Coolier - 新生・東方創想話

義人

2013/03/23 21:45:40
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 開けた窓から南の所に、紅魔館という紅の屋敷が立ったのは犬走椛の記憶に新しい。時計塔の頂点で、寂しい光を浴びて羽を休めていた一匹の青鷺が時々、その優雅な立ち姿とは裏腹な詰まった鳴き声を上げる。この青鷺も、紅魔館の騒音により姿を消してしまうのか。
 この天眼のお陰で、椛は家から様々な鳥を見れた。特に、森を抜け、湖まで眺めると生き生きとした姿が見れた。その鳥達はもはや過去の産物となってしまった。椛は屋敷と屋敷に住む者達を快く思わなかった。
 夜来の巨大な物音に、それまで湖沼を根城としていたミゾゴイや飛来する白雁やイスカは椛の視界から逃げるように飛び立った。屋敷は椛から群れを成して飛ぶ雁の姿や湖で水を飲むイスカの姿やレンジャクが水浴びする姿などを奪ったのである。
 だから今となっては、かなかなと寂しそうに鳴く音だけが響く。その高い音にかき消されるように、りゅうりゅうと鳴く音も聞こえた。屋敷の出現が奪ったものは大きかったものの、全てを受け入れてしまう幻想郷に身を置く以上は、何とも言えないことであった。残されたもので楽しむしかないのである。
『ならば、当然、この変化も受け入れるべきよ』
 文の辛辣な言葉が蘇った。椛は果たして、間違えたことを考えているのか。新参者に荒らされる自然を、変えられる自然をただ見るしかないのか。剣を採るべきなのか。相手は強大な夜の王。椛に勝算はないに等しい。それでも、攻め入るほどあの時を愛しているのか。
 この疑問は椛にもう一つの疑問を突きつける。夜の王に打ち勝って、飛び立った鳥達は本当に戻ってくるのか。あそこしか居場所がないわけではない。渡り鳥が渡れる場所などいくらでもある。ゆえに椛はずっと動けず、これからも永遠に傍観者になるしかない。
 その時、椛の視界に射命丸文が横切った。白い顔に微かなクマが浮かんでいた。そのまま追いかけると南へと飛んでいる。目的地は紅魔館か。椛は希望を胸に、剣と盾を装備して、彼女の後を追いかけた。文の行く先が本当に紅魔館ならば、便乗しよう。
 文のトップスピードは椛の比べ物にならないほどに速い。自然と距離が開き、どんどん小さくなる。それでも正確に追えたのは、この双眸のお陰である。椛は大声を上げて、文を呼び止めようとした。
「文さん!」
「あやややや」
 文は湖近くの枝に足を引っ掛けた。が、勢いそのまま枝と共に地に落ちた。その大きな音に驚いたのか森の中から一斉に鳥が飛び出した。椛は落ち着いて他の枝に止まった。文がゆっくりと隣に来た。剣のように鋭く感情的な目を椛に向ける。
「最近、暇で暇で堪らなくて、たまには仕事しなきゃってこと?」
