Coolier - 新生・東方創想話

今試される聖人の肝

2012/08/16 14:05:51
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  外界と隔離されているとは言え、季節は万物一切を区別することなく訪れる。

  文月も半ばを過ぎ、いよいよもって、真夏の到来である。
 そして、今日は「大暑(たいしょ)」である。詳しい説明は省くが、とにもかくにも、幻想郷全土は、うだるような暑さに包まれていた。群馬の気温も50℃を超えている筈だ。

 
  ここはそんな幻想郷の何処かにある、豊聡耳神子の家…
 聖人が住んでいようが、悪人が住んでいようが、太陽には関係の無いことで、日差しと熱は、一切の容赦なく、家を照らしつけていた。


  「アツゥイ…」

  遥か古代より蘇り、ここ幻想郷に来てからの、初めての夏であった。
 豊聡耳神子…以下、神子と呼ぶが、そんな神子が、水を張ったタライに浸かりつつ、まったく抑揚の無い声で、そう呟く。

  「アツゥイ…アツゥイ…」

  一糸纏わぬ、生まれたままの姿である。高貴な生まれにある神子の裸体は、芸術品のように美しく、ともすれば、ひれ伏してしまいそうな程の威光を放っていた。
 だが、それを見る者などはここにはいない。人の立ち入らぬ、深い山の中に、神子の家はある。

  「アーーー…アツイ…」

  それをいいことに、神子は脚を広げ、身体を逸らし、ばちゃばちゃと水音を立てながら、行水を嗜んでいた。
 深夜アニメならば、確実に謎の太陽光が、不自然な角度、幅で降り注ぐべきシーンであるが、太陽は一切の手加減も放送コードも無く、じりじりと照りつけるのみだ。

  「太子様! おられますか!」
 「アツ…む、布都? いますよ、ここに」
 
  そんな折、ウチワで申し訳程度の風を起こし、浴びていた神子のもとに、タンクトップと短パン姿の物部布都がやってきた。普段ポニーテールにしている長髪は、鬱陶しくないように、三つ編みとなっていて、大分にイメージが違う。
 普段の厚着とは違って、身体の線がよくわかるいでたちだが、悲しいかな、布都の体型は、上司である神子以上に、起伏に富まない。 
 布都は神子の姿を確認すると、つっかけを履いて、中庭へと降りる。そして、失礼の無いよう、脚側から、神子の傍らに立った。

  「ヤヤ! …太子様、色々と丸見えです! 無修正です!」
 「行水をしているのだから当然でしょう。それに、減るようなものでもなし…構いません。布都、貴女は同性の胸や股を見て、嬉しいのですか。リビドーを燃やすのですか」
 「いえ、まったく。毛ほども。しかし恥じらいというものは必要かと…あ、毛というのは品が無かったですかなゲハハ」
 「おっさんですか貴女は」
 「いや、失礼をば! 一糸纏わぬ全裸(ネイキッド)太子様の前では、どのような芸術品、珍品逸品も、路傍の石と同義! この布都、誠に眼福でござります。出来るものならばその裸身、ありとあらゆる媒体に掲載し、愚民どもの目を浄化せしめたいところであります!」
 「それは流石にノーと言える」  
 
  布都は手に持った何かを後ろに隠したまま、そう受け答えをする。付き合いも長く、今更お互いの裸を見たところで、どうということもない。芸術品だの眼福だのというのも、判りやすい世辞であろう。しかし、恥じらい、という言葉には、それなりに、重みがあった。
 神子はふむ、と頷くと、脚を組み、両腕で胸を隠したのち、一呼吸置いて、虚ろな目で、叫ぶ。

  「キャア フトサンノエッティー! エロシカイセンー!」
 「ワ、ワー ナンデオマエガフロニハイッテンダヨー!」

  ライトなノベルやハーレムなアニメでよく見られる、ラッキースケベなやりとりが、飛鳥の世に生きた二人によって、今ここに再現された。健康な青少年が見れば、鼻息を荒くし、自室にこもって何やら作業をしてしまうような、そんな光景であった。
 お互いの棒読みと虚ろな目を除けば、ミリオンセールスの一端を担い、世の安定に一役買ったかもしれない。
 だが二人の間には、空虚な雰囲気が漂う。

