Coolier - 新生・東方創想話

紫 同人誌を買う之巻き

2013/12/20 21:46:28
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ある寒い冬、紫は霊夢に頼まれ外の世界のスーパーに出かけた。
「私はいつから霊夢のぱしりになったのかしら。小さい頃は可愛かったのだけど…」
そう言いつつ紫は普通のスーパーに普通のコートを着て普通に買い物をした。もちろん誰も紫を怪しんだりはしなかった。
「お魚とお米とお肉とお野菜とお酒と…」
紫は買うものをチェックして買い物かごに入れていった。
「幻想郷も寒いけど外の世界も寒いものねぇ。」
清算を済ませて店を出て駅の近くで紫は買い物袋をベンチに乗せ自分も座った。
そして紫は辺りを眺めると1店舗の本屋が気になった。
「あそこの本屋は普通とは違って少し暗いわねぇ。」
紫は何度か買い物に訪れる度にこの本屋が気になっていた。
「ちょっと行ってみようかしら、時間はまだまだあるし。」
紫は荷物が少し重かったので駅のコインロッカーに荷物を入れてから手ぶらで向かった。
「なんだか狭いわねぇ、でも外から見ると暗そうに見えるけど意外と中は明るいのね。」
そんなことを小声で言っていると店員がいらっしゃいませー!と大きな声で紫に言った。
少し紫はびっくりしたが店員にニコリと笑ってびっくりしたのを誤魔化した。

紫は店を物色していると今まで見たことの無いほどの薄い本を見つけた。
「なに、この本、薄いわねぇ。紅魔のお嬢様がたまに書いている小説本くらい薄いわねぇ。」
紫はいろいろなアニメキャラが載っている本を見ているととんでもないものを見つけた。
「こ、これ霊夢じゃない!しかも魔理沙とキスしてる…これは天狗が撮影したものなのかしら。」
そしてその薄い本を紫は霊夢の土産に買っていこうと思い手にとってレジに向かおうとしたがさらにすごいものを見つけた。
「これは一体どういうことなの!」
紫の目線の先には東方キャラの絵が描かれている本が何冊も何冊もあった。
「これ、、全部あの天狗が撮ったものなのかしら?いや、そんな訳ない。それぞれ顔がちょっと違う。」
そして紫はこれは全て人が書いたものだということに気付いた。
「これ、全部人が描いたものなのね、幻想郷に行った人が描いたのかしら?」
不思議に思っていると自分の本もあった。
「あ、これ私や神奈子に白蓮まで出てる、、、」
紫は本を手に取った瞬間言葉を失った。
「………………」
紫は5秒ほど経ってから口を開いた。
「…誰がババアですって!!!」
その本にはババアの熱血戦争EXと描かれていた。
「いい度胸ね、どんなものか拝見してやるわ。」
紫は同人誌2冊を持ってレジに向かおうとしたが怒りが収まらず本を置いて近くの自動販売機でコーヒーを買って心を落ち着かせた。
「ふぅ、まったく命知ずの絵描きがいるものね。」
コーヒーを飲み終え紫はもう一度本屋に戻った。先ほどの同人誌2冊を手に取りもう一度東方コーナーを覗いた。
「アリスや紅魔のメイドなんて可愛く描かれてていいわねぇ。」
そして紫はあるコーナーが目に留まった。
「なんだかここはイカガワシイところね、土産に一冊あの人に買っていこうかしら。」
紫はそのコーナーから妖夢と幽々子薄い本を取り出した。
「この前妖夢にお鍋をご馳走になったからそのおかえしね♪」
なんともいえない恐ろしい笑みが紫の顔からは出ていた。
「お鍋をご馳走になっても結局ほとんど幽々子が食べてしまったから私はあまり食べれなかったのよね。あそこで妖夢が幽々子を止めていればこんなことにはならなっかたのにね、妖夢さん♪」
合計3冊を手に取りレジへ向かった。店員は物珍しそうに紫をちょくちょく見ていた。
「合計1,020円になります。」
紫はお金を取り出し支払い商品の入った袋を受り店を出た。
「ふふ、いい土産が出来たわ。」
そう言いながら駅のコインロッカーから荷物を取り出しトイレに入りスキマへと消えていった。