 椛はおどろおどろしながら答える。同時に、文にそんなふうに思われていたのかと悲しくなったが事実であるため強く言えなかった。
「取材ですか?」
「文句あるの?」
「あそこですか?」
 椛は紅魔館に指を向けた。文は急に神妙な顔つきで頷いた。椛は文の表情の変化に一抹の焦りと不安を懐き、訊いた。
「どうされました?」
「え、いや、何か雰囲気が違う」
「雰囲気?」
 文の全然分からない言葉に椛は詳細を促した。
「怒っている」
「私が?」
「ええ」
「そうですか。文さん、私も着いて行きます」
 椛が本題を切り出すと文は露骨に顔をしかめた。
 文の身に何かあれば、山の出入り口の監視を怠った椛達の責任となる。文の身勝手な行動で責任を被るのは避けたい。しかし新聞記者として紅魔館に赴くのだから、射命丸文という烏天狗の名前は外せない。
 文の身に何かあった時、正式に紅魔館に攻められるかもしれないことを考えれば、文の行動は椛にとって善なのかもしれない。しかしどちらであれ、椛達の責任になる。後者は文の頭上に私憤を撒き散らしているように思えて、強い嫌悪を覚えた。
 文は惰眠を貪る漢服の門番の頭を容易く飛び越え、鉄扉を前にするとぐるりと屋敷の周りを一周した。鮮やかな行動に椛は文を止めることすらできなかった。椛は後ろで眠る門番を気にしながら文と同じ行動を取った。
 取材だというのに何故、こんな盗人のような動きをしているのか理解できなかった。が、椛は文に便乗した身である。ただ彼女の影となって付いて行くしかない。
 侵入できる所は鉄扉一箇所しかなく、固く閉ざされている。
 文は鉄扉に手を掛けた。その時、文の動きが止まった。銀髪の少女が中から出てきた。
 メイド服を着た青い瞳の少女。文の正面で微笑を浮かべているのに拘らず、文からは動く気配が感じられない。椛は柄に手をかけたまま、一歩も動けなかった。
 少女は文の胸元に付いている名札を見て、納得するように口を動かした。少女は椛の姿を見つけると恥ずかしそうに白い頬を染めた。
「あら、見えなかったわ。お客さんかしら?」
 椛は小さく頷き、柄から手を離した。
「あやややや。これは一体……」
 文はおどけてみせた。すぐに後方を一瞥して距離を取った。門番は未だ惰眠を貪っている。文は警戒するように少女を見る。自分の身に何が起きていたのか分かっていないようだ。
 少女は玉のような声で言う。椛は彼女の調子を聞きながら、この前の夏に聞いた不如帰を思い出していた。
「お嬢様はお休み中よ。また夜に来なさい」
「そうですか、残念ですね。湖に謎の屋敷の正体とは、ってトップ記事を書く予定なんですよ。今日の夜に」
「知らないわよ」
 文は手帳と筆を取り出し、少女を見やる。
「今回は対象を替えましょう。ね、お嬢ちゃん」
「十六夜咲夜よ。どうぞ中へ」
 咲夜は鉄扉を開け、二人を迎えた。

