Coolier - 新生・東方創想話

有閑少女隊その15 お好み焼きもチルノの一人勝ち!

2016/03/15 22:02:30
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「おいーっす。……あれ?」

 いつものように博麗神社にやってきた霧雨魔理沙の目にとまったのは氷精チルノとその相棒のサイドポニーの妖精。
 二人して座って居間のちゃぶ台を睨みつけている。
 正確にはちゃぶ台の上に広げられている冊子を睨んでいる。
 どうしたんだ、と問いかけても返事もしない。

「ちょっと訳ありみたいでね」

 博麗霊夢が代わって答えた。

「今日はお好み焼きだろ? コイツらも呼んだのか?」

「そうじゃないけどさぁ」

 いつになく歯切れが悪い。

「お勉強会らしいですよ」

 一足先に来ていた東風谷早苗が声を潜めて言う。

「チルノが勉強? 異変が起きなきゃいいけどな」

「ちょっと魔理沙さん、言い過ぎです」

「もう小一時間はがんばってるわ」

 真剣な表情で【さんすうドリル】と格闘しているチルノ。

「へー、アイツ、頭が破裂するんじゃないか?」

「だから言い過ぎですってっ」

「あんたたち少し休みなさいよ。お茶淹れてあげるから」

「えーと『おかまいなく』」

 チルノは顔も上げずに答える。

「洒落た言葉を知ってるじゃないか。ところで、どーしたんだ?」

「あした算数のツイシなの」

 まだ顔を上げない。

「へー」

「イイ点取らなきゃホシュウになっちゃうの」

「あははは、そりゃあーご愁傷様だな」

「魔理沙さん、補習決定みたいな言い方は良くないですよ」

 妖精贔屓の早苗が文句を言った。
 上白沢慧音の寺子屋で週に一、二回【妖精&小妖特別授業】が開かれている。チルノは追試、補習の常連のようだ。

「だってさー チルノだぜー?」

 そう言いながらニヤニヤと覗き込む。

「あのね、まりさ」

 いつになく落ち着いた声で氷精が答えた。

「ん?」

「今日は遊んであげらんないんだ。ごめんよ」

「む……」

「うひゃひゃ、チルノの方が大人ねー」

「今度のテスト、あたいがホシュウだと、大ちゃんも一緒にホシュウになっちゃうんだ」

「なんだそりゃ?」

「トンだ連帯責任ね。慧音も容赦ないわねー」

「違います。慧音先生はどうすればチルノちゃんが真剣になるかご存じだから敢えてそう言ったんですよ、きっとそうですよ」

 以前、慧音からとても濃密で充実した特別講習を受けた早苗が弁護する。

「あたいだけなら構わないんだけど、あたいのせいで大ちゃんもホシュウになるのはダメだよ。だからイイ点とらないと」

「ふーん、えらいわね」

「とても立派ですよ」

「いつも真面目にやってりゃ一夜漬けしないですむのになー」

「魔理沙さんっ!」

 チルノには結構ヒドいことを言う魔理沙だが、いつものことなので早苗以外は誰も気にしていない。人間の中でチルノと最も仲が良いのは魔理沙なのだ。

「私は別に良いのに」

 チルノの隣に座っているサイドポニーの妖精が呟いた。
 かっ飛びチルノのストッパー役、防御率はあまりよろしくはないが、野放しよりは大分ましと言われている。通称は大妖精、仲間内では大ちゃん。

