Coolier - 新生・東方創想話

巨人の箱庭

2014/01/06 22:13:21
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 私は、そこまでを書き記して顔を上げた。
 パチュリー女史の話に違和感を覚えてしまったからだ。
 幾度か紅魔館を訪問しての聞き書きの途中、彼女の話に不可思議な印象を抱いたのは、たぶん、それが初めてだった。

 女史の眼は近眼鏡のレンズ越しに、つまらなそうにこちらを見つめている。こちらの態度には取り立てて興味もないといった風に、しかし、自分の話すべきことは未だ残っているというように。私は耐えかねて、なお話を続けようとする彼女を遮るようにして言った。

「ちょっと待ってください。それでは、“巨人(ユミル)の箱庭”なる書物は、そもそもパチュリーさんの創作であり、巨人復元の実験もまた、初めから行われてなどいなかった……ということなのでしょうか?」

 私の解釈を、女史は鼻で笑った。
 そして私たちふたりが向かい合った円卓の上に頬杖を突いて、その青白い、学者然とした細面を一瞬ばかり歪ませる。まったく何も解っていないのね、と、いうように。

「いいえ。“巨人の箱庭”は確かに存在するのだし、巨人の復元も実際に行われたわ」
「でも先ほどあなたは“巨人の箱庭”の来歴――ある偽書に関する虚構の歴史をあらゆる記録に差し挟むことで、ようやく件の文献を現出せしめたと仰いました。しかし、私がいま・ここで・あなたから聞いて・記録している巨人復元の実験についての諸々は、そもそも“巨人の箱庭”という文献をモデルとして行われたはずだ。あなたは、ありもしない文献をヒントに巨人を造り出そうとしていたことになる。話が破綻しています。もしこれが何かの小説だったら、読者にそっぽを向かれてますよ」

 至極当然の疑問であるはずだった。

 パチュリー女史の話に、ちょっとした粗を見出したと思ったそのときの私は、いささか鼻息の荒いところがあったと思う。何せ、彼女の話はまったく矛盾していると言わざるを得なかったからだ。『巨人の箱庭』が実在する書物というのなら、パチュリー女史がわざわざその存在をでっち上げる必要性がない。反対に実在しないのだとすると、この書物を基にした実験が行われたという話そのものが嘘だということになる。

 だが、パチュリー女史は相変わらず涼しい顔のままだった。
 私だけが、常に冷静な彼女の前で、ひとりで気を吐いているのである。
 女史はゆっくりと、噛んで含めるような口調で言った。

「“巨人の箱庭”はこれまで存在したし、いま存在しているし、そしてこれから存在し得る書物なのよ。言ったでしょう。この魔法図書館には、いずれ記述されるだろうあらゆる文書がその姿を現す。“歴史は無限に書き換えられ、未来は決して変わることがない”。今、ここにいる、私たちにとってはね」

 あまりに観念的すぎる女史の話は、直ぐには理解しがたかった。
 こちらが答えに窮しているのを見ると、自らもまた慎重に言葉を選ぶ様子で、彼女は続ける。

「私たちに時の流れを遡行することはできない。ただし、“記述”された文献から、断片的な“事実”の面影を読み取ることがかろうじてできるというに過ぎないわ。はるか遠い未来において、過去にあったというある事物の実存を検めるには、その過去についての“記述”を参照するより他にない。一方で“記述”の恩恵に与れなかった存在は消滅し、悪質な“記述”につけ入られた存在は、その存在を無制限に変更されてしまう。そういうものだわ、歴史というのは。そして私たちは、呪いにも似た“記述”の力により、無制限に変更された歴史に倣うことしかできない」