  「…そのノリの良さは評価できます」
 「は。光栄至極」
 「で、何用ですか。あなたも行水ですか。しかしまだ空きませんよ、しばし待ちなさい」
 「いえ、太子様の行水をよりインタラクチブにする品物を、いくつかお持ち致しました」
 「ほう!」

  布都はそう言うと、得意のドヤ顔で、手にした品々を披露する。
 それは手のひらに納まる程の、色とりどりの人形であった。
 粋な計らいに、期待で目を輝かせていた神子であったが、布都の出したそれを見るなり、先ほどの様な…いや、それよりも虚ろな目に戻って、投げやりな口調で、問うた。
 
  「…また、それですか」
 「いかにも。いいですか、まずこれが、グラブロ。可愛いでしょう? こちらがゼーゴック。悲哀に満ちています。そしてこれがアッガイです。この造形は最早芸術の一言! で、これがザクⅡJ型装備。溺れます」
 「…人形遊びをするような歳でもなく、またそういった趣味もないと、一応言っておきますが。何か意図があっての物部セレクトなのですね?」
 「ザクⅡJ型といえば溺れることで有名なので、それを軸に選んでみました。J型とはいわゆる陸戦仕様のことで、換装せぬまま宇宙へ上がったJ型は…」
 
  マニアというものは時として性質が悪い。相手が知っていようといなかろうと、興味があろうとなかろうと、己の知識を披露せんとする悪癖を持つ者も少なくない。
 布都がこの地に復活して以来、外の世界から流れてくる玩具や書物などに、えらく執心であるのは神子も知っていたが、ことあるごとにそれらから得た無駄な知識を聞かされるのは、正直辟易していた。
 生前はちょっと早合点をする部分も見られたが、基本的に真面目、実直であったのに、今ではすっかり、俗に染まってしまっている。何か、抑圧されていたものが、復活と同時に解放でもされたのだろうか。

  神子は聞きもしていないのに講釈を垂れ流す布都から視線を外し、組んでいた脚を開いて、ふう、と、ため息をついた。

  「…そもそもモビルスーツというのはミノフスキー粒子散布下における有視界戦闘に…」
  
  日差しは、ますます強くなっていく。


 ~大暑~
 「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」
 旧暦の六月中。現在の暦だと七月後半にあたる。


  
  「夜だというのに、この蒸し暑さ…どうにかならないものか」 
 
  塩を大量に振りかけた西瓜を齧りつつ、神子が言う。
 日はとうに落ちて、夜の帳が地を覆っているというのに、暑さは衰えることを知らない。
 軒先に掛けられた風鈴はその音を奏でず、ただ小さく揺れるのみだ。

  「なまじ、肉体があると、大変ですね」
 
  ウチワでもって、神子を扇いでいた屠自古が、同情するように、そう言った。
 肉体を持たず、怨霊として存在する屠自古には、暑さ寒さの影響は無い。
 
  「うむ、正に。ああ、ならば私もいっそのこと、お前のようになってみようか」
 「神子様の技前ならば、あるいは?」
 「しかし、そうなると…物が食えません。それはちょっと困る…」
 
  しゃくしゃくと赤い果肉を食べ進む神子の口周りを、ハンカチで拭う屠自古。確かに、怨霊はこれ以上死ぬこともなく、よって物を食べる必要もない。
 己には判らぬ苦悩を抱える神子を、どうにかして慰めてやりたいと考えるが、雷を落とすこと以外に能の無いこの霊体(からだ)である。微弱な電流でもって、電気風呂を誂えてやる、それくらいのものだ。
 敬愛する神子が、暑さごときに苛まれていると考えると、あの小憎らしい太陽を、どうにかして黙らせたいとすら思う。
 しかしそんなことは、誰であろうと出来はしない。屠自古は心底残念そうに、俯いた。