「それでお話とは?」
 咲夜は文と椛を一室に通し、紅茶を振る舞うと二人の正面に腰を落ち着かせた。
 室内は外と比べると仄かに暗かった。椅子やテーブルなどどれもゴテゴテとした装飾があって目が痛い。
 椛は文と咲夜を一瞥した後、緊張したようにゆっくりと紅茶を飲む。甘い植物の香りに迎えられて、椛は少し頬を緩めた。しかし、腹の奥底にある緊張と敵対心は全然休まらなかった。
 文は尊大に足を組み直した時、椛を面倒臭そうに一瞥すると咲夜にこう言った。
「十六夜咲夜さん、私はこの屋敷を好きじゃありません。ですので、立ち退いていただきたい」
 咲夜は涼しい顔で尋ね返す。
「難しい話ね。どうして好きじゃないのかしら?」
「あまりに自分勝手過ぎます。安眠妨害ですよ」
 咲夜は驚いたように二人をまじまじと見る。
「やっぱり、そうなの?」
「でしたら、もう少しお静かにお願いします」
「私もそう思うのだけど、お嬢様とフランドール様の喧嘩の仲裁をするのは骨が折れるのよ」
「従者なのでしたら、主の教育もお願いします」
「貴方もそう思う?」
 椛はこの好機を逃さずに、なるべく平静を装いながら言う。
「咲夜さん、イスカという鳥をご存知ですか?」
「知らないわ」
「越冬のために飛来する黄色い鳥です」
 椛は湖の方に目を遣った。
「あそこはもっと鳥や虫がいたんです」
 咲夜の何一つ変わらない声に、彼女に罪の意識がないことを理解した。椛の口調は段々と荒々しいものとなった。
「山にもいるでしょう?」
「人間が、人間のために追いやるんですか? そんなエゴ、私は認めたくありません」
「貴方が認める認めないの話じゃないでしょう? 今は、貴方が夜、ちゃんと寝られているか、でしょう?」
「住む所を失った鳥達は、どうすればいいのでしょうか? ここは全てを受け入れるのに拘らず、追いやってしまうんですか?」
「淘汰されるのは必然よ」
「人的であってもですか?」
「そういう運命だったと受け入れましょう」
「椛!」
 ティーカップが絨毯の上で染みとなった。椛は文の制止を振り切った。咲夜の喉仏に剣閃を突き付け、唸るような声を上げた。
「新参者が」
 咲夜から溢れ出る余裕に、椛はぐっと柄を握り直した。椛の脳裏には先程の文と咲夜のことが色濃く蘇っていた。咲夜は何か稀有な人間であることは明白である。
 咲夜は青白い鉄を見て、溜息を吐いた。
「貴方は侵入者なのかしら? それともお客様?」
「椛、仕舞い給え」
「咲夜、天狗の血は美味なのかしら?」
 一人の少女が三人の間に割って入ってきた。白桃のドレスを着た少女は、どんぐり眼を椛に向けて愉快そうに見ている。青髪がくすくすと笑う度に煽るように揺れた。
 椛はこの少女を知っている。この少女こそ、紅魔館の主であった。椛は少女に向けて、剣を薙いだ。少女は軽やかに躱す。椛はテーブルを蹴り倒し、少女との距離を詰めた。
 従者である咲夜の顔が凍り、文は楽しそうに眺めている。少女は椛を観察するのに徹するのか攻撃を繰り出す気配が感じられない。椛は絶えず咲夜を気にかけながら、少女の首を落とさんと仕向ける。
 少女は刀身を掴んで、椛の動きを止めた。指は落ちなかったものの、少女の白い肌に血が伝う。咲夜の短い悲鳴の中で、少女は囁くように言った。
「渡り鳥の帰還でしょ? 私に任せなさい。その天眼ならば分かるでしょ?」
「稀代なる夜の王である私が、優秀な天狗のために一肌脱ぎましょう」
 椛は微塵も動かない少女の握力に驚きながら、低い声で問う。
「信じると?」
「信じる運命にあるのよ。失われそうな存在のために敵わないと知っていて刃を抜いた。その行為を無下にはしたくないわ」
 少女は静かに刃を放した。咲夜の方に目を動かし、こういう言葉を送った。
「挨拶が遅れたこちらに非があるのよ。咲夜、丁重にお送りなさい」
「かしこまりました」
 文が少女の手を掴み、声を上げたのはその時であった。
「紅魔館当主のレミリア・スカーレットさん、ですよね? 私、射命丸文と申します。どうしてこの広大な屋敷と共にお越しになったのでしょうか?」
 レミリアは文の手を振り払い、倒れていた一脚の椅子を立て直し、尊大に足を組んだ。
「貴方も聞くかしら?」
 椛はこの時、レミリアの掌の傷が已に塞がっているのを見た。
「結構です。私の用件は済みましたので」
「可愛げがないわね」
「それにここは居心地が悪いです」
「本当に可愛げのない天狗ね」
 その時屋敷の外から、冬の到来から逃げるように、数羽の囀りが聞こえた。椛は嬉々として紅魔館を飛び出した。
「あの子には悪いことをしたと思うわ」
「椛は自然を愛過ぎですよ。それで、レミリアさん、お話なんですけどねぇ……」
ただ書きたいから書くというのも最近では難しく思います。