 息を呑む私をよそに、話は続く。
 パチュリー女史の口調は、いつか愉悦の色をさえ帯び始めている。

「“精巧な虚構は不確かな現実よりも現実的であり得るし、現実の方が虚構の模造ともなり得る”。言ったでしょう、つまりそういうことなのよ。私たちは無制限に歴史を書き換えることができるのだし、そうした仕事をするということもまた、“誰か”に書き換えられた結果として存在している、避けがたい現在であるのかもしれない。“巨人の箱庭”は、自らパロディのパロディを生み続けるの。巨人の屍体から創られた世界が、自らもまた巨人を模造し、それを殺して世界を複製しようと試みるように。何が原典であり、誰が著者であるのか、少なくとも幻想郷では――この魔法図書館では限りなく無意味に近い問いだわ。なぜなら精巧な“記述”によって造り出された虚構は、“記述”の存在しない曖昧な現実よりもなお、はっきりとしたプロフィールを持つのだから」

 私はいつしか、女史の話を記録することを放棄していた。
 耐えかねてペンを放り出し、彼女に背を向けて円卓から逃げ出そうとする。
 すると彼女は、追い打ちを掛けるかのように最後の言葉を口にした。

「“何者かが巨人の箱庭という書物を偽造する”ということもまた、きっと何者かに偽造された虚構だわ。きっとね」


――――――


 パチュリー女史の元から逃げ出しはしたが、私の気持ちは未だ晴れない。
 広大な魔法図書館から決して退出することもなく、どうすれば良いかという結論にも至らぬまま、いつまでもあちこちの書架の間を歩きまわり続けていた。

 すると、そのうち身体が温まって頭への血の巡りもよくなったのか、またひとつ、別の思いが浮かび上がってくる。

 たぶん、女史は私をからかおうとしたのではないか? 

 不快さの中にも未だ、そういう希望的観測を求める気持ちが私にはあった。
 なにぶん、魔女は偏屈さを美徳としているようなところがある。彼女が私に記録させたいっさいの話と、その後で語った“種明かし”は、前後含めて、客をもてなすための壮大なホラ話だったのではないか? 

 となると、瞬間的に怒って逃げ出した私の方にこそ非があると言わざるを得ない。
 ミュンヒハウゼン男爵が語る幾多の冒険譚のように、手の込んだ物語として聞くのが礼儀ではなかったか? それならば私はむしろ、パチュリー女史の話をその結末まで記録しなければならなかったはずだ。

 そんなことを考えながら――私は魔法図書館に幾つかある、窓のない小部屋の前にまで歩いてきてしまっていた。

 パチュリー女史の図書館はあまりに広すぎるため、こうした小部屋が一定の間隔を置いて配置されている。いちいち書架から机に本を持って行くのが手間だというとき、いちばん近くの場所で読書や筆写の作業に入れるように、という狙いがある。

 私はそのなかのひとつに入って、しばし頭を冷やそうと決めた。

 ドアをノックして、部屋の中から何の反応もないことを確認すると、遠慮なく身体を滑り込ませる。中には大きな四角いテーブルがひとつと、それに四人分の椅子が備えられてある。テーブルの上には、魔法に基づく不尽の火種を宿した、照明用の小さなランプ。それに四方の壁にはドア以外、やはり大きな書架と、書架を上から下まできっちりと満たす膨大な書物の群れが占領していた。

 誰にも見られていないのを良いことに、私は遠慮なく椅子のひとつに腰かける。
 しばらく眼をつぶって物思いにふけっていたとき、すると、ここでひとつの失敗に気がついてしまった。パチュリー女史の話を記録した原稿を、彼女の元に忘れてしまっていたのである。これでは、執筆の続きに掛かることができない。だが、今さら取りに戻るのも何だか躊躇われた。私は諦めて――、ひとまず読書でもしようと決め込んでしまう。幸い、この小部屋にもまた、未だ私が知らぬ書物や文献は山とあるはずなのだ。

 再び立ち上がり、何か面白そうな本はないかと眼を走らせる。

 しかし、私は……どうしても気づきたくなかったものに、この小部屋の中で気づかされてしまった。部屋の北側に設置された書架のうち、右側の上から二番目の列に差し込まれていた本の書名にである。

 私はしばし眼を疑った。
 やはり、未だ冷静さを取り戻していないのではないかと不安になった。
 だが、深い呼吸のあと、何度も何度も書架を見返して、私は私の眼に映った物が、決して誤りではないということに気づいてしまったのだ。

