Coolier - 新生・東方創想話

白い影

2013/08/21 12:31:08
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 取材をしたい、と彼女が申し出てきたのは、私が庭先で七夕飾りを片付けている時だった。

「次回の新聞で、夏の怪談特集というのを企画していまして」
 姫様が竹は飽きたと言ったので、七月七日は笹七夕――だった。
 イベント事が終わった昼の永遠亭で、せっせと働いているのは相も変わらず私一人である。てゐはたぶん逃げた。
 他の兎は頼りにならず、飾りは三日ほど放置され、結果として私は一人で笹を片付けている。
 抱えていた飾りを置いて、彼女に縁側で待っているよう告げる。短冊だけ除けておいて、それ以外は焼いてしまうのだ。お師匠様は木の精がどうとか、神霊がどうとか言っていた気がする。詳しいところは良くわからないが、とりあえず焼くべしと命じられたので後で焼く。
 少しばかりの時間を貰って、ひとまず短冊を集めた。姫様の願いはいつも同じで、お師匠様は『無病息災』。突っ込まない。てゐは『不老不死』、ついでに私が『平穏無事な毎日』。
 そうやって大体のところは取り終えたので縁側に戻る。烏天狗はにこにこと人懐っこい笑顔で待っている。
 短冊を覗き込もうとしたので、とりあえずえい、とでこピンを食らわせておいた。
「それでえーと、何? 怪談?」
 いたた、とさほど痛くなさそうな顔で額を擦る天狗に、なぜ私に、と尋ねる。他に適任がいるでしょうに。
「以前てゐさんと話す機会があったのですが、昔鈴仙が面白い体験をした、怪談という事なら外すわけにはいかないだろう、とアドバイスを戴きまして」
 そんな言葉が返ってきた。てゐは相変わらず厄介事を持ち込む。
 話していただけますよね、と目を輝かせる彼女に、私はきっぱりと言い放つ。
「そんなに面白い話でもない。怖い話でもないけど」
 謙遜しているわけではなく、本当にそういう話なのだ。過度な期待をされるのも困る。
「それでもいいと言ったらどうします?」
「新聞の売れ行きが落ちるでしょうね、つまらなさ過ぎて」
「私の腕の見せ所ですね」
 自信あり気に彼女は莞爾と白い歯を見せた。あ、だめだ。この天狗話聞くまで帰らないつもりだ。
 そろそろ長い付き合いになる私たちである。それくらいはすぐに察しがついた。やむなく予防線を張ることにする。
「そもそも、かなり昔の話のはずなんだけど。えっと、確か……そろそろ五十年くらい」
「ちょうど五十年前だと思いますよ」
 すぐに答えが返ってきた。
「え、どうして?」
 まるで回答を用意していたような速さだった。そんなところまで速度を追求しなくてもいいだろうに。
「てゐさんがそう言ってましたから。そろそろ花が咲く季節だよ、忘れない間に聞いとけば、と」
 私は思わず呆れた。周到に手を回している。そうまでして私にキラーパスを通したいのか。
「……薬の材料より、面倒事を持ってくることの方が多いってのはどういう了見なのかなあ」
 その手間暇と計画性を他のことに使っていれば、今頃神様くらいにはなれていたのでは、と思う。
 知恵と閃きと幸運が御利益の、つまりは悪戯の神様だ。妖精たちに大人気。
「そういえば。そのてゐさんはどちらに?」
「どこかをほっつき歩いてるんじゃないの? ここ二、三日見てないけど」
 確か、そうだ。七夕の夜から姿を見ていない。
 人に仕事を押し付けておいて、厄介事まで持ち込んだのだ。今頃愉快そうに笑っているに違いない。
「……へぇ、そうですか」
 天狗は何が面白いのか、ニヤリと笑った。おおよそ、この後私が探しに行くとでも思っているのだろう。
 誰が行くものか。勝手に帰ってくるがいい。
 てゐの笑っている姿が脳裏に浮かぶ。癪に障った。さっさと話してしまおう、そして帰ってきたらどうしてくれようか。
私はこほんと咳払いをして、メモを準備した天狗に向かってこう言った。
「じゃあ話すけど、でも――本当に、面白くも怖くもないからね」


  ◇◇◇


 夏で、夕暮れ時だったと思う。
 私は人里への薬売りを終えて、永遠亭への帰り道を歩いていたの。
 師匠からついでにお願いと頼まれた野菜を買い込んでね。行きよりも重い荷物を背負っていたのを覚えているわ。

