Coolier - 新生・東方創想話

いつもの夜~コンビーフと白菜~

2014/02/16 23:43:48
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 人通りの少ない真っ暗な道の一角。
 そこにわたし自慢の屋台はある。
 店も大きくないし、来る人(妖怪?)も少ないけれど、毎日楽しくやっています。
 今日も赤提灯に火を入れて準備完了。
 昨日大雪が降ったので、屋台のまわりにはいくつも雪山ができてしまいました。


☆☆☆


「ミスティア、おみやげもってきたぜ!」
 手に紙袋を持ってお店に来たのは、魔理沙さんだった。にぎやかな声に、先に店に来てお酒を飲んでいた妖夢さんと文さんが魔理沙さんの方を振り返る。
「魔理沙さんのことだから、また盗みでも働いたんじゃないですか?」
「まさか。ちゃんと依頼のお礼だぜ」
 妖夢さんの軽い攻撃を簡単にやりすごしながら、魔理沙さんはカウンターの椅子に座る。もっとも、この屋台にはカウンターしかないのだけど。
「昨日雪がたくさん降っただろ? だから雪かきを頼まれたんだ。一軒やったら、また隣の家から頼まれるっていう具合でな」
「それ、魔法なんか関係なくないですか?」
「霧雨魔法店はなんでもござれだぜ。それに、わたしの魔法は基本的に光と熱だから、雪には便利なんだ」
 たしかに、スコップをもって一生懸命雪をどかしたり、お湯をかけて溶かすよりは、魔理沙さんの魔法で溶かしてもらった方が楽かもしれな。マスタースパークで一気に消しとばすのは、ほかにも被害がでるからやめてもらいたいけど。たとえば、屋台が跡形もなく消し飛ぶとか。
「ところで、お礼って何をもらったんですか?」
 熱燗を飲みながら切り干し大根をつついていた文さんが尋ねた。冬はあんまりお通しにちょうどいいものがないので、切り干し大根みたいなものが多くなってしまう。
「なんか、見慣れない缶詰をもらったんだよな。開け方からわかりゃしない」
 言いながら魔理沙さんが袋から缶詰を取り出す。出てきたのは台形の形をした缶詰だった。
「コンビーフって言うのか? なんか肉の缶詰らしいぜ」
 魔理沙さんはみんなにコンビーフの缶詰を配っていく。もちろんわたしの手の上にも缶詰が1つ乗せられた。代わりに切り干し大根を渡して、お酒を聞く。魔理沙さんの注文は熱燗だった。普段はビールなのだけど、さすがに最初からビールは寒かったらしい。
 ちなみに、今のうちの日本酒はちょっといいお酒だったりする。幻想郷では有名な酒蔵の大吟醸なのだ。実はこのお酒、文さんのお詫びの品だったりする。先日あった、「文さん時蕎麦事件」のお詫びだった。詳しいことはよくわからないのだけど、文さんはうちのお店でどうしても「時蕎麦」をやりたくなったらしい。でも、一文誤魔化すのが申し訳ないので、大吟醸の日本酒を用意したようだった。一文誤魔化すのにそこまでしなくてもいいのにって思うけど。
「ふわあっ。やっぱ仕事が終わったあとのお酒は最高だぜ」
 お猪口に注いだお酒を一気に飲み干してしまう魔理沙さん。去年の夏にγーGTP4桁を達成して禁酒命令を出されたのに、懲りない人だ。ビール党なのに、またビールのおいしい季節に禁酒命令を受けてしまうのではないだろうか?