 私が発見し、書架から抜き出したこの本は、その書名を『巨人(ユミル)の箱庭』と記されていたのである。

 途端に高まる動悸に全身の筋を操られるようにして、私は『巨人の箱庭』の表紙を開き、次々とページを繰っていく。さして厚くもないこの本の冒頭は、語り部であろう“私”という訪問客が、巨人の復元なる奇妙な実験について、ひとりの魔女から聞いた話を記録していくという筋書きを予想させた。その件(くだり)は、こうである。

≪『巨人の復元』ということについて、私はパチュリー・ノーレッジ女史の口から直にそのあらましを聞き知った。紅魔館に据えつけられた天文台の処遇について、少し、彼女と話し込んでいた日のことだ。≫

≪かの天文台がいささかパチュリー女史の不興を買っていたらしいというのは、私も知ってはいた。天文台と、そこに設置された天体望遠鏡を最適に運用するには、まず晴れた夜、そして人工の光のない静かな闇が必須である。だが命名決闘法(スペルカード・ルール)の施行以来、幻想郷の夜と来たら、弾幕勝負で極彩色の光が撒き散らされぬ夜はない。もちろん、これでは満足な天体観測など望むべくもなかった。≫

 おそらくは驚愕であろうものが、ぞくぞくと身のうちを駆け上がっていく感触があった。
 この書物に記された冒頭部分の文章は、“私がパチュリー女史から聞き取った、あの巨人復元のあらましを記した原稿と、そっくり同じだったからである”。

 私は急ぎ、結末部分までページを確かめようと試みる。
 それならば、この“物語”のラストシーンはどうなっているのだ、と。
 未だ存在さえしていないはずの、私が書き切るはずだったこの本の結末は?
 そこに至る途上までのあらすじは、一片の疑いようもなく、次の通りの内容だった。
 魔女の――パチュリー女史の話に憤りを覚えた“私”は、彼女の元を去り、そして魔法図書館に備えられたひとつの小部屋にたどり着く。その部屋の書架に“私”は、自分がいずれ完成させるはずだった『巨人(ユミル)の箱庭』と題された書物が納められているのを発見する。…………。

 頭の中では、パチュリー女史の言葉がやかましく響き渡っている。

『“歴史は無限に書き換えられ、未来は決して変わることがない”』

 私が完成させるはずだった本は、すでに“私”が完成させているという形で歴史が書き換えられ、そしてそれを私が発見する。そのくり返しだけが、ここには在る。未だ完成せず世に出てもいないはずの書物の――その“私”による完成版が確かに出現し、本としての体裁を整え、私に読まれることを期待して存在するという形で。

 このとき私の心には、またにわかに頑なさが蘇ってきた。
 こんなことがあるはずはない。私は常に私という個人、私という個体でしかないのである。『巨人の箱庭』という文書を私が著したということは、無制限に世界を複製し続けているのはどこまで行っても私ということになる。“歴史に虚構を織り交ぜて現在に至るまでを書き換え続けているのは、紛れもなく私ということになる”。だが、私自身にはもちろんそんなことをしようという意思はないし、そんなことを仕出かしてきたという記憶もない。しかし、どこかで箍(たが)が外れている。『誰か』が、確かに箍を外したのだ。

『巨人の箱庭』をテーブルの上に放り出し、片っ端から書架に納められた書物の群れを引っくり返した。“いま、ここ”がすでにつくり変えられて久しい世界なら、歴史、過去に関する記述には何らかの齟齬が生じているはずだ。この幻想郷、この紅魔館、この大図書館に関連する自らの記憶と、文献のなかに存在する記録とが食い違っていなければならない。歴史を書き換えるほど強大な勢力を持つ“記述”に、私が違和感を持っているということは、つまり、“それ”は人の精神の中身までは書き換えることができないという事実を、意味していると考えられるからである。