「そういやお前、名前はあるんだろ? なんて言うんだ? なあ?」

「えと、あの、えと、えーと」

 魔理沙に詰め寄られ、気の毒なほどオロオロしている。

「大ちゃんの名前は【ダイヤモンド・ダイヤル】」

 チルノが助け船を出した。

「ウソつけ」

「んー、バレたか~」

「安直すぎんだよ」

「でも金剛石の時計盤ってステキな名前じゃないですか。妖精っぽいですっ」

 早苗の目が妙にキラキラしている。

「ホントは【パリーチェフル】」

「マジかよ? へえ~」

「ふーん、そうなの」

「可愛らしい名前ですね」

 三人とも感心している。

「ウソだ」

 チルノはドリルから顔を上げずに言った。

「おまっ」

「あたいたち、ホントの名前はだれにも言わないよ」

 妖精は真名を知るモノに拘束、支配されるらしい。

「じゃあ、チルノ、お前にも本当の名が別にあるのか?」

「まーね、ふふん」

「知りませんでした」

「あたいたちはシンピテキなソンザイだからね」

「そこんとこは微妙だわね」

「あのさ、もーいいでしょ? ちょっと静かにしててよ」

 チルノはちょっと怒っているようだ。

「なんだよ、自分とこでやりゃいいのに」

「湖のまわりは遊びのゆーわくが多いからダメなんだ」

「それでここに? 自分で決めたの?」

「うん」

「えらいですねー。その心意気に感動しました。私も協力しますよ」

「じゃ、静かにしてて」

「へ?」

「それが一番うれしい」

「そんなあ」

 つれないチルノに心底ガッカリする早苗だった。

「おりょ? チルノ、鉛筆ちゃんと持てるんだな」

「まーね」

 お箸は我流につき握り箸だが、鉛筆は慧音が徹底的に教え込んだようだ。

「算数、なにをやってるところなんだ?」

 チルノの要請を完全に無視している魔理沙が次々と話しかける。

「九九(くく)だよ」

 答えてしまうチルノもチルノなのだが。

「思ったより難しいことやってるんだな。てことは、足し算と引き算は完璧なのか?」

 チルノが今日初めて魔理沙の顔を見上げた。

「なんだよ、怖い顔して」

「そんなの、あたりまえだろ」

「ホントか? 『2たす3』は『23』じゃないんだぜ?」

「そんな答えするのはルーミアだけだよ。あたいはそのだんかいをとっくにクリアしたんだ」

「そーなのか?」

 魔理沙の問いは隣にいる大妖精に向けられたモノだった。

「ええ、チルノちゃんは二桁の足し算ができるようになりました」

「どーして大ちゃんに聞くのさ」

「ちょっとしたコンファームだぜ。気にすんなよ。やるもんだな」

「でも二桁の引き算はとなり(上位の桁)から『1を借りてくる』のがまだです」

「大ちゃんっ、どーーして言っちゃうのさっ」

「あ……ご、ごめんね、チルノちゃん」

「もおーー」

「あんた、計算得意?」

 外野にまわっている霊夢が早苗に話しかける。

「ええ、割と。オシャレ理数系女子でしたから」

「いらない情報が入ったわね。私はあんまり得意じゃないわ」

「幻想郷で一番計算が得意なのは誰でしょうね」

「紫の話じゃ藍らしいけど」

「藍って八雲藍か? あのキユーピーの狐の?」

 チルノとしゃべっていたはずの魔理沙がぶっ込んできた。

「なんでも、三途の川の川幅を求める方程式の開発・証明に成功したらしいわ」

「へー、最上級の妖獣は頭脳もスゴいんですね」

 二人の反応に口をちょっと尖らせる魔理沙。

(スルーか……スベっちゃったな。無理しなきゃ良かった)