 あなたも知っている通り、人里から迷いの竹林までの間には、妖怪の山から流れている川がある。
 当然ながら橋が架かっていて、橋の傍には一本の柳の木が立っている。

 橋に差し掛かると、柳の木陰が私を出迎えた。丁度そのあたりが永遠亭との中間地点なのは、まあ知ってたか。
 暑い中を歩き通しだったから、どっと疲れが噴き出ちゃってね。背負っていた荷物を降ろして、だらしなくも地面に座り込むことにしたの。
 あそこの川の水は綺麗よね。淀んだ所を見たことがないもの。もしかすると飲み水にだってできるかも――え、なに。やめた方がいい? そりゃ本気で言ってるわけじゃないけど。
 ……やけに強く止めるわね。河童が工業用水でも流してるの?

 まあいいや。

 私は荷物の中から水筒を引っ張り出すと、口をつけて一気に中身を飲み干した。熱いお茶が、じんわりと体に染み込んでいって……大きくひとつ息を吐いたわ。そうして一度腰を下ろしてしまうと、なんだか立ち上がるのが億劫でね。暫くぼうっとしていたの。
 夕日が水面をきらきらと照らしていたわ。澄んだ水の流れに目を奪われて、思いきり水浴びが出来ればいいのに、なんて思ってた。蝉の声だけが、木陰に響いてたの。
 


 だからかな。私がそれを見つけちゃったのは。



 川の中を泳ぐ、白い影を見たの。
 ――真っ白な魚。
 最初、そう思った。
 水に流されるままに、身を任せ泳ぐ魚。
 私は思わず手を伸ばしたわ。好奇心もあったかもしれない。珍しい魚なら、ちょっと遅れてもお師匠様の機嫌は取れる、なんて打算もあったことは否定しない。
 そうして川の流れに手を差し込むと、その魚はただ流されるまま、私の手の内に入ってしまったの。
 貼り付いた、と言ったほうが近かったけれど。

 ――ええ、それは魚じゃなかったのよ。
 真っ白な、薄い、滑らかな、それは白い紙だったの。


 その紙は奇妙な形をしていたわ。
 完全な円形をした頭部と、四肢を模したような四角い胴体部分。まるで人間のような形で、もしかすると魔術の道具かも、と思ったわね。
 川を流れてきたはずなのに、脆くなるわけでもなく、形が崩れない。なのに、じっとりと水気を含んでいる。奇妙と言うほかにないでしょ?
 いずれにせよ、川を流れる理由なんて全くありそうにない異物だったけれど。
 ……私はなんだか気味が悪くなって、その紙を放り投げたわ。
 紙はべしゃりと音を立てると、途端に土に塗れてその白さを失った。
 そこにはただ、汚れた紙屑があるだけになった。濡れたままその身を汚して、ぐったりと動かない、
 ――溺れた人間のような姿。
 どうしてそんなことを考えたんでしょうね。自分の思い付きにぞっとして、とにかくここを離れようと思った。
 私は慌てて荷物を背負いなおすと、一路永遠亭を目指したの。


   ◇


 勿論、続きがあるわ。その日の夜のこと。
 私はてゐに、こんな話を聞かされたの。
「あんた、厄って信じる?」
 月の良く見える夜だったわ。私たちは縁側に二人で座って、うちわを仰いで涼みながら、寝苦しい夜をやり過ごそうとしていた。
「厄って……運がいいとか悪いとか、そういうやつのこと?」
 私がそう答えると、てゐは呆れたように息を吐いて視線を庭に向けた。若々しい竹が月の明かりを受けて、艶めかしく緑色に光っていた。
「最近人里で流行っている噂でね。ほら、永遠亭と人里の間に川があるだろう。あそこ、妖怪の山から厄が流れてくるのさ」
「だから、その厄ってのはなんなのよ」
 その時はまだ、厄神だとか知らなかったからね。
「まあ……毒みたいなものさ」
 てゐはそう言葉を濁すと、ぐっと声を潜めた。まるで、誰かに聞かれてはまずいみたいに。
「人里では今、二つの噂が流れてるけど――」
 どちらの噂も私は知らなかったから、どんな、と小首を傾げただけだった。
 てゐはそれに答えず、ただ庭を、永遠亭の外に続く竹林を眺めていた。柄にもなく難しい顔をして。 
「ねえ鈴仙」
 私の方を見もせずに、ぽつりと零した。