 書架の中から、私は紅魔館とその住人の来歴について記録した私家版の年代記を見つけ出し、その内容を眼で追った。そこには、今回の出来事のきっかけとなった、紅魔館の天文台についての項目ももちろん記載されている。ちょうど半年前に新たに加わった記録から順に、時計の針を巻き戻すように遡って読み進めていく。

 私はやがてある事実に気づく。
 ここには、紅魔館の創建は一五四二年のルーマニアとされ、その時にはすでに、館の三分の一を覆う巨大な天文台が備わっていたと書かれている。天体望遠鏡が発明されたのは一四九四年、フランスのグランド・シャルトルーズ修道院に属するカルトジオ会の修道士が、星辰の位置に関する研究のために制作したのが最初とされている。だが、件の年代記に記されたそれより後の時代の記録においては、そもそも“紅魔館に天文台など存在しない”。加えて、科学史に関する他の文献――それは御阿礼の手で記されたため改竄不可能と目された、もっとも信頼性の高い書物だったが――を参照すると、望遠鏡の発明自体、一六〇八年にオランダの眼鏡職人が手掛け、特許を申請したという理解が為されているのだ。

 このことについては、さらに詳細な検討を要した。

 この年代記の記録は、最新のものに近くなるほど、どういうわけか古い時代のものとの矛盾点が大きくなっていくという傾向を示し始めていた。そしてもっとも新しい記録によると、『紅魔館の時計台にて大規模な清掃を実施』という旨のことが記されている。そこには、やはり時計台の清掃についての文々。新聞の記事の切り抜きさえ挟まっていた。

≪紅魔館の創建時からそびえる由緒正しい時計台。その清掃を指揮するメイド長・十六夜咲夜さんは、「お屋敷のシンボルなのですから、どこから見ても美しく輝くように仕上げなければなりませんわ」と意欲を見せた。……≫

 この記録は、年代記作者の誤りなどでさえなければ、より古い時代から順番に、歴史の記述が置き換わっているという事実の示唆ではないだろうか。“それも、『巨人の箱庭』の内容にもっともよく適合する形式となるように”。本来、巨大な時計台を備えた建造物であるはずの紅魔館は、いつしか天文台を備えた館として歴史上に“記述”され、しかもそれが自明として疑いようのない現実と化しているらしかった。そして望遠鏡の発明者もまた、十五世紀の修道士などではなく、十七世紀の眼鏡職人でなければならなかったのだ。否、そうだったのだ、本来の歴史の流れならば。

 だが私は、パチュリー女史に案内されて天文台を見学したことがある。それにまつわる記憶を持っている。開閉式のドームを支える武骨な骨組みも、望遠鏡が撤去された後のがらんとした台座も、弾幕勝負のせいで役立たずと化してしまった望遠鏡に愚痴をこぼす女史の目つきも、すべて完璧に覚えている。科学史のひとコマにおける望遠鏡の発明について、レンズを組み合わせて遠くを見るという修道士の知恵に感心した記憶も、実に鮮明なものを抱えてしまっている。

 幻想は他者から信じられ、信仰を受けることで実存する。
 つまりそこでは虚構でさえも、信頼にも似た確信を注がれ続けることで事実となる。

 幻想郷におけるそのような法則が、もしあらゆる地平において適用されるというのなら、『誰か』の手で変更された歴史は、今まさに現代に、現実に、追いついてしまったということだ。逃れようもない“記述”の奔流は、やがてこの年代記の最新の記述をも飲み込むことが容易に予想される。更新された後の記事において伝えられる出来事は、紅魔館時計台の清掃ではなく、紅魔館天文台から一五四〇年製の反射式天体望遠鏡が撤去されるというエピソードに違いないのだ。