「大ちゃん、どしたの?」

 大妖精が口に手を当て、肩を震わせている。

「だって……九尾なのにキユーピーって。ぶくくっ」

「チルノ、お前の友達はいいヤツだなー」

「大ちゃんが? そんなのあたりまえじゃん」

「大事にしてやれよ、うん」

 言いながらチルノと大妖精の肩をポンポン叩く。

「あのさ、まりさ」

「なんだよ」

「うるさいんだよ。気が散るから静かにして」

「お、気がチルノってか? たははは」

「ホントにうるさいなー」

「魔理沙、もうやめなさいよ」

 見かねた霊夢が止めに入る。

 ―――†―――†―――†――― 

「お招きいただきありがとう」

 ナズーリンがやって来た。
 霊夢からお好み焼き会に招待されたのだ。

「いらっしゃーい」

「よう、ナズーリン」

「試験勉強してるんです。静かにしてあげてくださいよっ」

 いきなり辛口のセリフは守矢の風祝。ネズミの小妖に対してはいつものことだ。

「ほう、チルノどのも大変だね」

「ナズーリンも少しはベンキョーしたほうがイイよ」

「まぁそうだ。一生勉強だね」

 閑少女たちはなんと言って良いやら、の顔。
 チルノはいまだに『ナズーリンは頭が弱い』と思っている。

「ふむ、九九か。覚えておいて損はないね。数量把握の基本ツールだよ」

「なに言ってんだ? 九九はむずかしいんだよ。ナズーリンにはまだ早いな」

「そうかい? 私も覚えたいもんだねえ」

 ニコニコしながらチルノの隣に座る。

「どうかなー」

「では一緒に覚えるってのはどうかね? 競争しないか?」

「きょーみないね」

「おや? 負けるのが怖いのかい?」

 負けず嫌いなチルノを煽る。

「あたいが勝つに決まってるよ。だから勝負しない」

「そうなのかい?」

「勝つと分かってる勝負をするのはヒキョーモンだ」

「……なんかカッコイイこと言ったわね」

 霊夢が感心している。

「お前『あたい最強』なんだろ?」

「まーね」

「じゃあ、いつでも勝つと分かってて勝負してるんじゃないのか?」

 魔理沙がちょっとイジワルな質問を浴びせた。

「う~ん、ちょっと違うと思う。あたいは自分が勝つと信じてるんだ」

「どう違うんだよ」

「分かってるのと信じることは違うでしょ?」

「へえー」

「なるほどね」

「これは……名言ぽいですよ」

 三人娘は素直に感心している。
 チルノはごくたまーに驚くようなフレーズを放つ。

「ナズーリンに勝ち目はぜんぜんないね。だから勝負しないよ」

 ここまで言い切るといっそ清々しい。
 彼我の実力差を全く理解していないとしても。

「ふむ、そういうことなら勝負はあきらめよう。でも、一緒に覚えるのは良いだろう?」

「好きにしなよ」

「よし、覚えるぞ。この鉛筆貸してね」

「ちょっと、ナズーリンさ―――」

 邪魔をするなと文句を言い掛けた早苗の肩を掴んだのは霊夢。

「ほっておきなさいよ」

「でも」

「ナズーリンさんに任せておけば良いわよ」

「なんか考えがあるんだろ。お手並み拝見といこうぜ」

 この二人のナズーリンへの対応だけはいまだに納得いかない早苗さんだった。

 ―――†―――†―――†――― 

「九九は全部でいくつ覚えるのかね?」

「んー、たくさん」

「チルノちゃん……」

 大妖精が耳元でささやく。

「ん? あーそっか。81コだよ」

「ほう、たくさんあるなあ」

「だからたくさんって言ったろ?」

「難しいなあ」

「ナズーリンには無理だろうね」

「半分くらいに負からないかな?」

「なに言ってんだ?」

「だってそんなに覚えられそうにないんだもの。そうだな、私は36個だけにしようっと」

 紙に縦横の線を書き、数字を書き込んでいくナズーリン。
 九九のテーブル(一覧表)が出来上がっていく。
 左端の外枠の上からと最上段の外枠の左から右へ1から9の数字が書かれ、81個のマスに九九の解答が書き込まれていく。
 チルノと大妖精は流れるような筆使いに魅入られている。

「これとこれと、あとこれも……」

 呟きながら数字を○で囲んでいくナズーリン。

「よーし。私が覚えるのはこれだけだ。全部で36個」

 ○がついているのは表の右斜め上側の半分ほど。

「こ、こんなのダメに決まってるじゃんか!」

 チルノが表に指を突きつけ叫んだ。

「そうなのかい?」

「こっちがわの問題がでたらどーすんのさっ」

 9×2や8×3の解答が記されている左下のマスをぴちぴちっと指さす。

「えー、だってそれはこれと同じだもの」

 2×9と3×8のマスを指さす。

「あれ? 何で同じなんだ?」

「九九、掛け算は順番を入れ替えても答えは同じになると聞いたことがあるのさ」

「え……? 大ちゃん、ホント?」

「う、うん。そうだよ」

「だから問題で【8×3】が出てもひっくり返して【3×8】にすれば良いんだよ。それに『はちさんにじゅうし』より『さんぱにじゅうし』の方が覚えやすいと思わないかい?」

「……じゃあ、なんで1の段は○がついてないの?」

「5が1個なら5だ。1が9個なら9なんだよ」

「そんなのあたりまえじゃんか。1なんだから」

「そう、当たり前だ。だから覚えなくて良いんだ」

「むー」

 なにやら色々と衝撃を受けたチルノが表を睨みながら唸っている。

「あのねチルノちゃん、つまりね……」

 大妖精が一生懸命に追加説明を行っている。
 しばらくして合点がいったらしいチルノがナズーリンの顔を見る。『次はなに?』と。

「厄介なのはゾロ目だよね」

「ぞろめ?」

「ににんがし、さざんがく、ししじゅうろく、同じ数字を掛けたものだ」

 表の斜めのラインに指を滑らせる。

「これは理屈抜きで覚えるしかないな」

「あたい、それおぼえてるよ」

「ほう?」

「ごごにじゅうご、ろくろくさんじゅうろく、しちしちしじゅうはち」

「チルノちゃん惜しいよ、『しじゅうく』だよ」

「あ、そっか」

「なんだ、ゾロ目は覚えられそうじゃないか」

「同じ数字がならんでるのがおもしろいからなんとなくおぼえてる」

「これは見通しが明るいぞ」

「そうなの?」

 ―――†―――†―――†――― 

「あちらは任せて私たちはお好み焼きね」

「そだな。準備しようぜ」

「大丈夫でしょうか?」

「心配すんなって。ああ見えてナズーリンは教えんの上手いから」

 賢将の知力の真髄は単に膨大な知識量ではなく、それを自在に活用し、操ることにある。特に相手の理解力に応じて説明する能力は秀逸。普段は主に性格的な問題から意図的にまともに伝達しないだけだ。本来、レポートやプレゼンはお手の物なのだ。

「でも、なんでチルノはナズーリンさんが頭悪いと思ってんのかしら?」

「ま、ちょっと訳ありでな」

 なぞなぞ合戦の現場にいた魔理沙だけが真相を知っているが、言わない方が面白いと判断したようだ。

「大体、あの表をスラスラ書ける時点で『覚えられない』もないんだけど、チルノは気がつかなかったみたいね」

「ふふふ、そうだな。さ、仕度しようぜ」

 ―――†―――†―――†――― 

「霊夢、この鉄板どうしたんだ?」

「立派なものですね」

 縁側の先に設置されている大きな鉄板。80×120センチはあるだろうか。足場もしっかりとした作りだ。薪の置き場の箱も金属製で空気の通りを調節するシャッターがついていて、火力の加減ができるようになっている。

