Coolier - 新生・東方創想話

と~も~だ~ち~

2012/10/31 21:55:34
最終更新
サイズ
1.68KB
ページ数
1
閲覧数
2556
評価数
8/15
POINT
720
Rate
9.31

分類タグ


 さ~と~り~お~ね~ちゃん
 こいし、なにかよう?
 私たち友達だよね
 姉妹だけど


「うあああああああ。そんなのいやぁ!」

 そういうわけで、姉妹は一旦書類上姉妹じゃなくなった。こいしはさとりと友達になりたい。


「お姉ちゃん。じゃなかった。さとりちゃん友達になって」
「いいけどさ、いや別に」

 こうして、二人は友達になった。

「友達、友達、友達。友引、……お姉ちゃん。万引きしたでしょう」
「何言ってるの?」


こいし:私見てたんだから。
さとり:してないって
こいし:お姉ちゃんが、お店で買い物をしてレジ袋に入れるところ
さとり:……
こいし:万引きは犯罪だよ。友達として、お姉ちゃんがまじめに生きてほしいからあえて言っているの
さとり:……え?

 
お燐「あ~、これ、会計してますよ。こいし様の死角で、この手口は買い物に慣れていますよ。小銭とかぴったり払ってますよ」
うつほ「こういう、時に1円玉とか使うんですね。今まで何に使うのかわかりませんでした」
  「…………」
うつほ「さすが、さとり様」



「お姉ちゃん。私は信じているよ。全部私のためだったんだよね」
「ええ、そうよ。あなたが好きな食べ物を買ったの」

 こいしの平手が、さとりを襲う。その破壊力は手で卓球ができるほどだった。

「痛いよ。何するの?」
「私は、友達のお姉ちゃんが犯罪してまで私の好きな食べ物を買って来てほしいなんて思ってないよ」



 それは、紛れも無い事実だった。



「正直に、言ったほうがいいよ。ほら、あそこにお燐が居るから正直に言おうよ」
「わかったわ。言えば良いんでしょう? それで、こいしが満足ならそれで良いわ」


 防犯カメラを見ていたお燐にさとりは近寄って話しかけた。

「ねえ、こいしの誤解を解いてほしいのだけれども」
「さとり様、確かにあなたは泥棒です」
「何で? レシートもあるわ」
「いいえ、あなたは確かに盗んで行きました」
「え? 何を?」
「……こいし様の心です」


週休七日になれ
戸隠
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.180簡易評価
1.無評価名前が無い程度の能力削除
そう・・・(無関心)
3.無評価名前が無い程度の能力削除
え、何これは・・・(ドン引き)
4.無評価名前が無い程度の能力削除
コメ荒れてほしいの?残念、その価値すら無し
5.無評価名前が無い程度の能力削除
後でちゃんと消しとけよ
8.無評価名前が無い程度の能力削除
単に買い物をした事を、あたかも万引きをしたかの様に見せるこいしの理不尽さが面白かったです。
「その破壊力は手で卓球ができるほどだった。」と言う表現は、一見つまらない所かどこが面白いのか分からない寒く陳腐な表現ですが、それをあえてギャグとして採用する志を尊敬致します。ただ、前衛的すぎて私の様な一般人には理解が難しかったです。
こいしの心を盗んだと言うのは「カリオストロの城」の銭形の台詞をパロディしたものでしょうか?東方で言えばIOSISがパロディし有名になったこのネタを、あえて一番大事なオチに使うと言うのも今まで誰もやらなかった表現ですね。
意外性のさらに裏をかく、その作風はまるで新しく、戸隠殿は文学の新しい道を開拓したと言っても良いでしょう。その素晴らしい作品の冒頭では「暇なときに読んで下さい」と書いています。これは、他の人が使ったらまるで保険をかけていると思うような言葉ですが、このレベルの作品ならば単に作者が謙遜している様に思えますね(笑)
そして最後には「週休七日になれ」と言うとても面白い台詞もあります。一週間は七日だから、週休七日なら毎日休みじゃないですか(笑)こんなに素晴らしい作品を残して、照れ隠しで書いた様にも見えますね(笑)
9.無評価名前が無い程度の能力削除
展開がよくわからんが妙にツボに入ったのは自分だけなのだろうか?
10.無評価名前がない程度の能力削除
面白いコメントだった(笑)
11.無評価名前が無い程度の能力削除
一週回って逆に新しいとはこういう作品に使うのだろうか。
12.無評価名前が無い程度の能力削除
私には早すぎるのか
13.無評価名前が無い程度の能力削除
支離滅裂という言葉でも許容範囲外だな
16.70名前が無い程度の能力削除
嫌いじゃない
17.20名前が無い程度の能力削除
「マジキチを目指したが全力で滑った」みたいな雰囲気
18.100名前が無い程度の能力削除
戸隠作品は日々上達してると思うのだがな。独特の不条理は面白いものがある。この作品は単発ネタだがそれなりにまとまりはあるし方向性はいいと思う。ただ残念なことにまだポジティブな評価の水準に達していない。作者は拡散的な性質だから単純なストーリーを整合性を保ったままカオスに叩き込むのがいいやり方ではないかと思う。この作品はネタはあってもストーリーはない。以前の作品にはまだストーリーがあったように思う。物語を大事にすればもっとよいものが出来るのではないだろうか。
無評価でもいいのだが作者のモチベのために特別な点数を入れておく。なんとか頑張ってください。
19.60名前が無い程度の能力削除
いいんじゃないかな
そんなにカッカする理由のほうがよくわかんない
20.70名前が無い程度の能力削除
くだらねえ…

と思ったけど、コメントも含めてなんかジワジワくるものがありますねw
応援してます。作者様の次回作に期待
21.203削除
申し訳ありませんが、SSとしての面白さを感じられませんでした。
23.100名前が無い程度の能力削除
これ面白いのになんで低評価?
25.100名前が無い程度の能力削除
時代が追い付いてる件