  「お前が気に病むことなどは無いのですよ、屠自古。しかし、こう暑いと、皆も参っているのだろうし…ああ、何かいい案は無いものか…」
 「そうですねえ…」

  などと、二人が語り合っていると、夕食の片づけを済ませた布都が、今度は作務衣姿で現れた。
 手には先ほどと同じように、いくつかの人形…ガンプラを持って、である。

  「太子様、今度はルビコン計画です! まずはズゴックE、エクスペリメントのEですね。こちらがハイゴッグ。で、これがジムk…」
 「布都」
 「は!」
 「その人形、今度は寒冷地仕様だとか言い出すのではないでしょうね? あるいは寒い土地で活躍したので、これで涼む! などと言い出すのではないでしょうね?」
 「は、ハ…? あ、いえ、これはですね、その…」
 「布都、貴様また神子様を煩わせているのか」
 「い、いや…違うぞ屠自古…我は…我は…」

  語るに落ちた布都の手から、寒色系で彩られた三つのガンプラが、ぼとりと床に落ちた。
 神子は食べ終わった西瓜の皮を皿に戻すと、看破されて、ぷるぷると震える布都を、己の横に座らせる。  
  
  「とりあえず、人形遊びは忘れなさい。屠自古とも話していたのですが、皆で涼しくなれるような事を考えるのです。人形以外で」
 「ガンプラです。それはそうと、皆でですか。川にでも行きますか」
 「今は夜なので、泳ぐのに安全でも適切でもないでしょう。何か他に、いい案は無いのですか?」
 
  いい案、と言われ、布都はうーむ、と唸って、腕を組む。
 実際、川遊びというのはいい案であり、新緑の頃に一度、皆で出かけたことがあった。しかしそこで見かけたのは、胴着を着た白髪の少女と、カメラを首から下げた天狗が、くんづほぐれつの格闘をしながら流されていくという、極めてエクストリームな川遊びであったため、幻想郷にまだ慣れていなかった一行は、その場で引き返したという過去がある。

  「怪談、などは」
 「かいだん。怪談とは?」
 「要するに、怖い話です。幽霊を見ただの、妖怪に襲われただのという」
 「…布都、夜に怯え、闇に竦む、脆弱な人間たちならば、それもよい余興となるでしょう。しかし…ほら、見なさい」
 「ひゃあ!」

  これ以上の名案はあるまい、と、自信に満ちたドヤ顔を晒す布都をそう促し、神子は袂から、豪華な装飾の施された孫の手を取り出すと、それで屠自古のうなじの辺りを軽くひっかく。
 霊力を帯びた孫の手で触れられ、嬌声を上げた屠自古はくすぐったそうに、しかし跳ね除けるでもなく、ぷるぷると震えて、快感の表情を浮かべた。

  「我々は怨霊と、こんなにもフレンドリーに触れ合えるのです。今更、幽霊やら何やらが出てきて「食ーべちゃーうぞー!」とか、身長190cm、筋肉モリモリマッチョマンの変態が猛スピードで追いかけてきたところで、どうなるものか」
 「う、ううむ…確かに…いや、しかし、後者は相当怖くないですか」
 「更にはアレです」

  孫の手を屠自古から離し、神子はその先端を居間に向けた。
 そこにはジャージ姿で柔軟運動をする芳香と、それを指導する青娥がいる。
 ここでは良く見かける光景であるが、芳香の身体は一向に軟化していない。たまに何かの折れる音が響くのだが、それは誰も気にしていないようだ。
 ともかく、布都と屠自古はそれを確認し、得心がいったとばかりに、頷いた。
 
  「屍体ですね」
 「左様。怨霊どころか僵死とまでグローバルな触れ合いをする、正にボーダーオブライフな我々が、怪談など…怪談など!」
 「に、二回言わずとも…」

  己の出した名案を一瞬で蹴られ、布都はがっくりと肩を落とした。
    

 ~ルビコン計画~
 「バラバラに吹っ飛んじまってる。ミンチよりひでえや」
 名も無き連邦兵士の台詞。
 

  「さて、芳香! こちらへ来なさい! 青娥もです」

  柔軟体操に勤しむ芳香を見て、神子は何か思いついたのか、孫の手を振って、芳香と青娥を呼んだ。
 その声に応え、二人はそのままの姿勢で浮遊しながら、神子の傍に寄る。立位体前屈の姿勢でスライドしてくる屍体など、古今どの怪談にも存在しておらず、状況と場所を選べば、新たな恐怖の伝聞として流布させることも可能かもしれない。