「河童達が川原で鉄板焼きやってたのよ生意気に。『いいご身分ね、あやかりたいモンだわ』って言ってやったのよ」

「うわー」×2

 ゴロツキ巫女が因縁をふっかけている絵が目に浮かぶ。

「そしたら次の日にこれが届いてたのよ」

「極道だな。にとり、気の毒になあ」

「河童さん、いつも可哀想ですよね」

「あんたら、文句あんなら食べなくていいのよ」

「ありませーん」×2

「……ったく」

 ―――†―――†―――†――― 

「関東風、関西風、広島風、あともんじゃ焼きもありますけど、どうします?」

「普通にいこうぜ」

「普通ってなによ」

「粉を溶いて、肉とキャベツと色々入れて混ぜてジューッて焼くんだよ」

「その前にこの鉄板、カラ焼きしてありますか?」

「からやき?」

「十分に火を入れて表面の余分なものを焼き焦がすんです。そして油を引いて馴染ませておくんですよ」

「魔理沙」

「なに?」

「やっといて」

「私が?」

「お願い」

「それって『お願い』じゃなくて命令だよな?」

「違うわよ。あくまでお願いなのよ。やっといて」

「……分かったぜ。ちぇっ」

 議論の余地は無いと判断した魔理沙はしぶしぶ承諾した。

「そんじゃ早苗、材料を仕込むわよ」

「はーい」

 こちらも議論の余地は無さそうだった。

 ―――†―――†―――†――― 

「小麦粉を水で溶いて具をドカドカ入れて焼けば良いのよね」

「山芋をすりおろして入れるとふっくらしますね」

「ないわよ」

「あと、水より出汁を使った方が断然美味しいですよ」

「そんくらいは用意しようかしら」

「分量はどうでしたっけ?」

「適当でいいのよ〝お好み〟焼きってくらいだもん」

「だからこそ差が出るんでしょうね」

「ちょおっとー 待ったああー!」

「魔理沙? あんた鉄板はどーしたのよ」

「今、火をおこしたぜ。ちょくちょく見てるから心配するな。それより、どうもお前らだけだと不安だぜ」

「失礼ですね。不安の根拠を提示してくださいよ」

「早苗は理屈が先走りすぎるし、霊夢はその……霊夢だからな」

「……魔理沙?」

「恐い顔しても無駄だぜ。いーから経験者の話を聞けよ」

「経験あんの?」

「昔、家にいた頃何度かやってるぜ」

「ご実家のことですか?」

「今、その話はいーだろ。とにかく知ってることを教えてやるから」

 縁を切った実家の話はしたくない魔理沙だった。

 ―――†―――†―――†――― 

 小麦粉は多めの薄力粉と強力粉のミックスが使われることが多いが薄力粉だけでも問題はない。
 水、または出汁は粉の1・5倍、ざっくり混ぜ合わせる。

「ここはダマが残るくらいのいー加減さで構わないぜ。適当で」

「霊夢さん向きの作業ですね、いたいっ!」

「うるせーのよ」

 粗みじん切りのキャベツをどっさり、みじん切りにしたネギ、天かす(揚げ玉)、玉子を溶いてこれもざっくり混ぜる。

「玉子は粉50グラムに1個の割合だ」

「あと何入れようかしら」

「やっぱ」

「あんたの分だけにしてね」

「まだ何も言ってないだろ。色々持ってきたんだぜ。シイタケ、シメジ、マイタケ」

「やっぱりキノコじゃないですかー」

「豚バラ肉は後で乗せるんでしょ?」

「そうだぜ」

「んー、あとは……」

 基本の具はキャベツ・玉子・天かす・豚肉だが、何入れるのもそれこそ【お好み】だ。
 三人は台所をウロウロしながら、たくあん・チーズ・ちぎって湯がいたコンニャク・餅・紅生姜を用意した。
 魔理沙は持ってきたキノコを食べ良いように切ったりちぎったりして準備を進めている。もちろん巫女×2は手伝わない。

 ―――†―――†―――†――― 

「マヨネーズとソースはあるんですよね?」

「もらいモンがあるわ」

「マヨネーズもそうですが、ソースは重要ですよ」

「外の世界にはお好み焼き専用ソースもあるんだろ?」

「オカメだかヒョットコだかそんなメジャーブランドがありましたね」

「この〝ちゅーのーそーす〟じゃダメなの?」

「ダメじゃないんですけど、一工夫したいです」

「何か足すのか?」

「醤油とか?」

「砂糖も入れてみるべきです」

「そんじゃ味見しながら色々混ぜてみる?」

「そうですね」

「ちょっと待ったあー」

「なによ、また?」

「その流れは冷やし中華のタレで懲りたろ?」

「そう言えばそんなこともありましたね」

「なあ、ナズーリンに聞いてみないか?」

「あ、なーる」

「私は反対です」

「どーして?」×2

「なんとなくです!」

「じゃあ、却下」×2

 台所に呼び出されたナズーリンは状況を聞き、持参の蜂蜜と自家製ケチャップを見せた『こんなこともあろうかと』と言いながら。
 ナズーリンはケチャップと中濃ソースを等量で混ぜ、醤油をその一割くらい、そして蜂蜜を醤油の倍入れた。
 穏やかな酸味とコクのある甘みのお好み焼きソースの出来上がりだった。