「もしあの川で白い紙をみつけても、絶対に触っちゃいけないよ」

 私は何も言えないでいた。
 私の頭の中にはあの土に塗れた紙の姿が、地面に伏した死体のような姿だけがあった。
べしゃり、という着地音、手に貼り付いた濡れた紙。
「どうしたの、鈴仙。顔色が悪いけど」
 その声に、なんでもないよと答える。
 もう遅いよという言葉は、喉元まで出かかり止めた。
 私は恐る恐る、てゐに尋ねる。
「てゐ、ちょっと聞いてもいい?」
「うん? 何さ」
「その、絶対に触っちゃいけないってのは、なんで?」
 私の言葉に、てゐは困ったように笑うと、こう言葉を返した。
「――厄ってのはさ、まあ言うなれば病原菌みたいなものなのさ。何かきっかけがあれば相手に飛び移って、その相手に悪さをする。菌を持っていない人間がいないのと同じで、厄も誰だってある程度持ってるの」
「それで?」
「集まりすぎると風邪を引く。そうならないように、適度に消毒しないといけない。だから、その白い紙ってのは消毒用紙なんだってさ。厄を一か所に固めて捨てる」
「捨てる……」
 なんとなく、言いたいことがわかってきた。
 だとすれば、白い紙を拾うとどうなるんだろう。病気になる、不幸になる?
 明確な答えは出ないにしろ、あれはもしかして拙かっただろうか、と逡巡する。
「なんでも、川下で回収している神様がいるんだとか。物好きだよねえ」
 てゐはそう言ってくつくつ笑い、もうそろそろ寝よう、と立ち上がった。
 

 縁側の障子を閉じて、二つ並んだ布団に入る。虫の声だけが聴こえる部屋で、私は眼を閉じた。脳裏に浮かんだ土色の紙は、まだ振り払えそうもない。
 今日の夢見は悪いだろう。だけれどしょうがない。寝てしまおう、朝になればきっと忘れているだろう。
 寝苦しい夜だった。何度となく寝返りを打ち、脳裏の虚像を直視しないよう意識をそらして、枕の感覚に身を委ねた。
 そうしてまどろみを覚えた頃、てゐがちょんちょん、と私の肩を突いた。 
「どしたの」
 寝ぼけまなこで応答すると、てゐは枕を傍に寄せて、内緒話でもするように、私に囁きかけたのだ。
「言い忘れてた。なんで触っちゃいけないか」
 なんでそれを今言うの、寝かせてよ、と思いながら、私はそうして言葉を聴いた。









「――その神様が、拾った奴の所に直接厄を回収に来るんだ」
言い終わるや否や、縁側がぎし、と音をたてた。



  ◇◇◇



 話し終えると、天狗は平然とした顔でこう問いかけた。
「それで、どうなったんです?」
「どうもなにも……雛さんにちょっと怒られただけよ。折角流した厄を拾うなんて何を考えてるんですか、大事に至らなかったから良かったもののもう絶対やっちゃだめですよ、って」
 子供を諭すような口調で窘められて、私はしゅん、と凹んだ。その横でてゐは大笑いしていた。つまりはそれだけの話である。
「でしょうね」
 天狗は予想していたのだろう、メモに何かを書き加えると、私を見て苦笑を浮かべた。
「言ったじゃないの。面白くも怖くもないって」
「そのわりには、怖がらせよう怖がらせよう、って語り方でしたけど」
「……ま、それはいいのよ」
 揶揄を聴かなかったことにして、私は再び作業を始める。
 ごちゃっとした飾りを一応選り分けて、箱にしまっておくのだ。破れているもの、汚れてしまったものは適度に捨てる。
 天狗はそんな私を横目に、こんな妄言を吐いた。
「あ、ちなみにその人形って多分私たちが流した奴です」
「えー!?」
 思わず飾りを取り落す。ちょっと待て。
「山から流れてきたんでしょう? 毎年八月、お盆の風習なんですよ」
 ほらこれでしょう、と懐から例の紙を出してくる。いや、あの。
「……詐欺にあった気分なんだけど」
「良かったですね、その当時に話を知っていたら三面記事でしたよ」
 からからと実に楽しげに笑う。ああ良かった、記事にされていたら恥の上塗りだった。
「で、怪談特集は何面記事なの」
「三面」
「何一つ良くないわよ!」
 要するに過去の私がアホだってことを知らしめるだけじゃないの。
 天狗のメモ帳をなんとか奪おうとするものの、ひらり、ひらりと身を躱されて、ついでにお返しだとばかりにでこピンを貰った。取材終わるまで我慢してたのか。痛くないけど。
「おお怖い。そろそろ失礼しましょうか」
 言うが早いか飛び去ってしまう。
 一人残された私は、目の前に残っている飾りの山と、作り直す羽目になった足元の紙飾りを交互に眺めて溜息を吐くのだった。


