネルギーで
体の中にある何かが巨大化するとか何とかで!!」
なんだそれは。
そんな話聞いてないぞ。
ちなみに幻想郷ではトランクス派とブリーフ派は覇権を巡って日々熾烈な争いをしているらしい。
たまに現れる大魔王以下精鋭が揃う褌派がやってきた時だけは同盟を組んでいるらしいが。
と言うか死ぬほどどうでもいいよそんなこと。
「さぁ、マイスゥイィィィィイトハゥニィーーーーーーー!!おねいさんといいことしまSHOWねぇ!!まずは定番の座薬から入って、ウドンゲコース、てゐコース、さらには姫コースの満漢全席をプレゼント!4!Uしちゃうわ!もちろん、飲むだけで天に昇る夢を見れちゃうとか一面のお花畑で遊べちゃうとかそう言うのもたーっぷり用意してるわOH!想像してるだけでMyウェストが16ビートを刻み始めたわドッドドドドッドドドッドドドドド」

ありえない速度、動きで腰を振りながら迫ってくる薬師。
悪夢かこれは。
というかなんだあの動きは。
見ているだけで気力がそがれ、まるでウドンゲの耳の如くへにょり感が襲ってくる。


そうか!
不思議な踊りってのは相手を脱力させ気力を削ぐ結果MPを減らすと言うわけか!
いや、そんなことに気づいてる場合ではない。
何しろあいては不死身。その上月の力で相当逝ってしまってる。
相手にするのは分が悪い。勝てない相手に突っ込むのは勇気ではない。無謀と呼ぶ。
ならばここは逃げの一手だ!
「ウドンゲ!後は頼んだ!」
そう叫ぶや否やへにゃり耳をつかんで投げ飛ばす。
「いったーーーーーーーー!!!!!!」
反動を利用してそのまま幽々子様を抱いて地を蹴り空へ。
永遠亭が見る見る小さくなっていく。
ふと目をやったときマッドサイエンティストの手に装着されたまるで弾丸のごとき何かにウドンゲの臀部が吸い込まれていくものが見えた気がしたが、きっと気のせいだ。うん。
「み゛ぎゃぁああああ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛!!!!」なんて声も聞こえた気がしたが空耳に違いない。うん、そうしよう。そうそう、無かったことにすればいいんだ。
お、私って意外と冴えてるのではないか?まるで今この時だけ慧音殿の力が身についたような………慧音!?
そうだ!
最初から彼女に頼めばよかったじゃないか!
全く、魂魄妖夢ときたらうっかり八兵衛さんめ。てへ☆
「よーむー?なにかおかしいの?」
い、いかんいかん。
あまりにスーパーな閃きに思わず笑みがこぼれたらしい。
だが、こうなったら善は急げだ。
慧音殿の住む庵へ向かうのみ!


-------------------------------------------


そう。
私はすっかり失念していたのだ。
自分の視界にあったというのに忘れるなんて、うっかり八兵衛さんなんてレベルじゃない。
若年性健忘症の域だ。うう、我ながら情けない…。
などと言ってても目の前の状況が変わるわけではないのだが。
緑色のよくわからない衣装。
雄雄しく生えた尻尾。
天を突き殺さんと聳え立つ双塔。

そういえば今日は満月でしたね。

庵の中から「も、もぅお嫁に行けない…」なんて声が聞こえてくるがとりあえず無かったことにしておく。
便利だなぁこの技能。どうせなら目の前のものも、ついでに今日の出来事も全部無かったことに出来ないかな。
「そうか、随分と大変な目に遭ったようだな」
目の前の奴が言う。
月の薄明かりの中悠然と立つその姿は絵になるがそれ以上に怖い。
何より右の角からなんか赤っぽいものが流れ落ちてるように見えるのがなおさら怖い。
いくら相手が不死身だからってちょっと頑張りすぎじゃないですか?
「だが、私なら何とかできる」
姿勢を変えずに雄雄しく一歩を踏みしめる。
雄雄しいと言っても目の前のこれは生物学的には♀の範疇に入るはずだ。
大体こいつ、なにげにおっぱい大きいんだよなぁちくしょう。
って、そんなことより今は何とかやり過ごさないと。
この状態の慧音にはやっぱり常識が通用しない。
まぁ、幻想郷自体常識が裸足で逃げ出すような場所だから何をいわんや、であるが、そんな中にもやっぱり
常識と言うものはあるわけで、今のこいつにはそんな狂気の中のひとかけらの良心も通用しない。と思う。
と言っても奇跡が起こらないなんて言い切れない。
どっかの少女も「起きないから奇跡」なんて言ってた割にあっさり奇跡起こってたし。
何のことだかわからないけど。
非常識なこの世界だからこそありえない奇跡が起こる可能性が実は高いとか!
「私のcaved!!!!でたちどころに治してみせよう」