  「何か御用ですか、太子様?」 
 「たいしさまー」
 「うん、ちょっといいことを考えました。芳香、とりあえずそこに座りなさい…脚は伸ばして、少し広げて…手はこうやって…曲げて、掌は上に向けるのです」
 「はーい」

  神子は芳香の頭を撫でると、その広げた脚と脚の間に身体を入れ、そして身体に背を預ける様な形で座った。腕は肘掛けとして丁度よい位置にある。
 屍体である芳香の身体は冷たく、青娥が施してやっている香水の匂いも相まって、極上の座椅子のようであった。

  「ああ、思った通りだ。芳香の身体はとても冷たい」
 「そりゃあ、屍体ですからね。防腐処理も完璧、毘陀羅(ヴェタラ)の秘法にインド人もビックリして右に行っちゃいますわ」
 「スーパーウリアッ上ー」
 「死してなお他者の役に立つとは、うん、芳香はいい子だね。ほら、ポテロングをあげよう」
 「ぽてろんぐ! 全部!?」
 「ああいいとも。たくさんお食べ。ヤンヤンつけボーもあげようね。うむ…胸も程よく大きくて具合がいい…」
 
  下賜されたポテロングを束ねてがりがりと齧り、至福の表情を浮かべる芳香と、肩に落ちてくる食べかすを払う神子。屍体座椅子に座る聖人という絵面は、猟奇とシュールのボーダーを行ったり来たりする代物であったが、誰もそれを気にせず、布都に至っては、先ほどの立位体前屈と合わせて、新たな怪談のオチとして使ってもいいのでは? などとすら考えていた。
 そんな風情で、二人の様子を微笑ましく見守っていた三人であるが、どうにもよい案は浮かばない。いっそこのまま、芳香を座椅子からベッドにトランスフォームさせて、神子を安眠に誘おうか…そう青娥が考えていると、屠自古が不意に立ち上がった。
 脚の無い屠自古が立ち上がる、というのは若干語弊が無くもないが、車椅子の少女が弱虫呼ばわりされて立ち上がったり、V作戦の要であるRX-78が大地や湾岸エリアに立ったりする昨今のこと、誰も不思議には思わない。
 
  屠自古は腰に手を当て、皆を見回すと、咳払いを一つしたのち、語り始めた。

  「怪談という案を聞いて、ふと思いつきました。肝試し、というものをご存知ですか?」
 「キモダメシ。スタイリッシュに切腹したのち、己の肝臓を披露し、その新鮮さや美しさを比べあう、極めてエクストリームな遊びですか?」
 「い、いえ、そこまでエクストリームかつフェイタリティな代物ではありません。肝試し…この場合における肝、というのは、どちらかというと心臓であったり、度胸、という概念を指すのです」
 
  妙に血なまぐさい答えを導き出した神子をやんわりと黙らせ、屠自古は続ける。 
 それは、曰くつきの土地や建物に、何がしかの目標を設定して侵入、そして目標を達成して戻ってくるものであると。   
 試されるのは度胸、胆力、精神力などであると。

  「ふうむ…しかし結局、怪談と同じで、霊だろうが妖怪だろうがぶん殴ってみせらあ! を地で行く我々、というのが、最大のネックなのでは?」
 「たいしさま、ぽてろんぐあげる」
 
  芳香が後ろから差し出してきたポテロングをさくさくと齧りつつそう言う神子に、屠自古は何か、腹に一物があるような、そんな表情で笑ってみせる。

  「ええ、ですから、これはあくまで、脆弱な人間達が楽しむものです。そこで、私、蘇我屠自古は考えました。神子様を筆頭とする我々超人野郎A(飛鳥)チームが楽しむことのできる、蘇我式エクストリーム肝試しを!」
 「勿体ぶらんとさっさと言えい」
 「まあまあ布都ちゃん、最後まで聞きましょう」