「輪飾りは大丈夫、星飾りはとりあえず使い回し、後のはまあ姫様の気分次第だから……」
 ぶつぶつと確認しながら、片付けが終わったのは夕方になってからだった。
 ――そういえば、あれもちょうど夕方だったか。
 そんな益体もないことを思い出して、私はすこし苦みを覚える。今日の一件で、もう思い出したくない経験に変化してしまった気がする。とはいえ恐怖ではなく、単に苦い思い出としてだけれど。
 それもこれもてゐのせいだ。全くどこをほっつき歩いているのか。家を空けることも時々あるとはいえ、日を跨ぐのであれば一言あってもいいものだ。
 帰ってきたらどうしてくれよう。
 そう独りごちた時だった。
 ざっ、と足音が聴こえて、私はすぐさま振り向いた。
「来たわねてゐ、あんた何考え――」 


 烏天狗がそこにいた。


「……ああ、そうだ。そうでした」
 少し暗い顔で、いや、険しい顔でそんな独り言を言っている。
「? ……何よ」
 その様子がどうも尋常ではない。声を掛けられた彼女は、私に初めて気が付いたかのように目を瞠って、ああ鈴仙さん、言い忘れていたことがありまして、と答えた。
「鈴仙さん、あなたは知ってましたか? 五十年くらい前、人里ではとある噂が流れていたのです」
「いや、知らないけど」
 人里で世間話をすることはあまりないから。
「人里には二つの噂が流れている。てゐさんはそう言ったのですよね。実は以前、それを新聞でも記事にしていまして」
 そう言いながらメモ帳を取り出す。そして内容をそのまま読み上げた。
「噂の一つは白い紙についてです。【川に流れている白い紙を拾ってはいけない。拾った者の所には、厄神が直接回収に来る】、これは鈴仙さんとてゐさんの話の通りでしょう」
「噂というか、まあ事実よね」
 実際、私たちの他にもそういった体験をした人はいたのだろう。それが噂に変化した。恐らくはそんなところだ。
「ええ。ですが人里にはもう一つ、こんな噂が流れていたそうですよ」
「【道に落ちている新聞を拾ってはいけない。拾った者の所には、新聞屋の勧誘が来る】?」
「違いますよ! 全く、親切心からわざわざ来ているというのに」
 天狗はぷんすか怒るふりをして、すぐさま真顔に戻ってこう言った。


「正しくは、こうです。
【真夜中に厄神に出会ってしまった者は、五十年以内に命を落とす】」


「……は?」

「人里の噂ですから、出会っても出会わなくても、どうせ大体死んでる、というオチが付くのですが」
 五十年以内。確かに人間の寿命なら、冗談で済む範疇だが。
「……だから言ったじゃないですか。丁度、今年で五十年だ、って」
正確には来月ですねと、天狗は怪しく笑った。


てゐはまだ帰ってこない。


  ◇

「大成功ですね」
言われた兎はニヤリと笑った。
  ◆
 こんばんは、梶五日です。今回は見たままのお話です。
 人が恐怖を覚えるのは、それが理解できないからでしょうか、それとも理解できてしまうからでしょうか。
 そのどちらもが恐ろしく、そのどちらもが人の心にのみ棲むものだと、私はそんな風に思います。
 今度こそ、みすちーの話でお会いしましょう。夏も、そろそろ終わりです。
 そうそう、最後にひとつだけ。――見たままの題なので、探してみてください。ではまた。

※8/23 鈴仙の怪談で、一ヶ所丁寧語があったのを修正。完全なるミスです。
梶五日
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コメント



