Coolier - 新生・東方創想話

幻界で・愛・魔性

2015/12/28 19:37:13
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 目をあけて一番最初に見たのは天井。普段通り。
 「おはよう霊夢」夏の暑さから浮いて見える微笑み。
 「……紫」
 「なあに?」
 普段なら疎ましい声が、今は安心する。
 蝉の声が響いている。風鈴の音が聞こえる。世界に色がある。
 「……なんでもない」
 まだ寝転んだまま。起きなくてもいいかな。
 「白昼夢にとらわれるなんて霊夢もモテモテね」
 ああ、やっぱり疎ましいかも……。
 「今は、夢じゃないって言い切れるの?」口に出して怖くなった。現実はどこにあるのか。そもそも現実とは何か。それすら理解していないのだ。
 「どっちでもいいじゃない」紫は微笑んでいた。「私にとってここは現実。そこにあなたを連れてきただけよ」
 私は紫から顔をそらした。この威圧感は、昔から苦手だ。
 「私はね、霊夢。あなたがいればどこだって関係ないのよ」
 紫は私の顔を覗きこんでくる。それを避けようと顔を傾けていくが、限度がある。すぐに真正面に捉えられてしまった。
 ほとんど覆いかぶさってきた紫の肩を遠くへ押しやろうとした。でも、その手は紫に掴まれて、地面に押し返されてしまった。
 両手が地面に押さえつけられて、ほぼ押し倒された状態になる。
 「何する気よ……」ああ、嫌な予感がする。
 「別に?」
 そう言うと紫は少し舌を出した。そのまま私の首もとへ。
 「――ッ」
 首筋に冷たい感触が走る。首の上の方から下の方へ。紫の舌がだんだんと私の体を這いまわっていく。
 他の部位より首は少し湿り気を得た。少し粘着質のある唾液で。
 手足をジタバタさせて抵抗するが、効果は薄かった。
 「暴れなくたっていいじゃないの」紫の微笑み。それから恐怖を感じる。
 「夜はまだはじまってもいないのよ」
 紫の目に魔性を見た。
ごめんなさい。本当にごめんなさい
イノセンス見た後で憧れてたんだ……。分かる人少ないネタをかますのは止めましょう。

ゆかれいむは幻想的でいいですね。紫がお姉さん感出して霊夢にいぢわるするのとか。逆襲にあったりするのもまたいい。百合なら基本いい。

また逢いましょう
雨朔いめ
http://twitter.com/amasaku_ime
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コメント



0.220簡易評価
1.60名前が無い程度の能力削除
1ゲット!
2.90名前が無い程度の能力削除
嫌いじゃないぱてーんです
ただこのリズムはちょっと自分には強すぎたかな
6.80とーなす削除
眩惑的なよきゆかれいむでした。