  「この幻想郷には、それはもう数多くの妖怪、妖精、鬼、神、悪魔がおりますね。更には超常の力を持った人間でさえ存在します。蘇我式エクストリーム肝試しとは、これらの実力者相手に何がしかのちょっかいを出し、その上で逃げ果せられるかどうかを試す、ムネドキドキの催しであるのです」
 「ふむ!」
 「我らが復活した際にカチ込んできた紅白、黒白、ピーマン、辻斬りは無論のこと、趣味の悪い洋館に住む日陰者、冥界で日々自堕落に過ごす亡霊、竹林在住のキカイダー、花畑に住むというぼっち喪女、妖怪の山をシメている注連縄の化身、地底在住の嫌われ者、そして仏教などを信仰する白髪染め失敗尼僧などなど…枚挙すれば暇がありませんが、ともかく」
 「屠自古、随分詳しいのですね?」

  話を遮り、神子がそう屠自古に問うた。この地に住むと決め、家を建ててから、まだあまり日は経っていない。しかし屠自古は今、神子ですら知らない情報の数々を披露している。
 これはいかな事であろうか。神子は芳香が差し出してきたヤンヤンつけボーをコリコリと齧りつつ、屠自古の答えを待った。

  「いえね、少し離れたところに、なかなかに美味い鰻を出す屋台があるのですよ。あまり飲まない神子様や下戸の布都を付き合わせるのも何なので、ちょくちょく一人で飲みに行っているのですが…」
 「ああ、夜、たまに出かけていくのはそれだったのですか。そこで色々と情報を仕入れていると…しかし屠自古、お前はものを食わずともいいのでは?」
 「え、ええまあ。ですが、何かを食べる、飲むという事が出来ぬわけではありません。恥ずかしながら、今だ生者としての未練が、どこかにあるのかもしれませんね」

  ほんの少しだけ寂しそうに、屠自古が言う。肉体を失ったことに関しては、もう布都を責めるような真似はしないが、彼女の何処かに、生への執着があったとしても、誰かがそれを責めることはできない。
 屠自古はすぐに気を取り直し、説明を続ける。

  「で、ちょっかいを出して逃げる…単純ですが、捕まれば何をされるか判りません。それを含めた上での、危険な遊びでもあります」
 「なるほど、大体判りました。しかしリスクを恐れて挑まぬのであれば、それは端から負けているも同義か…ああ、そう言えば、こんな名言がありましたね」

  神子は屍体座椅子から立ち上がると、これ以上ないキメポーズで、皆を見回す。そして口を開く。
 
  「戦わなければ、生き残れない!」

  鏡に映った神子の顔は凛々しく、神性すら感じさせる。
 たかが遊び、されど遊び…何事にも全力で挑むのが、今の神子のスタンスである。まあ、ヒマな時限定であるが。



 ~ポテロング~
 シンプルにしてディープ、人類の発明した菓子の、到達点の一つである。


  屠自古の提案した蘇我式エクストリーム肝試しに、神子は存外、乗り気であった。
 超人とは退屈なものだな、と、かつてそう言ったのは現人鬼・葉隠散であるが、聖人というのもまた退屈なものであるらしい。仙術や道教、タオの秘術を会得し、超常の能力を持った神子にとって、寒暑の影響など、本来は無いと言える。
 要するに、何事かにかこつけて、退屈を凌げればそれでいいのだろう。 
 
  「で、どうするのです、屠自古」
 
  布都の運転する磐船が、暗闇を裂いて進む。タオの力を利用した丹田エンジンから発生する、エクゾーストが心地よい。
 後部座席に深く腰を下ろした神子は、その振動を尻で味わいつつ、そう屠自古に問うた。
 助手席で地図を見ていた屠自古はその問いに振り向き、幾らか困った表情で、神子を見る。

  「? どうしたのです」
 「いえ、相手を吟味していたのですが…今回は初めてということで、いきなり危険な相手に特攻(ぶっこ)むワケにもいきません」
 「何故です、特攻(ぶっこ)めばよいではありませんか。相手が強ければ強いほど、ワクワクするのがならわしですよ」