 ―――†―――†―――†――― 

「これなんて言うんだっけ?」

 霊夢が金属製のヘラを弄んでいる。

「金(かね)べらで良いんじゃないか?」

「返し、とか、へがし、でしたかね?」

「ナズーリンさんに聞いておけば良かったわ。でもさ、これがないとお好み焼きって感じがしないのよねー」

「油引き用のふさふさやソース用の刷毛(はけ)もあるんですね」

「当然ね」

「この小さめのボウル、ちょうど一枚分の材料が入るぜ。何個もあるから便利だな」

「当然ね」

「全部にとりたちだろ?」

「当然ね」

「霊夢さんに目を付けられたばかりに」

「当然……早苗?」

 ―――†―――†―――†――― 

「そろそろ食べるわよー」

「手を洗ってきてくださーい」

 霊夢と早苗が居間に声をかけた。
 妖精達とナズーリンが庭先にやってくる。

「鉄板の温度は200度が適温と聞いたことがありますね」

「どうやって確かめるんだ?」

「えーと、それは……」

「早苗の知識は使いどころが無いのが難点よね」

「うぐぐっ」

「いやいや、知識はいくらあっても困らないよ。いずれ役に立つ時がくるものさ。早苗どのの知識は年の割には驚くほど多いと思うね」

「……ふんっ」

 ナズーリンのフォローは嬉しくないようだ。

「慧音どのもそう言っていたよ」

「え? 慧音先生が?」

 表情がドパっと明るくなった。尊敬する教師に認められたのは素直に嬉しいらしい。

「で、温度はどーすんの?」

「霊夢が触ってみれば良いんじゃないか?」

「私が鉄板に手を置いて『うん、ちょうど200度ね』って?」

「そうそう」

「あんた、私をなんだと思ってんの?」

「皆が聞いてるけど、答えて良いのか?」

「やめてくださーいっ」

 早苗が割って入った。

「チルノどの」

「なに?」

 騒ぎを無視したようなナズーリンが氷精に話しかけた。

「小さな氷を出してくれないか?」

「どんくらいの?」

「米粒くらいで良いよ」

「んー、ほいよっ」

 チルノの手の平に氷塊が生まれた。

「この鉄板に放ってくれ」

「ほい」

 じゅわっ ぷっ

「ふむ、この感じだと200度ちょっとはありそうだ。焼き始めようじゃないか」

「え? そうなの? いいのね?」

「私の経験とカンを信じてくれたまえ」

「おし、始めようぜ」

「待ってください、それで良いんですか?」

「いーのよ。さっさと焼くわよ」

 早苗はムスっとしながらも仕度をはじめる。

 ―――†―――†―――†――― 

 じゅわわわわーっ

 鉄板に油を引いて一枚分の液を流し込む。直径は20センチ、ふっくらさせるためには高さは2センチは欲しい。

「表面から湯気が出てきたら豚バラを並べるぜ。ひょいひょいひょいっと」

 焼きの指導は経験者の魔理沙。
 この状態で2、3分待つ。

「縁(ふち)が黄色くなって、ヌメっとした感じが無くなったらひっくり返すんだ」

 広い鉄板の上、四枚が少しの時間差で焼けている。
 魔理沙が二枚、ミコミコが一枚ずつ担当。

「両側からヘラを差し込んで、こうやって手首のスナップで、くるっ……」

 ぺたんっ キレイに裏返った。

「ほわあー」

 チルノが感嘆の声を上げる。

「こっちのもう一枚は……チルノ、やってみるか?」

「やらせてっ やらせて!」

「鉄板熱いからな。お前は特に気をつけろよ」

「うんっ」

 ちょっと待ってろ、と言って踏み台を用意してやる魔理沙。

「そっちもひっくり返せよ。あーっと、お前ら袖を外せよ」

「分かってるわよ」

 ぺたんっ 霊夢はあっさりひっくり返せた。

「そうだ、軽ーくやれば良いんだぜ」

「簡単ね」

「ぃよっと」

 ぺったんっ チルノも成功した。

「へー、うまいじゃないか」

 大妖精が拍手しているのが微笑ましい。

「まーね、あたいは何をやっても天才だから」

「そーゆーことにしとくか」

「ここがお好み焼き最大の見せ場ですよね……」

 最後になった早苗嬢。次々と成功例を見せつけられ緊張気味。なにせチルノができたのだ。失敗は許されまい。

「早苗ー、力、入りすぎだ。腕全体でやろうとすると失敗するぜ」

「だ、大丈夫ですっ」
 
 振り上げる両手のヘラがぷるぷる震えている。

「ごおーりきっ しょおおーらいっっ!」

 ざすっ ぐいっ べしょん

 お好み焼きがジャーマンスープレックスホールドを食らったように折り重なってしまった。

「あ~あ、やっちまったわね」

 ちゃりちゃりっ

 霊夢の感想が終わらないうちに魔理沙のヘラが鉄板を滑り、くいっ、くいっと修正していく。

「ま、こんなモンかな」

「魔理沙さん、ありがとうございます! 命の恩人です!」

「お前の命はお好み焼きに宿ってんのかよ」

「ふーむ、一連の焼きの作業、魔理沙どのは輝いているね」

 傍観者だったナズーリンが感想を述べた。

「そうね、カッコ良かったわ」

「まりさ、やるじゃん」

「へへへ、まーな」

 鼻をこするテレ笑いが様になる男前な美少女魔法使い。

「時に早苗どの」

「なんです? 失敗したからケチをつけたいんですか?」

「先ほどの掛け声だが」

「は?」

「あの場合は『剛力招来』より『超力招来』であるべきだね」

「……そうですかっ」

 どうでも良いことを真顔で諭すネズミ妖怪。早苗の印象は更に悪化することになった。

「もう少し放っておくか」

「ヘラで押さえちゃいけないんですよね」

「うん、なんとなく押さえたり叩いたりしてみたくなっちゃうけどダメだぜ」

「チルノちゃんっ!」

 大妖精がヘラを掴んだままのチルノの肩を掴んだ。