GoodBy My Miracle!!
HYAHHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!



やっぱりダメだここは。
起きないから奇跡。
そんなものにすがろうとしたとはやはり魂魄妖夢は修行が足りない。
だが、立て続けにこういう事が起きれば学習もする。
明日の私は今日の私よりも10倍は凄いんだから。
こういう場合の対処は極簡単だ。
すなわち
「おい慧音!てるよの奴がもこたんの純潔を狙っているぞ!!!ってけーねがいってた」
「な!なんだと!おのれあのにっくきNEEEEEEEEEEEEEEEEETめ!私と妹紅の蜜月を邪魔しようとは不届き千番!
いつもは攻められてばかりだが、今日は逆にこっちから攻め込んでやる!尻好きのあのやぶ医者ともども我が角の錆にしてくれる!!」
言うや否やすっ飛んでいく半獣。
いや、今は全獣か。中身も含めて。
というか、思わずけーねがいってたと口走ってしまったが気づかなかったんだろうか。
ともあれ、これで3度のピンチをしのいだことになる。
今日は本当にきつい修行だったなぁ。
早く帰って疲れを癒そう。








って、ちょっと待て魂魄妖夢!
お前は何をするために白玉楼を飛び出したんだ?
まだ目的の5割、どころか1割も達成してないじゃないか!
一体どうしたと言うのだ?
というか、私何かおかしいぞ?
普段なら言わないようなことを平気で口走るし、考えもつかないようなことを思いついているし。
私も連中と同じく狂ってきているのか?
まずい。
それはまずい。
早く何とかしなければ。
でも何を。
ナニを。
だから違うだろ魂魄妖夢!!
とにかく原因を探り究明する。
そのためには何をすればいいか!?
推理小説ではおなじみの方法があるじゃないか!
すなわち、犯人は犯行現場へと戻ってくる。
つまり、白玉楼へ帰れば手がかりがある!!


本当か?
だが、現実として方法が浮かばない。
それに、疲れた体ではまともな思考は出来ないだろう。
「よーむー、おなかすいたー」
我が主もこう仰っている。
とりあえず戻るか…。


----------------------------------


「あら、遅かったじゃない妖夢」

いた。
いやがった。
犯人が。
幻想郷一胡散臭ければ足も臭いスキマ妖怪が。
というか、何で最初からこいつを疑わなかったんだろう。
ここまで突拍子も無い大異変を起こせる存在なんて極めて限られているだろうに。
「なんか随分と失礼なこと考えてそうね、妖夢」
「いえ、そんなことは。そもそも失礼なことってなんですか?」
「例えば私が今回の黒幕だとか」
「そんな滅相も無い!そのようなこと露ほどにも思っ」
「事実だけど」
「やはりお前か!!!!!!!」

ぬぅ、なんてお約束な奴!
期待を裏切らない、ある意味素晴らしい芸人魂を持っているが、巻き込まれるほうとしてはたまったものじゃない。
「一体何をしたというのですか貴方は!」
「なによー、そんなに怒らなくてもいいじゃない。ちょっと子供と大人の境界をいじっただけでしょ」
だから私が大人に、幽々子様が子供にと言うわけか。
「ついでにいろんな奴の正常と狂気の境界もいじったけど」
そっちの方が大事だ。
「な、ななんてことを!おかげで今日一日どれだけ大変だったか!」
思い出してもおぞましい三度の危機!
それが全てこいつのせいだというのか!!
「なーにー?夕方頃まで貴方も随分とお楽しみだったのに」
う。
それを言われると辛い。
だ、だがここわ言わねばならぬ。
「たとえそうであっても…」
「あら、認めるのね」
「うーがーーー!!!前言撤回!そんなことは認めないし、私たちが酷い目に遭ったのは事実だ!」
「きゃー、妖夢がこわーい」
まるで怖がってない口調でほざきやがった。
こ、こいつは!!!
一年の半分以上寝てるせいで頭が腐ったか?
こいつこそ若年性健忘症を疑うべきだ。