  少年漫画よろしくそんな事を口にする神子であるが、屠自古はさすがにそれには応じない。
 神子以下、布都、青娥、芳香、そして己という説得力のある特戦隊ではあるが、先の騒動においては完膚なきまでに叩きのめされている。
 復活したばかりで本調子ではない、と言えばそれまでだが、かつてレディースとしてならしていた屠自古は、主にデスクワークに勤しんでいた神子や、放火しか能の無い布都とは違い、それなりの実戦経験がある。
 群雄割拠ともいえるこの幻想郷に、一筋縄ではいかない強者がひしめいているのは疑いようのない事実であり、単なる暇つぶしでそれらにちょっかいをだすのは、どうしても慎重にならざるを得ない。

  神子の無聊を紛らわせるための案を出したはいいが、それでまた大騒動になって、悪鬼羅刹、アンデッド、ホラー、ドーパント、オルフェノクでさえ震え上がる、暴力の化身、人間台風(ヒューマノイドタイフーン)博麗霊夢が登場するのだけは避けたいところだ。
 
  「いえ、やはりここは、容易い相手から始めるのが定石。我らがいかに強くとも、初心にかえるのは大切です」
 「ふむ…まあ、いいでしょう。して、相手は?」
 「…人里に、教師を営む半妖がおります。名を上白沢慧音と言って、頭は切れるようですが、戦闘の方はあまり得意では無いとのこと…一度だけ、屋台で顔を見ているので、そこも問題ありません」
 「ほう、いいですね…教師という体制の権化に、反旗を翻しつつ、なおかつ涼む…何やら凄くいけない事をしているような…」

  その言葉を受け、布都はハンドルを切った。ギアを一段階上げ、磐船は更に加速する。
 月明かりの下、エクゾーストが、静寂を切り裂いてゆく。


 ~特攻(ぶっこ)む~
 この漫画のせいで横浜は無法地帯だと思われている。
  


   「ん、ん~…!」

  書類の束をまとめ、傍らに寄せると、慧音は大きく伸びをした。
 時刻は22時を少し回ったあたりで、寝るにはまだ早い。それでなくとも、この暑さでは、寝るのに一苦労いりそうだ。
 慧音はふう、とため息をつくと、財布を手にして、立ち上がった。冷酒の一杯でも引っ掛ければ、その効力で気持ちよく眠れるかもしれない、そう考えてのことだ。寺子屋も丁度夏休みで、深酒をしても、誰に咎められることもないだろう。

  最寄の居酒屋まで、少し距離がある。虫の音や月明りの風情を楽しみつつ、慧音はゆっくりと歩いていく。
 妹紅がいれば一緒に飲みにいってもよかったのだが、生憎と彼女は忙しいようで、ここ何日かは顔も見せない。
 まあ、それならそれで、独り酒も悪くない…慧音はそう考えて、視線を前方へと戻した。

  「ん…?」

  ゆらゆら、ゆらゆらと、何かが、仄かに揺れている。
 それは灯りか、それ以外の何かか…常人ならば躊躇してしまうかもしれないところだが、慧音は意にも介さず、歩みを進めていく。
 近づくにつれ、それは逃げるように、前方へと進んでゆく。丁度よい灯り代わりだ、慧音は鼻で笑い、その後をついて、更に歩く。
 そしてそれは、三叉路の手前で止まる。それ以上動く気配もなく、慧音を待っているようでもあった。

  「…ふう…亡霊だか何だか知らんが、私に用事でもあるのかね?」

  慧音はそう言って立ち止まるが、当然の如く、それは答えない。
 口の利けぬ亡霊、怨霊、死霊の類が、生者に何かを訴えようとするのは、別段珍しいことではなかった。だが慧音はそういったものの声を聞くことは出来ないし、また、成仏させてやることも出来ない。
 無視するか、あるいは強い意志で追い払うかしかないのである。

  「すまないが、用事があるなら神社の巫女にでも当たってみてくれ。私には何も出来んよ…同情はするg」
 「キャオラッ!」
 
  その時である。
 腰に手を当て、目の前のそれに向かって、静かな口調で…諭すように、言葉を紡ごうとした慧音の後ろから、神子が飛び出す。
 そして甲高い、妙な掛け声と共に、慧音の尻に、渾身の中段蹴りを叩き込んだ。十七条拳法その十六・蹴を使うに時を以てするは、狙い易き良き尻なり…通称聖徳ケツキック、今ここに炸裂す。
 すぱぁん、と、小気味よい音が弾け、慧音は驚きの声を上げた。