「それ、ダメだってさ!」

「ダメなのか」

「そーだぜー、ふわっとしなくなるんだ」

 もう一回ひっくり返し、元の面を上にする。そこそこ焼けているのでこのターンオーバーは早苗も成功したが、意地でも『超力招来』とは言わなかった。

 ―――†―――†―――†――― 

「さあー、食べようぜーい」

 特製ソース塗って、マヨネーズ、青海苔、カツオ節をまぶす。

「チルノちゃん、これ、ふわふわ踊ってるね」

「ホントだ、おどってるー」

 妖精達がキャラキャラ笑っている。熱でカツオ節が揺れ動くのが面白いらしい。

「んじゃ、いただきまーす」

「いただきまーす」×5

 霊夢の音頭でお好み焼き会がスタート。一斉にパクつく。

「あひーいっ」

「おい、落ち着いて食べろよ」

「あひーへど、おいひー」

「うん、たまらないわねー」

「このキャベツのザクザク感がキモですよ」

「うむ、上出来だね」

「次は何入れよっかな。餅かしら?」

 スタンダードを堪能したら次はアレンジだ。

「私、タクアンと紅生姜いってみますっ」

「私はやっぱりコレだな」

 生地にシイタケ、シメジ、舞茸を入れる魔理沙に霊夢と早苗は顔をしかめた。

「ほう、それなら出汁醤油が合いそうだね」

 ナズーリンのアドバイスになるほど、と頷く魔理沙。 

「あんたたちも好きなように作っていいわよ」

 霊夢に言われ、相談をはじめるチル&大。

「まりさ」

「ん?」

「あたいたち、それ食べてみたい」

「お、そうかっ じゃあもう一枚焼くかな~」

 嬉しそうな顔を巫女二人に見せつけながら仕度にかかる。

 焼きあがったアレンジ品をチルノと大妖精、ナズーリンに一切れずつ取り分ける。

「あ、これおいしー。ね? 大ちゃん」

 相方もうんうんもぐもぐ、と頷いている。

「だろっ? 魔理沙さんの特製お好みキノコ焼きだぜ!」

「これは酒の肴にもなるね。美味いよ」

「そうなの?」

 霊夢は興味を惹かれたようだ。

「お前にはやらんっ」

「どうして」

「はあ? どうして、が、どうしてだっ」

「なに言ってんのか分かんないわ。食べさせてよん、ねえん」

「気持ち悪いんだよ、お前の猫なで声は」

「いいでしょおん、キスしてあげるから」

「いらないって! わーかったって、ほらっ」

「魔理沙さん、私も」

「お前もかよっ」

「キスはしませんけど」

「私だってお断りだ、ほらっ」

「……美味しいじゃない」

「これは、なかなかですねえ」

「お前ら、シイタケの実力が分かったか?」

「シメジのおかげじゃない?」

「やっぱりマイタケですよ」

「ふっ ざっ けんっ なあー!」

 わいのわいのと騒ぎながら、皆お腹いっぱい食べた。
 妖精達は結局その夜は神社に泊まった。

 ―――†―――†―――†――― 

「ナズーリンどの? それに皆の衆、今日はどうしたの?」

 上白沢慧音は突然の団体様に困惑気味。巫女二人と普通の魔法使い、そしてネズミの賢将がチルノたちと一緒にやって来たのだ。

「本日は私も試験を受けさせていただきたい。」

 よろしいか? とたずねるネズミ妖を慧音は凝視する。
 学者仲間の賢将のことだから何か理由があるのだろう。

 教室の隅で寝そべっていた藤原妹紅はナズーリンの姿を認めると慌てて正座をした。

「こんにちは。お久しぶりです」

「妹紅どのも元気そうで何よりだ」

 そう言われて花が咲いたような可憐な笑顔を見せた。
 愛想が無いことで有名な不死人の笑顔に三人とも驚いている。

「えーと、それでは九九の追試験を始めます」

 やりにくいな、と呟く慧音先生。

「チルノどの、改めてキミにファイトを申し込むっ」

 指を突きつけながら突然の宣言。

「しょーがないなー、ナズーリン。あれほど言ったのに……あとで泣くなよ?」

 不敵な笑いで迎える氷精。

「なんだ? ……一体、何が始まるんだ?」

 慧音はわけが分からない。

 ―――†―――†―――†――― 

 二人に問題用紙が配られた。

「50点取らないと補習だぞ。問題は20問あるからな」

「うーんと、全部で100点、50点は……半分。問題は20問、半分は…………」

 視線を斜め上にやったままのチルノ。

「10問当たんないとダメなんだね?」

 目を丸くする慧音。

「チルノ―、ファイトよっ」

「チルノ、イケるぜ、落ち着いてな!」

「チルノちゃん! 頑張ってくださいっ」

「おうよっ まかせろ!」

「貴方たちは何の用なの?」

「チルノの応援団だぜ」

 魔理沙が代表で答える。

「うるさくしないで欲しいんだが」

「始まったらおとなしくしてるわよ」

「こーゆーのって、なんだか、たぎりますよねー!」

「早苗……」

 慧音がじっとりと見つめている。

「あ、すいません。でも、バトルってワクワクしちゃうんですよ」

「うるさくするなら摘みだすからね」

「……はい、気をつけます」

「私には応援がないのか」

 ナズーリンが皮肉っぽい笑みを浮かべた。

「ナズーリン先生! ガンバーッ!」

 すっかり険の取れた白髪ロングの美少女が笑顔で声援を送った。

「ふふ、妹紅どのは優しいな。キミの応援は万の援軍に勝るよ」

「センセー ガンバーッ! ヒュウーッ!」

 この娘、根はお茶目でノリが良いのだ。

「ナズーリン、先生?」×3

 三人組はその敬称がひっかかったようだ。
 孤高を保って生きてきた妹紅だが、己が抱える難題を引き受けてくれた賢将に最大級の敬意を払っている。その事情を知らなければ妹紅とナズーリンの関係は不可思議だろう。