いや、こいつの年なら普通に健忘症か?


「とにかく!!!私たちを元に戻してください!!!!!」
「い・や・よ♪」
♪まで付けて全力で拒否しやがった。


----こうなったら

こうなったら。

切りたくは無いが最後の切り札(ラストワード)を発動させるしかない。

だが、これだけの事をされてもなおこの呪符を使うのはためらわれる。
これを使ったら最後、紫様のような実力者であろうとも大打撃は避けられず、場合によっては再起不能に陥ってしまう。
しかしこのままでは埒があかないのも事実。



仕方が無い。
斬ろう、いや切ろう。
このカードを。
だがすぐに使うほど鬼にもなりきれない。
うーん、鬼というとあの呑兵衛がイメージされて非常によろしくない。
私は見た目ょぅι゛ょ中身おやぢなんて嫌だぞ!!
ならば、すぐに使うほど悪魔になりきれない…
いやいや、それだと一見まともそうに見えて実は正常の斜め上を優雅に飛行していることが暴露されたあのロリヴァンパイアみたいじゃないか。
となると、形容詞として妥当なものが思い浮かばないな。
………
この状況で随分と余裕だな魂魄妖夢。
というか、やばいまじでやばいもうここまで私自身狂気に染まってる。
なんにせよ、最後通牒で紫様が折れてくれなかったらそのときは。

そのときこそは



このカードを切ろうぞ!




「紫様。そこまで仰るのなら私にも考えがあります」
決意を込め、射抜くような瞳で相手を見据える。
「へぇ、私にそのような口を利くなんて、妖夢も偉くなったものね。実力差がわからぬほどまでに狂気に落ちたのかしら」
紫様が目を細める。
私の本気を感じ取ったせいか先ほどまでの小馬鹿にしたような雰囲気は無い。

「紫様、私としてもこの手だけは使いたくないのです。いかに紫様がナマケモノでぐうたらで役立たずで胡散臭くてついでに足が臭くても、幽々子様の友人であることには変わりないのです」
「随分と好き放題言ってくれるわね。それは宣戦布告として受け取っていいのかしら」
紫様の瞳に剣呑な光が宿る。
幻想郷の維持者足り得ているすさまじい妖気を開放し始める。
さすが腐っても鯛!
だが、私も負けるわけには行かない!
「ですから、私に最後のカードを切らせるようなことはしないで下さい。もしもこの頼みを聞いてもらえないのなら」
「聞いてもらえないなら?どうなるのかしら」









































「紫様の家の食料庫に幽々子様を放り込みます」
「ごめんなさい」






































0.5秒だった。
こうして私の永い夜は終わりを告げたのだった。




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明くる朝。
見も心も元に戻った私は昨夜の出来事に思いを馳せ…。







命を絶とうと決心した。



「よ、妖夢!!!やめなさい!!死に急ぐんじゃないわ!!!」
「放してください幽々子様!!いくら狂気にとらわれていようとも、あのような醜態を晒した以上もはや生きる意味はありません!!
何より、命よりも大切な幽々子様をないがしろにしっぱなしにした事は死すら生ぬるいです!私が果てた後はその魂ごと消滅させてください!」

ぱぁんという音が響いた。


「馬鹿!馬鹿妖夢!」

じんじんと響く左頬に手を当てる。
呆然として前を見ると、右手を振りぬいたまま光る宝石を瞳にたたえた我が主の姿が。

「命より大切な、なんて軽々しく口にするものではないわ!死なせてなんてお願いだから言わないで頂戴!
死んでも私のように永らえることはできる!でも、生きているときにしか出来ないことも多いのよ」
「それに、死んだところで何も変わらないこともある。貴方がしようとしてることはただの逃げよ!
そんな甘ったれた根性で私の従者が勤まると思って!?反省なさい!」