「本当に開け方がわからないですね。この鍵みたいなものを使うんでしょうけど」
 妖夢さんがコンビーフの缶詰を開けるのに必要な巻き取り鍵を手にして、じっと缶詰を見つめている。妖夢さんは幽々子さんのために結構料理をするらしいけど、コンビーフを使ったことはなさそうだ。
「これは巻き取り鍵を側面の帯に引っかけてくるくるすると開くんですよ」
 魔理沙さんと妖夢さんがなかなかコンビーフを開けられないでいるのを眺めていた文さんが鼻歌交じりの声で言った。二人の視線を受けながら、器用に巻き取り鍵を操って、くるくると帯を巻きとっていく。手つきからして、かなりの数のコンビーフを開けてきているようだ。
「最近はプルタブみたいに開けられる缶詰も出てきているんですけどね。コンビーフはやっぱりこうやってくるくるして開けないと、って気がしますね。飲兵衛としては」
 自身のコンビーフ観を披露している間に、あっと言う間に缶詰は開封され、たくさん脂をまとった肉の表面が顔をのぞかせる。文さんはそのまま箸を缶詰に入れると、たっぷりと脂や塩が染み込んだコンビーフを少し削りとって、そのまま口に運んだ。その後は数回噛んで、熱燗を一気にあおる。なるほど、いかにも飲兵衛らしい食べ方だ。
「コンビーフはやっぱりそのまま食べるのが美味しいんですよねぇ。味も濃いめにつけられているので、お酒にもぴったりですし。日本酒で流すと、ちょうど肉の旨味だけが残ってくれるんです」
「文さん、一口もらっていいですか?」
「構わないですけど。妖夢さんレモンハイですよね? それだったら、少し温めた方がいいかもしれないですけど」
 文さんから缶詰を受け取った妖夢さんが少しだけ肉をとって、恐る恐る口に運ぶ。それにしても、コンビーフの缶詰を回し食べするなんて。今日お店を開けたときには、ぜんぜん予想できなかった光景だ。こうやって、予想外のことが起こるのも、一つの楽しさだけど。
「やっぱりそのまま食べるにはちょっと濃いですね。脂もきついですし」
「妖夢さん、たまにはレモンハイ以外を飲めばいいじゃないですか。強いんでぜんぜんいけると思いますよ」
「いいんです! わたしはレモンハイが好きなんです!」
 文さんがすすめても、妖夢さんは頑なにレモンハイを飲み続ける。彼女なりのこだわりのようだった。
「これ、軽くお湯であっためてもらえませんか? 中の脂が溶けるくらいに」
 文さんに缶詰を返した妖夢さんは、自分の手元にある、まだ未開封の缶詰を渡してくる。確かに、レモンハイに合わせるには一番美味しい食べ方かもしれない。熱燗をつくるために用意してあるお湯に入れて、コンビーフの缶詰を温める。
「ミスティア、瓶のビールにしてくれ」
「魔理沙さん、いよいよ本領発揮ですね」
「コンビーフは、めちゃくちゃビールに合いそうだからな」
「あ、ミスティアさん、わたしにも熱燗ください」
 あーあ。魔理沙さんもスイッチ入っちゃった。そりゃ、コンビーフにビールは凄い合うけどなぁ。
「これって、そのまま食べる以外にも、いろいろ使えそうだな」
「炊き立てご飯に冷たいコンビーフを乗っけても美味しいですよ。さらに生卵を加えたりして」
「それ、旨そうだな。あとでご飯もらうか」
 魔理沙さん、本当にどうなっても知らないですよ……。文さんとは、体の作りが違うんですから。王冠をはずしたばっかりのビールとグラスを置きながら、小さくため息をつく。こちらの心配をよそに、魔理沙さんは慣れた手つきでビールを注いで、半分以上を一気に飲み干してしまった。
 文さんが勧めた、コンビーフをご飯に乗っけて生卵を落とすのは、中毒性が高すぎる食べ方だ。卵かけご飯を、コンビーフの塩気で味付けしているようなものだし。さらにお酒ともよく合う。ましてビールなんて最高。それは間違いないけど。
 間違いなく健康にかんするあらゆる数値は大変なことになるだろう。γーGTPはまた4桁突破。さらに、尿酸値も悪化して通風まで発症してしまうかもしれない。とりあえず、せめてここにいるときは野菜も食べてもらおう。
「あ、野菜」
「ミスティアさん、どうしました?」
 思わず出た一言に、妖夢さんが反応した。
「いや、コンビーフって野菜と一緒に食べても合うんですよ」
「野菜炒めのお肉のかわりみたいな感じですか?」
「そんな感じですね。サラダにほぐして乗せてもいいですけど」 
 妖夢さんにあたためたコンビーフを渡してから、野菜を簡単に準備する。キャベツ、たまねぎ、最初はそれに卵にしようと思ったが、いろいろ考えてジャガイモにした。卵はコレステロールが怖い。野菜を全部一緒に炒めて、そこにコンビーフを加える。脂の混ざった肉が焼けて、香ばしい匂いが屋台の中に漂った。
「コンビーフって、焼くといい香りがするんですね」