「なんで先生なんだ?」

 魔理沙の問いにそれまでの表情が一変する。

「ふん、お前たちには関係のないことだ」

 いつものぶっきらぼうな口調でぴしゃりとはねつけた。

 ―――†―――†―――†――― 

 大妖精はチルノの右手を両手で握りしめ、小さな声で祈りと激励の言葉を唱えている。

「大ちゃん、だいじょーぶだよ。あたいは負けないよ」

「がんばってね、チルノちゃん」

「うん、これが終わったらおいしいモン食べに行こうよ」

「そうね、行こうね」

 ―――†―――†―――†――― 

 慧音が柱時計を見ている。

「時間は20分。それでは始めー」

「ガ●ダ●ファイトオオーッ! レディイイーー ゴオオオーッ!」

 絶叫しながら早苗が拳を突き上げた。

「早苗っ、静かにしなさい!」

 慧音に叱られた。

「……はひ」

 ―――†―――†―――†――― 

 採点の結果―――

 チルノは75点を獲得した。ナズーリンは70点だった。

「ふおおおおー!」

 勝者は両の拳を振り上げ勇ましいガッツポーズを決めた。
 その結果に皆が驚いている。ナズーリンは別として。
 そして拍手喝采。

「やったな! チルノっ」

「大したモンね」

「ステキですよー!」

 大妖精は目を潤ませながら何度も頷いている。

「ナズーリン、惜しかったな」

 勝者が敗者に声をかける。

「残念だよ」

「でも、これからもベンキョー続けるんだぞ?」

「ああ、そうだね。死ぬまで勉強だな」

 差しのべられた手を取り、固い握手を交わした。

「あのさ」

 霊夢が小声で問いかける。

「どうしました?」

「ナズーリンさんがテスト受ける必要ってあったのかしら?」

「単なる冷やかしじゃないんですか?」

「そうかしら」

「チルノちゃんのやる気が更に出たのは確かでしょうけどね」

「ただ面白がってるだけかもしれないぜ。アイツ、妖精並みにイタズラ好きだから」

「妖精ほど可愛くないですけどね」

 ―――†―――†―――†――― 

「チルノ、分からなかった問題は空白なんだな」

「くーはく?」

「何も書いてないってことですよ」

「適当に書いときゃイイのに。当たるかもしれないんだぜ」

 チルノの答案を手に取って見ていた魔理沙が感想を漏らす。

「てきとーに答えて当たっても嬉しくないよ」

「なんで?」

「次、同じ問題が出ても当たんないかもしれないじゃん。それってホントに『わかった』ことにならないモン」

「む……そうだな」

「一本取られたわね」

「これは、恐れ入ったね」

 オツムの出来はアレだが、ズルはしない。これはチルノの美質の一つだ。

「でも、短時間でよくここまでできましたね」

「それは……」

 大妖精がナズーリンをチラッと見たが、当人は明後日を向いてしまった。

「チルノ、本当に頑張ったね」
 
 慧音は我が事のように嬉しそうだ。頭を撫でる手にちょっと力が入っている。

「今度は100点とるよ」

「頼もしいな」

「あと6コおぼえればいーんだモン、できるよ」

「6個?」

 首をかしげている慧音に大妖精が代って答えた。

「チルノちゃん、大きい数のかけ算は、まだ覚えてないんです」

 それはどう言うことだと慧音が目で問う。

「6の段の7、8、9のかけ算。7の段の8、9。8の段のかける9の6個はまた今度です」

「なん……だって?」

「時間がなかったんだよ。大ちゃんがそうした方がいいって」

 あっけらかんと答えるチルノ。

「ほう。勉学の筋道としては決してほめられないが、補習を回避するための作戦としては手堅い作戦だな、悪くないね。……なかなか優秀な作戦参謀だな。」

 ナズーリンが感心している。
 タネ明かしに慧音は複雑な表情だが。

「でも、6個のうち5問出ちゃったから……」

「いや、作戦は成功したんだ。素晴らしいチームワークだよ」

「大ちゃんのおかげだよ、あんがとね」

「そんなことないよ、チルノちゃんがガンバったからだよー」

 きゅっと手をつないで、おでこを軽くぶつけあう。

「うふふ」×2

「よしっ お前ら、なにかオゴってやるぜ」

「私もですっ」

 魔理沙と早苗が仲良しコンビに声をかける。

「ホント?」

「ああ、いいぜ。言ってみろよ」

「うーんっと。ちょっと、たーいむ」

 チルノと大妖精は部屋の隅に行って皆に背を向けて相談を始めた。
 それぞれの羽がピョコピョコ動いていたが、やがてピシッと伸びた。決まったようだ。

「あたいたち、もう一回、お好み焼き食べたいな」

「お好み焼き? それは……」

 霊夢の様子をうかがう。

「ふーー。仕方ないわね」

「お、大魔神様のお許しが出たぜ」