【追記】3/25
コメントを受けまして、推敲いたしました。ありがとうございます。
近藤
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コメント



0.190簡易評価
2.70名前が無い程度の能力削除
こういうの好きです。
3.80名前が無い程度の能力削除
簡潔でよかった。
厚みがもうちょいほしかったけど、それでもいいんじゃないでしょうか(何様)
5.30名前が無い程度の能力削除
四回ほど読み返しました。

まず出だし、未開拓で自然が残る幻想郷、野鳥の羅列が繊細で綺麗。
雉の鳴き声が聞こえたりすると、近くにいるのかと探してみたりしますよね。
バードウォッチングしようとしたら、かなり地方までいかなければ難しいです。
作者様は野鳥に詳しいのでしょうか。冒頭としてかなり惹きこまれました。

さて、私の読解力不足もあるかもしれませんが。
読みづらいと思った個所を少々ピックアップ。

端的に言うと、一文を短くしてるのに、文章から読者が得られる情報に配慮がされていない。

例えるならばまず出だし。野鳥を観察するのが椛の楽しみだという文章がない。
いきなり紅魔館住人を襲撃するかという椛の発想にも脈絡がない。

>>椛は永遠に傍観者である。
出だしから椛の一人称で文章が進んでいるのに、ここだけ妙に簡潔。
なぜ自分自身が積極的な行動をとれないのか説明不足。
そのまま作品が進むので、物語の根幹である主人公の行動基準があやふや。

>>その時、椛の視界に一匹の烏天狗が横切った。白い顔に微かなクマが浮かんでいた。
>>そのまま追いかけると南へと進んでいる。南! 
文が初登場する場面なのに「鳥天狗」という表現にしたのか、これでは読者を混乱させる。
南に位置する紅魔館へ向かっていると判断した、という文章が無い。
もし文が紅魔館へ向かうならば、住人と話だけでもしてみようと思ったのか、
見ているだけで動かない自分に嫌気がさしたのか、心理描写が不足している。

>>文は漢服の門番の頭を容易く飛び越え、鉄扉を前にするとぐるりと屋敷の周りを一周した。
>>次の瞬間、文の動きが止まり、銀髪の少女が中から出てきた。
>>文はおどけてみせたが、すぐに後方を一瞥して距離を取った。門番は未だ惰眠を貪っている。
>>何が起きているのか分からず、椛はぐっと身を乗り出し、聞き耳を立てる。
美鈴が初登場してから「惰眠を貪っている」という表現が出るのが遅すぎる。
「次の瞬間」は「文の動きが止まり、」にかかっているのか、
「銀髪の少女が中から出てきた」にかかっているのか、分かりにくい。
文がおどけて見せたのは、咲夜の登場に対してなのか、美鈴がサボっていたからなのか、描写不足。
椛が「何が起きているのか分からなかった」のは、遠距離で話が聞き取りづらかったのか、
もしくは「次の瞬間」で瞬間移動してきた咲夜に対してなのか描写不足。

>>「難しい話ね。どうして好きじゃないのかしら?」
>>「あまりに自分勝手過ぎます。安眠妨害ですよ」
>>「あら、そうなの? 夜はお嬢様達の時間だから、詳しくは知らないの」
>>「でしたら、もう少しお静かにお願いします」
>>「そんなに騒がしいの? 私は寝られるけど」
野鳥が紅魔館周辺から姿を消したのは、レミリアが夜に大きな音を出すからか。
もしそうならば作品の出だしにまずそう書くべき。また、大きな音を立てるのは何故なのか。
フランと戯れるからなのか、レミリアが外を出歩いて暴れるからなのか、レミリアの歯ぎしりなのか、
当事者以外の人にとったら騒音被害と言うのはある種下らない問題なのだから、
ギャグパートなのかシリアスパートなのか、描写不足で判断に困る。