 あたためたコンビーフをつつきながら妖夢さんが言う。文さんの言うとおり、よくコンビーフと合うみたいで、レモンハイを飲むピッチが早くなっている。もともと早い方なので、かなりの早さだ。
「コンビーフも一応肉ですからね。味もついているんで、料理には結構便利ですよ。ほとんどなにもしなくていいので」
「料理の味付けって、余計なことをしなければ、だいたいどうにかなりますよね」
「基本の『さしすせそ』以外には、出汁とお酒、それにコショウくらいしか料理には使わないですからね」
「白玉楼にもそれくらしかないですよ。あんまり隠し味とか加えようとしても、ロクなことにならないですし」
 グラスを両手で持って、妖夢さんはなぜかちょっと恥ずかしそうにわらった。過去に隠し味で失敗したのだろうか? 隠しきれない隠し味になってしまったとか。
「隠し味は難しいですよね。少しだけだと意味ないですし入れすぎると、全体のバランスが崩れちゃいますし」
「さすがに、隠し味に塩を入れすぎて、砂糖でなんとかしようとしたりは、しないですけどね」
「それは初心者でもしないですよ。濃くしすぎたら、水とか出汁とかを加えて薄くするしかないですから」
「たしかにそうですね。そもそも、だんだん濃くしていくので、あんまり入れすぎは起こらないですけど」
 妖夢さんと料理話をしていると、あっと言う間にコンビーフと野菜の炒め物ができあがる。ちょっと醤油を加えただけで、基本的にはコンビーフの塩気のみの味付け。けれども、みんな美味しいと言ってくれた。やっぱり美味しいと言われるのは、いくら屋台を続けていても嬉しいものだ。
「そういえば、文ってもうお酒は大丈夫なのか?」
 今度は野菜とビールで飲み進めていた魔理沙さんが尋ねた。
「大丈夫になったのは、3日くらい前からかな。それにしても、魔理沙さん、よく知ってましたね。わたしがお酒お飲めなくなってたこと」
「ああ。妖夢にホテイシメジを渡したのはわたしだからな」
「あれには本当にまいりましたよ。ミスティアさんも妖夢さんも、うまくハメ手くれましたよね。確かにわたしが悪いですが」
 文さんが言うが、わたしは苦笑いするしかない。なんせ文さんにホテイシメジ入り蕎麦で服毒させたのは、わたしだから。
「文が本当に時蕎麦をやるとは思わなかったぜ。最初に本の数を誤魔化すためにパチュリーにやったのは、わたしだけどな」
「まったく、魔理沙さんもいつか文さんみたいにバチが当たりますよ」
「わたしは死ぬまで借りてるだけだから大丈夫だぜ」
 妖夢さんの忠告にも、魔理沙さんはどこ吹く風だ。ま、それでもどこか憎めないところがあるのが魔理沙さんだけど。
「そういえば、どうしてわたしが時蕎麦をやろうとしていることがバレたんですか? わたしが博麗神社に行ってから、仕事をして屋台に行くまで、そんなに時間はかかってないと思うんですけど」
 文さんの言葉に、わたしは妖夢さんと顔を見合わせた。実は「文さん時蕎麦事件」の全てをわたしは知らない。わたしが知っているのは、妖夢さんが屋台に来てからだけだ。
「最初はわたしが、博麗神社で時蕎麦をやったのがスタートだろ? パチュリーに本の数を誤魔化すために」
 それはさっきも聞いた話だ。でも、スタートはその話らしい。ちなみに、時蕎麦というのは、十六文の蕎麦を十五文で食べようとする話だ。わざと一文銭を用意して、「ひぃ、ふぅ、みぃ」と数えていく。そして、「なな、やぁ」、のあと「いま何時だい?」と尋ねて「ここのつです」と答えさせる。そのあと何事もなく、「とぉ、じゅういち……」と数えていけば、一文誤魔化せるというわけだ。魔理沙さんは、これを本でやったらしい。
「わたしは、誤魔化し方の取材に行ったわけじゃなかったんですけどね。たまたま近くを通りかかったら、パチュリーさんが魔理沙さんに押し倒されていたので、面白そうだと思って行ったんです。そういえば、あれ、なんでパチュリーさんを押し倒してたんですか?」
「あ、あれはただの事故だ」
 文さんが魔理沙さんに尋ねると、魔理沙さんは恥ずかしそうに頬を赤らめて、文さんから顔をそむけると、グラスに入ったビールを飲み干す。乙女チックな仕草と、ビールの組み合わせがちょっと新鮮だ。
「それで、そのあとはどうなったんですか? 今のままだと、妖夢さんがぜんぜん出てこないですけど」
 今度はわたしがお客さんたちに聞いてみる。
「わたしは、魔理沙さんがいなくなった後なので、パチュリーさんに取材したんですけど、パチュリーさんもあんまり取り合ってくれなくて」
「文の取材は、いっつも強引だからな」
「魔理沙さんには言われたくないです。それにわたしはただ真実を伝えたいだけですし。えっと……、それで、魔理沙さんが時蕎麦をやったことに、博麗神社にいた霊夢さんが気づいてて。そこでわたしは時蕎麦について知ったんです」