こんなに。
こんなに幽々子様に怒られたことは本当に久しぶりだ。
視界とともに頭の中にも霞みがかかっていく。
前後不覚、天地すら逆転する勢いで意識がかき混ぜられる。
と、ふわっと暖かい何かに包まれる。
はっと意識が覚醒するとすぐ隣に主の横顔。
「それに私嬉しかったのよ?妖夢に遊んでもらって、妖夢に抱っこしてもらって。私が妖夢にしてあげたことはあっても、
妖夢が私にしてくれたことは無かった。当然ね。妖夢がここにきたときから私はこの姿だったから、そんなことができるはずも無かった。
でも、昨日だけはそれが叶えられたのよ。本当に、本当に嬉しかったんだから。」

そういえば、昨日の主は終始笑顔だったように思う。
それも本当に心からの笑顔。

「私は決意したの。妖夢が大人になったらもう一度抱っこしてもらうんだって。だから貴方は死んじゃいけない。
これは命令よ、妖夢。貴方は大人になって私を抱き上げること!」

ああ。
そうか。
私はこんなにも愛されていたんだ。
こんなにも愛されているのに、どうして死のうとしたんだ。
この方といれば、どこへだっていける、どこでも生きていけるじゃないか。

「ゆ、幽々子さま。ぇ、うえぇえええええええぇん」

いとしい方の胸の中で。
年甲斐も無く泣いた。
思いっきり泣いた。
今日の私はきっと昨日の私よりも10倍は凄い。
これはそのための儀式。
そうあるための儀式。
だから、今だけは泣いて泣いて泣きまくって。
その後はしっかりと歩いていけばいい。




主従以上のの絆を深め合った二人を祝福するかのように、さわやかな風が一条白玉楼を駆け抜けた。








































ってな、暖かい部分があったわけだから、他のことは忘れてもいいよね?
例えばレミリアの性癖が暴露されたせいで紅魔館のメイドの大多数が逃げ出したとか残ったメイドたちが咲夜と結託して昼夜のべつ幕なしにレミリアを狙うようになったとか、ウドンゲが自分の弾の形状にトラウマ持っちゃって弾幕ごっこが出来なくなって引き篭もっちゃったとか、薬師と半獣の壮絶な尻取り合戦を目の当たりにしたてるよともこたんが、長年のいがみ合いを捨てて仲良く逃避行したとかそんな些細なことは忘れていいよね?
というか無かったことにすればいいよね?
いやー、便利だよね、歴史を創る程度の能力。
ってけーねがいってた。
お読みいただきありがとうございます。
ただでさえ国語系の点数が低く、ましてや想話など作ったことの無い物が書いたものゆえ、構成から表現力など多岐にわたって至らない点が多かったかと思います。
また、話の筋的にキャラクターをありえないほど壊している部分もあり、それらが気に入らない方もいらっしゃったかと思います。
それら不快な思いをされた方には心からの謝罪を。
そして、わずかでも楽しんでいただけた方には心からの感謝を。
のっとふぁうんず
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コメント



0.4620簡易評価
5.60名前が無い程度の能力削除
最後の暖かい所へのリンクが唐突過ぎたのはあるものの、道中では大笑いさせて頂きました。
これからも期待しまくるので覚悟しやがれ。 ってけーねが言ってた。 角振り回しながら。
6.90名前が無い程度の能力削除
 キャラの壊し方に目新しい部分はなかったように感じましたが、すごく新鮮に感じました。おもしろい作品ありがとうございます。いや切り札はツボにハマりました。
8.70ナマエナーシ削除
自分は壊れが気にならないタチなので
普通に楽しめましたwよーむは大人になったらきょぬーなんだい!!11ご馳走様でした。
12.80名前が無い程度の能力削除
じゃあ、とりあえずウドンゲコースお願いします
13.70月影 夜葬削除
切り札がすげえ~。
15.80悪仏削除
見事な壊れっぷりでした。
17.70まんぼう削除
いやー、良かったです。
久しぶりにギャグ系で最後までテンション落とさずに読みきれましたよ。
というか、このキャラのレベルでもあまり壊れていないと思う俺はダメダメですか?w
19.80てーる削除
ちょっと紫と妖夢との戦闘?と思いつつ
最強のジョーカーの前には0.5秒で屈服するとはw
22.80名前が無い程度の能力削除
とりあえずこれだけは言いたい。
妖夢は成長したらだいたい平均より少し大きいくらいなんだ!