「ちょっと」

「慧音も妹紅も来いよ」

「私たち? 良いのかい?」

「どうしてあんたが仕切るのよ」

「いーじゃないか」

 文句を言う霊夢を魔理沙があしらう。

「ナズーリンも来なよ」

チルノが声をかけた。

「敗者への情けかい? キミは甘いんだな」

「だって勝負が終わったら『のーさいど』だろ?」

 チルノを見る賢将の目はビックリしてまん丸だった。

「……これはホントに参ったね、完敗だよ」

「今日のチルノはなんだか眩しいぜ」

「ホント、そうですねっ」

「よーし、今夜もお好み焼きだ! みんな、あたいについて来な!」

 景気の良い号令がかかる。

「はーい」×7

 皆、苦笑いしながらも従う。
 だって本日の主役は無敵モードなのだから。



       閑な少女たちの話    了
 
紅川です。
お好み焼には焼酎のオロナミン割りが欠かせませんね。
「ご飯」として炭水化物をガッツリ食べるか「酒の肴」として焼きを重視して具を面白おかしくアレンジするか、入り口で別れてしまうような気がします。まぁ、お好みですけどね。
九九は苦戦したなあ……
紅川寅丸
http://benikawa.official.jp
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コメント



0.300簡易評価
2.8019削除
こんな遅くにコレ読んだら、マジでお好み焼き喰いたいっす。
しかしチルノも頑張れば出来る子じゃん。それに目からウロコもの級の良い事言うし。
それにこのシリーズ、昔の作品読むとニヤリとするものが多いのも良いですね。
3.100名前が無い程度の能力削除
毎回毎回メシテロしやがって…
関西人が皆お好み焼きおかずにご飯食うわけじゃないからな!
4.90名前が無い程度の能力削除
個人的にタクアンは…口の中が同じ味(風味)で占領されてしまうと言う点で、シイタケと似たような理由でキツいっす
地元では「遠州焼き」とか言うスタンダードな具らしいですが(故郷リスペクト無しの屑)
大ちゃんは初登場で他のキャラのようなアクの強さは無いですが、いてくれるだけで何だかホッとする空気を出してますねえ
空気清浄機かな?
5.90奇声を発する程度の能力削除
お腹減ります
6.100絶望を司る程度の能力削除
なんだ……このイケメンなチルノは。それにしてもお好み焼き食べたくなってきた。
面白かったです。
8.無評価紅川寅丸削除
19様:
 ありがとうございます。以前の作品もお読みいただいているようで感激です。
 あのシリーズも書きますから待っててくださいませ!

3番様:
 ありがとうございます。でも、ノンアルコールならご飯は欲しいですよねww

4番様:
 遠州焼きですか、ウマそうですね。
 今作のタクアンは「細切り」でイメージしてます(なら、そう書けよ、ってか?)。その方が絶対ウマいと思うんですけど……
 大ちゃんはいわゆる癒し系ですよね。

奇声様:
 毎度ありがとうございます。

絶望様(この略し方でイイんでしょうか?):
 ありがとうございます。
 私がチルノを出すと、「場」を支配してしまいます。取り扱い注意です。
 
9.100名前が無い程度の能力削除
面白かったです。
自機やっているチルノちゃんは準レギュラー扱いですね。
しかし、剛力招来って・・・・サナエマンじゃなくてサナギマン!?
10.100ぐい井戸・御簾田削除
大丈夫や魔理沙、皆もシイタケの魅力は大人になったらわかる…!
11.100名前が無い程度の能力削除
焼酎のオロナミン割・・・そんなものがあるのか
妖精びいきの早苗にそつないナズーetc...今回も楽しく読ませてもらいました!
12.100名前が無い程度の能力削除
河童さんたちかわいそ過ぎます。
14.無評価紅川寅丸削除
9番様:
 ありがとうございます。そうですね、もはや準レギュラーですね。
 チルノの人気高いなぁ……
 サナエマン、面白いな……どっかで使おうかな。

ぐい井戸・御簾田様:
 そうスね。網焼きのシイタケの傘の裏に生醤油(ほんの少し砂糖溶かしておく。ほんの少しです)をタラし、ブクブクしたら火傷覚悟でジャクジャク囓るんですよね。ほわあー たまら~ん。

11番様:
 こんな感じでキャラが固まりつつあります。勘弁してやってくださいね。
 オロナミン一本でジョッキ二杯は飲んで下さい、一本全部入れると甘すぎますからね。

12番様:
 ありがとうございます。今年中に河城にとりを登場させます。
 きっと、リベンジするでしょう……多分。
17.90名前が無い程度の能力削除
本当に良質なシリーズ。東方の世界の料理はノスタルジックな感じもあるし素敵ですね。