「それで、ここでやろうと思ったんですか?」
 妖夢さんがちょっと意地悪な目つきで文さんに尋ねる。妖夢さんは素直で単純なんて話をよく聞くけど、ここでの妖夢さんは、けっこう意地悪な気がする。
「もちろん、ちゃんとお詫びはするつもりでしたよ。でも、やってみたくなっちゃったんですよ。本当にこんな単純な話でひっかかるのかなぁと思って」
 がっくりと肩を落としながら文さんは頭を垂れた。でも、もうお詫びならもらってるのに。
 文さんは時蕎麦をやる日に、もらいものだと言って、この大吟醸をもって来たのだ。正直、これ以上お詫びをもらっても、こちらが困ってしまう。
「その後は、わたしが博麗神社に行ったんです。急に幽々子様が、紫様のところに行くことになってしまって、夕飯に作っておいたカレーが余ってしまって」
 妖夢さんがレモンハイを飲みながら話始める。「この時期のカレーなら、つくり置きしても痛まないのになぁ」なんて、どうでもいいことを思わず考えてしまった。このへんは、病気だから仕方ない。
「そのときにパチュリーさんに話しかけられて。『パパラッチが屋台で悪さをするから』って言われて」
「犯人はパチュリーさんですか。わたし、時蕎麦をやろうなんて一言も言ってないのに……」
「魔法使いの洞察力をなめちゃいけないぜ」
 さらに小さくなる文さんに、魔理沙さんが誇ったように言う。そんな二人を横目に見ながら、妖夢さんは話を続ける。
「時蕎麦をやろうとしてることもパチュリーさんから聞きました。あ、ちなみにホテイシメジを盛れって言ったのもパチュリーさんですよ? 『魔理沙なら持ってるだろうから。蕎麦の上なら、違和感なく盛れるわ』って言ってました。それで、言われた通り、魔理沙さんからホテイシメジをもらって、あとは屋台で待ちかまえてたというわけです」
「それで、あとはミスティアさんが蕎麦を作って、ホテイシメジを乗せるだけと。哀れか弱い少女は魔女の陰謀によって絡めとられてしまいましたとさ」
 なぜか物語風に語る文さん。でも、自業自得な気もしなくもないいけど。パチュリーさんなんて、一番怒らせたら怖そうなタイプだし。
「それで、ホテイシメジの効果はどうだったんだ?」
 魔理沙さんが尋ねる。いくら実験もキノコも好きな魔法使いでも、ホテイシメジの人体実験はしたことがないらしい。
「いろいろ大変でしたよ。二日酔いというか悪酔いで、頭は痛いし、気分は悪いしで」
「ま、たしかに、この様子じゃ大変だったんだろうな」
 言った瞬間、魔理沙さんが軽く口の端をつり上げて、ひどく意地の悪そうな顔をした。そして、帽子の中から新聞を取り出す。そこにはにとりさんに抱きつくようにして膝枕をしてもらっている文さんの写真が乗っていた。2人とも赤い顔をしているが、その原因はそれぞれ違うのだろう。
「だ、だれよこんな新聞を書いたのは!」
 文さんは新聞を奪い取ると、食い入るように新聞の記事を見つめた。さらに、とっくりから直接熱燗をあおって一気に飲み干す。熱くないのかな?
「やろう、ぶっころしてやる」
「その台詞は、あとで『ぎゃあ、じぶんごろし』って言うことになるからやめておいた方がいいと思うぜ。それに」
 魔理沙さんはそこで言葉を切ると、帽子から次々と新聞を取り出す。そのどれにも文さんとにとりさんの写真が大きく貼ってあった。文さんが後ろから抱きついて肩に顎を乗せたり、頬ずりをしていたり、押し倒していたり。
「そういえば文さん、絡み上戸でしたもんねぇ」
 妖夢さんがキャベツでコンビーフを巻きながらどうでもよさそうに言う。文さんは次々と出てくる新聞に、顔を真っ赤にしてなにも言えなくなっていた。
「そういえば、妖夢は昔、文に絡まれてたな」
「邪魔だったので、すぐに気絶させましたけどね」
「あんな鈍い音は、生まれて初めて聞いたぜ」
「柄でも、ちゃんと急所を攻撃すれば、一発で気絶させられるんですよ」
 サラッと恐ろしいことを言う妖夢さん。文さんがこの屋台で酔っぱらったのは、妖夢さんと飲み比べをしたときだ。結果的に負けてしまった文さんは、妖夢さんに絡んで行ったのだが、めんどくさかったのか、妖夢さんは楼観剣の柄で文さんの頭を一突き。頭を叩いたのに、なぜか石壁を叩いたような音がして、文さんはあっと言う間に気絶してしまった。
「妖怪の山相手に戦争を挑むか……。妖怪大戦争しかないわね」
「おーい、こっちに帰ってこーい」
 なにやら一人でつぶやく文さんを、魔理沙さんが呼び戻す。
「魔理沙さん、この手の記事の新聞、全部もらえませんか?」
「なんだ? 切り抜いてアルバムに保存するんですか?」
「そんなわけないですよ! さすがに妖怪の山全体に攻撃をすることはできないので、記事を書いた相手を各個撃破です」
「それ、あんまりやってること変わらなくないか?」
「いや、妖怪の山ではよくあることなので」