大きすぎず!
でも小さすぎず!
34.-10名前が無い程度の能力削除
オチ……というか、主犯が最序盤で読めてしまって何とも。
何らかの異変→犯人は紫という図式は、もはや陳腐に過ぎるのでは。
何か他に斬新な要素があれば、その限りではないのでしょうが。
35.80無為削除
誤字>言う手はならんことを言ったな!!!

某第一部並にアルファベット乱舞ですね。熱いわー。
ドドドゴゴゴってものっそい気合入れて。で、見開きドアップで切り札ドーン。次のコマで土下座して謝るゆあきん。
素敵ですね。ステッキーですね。
38.80ちょこ削除
大体全容は最初でだいたいわかりましたが、それを面白くするのもまた、作家の手法。
楽しかったですwほとんどのキャラの壊れっぷりが最高www
しかし…黒幕っていうと確かにキャラが固定されるのが現在の東方SSのネックだなぁ;;;(単にほかに似合うキャラがいないってだけかもしれないけど;
40.80名前なんか無い削除
>正常と狂気の境界もいじった
ということは、操られて行動したわけではない、と。
狂気といえども彼らの一部、本性が現れた結果としてこのような異空間が生まれたのであって、決して恣意的に作られたものではない! そう、これこそ彼らの裏側! 幻想郷の真の姿が赤裸々に暴かれたのだと言っても過言で(caved!!!
42.100都市制圧型ボン太君削除
幽々子様を幼くするとこんなに萌えるとわ・・・
アンタ最高だよ!

あと、成長した妖夢を普段の服がはちきれんばかりにマッソーな姿に幻想してた。
50.80K-999削除

グッドジョブ。ゆゆ様が可愛いです本当に。

にしても師匠。あなた壊れすぎ。
55.70名無しな程度の名前削除
俺のえーりんが……えーりんがぁぁぁぁぁっ!
まぁ、それはそれとしてウドンゲの絶叫に萌えました
59.70aki削除
や、十分ですよ。
おっかしいなぁ…ほとんど既存のネタなのに面白いんだよなあ…。
62.無評価のっとふぁうんず削除
※誤字等修正いたしました

このようにたくさんのレスいただけるとは思ってみなかったです。
皆様本当にありがとうございます。

ご指摘いただいたとおり、ネタとしては既に陳腐化されたものといっても過言ではないものです。使い古されてないものでこういったものが作れるのが一番なのでしょうが、現状そこまで力が及ばないので、今後の課題とさせてください。

書いている最中の本人が一番狂っていたのではないのか、と言うような精神状態で書いていたもので、色々な意味で自身の実力以上のものが出てしまった作品だと思っています。
これだけの評価をいただけるものが出来たのはビギナーズラックに近いものがあるので、今後もこのようなテンションのものを作れるかと言うと限りなく否に近いですが、一人でも多くの方が楽しめるようなものを作れるよう精進いたします。
本当にありがとうございました。
73.60Easyがクリアできる程度の能力削除
気持ちよいテンポで読めました。
妖夢の口調がちょっと個人的に違和感有りましたが…。
次回作も期待しています。
75.70名前が無い程度の能力削除
幻想郷は微妙なバランスの上に成り立っていて、ゆかりんの気分次第で簡単に壊れてしまうのでした。ま、かわいいからいいや。
83.50空欄削除
 ま た お 前 か !
幻想郷の境界いじりまくりやがって!
108.40SSを読む程度の能力削除
なんというか、ノリ的には同人のそれだな。