0.1090簡易評価
1.80名前が無い程度の能力削除
良いですねーこの、いったん安心させておいて二段目のオチで締めるやり方。オーソドックスなホラーの語り口です。
人間にとっては50年経てば老衰してますから、種も仕掛けもあるちょっと怖い都市伝説、で済むのですが、妖怪にとってみればたまったものではない。
2.90名前が無い程度の能力削除
そしてこれからも何事もなく過ごしていくてゐと鈴仙であった。(震え声)
4.90奇声を発する程度の能力削除
おお…思わずゾクリと…
5.100非現実世界に棲む者削除
さて、二羽の兎はこの先どのように過ごしたのでしょうか。
精神に来るなあ~妖怪にとっては大打撃だ。
10.100絶望を司る程度の能力削除
妖怪は精神に依存している。故に寿命宣言された場合等、かなりヤバいでしょうね・・・。
14.100名前が無い程度の能力削除
やっぱホラーはラストが肝心ですなあ……
15.60名前が無い程度の能力削除
作品自体は面白いんですけど、たまに出てくる難読漢字はどうにかなりませんか?
これは作者さんだけに限った話じゃないけど、専門書でも滅多にお目にかからないような漢検1級レベルの漢字をわざわざ使う意図はなんなんでしょうか?
正直、作品に集中する妨げにしかならないと思うんですが。
知識をひけらかしたいのでなければこれからは読者にもう少し配慮して貰えるとありがたいです。
16.60名前が無い程度の能力削除
作品自体は面白いんですけど、たまに出てくる難読漢字はどうにかなりませんか?
これは作者さんだけに限った話じゃないけど、専門書でも滅多にお目にかからないような漢検1級レベルの漢字をわざわざ使う意図はなんなんでしょうか?
正直、作品に集中する妨げにしかならないと思うんですが。
知識をひけらかしたいのでなければこれからは読者にもう少し配慮して貰えるとありがたいです。
17.無評価名前が無い程度の能力削除
莞爾なんて読めて意味が分かる人がどれだけいるんだろ。
普通に微笑んだとかにっこりとじゃダメだったんですか?
作品を公開するのは人に見てもらうためなのに、どうして読者を試すような事をするのか...
18.90名前が無い程度の能力削除
色々言いたい事は有りますが、無闇に表現の幅を狭める方向へ進むのは止めた方が良いのでは、とだけ。
語感等の都合上、一語に拘りを持つ場合は作り手として有り得ると私は思います。
但し無意味に拘り過ぎると筆が進まな(ry
作品は非常に面白く読ませて頂きました。
19.80名前が無い程度の能力削除
一人称鈴仙、登場人物てゐ、文のせいか
てゐがドッキリ大成功!と書かれた看板を持って登場するところしかイメージできない
20.無評価梶五日削除
本文のミスの修正がてら、幾つか気になったコメントに返事をば。
勿論すべて有難く拝見しております。

>>2さん
 (ニッコリ)
 ただし、噂の真贋は藪の中です。上機嫌のところをざっくり、という線も。

>>15さん、17さん(評価の二重投稿は削除の対象となりますのでご注意ください)
 ご意見ありがとうございます。
 難読漢字を出す意図というのは恐らく作者さんごとに違うとは思うのですが、私の場合は『他に適当な表現が見つからない』です。
 莞爾の場面は、深夜の通販番組に出てきそうな笑顔、と考えていました(健康的すぎてかえって胡散臭いあれです)。
 ご指摘の、微笑んだ、にっこり、ではそのあたりが表現できないと感じたために、難しさには目を瞑り、今回は『莞爾』を採用した次第です。
 ひとえにわかりやすい表現を見出せなかった私の実力不足であり、表現の上で読者を試したり、知識をひけらかす意図は一切ないということを明言しておきます。

 もちろん、書いた意図が伝わらない時には作者も歯痒い思いをしています。進んで誤読されたがる作者はいません(……たぶん。誤読をさせたがる作者はいます、私含め)。
 難しい言い回しを避けては通れないこともありますが、物語が相手に伝える話である以上、出来る限りわかりやすい表現を、と願う気持ちは作者と読者に共通のものだと信じています。
 表現の解説をする、という無粋についてはどうかご容赦を。

>>19さん
 (私もそう思います)。
21.90名前が無い程度の能力削除
ラストを見てから短冊の願いを読むと、意味深に見えてしまう。
24.100名前が無い程度の能力削除
おぉおゾッとした…!
寿命が長く、かつ、精神による妖怪だからこその恐ろしさですね。
…この後、びっくり大成功って看板持ったてゐが出てくるんですよね?そうですよね?
29.80名前が無い程度の能力削除
雛「そんなことないもん……」
でも、イメージとして一番ゾッとしたのは、直接訪ねてくる厄神、という表現でした。
雛様ゴメン。
34.1003削除
上手いなぁ。よく出来ています。
ちゃんと最初から伏線も貼られていて、思わず唸ってしましました。
簡単には100点は出すまい! という気持ちで読み始めましたが、これはこの点数しか無いだろう、ということで。
36.90名前が無い程度の能力削除
色々な意味でいいオチでしたよ。色々な意味で。
38.100名前が無い程度の能力削除
死んじゃうならお雛さんも訪ねてこないから(震え声)
42.100⑨なす削除
この作品、すげぇ、、、
でも、てゐ推しだから、、、死んだとかだと、いやだな!
最後に、、、
だからてゐ使うなってー!