 妖怪の山というのは、思ったよりも物騒な場所のようだ。
 文さんは懐から文花帖を取り出すと、次々に何かを書き込んでいく。なんだか、暗殺屋さんが持っているビンゴ・ブックのようだ。仕返しが終わった相手には、大きなバツ印がついていくのかもしれない。
 文さんのビンゴ・ブック作成は、そのあと数分に渡って続いた。


☆☆☆


 冬は野菜が美味しい季節だ。その中でわたしが一番美味しいと思うのは白菜だ。生のまま漬け物にしても美味しいし、温めて鍋にしても美味しい。ぎゅっと味がつまっていて、とても甘くなっている。いろいろな食べ方があるけど、わたしが一番おすすめする食べ方は、
「熱いので気をつけてくださいね」
 すでに蓋の開いている土鍋をテーブルの上におく。作った料理は、白菜と豚肉の重ね蒸しだ。
「これ、ずいぶん手がこんでますよね。作るのけっこう大変だったんじゃないですか?」
 後から店に来た美鈴さんが熱燗を飲みながら言った。文さんは、ターゲットの暗殺に向かったのかすでに帰っていて、店の中は相変わらず3人だ。
「そこまででもないですよ。土鍋を火にかければ、あとは放っておいても勝手に出来上がるので」
 この料理は白菜の隙間に豚のバラ肉を挟んで、土鍋で蒸しあげるだけ。白菜から水が出てくるので、塩を入れるだけで、水はまったく加えない。最後にたっぷり大根おろしを乗せて、万能ネギを散らせば完成してしまう。シンプルだけど、凄く美味しい。
「お好みでポン酢をかけて食べてくださいね」
 本当はポン酢だけではなく、醤油とかもよく合う。すりおろしたニンニクをちょっと入れてもいいし、変わったところだと、豆板醤もピリッと辛さがきいて美味しい。
「白菜を食べてもしっかり肉の味がしますね。白菜そのものも、凄く甘いですし」
「白菜じゃなくて、キャベツで作っても美味しそうです。ロールキャベツみたいな感じで」
 美鈴さんと妖夢さんのピッチは衰えを知らない。むしろ、新しい料理にさらにテンポアップした気がする。とくに妖夢さんは、美鈴さんよりも先に来ていたのに。
「これ、夏場に作ってビールと一緒に食べるのもありだな」
 そんなことを言う魔理沙さんの右手には、しっかりとビールが握られている。そのビールは飾りですかと言いたい。たしかに、夏に飲むビールが格別なのは認めるけど。
「魔理沙さんは、季節感がなさすぎです。白菜は冬の野菜なんですから。夏には取れないですよ?
「まぁ、もののたとえってやつだ。妖夢だって、余裕がなさすぎだぜ」
「魔理沙さんには言われたくないですよ。魔理沙さんだって、普段はけっこういっぱいいっぱいじゃないですか」
「妖夢ほどじゃないぜ」
 たしかに普段の様子だったら妖夢さんの方が目一杯な気がする。なんていうか、一生懸命、いや一所懸命な頑張り屋さんて感じだから。お店でお酒を飲んでいるときは、強いから余裕たっぷりだけど。
「あと魔理沙さん、肉ばっかり食べないでください! もうほとんど入ってないじゃないですか」
「そうか? 別に肉ばっかり食べてるわけじゃないぜ? もともと白菜を食べる料理だから、あんまり入ってないんじゃないか?」
「え、これって肉を食べる料理じゃないんですか?」
 妖夢さんは驚いたのか、いつもよりも少し高い声になった。
「妖夢もまだまだねぇ。こういう料理は野菜を食べるものなのよ」
 美鈴さんが人差し指をたてて口の前で振る。
「でも、ふつう肉と野菜が一緒に入ってたら肉がメインですよ?」
「あれと同じよ。あれ。ぶり大根。あれだってぶりのアラから出た旨味で大根を食べるでしょ? それと同じよ」
「あ、なるほど。たしかにそうかもしれないですね」
 わたしのかわりに美鈴さんが上手に説明してくれた。美鈴さんの言うとおり、白菜を食べる料理なので、豚肉はそんなに入れてない。
「そういえば、ぶり大根も霊夢を励ます会以来食べてないわね。せっかくぶりの美味しい季節なのに」
「紅魔館で作ったりしないんですか?」
「和食ど真ん中だし、お嬢様が好きそうな料理でもないしねぇ」
 妖夢さんが尋ねると、美鈴さんは小さくため息をついた。今度美鈴さんのために、屋台で作ることにしよう。そんなに難しい料理じゃないし。
 それに、紅魔館でぶり大根というのも、なんかちぐはぐだ。紅魔館の洋風なイメージにも合わないし、料理を作るであろう咲夜さんがぶり大根を作っているのも、あまりイメージできなかった。もちろん、咲夜さんなら作ることはできるだろうけど。
「でも、あの会も結局ただの飲み会でしたよね」
「まぁ、主催が萃香だし。そもそも、特別なことをする気もなかったからね」
「実際、霊夢さんの問題は、どうしようもないところもありますからね……。わたしたちには」
 妖夢さんと美鈴さんがお酒を片手に、去年の末にあった霊夢さんを励ます会を回想する。