「ふぅ、霊夢、買ってきたわよ。」
「あら、ありがとう。今回は時間が掛かったのねぇ。寄り道でもしてたの?」
そして紫は薄い本の入った袋を取り出し霊夢に見せた。
「なにそれ?寄り道して買ったもの?」
本はは青色のビニール袋に入っていて外からは何が入っているのかは見えない。
「霊夢に、お土産があるのよ♪」
そういって紫は霊夢と魔理沙がキスをしている薄い本を取り出し霊夢に見せた。
「ちょ、ちょっと何よこの本!?」
紫は少し意地悪な感じで続けた。
「この表紙は、天狗が撮ったのかしらねぇ?いつの写真かしら?」
霊夢は顔を真っ赤にして
「ち、違うわよ!それは、、その、、、、、、」
ついに何も言い出せなくなってしまった。
「ふふふ、嘘よ霊夢、これはどこかの絵描きが描いたものなのよ。」
紫は笑いがこみ上げてきてしまい本当のことを言った。
「も、もう脅かさないでよ!ちょっと読ませなさい。」
霊夢はぱらぱらとページをめくって読み感想を紫に言った。
「まぁ、ほのぼのしたいい話じゃない。でも魔理沙とキスをするのはどうかと思うけどねぇ。」
霊夢は本を読み終え、先ほど入っていた袋に戻そうとしたがまだ本が入っているのを見つけて取り出そうとしたら紫は必死で止めた。
「ちょっと、いいじゃない。他のも見せなさいよ!」
「こ、こっちはダメよ!あなたにはまだ早いわ!」
霊夢と紫の袋の引っ張り合いが始まったが運よく霊夢は1冊の同人誌を取り出せた。
「……ババアの熱血戦争EX?ぷぷぷ…うぐっ…」
霊夢は今にも笑い出しそうな顔をして紫を見つめる。
「さ、さぁ、もう見終わったんなら返しなさいよ!」
霊夢から本を奪い取り袋にしまった。正直紫はこっちの方の本を取り出してくれてよかったと思っている。もう一冊はとても健全な霊夢には見せられないような本だからだ。
「あはははははは、ババアって、しかも神奈子まで出てるじゃない(笑)」
紫は少し怒りながら本を袋にしまった。
「はいはい、私はこれから白玉楼に行って来るから。」
そう笑い転げる霊夢に伝え神社を後にした。

「妖夢?居るかしら?」
白玉楼の門の前で紫がそう言うと妖夢が出てきた。
「これはこれは紫さん、どうかなさいました?」
すると紫は袋に入った本を取り出し裏返しにして妖夢に渡した。
「いいかしら?この本を表返しにするのは絶対に屋敷の中に入ってからにしてくださいね、この前のお鍋のときのお礼です。」
妖夢は不思議に思いながら本を裏返しにしたまま屋敷に戻った。
「あら、妖夢、それなにかしら?」
団子を食べていた幽々子が妖夢に尋ねた。
「分かりません、今紫さんが来てこの本を屋敷に入ってから見てくださいと伝えられたもので、、この前のお鍋のときのお礼みたいです。」
幽々子はその本の表紙を見たくて妖夢をせかせた。
「分かりましたよ、今表返しにしますから。」
そういって妖夢は本を表返しにした瞬間二人は凍り付いた。



[妖夢と幽々子の○○な毎日]

「もう一度、紫さんを呼びましょうか………」
妖夢はボソッしゃべった。

END…
今回は面白い感じのものを書いてみました。また感想などありましたらヨロシクです。
village
kensin.0siki@icloud.com
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コメント



0.330簡易評価
1.無評価非現実世界に棲む者削除
妖夢は紫を様付けして呼んでいます。(小説版儚月抄)
私が言いたいのはそれだけてす。
2.無評価village削除
ご指摘誠にありがとうございます。作者のvillageです。
当方そちらの小説は読んでいませんので、キャラクター同士がどの様に
呼び合いかは原作や一部の二次創作とは多少異なる場合がございます。
ご理解とご協力をお願い申し上げます。
改めてましてこの度は厳しいご指摘誠にありがとうございます。勿論
このようなご指摘も受け付けておりますので、是非お気付きの点が
あれば遠慮無くご報告頂ければと思います。
7.80名前が無い程度の能力削除
メタネタの王道w
しかし実際自分を題材にした同人誌があればかなり怖いことだよな
待てよ...逆に考えたら幻想少女も俺達の同人誌を描いている可能性もあるってことか...
8.90名前が無い程度の能力削除
もしかしてこの本屋、とらの●なとかメロン●ックスとか言うのではあるまいな
9.60名前が無い程度の能力削除
妖夢が薄い本を書き始める未来が見えた!

ボソッしゃべった→ボソッとしゃべった?
誤字脱字や誤用があると、そこが気になって物語の内容が頭に入らなくなる事ってあると思います。
折角書いたのにちゃんと評価されないのは勿体無いし、投稿前にしっかり見直した方がいいかなと。
頑張ってください!
10.無評価village削除
ご指摘ありがとうございます。一度は読み返したのですが
不十分だったようです。
ご愛読頂きありがとうございました。日々精進して行こうと
思います。
11.70奇声を発する程度の能力削除
こういうネタもたまには面白いですね