 眼が眩むような思いで、私は年代記の表紙を閉じた。
 そして『巨人の箱庭』について、パチュリー女史から聞いたことをもういちど思い出さざるを得なかった。

『巨人の箱庭』という書物は、“すでに原典を喪失している”。
“現存しているのは、写本だけではなかったか”。

 自身の内側に向けて無限に自身を複製し続ける、それ自体もまた複製である書物。
 ならば、偽造されたその原典はどこにあるのか。あるいは初めから存在しなかったというのだろうか。写本は自らを存続させるために、無限に歴史を書き変え続け、新たな世界を生み続けている。それを、くり返しくり返し“記述”するよう定められた『私』という存在こそは、物語の書き出しと共に産み出され、結末と共に殺されて、新たな複製の礎となる巨人(ユミル)の役目を負わされているということなのか。

 私は、すべてを悟って筆を執る。
 この書物に結末をつけるために、最後の部分を書かなければならないからだ。

 私は自らの仕事を成し遂げなければならない。なぜならばそれが、『巨人(ユミル)の箱庭』という虚構の中で許された、数少ない真実だからである。ラストはすでに決まっている。私は“私”がかつて著した書物の結末を引用し、それを忠実に実行するだけで事足りる。私は、かつて“私”が成し遂げてきた無制限のパロディを複製し続けるだろう。そして私の後に出現する幾つもの“私”も、私の成し遂げた仕事を複製するに違いない。

 少なくとも、このヴワルの魔法図書館に流れる時の経過のなかでは、それがいっさいの罪なく許容され、何の瑕疵もなく実行される。幻想は虚構となり、虚構は歴史を書き換え、歴史はやがて事実としてわれわれ自身をも“あらかじめ定められ、同時に幾度も繰り返してきた姿に”変容させる。ただそれだけのことであるに過ぎない。すべてが結実を見たとき、複製された『巨人(ユミル)の箱庭』は、魔法図書館の中のいずれかの書架に納められるのだ。けれど私は、決して孤独などではない。『巨人の箱庭』が自身を複製し続けるということが永遠に不変の事業であるというなら、その中に残された御阿礼による科学史の書物もまた、不変の書物に違いないはずだからである。

 私は今から、この“物語”の結末を記す。
 すでに見知ってしまったそれは、次のような一文で結ばれなければならない。

≪『巨人の復元』ということについて、私はパチュリー・ノーレッジ女史の口から直にそのあらましを聞き知った。紅魔館に据えつけられた天文台の処遇について、少し、彼女と話し込んでいた日のことだ。≫
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コメント



0.610簡易評価
2.80名前が無い程度の能力削除
いい意味でどう感想を書いたもんだか悩みます。
大変興味深く読ませてもらった事は確かなのですが。
8.100前作13番。他意は無い。削除
この筆記自体断片でしかないが幻想の共有に成功せしめた時、”孵る”と云うプロセスが付与された時、
孵らない卵であった巨人は私達の中に確かに生まれ、各々の意志ある物語として歩みを創める。
ひとページでしかなかった”私”は”我ら”となり本と相成る。
人間の潜在意識集う場所。パワー(点数)もまた生まれもす。

作者頑張れ。
11.90Admiral削除
もっと直接的な「進撃の巨人」パロかと思ったのにwこれは上手い。
語り手はあややでしょうか?前半を読んでいたときは小悪魔かなあ?と思ったのですがw
前半の疑似衒学的な表現は「黒死館殺人事件」を、後半の多重世界観は「百年の孤独」を彷彿とさせられました。
ゴチでした。
12.100名前が無い程度の能力削除
他に無いけれど、これ以上なくパチュリー・ノーレッジらしい話でした。
ところでどうやって幻想郷に行ったんですか!?教えてくださいお願いします!
13.70奇声を発する程度の能力削除
面白かったです
17.100超空気作家まるきゅー削除
スリリングな書き方で、論調的なSFに似ているかも
問題は精液的な要素も毒的な要素もなくて、
こう、なんというか………

無味無臭な結晶体を見て、悦に入る作者さんを眺めているような感じというか。

でも嫌いじゃないなぁ……というか

そんな感じなんだけど。
20.70名前が無い程度の能力削除
構造的にとても面白かった。語り部は誰なんだろう、というのが若干気になりました。
23.90名前が無い程度の能力削除
こういうの好きです。
24.10名前が無い程度の能力削除
非常に読みづらい