 霊夢さんを励ます会といっても、本人にその意図を伝えることはしなかった。ただ、霊夢さんを呼んで、みんなで賑やかに飲んだだけだ。いつもよりも人数も多かったし、料理も豪華にしたけど。
「霊夢さんが落ち込んでいる」と言ったのは萃香さんだった。原因は、博麗の巫女に関わること。どうも、人間が妖怪に殺されたらしく、霊夢さんはそのことを引きずっているようだったらしい。もちろん、霊夢さんならある程度は割り切ることができる。そうわかっていても、魔理沙さんと博麗神社で話している様子を、萃香さんは見ていられなかったそうだ。
「ま、霊夢は、霊夢なりに嬉しかったみたいだけどな。さすがに何も感じないほど鈍感でもないし」
 魔理沙さんがポツリと言った。その声は、いつもと少し違う声だった。いつもの魔理沙さんが昼間の太陽のような声だけど、今の魔理沙さんの声は、夜の月のような声だ。
「霊夢、何か言ってたの?」
 美鈴さんが、魔理沙さんの方に乗り出して尋ねる。美鈴さんの徳利が空になっているようなので、新しいものと取り換えた。魔理沙さんは自分で注いだビールの泡をぼんやりと見つめている。
「いや、別になんか言ってたわけじゃないけどな。あの会のあと、少し顔をだしたら、ちょっと元気になってた」
「ちょっとって言うのは?」
 新しい熱燗を注ぎながら尋ねる美鈴さんの視線は、とても優しいものだった。それは、霊夢さんのことを思うだけではなく、魔理沙さんのことも思っているようだった。
「そんな、はっきりしたものじゃないぜ。霊夢はあんまりまわりの影響を受けないからな。一人で沈んで、一人で回復する。昔に比べれば変わってきてるけど、今でも基本的には変わってないとおもうぜ」
 博麗の巫女は平等で周囲に左右されない。幻想郷ではよく言われることだ。けれども改めて言葉として聞かされると、その事実が重くのしかかってくる。普段あんなに賑やかな博麗神社の主でる霊夢さんが、本質的には孤独であるなんて。そしてここのお店で、みんなで賑やかにしても霊夢さんには届かないなんて。ちょっとショックな事実だ。
「霊夢って、昔はもっと周囲に無関心だったの?」
「昔の霊夢は、もっと真面目だったからな。四六時中博麗のことを考えてるみたいだった」
「今でも基本的には変わってないけどねぇ。なんか、咲夜さんがいっつも仕事のことを考えてるみたいな感じで」
 美鈴さんの言葉は、霊夢さんを的確に表現している気がした。一見不真面目に見えても、真面目な人というのは存在する。たとえば、目の前にいる魔理沙さんだってそうだ。この人も、基本的にはとても真面目な人だと思う。
「確かに咲夜には近いかもな。昔、風邪気味なのに雨の中異変解決に行って、そのあと一週間寝込んだなんてこともあったからな。あの頃は、わたしには異変解決なんて無理だったから……」
 じっとビールの泡を見つめ続けながら話す魔理沙さん。なんとなく、ビールの泡のように、魔理沙さんも消えてしまうような気がした。もちろん実際にそんなことはあり得ないのだけど。でも、いつになく魔理沙さんがか弱く見えた。
「魔理沙って、昔は異変解決に行ってなかったんだ」
「まだ何の魔法を極めるか迷ってた時期だったからな。とりあえず、自分の身を守れて、移動ができればいいと思ってたから。戦闘用魔法をいろいろ開発したのは、あの雨の日の後だ」
「やっぱり、霊夢のために?」
「ま、そうだな。いろいろそれまでにあったから。霊夢にも認めてもらいたかったし」
「霊夢にもねぇ……」
 魔理沙さんは「霊夢にも」と言った。
 それは、つまり霊夢さん以外にも認めてもらいたかった相手がいるのだろうか? それとも、ほかに別の理由があるということなのだろうか。美鈴さんも同じ場所が引っかかったみたいだけど、何も言わない。
 なんとなく、屋台の中は重たい雰囲気になってしまっている。それは、魔理沙さんが発する雰囲気のためだろう。よくよく考えてみれば、魔理沙さんも人間なのに、一人で魔法の森で暮らしているわけで。
 あんまり言いたくないけど、なにか複雑な事情を抱えているのは必然だ。
 さっきまで魔理沙さんが話していたことは、その複雑な事情にも関わってくるのかもしれない。
「わたしのスペルカードに、マスタースパークがあるだろ? あれ、ちょっと変だと思わないか?」
 沈黙を破って、魔理沙さんが突然言った。
 マスタースパーク。魔理沙さんの代名詞とも言えるスペルカードだ。強力な光熱波で相手を焼き尽くす光線。痛い目を見た妖怪は数知れず……。
「ま、わたしは知ってるわね。よく喰らってるし。妖夢は?」
「もちろん知ってますよ。魔理沙さんは魔砲使いって呼ばれるくらいですし」
 2人ともやはりマスタースパークのことは知っている。でも、変というのはどういうことなんだろう?