>>椛は絶えず咲夜を気にかけながら、少女の首を落とさんと仕向ける。
>>少女は椛の剣を受け止める。指は落ちなかったものの、白い腕に血が伝う。
>>椛は微塵も動かない少女の握力に驚きながら、低い声で問う。
レミリアがどのように椛の刃を受け止めたのか、描写不足。
指先で受け止めたのか、腕で防いだ後に刃を握ったのか
実力行使に出た椛と余裕綽綽のレミリア、二人の実力差をしっかり描写したほうが、
椛の決心と、我が身を挺してでも一矢報いようとする演出に役立つ。

全体的に有耶無耶のまま物語が進むので、場景が想像できず。
椛の行動原理がはっきりしていないため、判断と行動が突飛な印象。
一人称視点なのに、登場人物に対する椛の判断が描写されていないため、セリフがうすっぺらい。

紅魔館のせいで野鳥が姿を消してしまったという切り口は斬新だと思いました。
日頃はROM専なのですが、オチが綺麗にまとまっていたので、コメント。
長くなってしまいました。次回作もお待ちしております。
6.80名前が無い程度の能力削除
正義感が強い椛がしっくりきました
7.100名前が無い程度の能力削除
なんと言い表せばいいかわからないけど、こういうタイプの話が最近創想話にふたたび増えてきて、とても嬉しい。これからも応援してます。
10.80名前が無い程度の能力削除
おもしろかったです。
自分はそこまで描写不足とは思わんけど、どうなのだろう?

違和を感じた部分+誤字
??>椛は剣と盾を彼女の後を追いかけた
誤字>文と椛を一室に透して紅茶を振る舞うと
??>甘い植物の香りと温かなに迎えられて
??>住む所を失った私達は (鳥達では?)
11.無評価名前が無い程度の能力削除
コメント10番の者です。再度失礼します。
過去作全て読んできました。
結論、あなたの感性は人間の中にある熱情とか恣意性に対して冷めているのではないか。
それが人物のキャラクター性にも表れ、色が抜け落ちた印象与えてしまうのではないか。
キャラターは色艶が薄まる故に強い主体性を欠き、物語自体も浮いた感じになるのでは。
反面、風景描写はなかなかに流麗であり清清しさすら感じる。筆も乗っている様に思う。

上記の事は書き癖と云うよりは本人を象る業であり、簡単に変わる物ではないのでしょう。
きっと、作者様には風景画が似合います。風景の中に人物の足跡を遺す様なそんな表現が。

(若しかして古明地こいしに親近感を懐いていたりしませんか?)
12.無評価近藤削除
>11様、全作拝読していただきありがとうございます。そして、そのような結論まで導いていただき非常に感謝しています。
自分は物を書き始めてから、キャラクター、人間を書くことがどうも上手くいきません。感情の発露が上手く書けないのでございます。従来感情に熱いタイプでもありませんし、一種の事勿れ主義であり、永劫回帰を受けとめている人間です。自然と人間的な部分、どちらを選ぶかとなった時、自分は前者を美を追求したわけです。
それに加えて、自分は冗長を過度に怖れているため、読者に判断を投げるのが非常に多いのです。
非常に助かりました。ありがとうございます。まず、誤字脱字を修正してきます。
14.80奇声を発する程度の能力削除
良いですね、面白かったです
これからも頑張ってください
15.100名前が無い程度の能力削除
推敲の前は分からないが、現時点では非常によくできていると思った。
ほどよく曖昧で、かつ、短くまとまっていて、じっくり読むのに調度いい。
ストーリーの筋も新鮮味があった。掌編小説としては最高の出来だろう。
ところで、既に完成されている作品なので、これを言うのはお門違いだと思うが……
……厚みが欲しい、つまり、普通の小説のように書いて欲しい気持ちも少なからずある。
16.90ばかのひ削除
ううん、これは面白い 
たけど何かが足りないと思った
17.803削除
私は>>5様のように長い感想を付けることが出来ません。
なので、ただ面白かったという感想を置いておきます。
19.100名前が無い程度の能力削除
透き通って冷たくて、美しいという印象を受けましたとても好きな文体です