「あれ、もともとは霊夢対策のスペルカードなんだ。まだ1回も霊夢に勝てなかったころに、どうしても霊夢に勝ちたくてな」
「霊夢対策にマスタースパーク? 結構単純だから、霊夢相手だと簡単に避けられそうだけど」
 美鈴さんが不思議そうな顔をする。
「霊夢は動きが遅いのが弱点だからな。いきなり幅広いレーザーを撃てば勝てるかもしれないと思ったんだ。だからあのスペルは本当は霊夢のためのスペル。それだから『恋符』ってつけたんだ」
 魔理沙さんは澄み切った声で言った。その声は、耳の奥に刻み付けられるような声だった。
 そういえば、マスタースパークはたたの光線なのに「恋符」とついていた。魔理沙さんの他のスペルカードは、「光」や「魔」が多いのに。
「つまり、その頃の魔理沙は霊夢に恋をしていて、霊夢のために作ったスペルがマスタースパークだったってこと?」
「ちょっと違うぜ」
 美鈴さんの言葉を魔理沙さんが否定する。
「正直、今思うと恋じゃなかった。憧れとか、このまま放っておいたらどんどん強くなって孤独になっていく霊夢をどうにかしたいとか、そういう気持ちだったかな。霊夢はわたしと大差ない歳なのに、人間離れして強かったから」
「そういうのが、恋になるような気もするけど」
「でも、現実に今も昔も、わたしと霊夢が恋人だったことはないからな。もっとも恋人以上の友達ではあるけど」
 魔理沙さんはためらうことなく、あの澄み切った声で言った。
 恋人以上の友達。
 それが、いろいろなことがあった2人の関係なのだろう。
「ま、そんなわたしが言うんだ。霊夢がここでの騒ぎで元気になったのは間違いないぜ」
 言ったあと、魔理沙さんは泡のなくなったビールを一気に飲み干した。
「だから、ま、わたしがお礼を言っておくぜ。ありがとうって。霊夢が素直にお礼を言うとも思わないからな。それと、ミスティア」
 魔理沙さんがいきなり手招きをしてくる。カウンター越しに頭をだすと、いきなり頭を優しくなでられた。
「なんだかんだ言って、霊夢もここを気に入ってるみたいだ。これからも、よろしく頼むぜ」
「でも、料理くらいしかできないですよ? そんな霊夢さんをどうにかするなんて……」
「無理じゃないぜ。すぐには変われないだろうけどな。人間は少しずつしか変わっていけないからな。それじゃあ、ビールのお代わり」
 それだけ言うと、魔理沙さんはくるっと美鈴さんの方を向いてしまった。
 思わず、わたしは呆気にとられてしまう。
 なんだか不思議な気分だ。いつもと違う魔理沙さんと、いつもとは違う頼まれごと。ただ普通の屋台をやっているだけなのに。
 せめてもう少し具体的な話を魔理沙さんにしてもらいたかったが、魔理沙さんはすでに美鈴さんや妖夢さんと話はじめていた。
 話題は、マスタースパークで霊夢さんと戦ったときのこと。結果は勝ったとのことだ。
 けれども、その後にさらに本気になった霊夢さんにボロボロにされたらしい。本人曰く、「あの時の霊夢より怖い相手とは戦ったことがないぜ」とのこと。魔理沙さんがそこまで恐れおののくなんて、考えたくもない相手だ。
 魔理沙さんは、さっきまでの静かさが嘘のように賑やかな声で、ビールを片手に騒いでいる。
 わたしは、やっぱりこっちの魔理沙さんが好きだ。
 魔理沙さんがいるだけで、お店が明るくなる。美鈴さんや文さんとは違う、純粋無垢な明るさ。もちろん、いろいろ事情があるのも分かるけど、この屋台にいる間くらいは、そんな事情は忘れて楽しんでもらいたい。
 そう思うと、急に魔理沙さんにもう一品出してあげたくなった。よく見れば、重ね蒸しの白菜と豚肉はすっかりなくなってしまう。ビールがあるのに料理がないのは、ちょっと寂しい。
 今日お店にあるものだと、ビールに合うのはやっぱりコンビーフ。スライスして焼くのが一番ビールに合いそうだ。
 3人の会話は、いつの間にか妖夢さんの初恋話になっている。「え、妖夢って『幽々子様のお嫁さんになる』とか言ってたんじゃないの?」って美鈴さんがからかうと、妖夢さんは「どこでその話を聞いたんですか!」と自爆してしまった。すぐに魔理沙さんが悪戯っぽい顔つきになって、妖夢さんをからかい始める。
 わたしが贅沢者なだけかもしれないけれども、やっぱりお店はにぎやかな方がいい。
 そんなことを考えながらコンビーフをフライパンに並べて、ソース替わりのマスタード入りマヨネーズを準備していく。
 今日の夜は、まだまだ続きそうだ。


☆☆☆


 外はふわふわと綿のような雪が再び舞って、冷え込みが厳しくなってきている。
 魔理沙さんはすでに帰っていて、お店の中は美鈴さんと妖夢さんだけになっていた。すっかり夜も更けて、そろそろ店仕舞いの時間だ。
「今日の魔理沙さんは、なんかいつもと違う感じでしたね」
「魔理沙も霊夢も、いろいろ考えすぎなのよ。どっちも似た者同士というか」
 妖夢さんの言葉に、美鈴さんは呆れたように言った。
「たしかにあの二人はマジメですしね」
「妖夢もなかなかだけどね」
「それは美鈴さんが不真面目すぎるだけでは?」
「そうかも」
 美鈴さんは否定もせず、クスクスと笑う。
 気分転換したかったのか、珍しくモスコミュールを飲んでいた。ちょっとおしゃれで、よく似合ってるけど。
「でもさ、これくらいでちょうどいいと思うのよね。魔理沙も言ってたけど、ちょっとずつしか進めないんだから」
「魔理沙さんが、ゆっくり進んでるとは思えないですけどね」
「ま、自分のことは自分が一番わからないからね」
「美鈴さんもですか?」
「もちろん。わたしだって、ただの妖怪だからね」
「サボり魔ってオマケはつきますけどね」
 相変わらず妖夢さんはチクチクと美鈴さんを攻撃する。もう何十杯目かわからないレモンハイを飲んでいるけれども、顔色はまったく変わっていない。さすが妖夢さんだ。
 店の中には、静かな時間が流れ始めた。会話のペースもゆっくりになり、外からは時々木から雪が落ちる音だけが聞こえてくる。今夜は風も静かだ。
「はぁぁ。やっぱり、ここは落ち着くのがいいですね。騒がしいのも楽しいですけど」
「美鈴さんはのんびりしすぎだと思いますけどね。でも、いつでも楽しくて、のんびりできるのが、ここのいいところですよね」
「そ。だから、魔理沙も霊夢もここに来るんじゃない? 料理も美味しいしね」
 その時、一瞬だけ美鈴さんがこちらを向いてウィンクした。あわててわたしもなにか言葉を返そうとするが、その時には、もう妖夢さんとの会話に戻ってしまっていた。
「ちょっと、提灯消して来ますね。もしお酒が足りなかったら、自分で作ってください」
 それだけ言って、わたしは外に出た。
 外は風がなくても、やっぱり寒い。
 提灯の火を消すと、あたりが暗くなって、さらに寒さを感じた。
「霊夢さんも、魔理沙さんも一人でずっと過ごして来たんだよね」
 雪の舞う空を見上げながら、つぶやいた。
 あの二人は、こんな寒い日でも、一人で過ごして来たのだ。しかも、小さな子供だったころから。
 そんな二人が出会えば、特別な関係になるのは、自然なことだろう。
 そして、魔理沙さんはわたしを信用して、「霊夢をよろしく」と言ってくれた。
 正直、ちょっと重たい。
 けれども、もし、わたしの料理とこの空間で、霊夢さんが少しでも良い方に変わってくれるなら。そして、魔理沙さんも屋台にいるときは楽しんでもらえるなら。
 それなら、わたしでも、霊夢さんや魔理沙さんの力になれるかもしれない。
 だから。
「明日も楽しい夜になるといいな」
 もし、明日霊夢さんや魔理沙さんが来ても、楽しめるように。
 
いつもの夜の6作目。最初は白菜と豚肉の方がタイトルだったのですが、コンビーフもメイン並のボリュームになってしまったので、タイトルには両方並べてみました。
今回は、いつもの夜の前作と、時蕎麦の話の後日談という感じです。ちょっと霊夢さんに関するところが重たいですけど……。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでもたのしんでいただければ幸いです。
それでは(コンビーフの缶詰をくるくるとやってから)乾杯!
琴森ありす
http://yaplog.jp/vitalsign/
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コメント



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1.100名前が無い程度の能力削除
ハメ手

霊夢を出さずに、逆に出さないことでレイマリを描き出したのがすごいです。おいしそうな食べ物の描写、伝わる場の雰囲気。実によくできています。
2.80奇声を発する程度の能力削除
雰囲気が良かったです
3.100名前が無い程度の能力削除
CMでみてて白菜と豚肉の料理すごい食べたいと思ってるんだが面倒くさそうなのがなー
9.100名前が無い程度の能力削除
コンビーフって食べたことないなぁ。
美鈴のモスコミュールはなんとなく生ライムにジンジャーエールではなくジンジャービアってイメージですね。
10.90名前が無い程度の能力削除
雰囲気いいなー。素敵だ。
11.100名前が無い程度の能力削除
しまった、飯テロだ!!

旨みを吸った野菜が主役 よく分かりますw
お鍋とかも年取ると野菜が美味しくなってくるんですよねぇ…。
12.100名前が無い程度の能力削除
あぁ、飲みたくなってきたw
15.100名前が無い程度の能力削除
コンビーフは普通の肉より高いからあまり食べないなぁ・・・ああ、おなか減った
屋台も、そこに集う人妖たちも素敵です
20.100名前が無い程度の能力削除
食べ物もおいしそうでしたし
いつもの夜シリーズ(と言っていいのかわかりませんが)のなかでいきなり重い話が出たのでびっくりしましたが
それも含めての100点です。