  「な…?」
 「フハハ! 我が名はモケーレムベンベ・ノフト! 通りすがりの尸解仙だ、覚えておけい!」

  顔には天狗の面、服装は全身タイツの変態を目の前にし、慧音は狐につままれたような表情で、状況を把握せんと務める。
 だが天狗面はすぐに身を翻し、三叉路を右に逃げていく。
 何のつもりかは判らないが、尻を蹴られて黙っている慧音ではない。呆気に取られていた時間はすぐに終わり、怒りが彼女を支配した。

  「ゆ”る”さ”ん”!」

  その時、ふしぎなことがおこった…
 今年の春、謎の男…藤原モサドと頭突きの修行をした際に得た、たくましい筋肉が、鎖を解き放ち、一瞬でバンプアップしたのだ。
 迸るマッスルパワーは骨格すら一時的に変化させ、彼女の身長を大幅に延長せしめ、別人へと変化させる。
 
 牙猛(きも)慧音、今ここに復活せり。

 みちみちと張り詰めた筋肉の鎧を纏った慧音は、足元の地面を爆発させ、天狗面を追った。


  「フハハ! ハァハァ、ハハハ…やったやった! やってやりましたよ皆!」
 「ええ、見ておりましたよ神子様! 完璧な蹴りでした! しかも偽名を使って逃げることにより、隠蔽も完璧! その権謀術数、誠にお見事であります!」
 「結構楽しそうねえ、次は私にやらせて下さいましね!」
 「たいしさまかっこいー!」

  顔を紅潮させて磐船に戻り、はしゃぐ神子と、それを褒め称える屠自古や青娥。意外と判りやすく、また己の名に近い偽名を、何の打ち合わせもなしに使われた布都だけは、納得の行かない様子で、曖昧に笑っていたが、ふと、何かの振動を感じ、皆を制する。
 
  「これは…何の音じゃ?」

  どすんどすんと響く重低音。磐船のダッシュボードに乗せられた消臭剤が、波打ち始める。
 重低音が、どんどん近づいてくるにつれ、皆が顔を見合わせる。
 何だ、妖怪か。あるいは別の何かか、それとも…
 そして、音のする方へと向き直った一行の目に、信じられないものが映った。

  「貴様らかァアアアア!」

  それはコナン・ザ・グレートかジョン・メイトリクスか、未来から来た殺人マシンか、はたまた州知事か…
 怒りの形相を浮かべた、青い髪の、身長190cm、筋肉モリモリマッチョマン…いや、ウーマンの変態であった。

  「ギャーーーーーーーーーーーーー!」

  誰が叫んだのかは判らない。判らないが、ともかく、船の中は大混乱に陥る。
 布都は慌ててセルを回し、ギアを繋ごうとするが、震える足はそれをうまくこなさない。
 重戦車と化した慧音は存外に速く、どんどん磐船へと迫ってくる。

  「ふ、布都! 早く出しなさい!」
 「わ、わわ、わかっております! わかっております故、助手席で暴れないでくだされ!」

  ゾンビやパニック映画の1シーンの如く、こういう時に限って、エンジンはかからない。
 そしてついに、慧音の手が、磐船の縁を掴んだ。

  「出てこい…!」
 「オアアアアーーーーー!? ふ、布都、早く出せ、出せってーの!」
 「やかましい! やっとるわ! 何ならお前外に出て、雷でも落とせばよかろうもん!」
 「馬鹿野郎、アタイに死ねっていうのか!」
 「あら、屠自古ちゃんはもう死んでるじゃない」
 「るせー! あの筋肉なら怨霊だろうが元グリーンベレーだろうが物理的に成仏させかねねー! アタイ成仏するなら神子様の慎ましやかな胸の中でって決めてんだよォ!」 
 
  SUVクラスの重量に加え、5人も積載した磐船が、がくんと揺れる。
 げに恐ろしきはその腕力。慧音は両の手で磐船を掴み、思い切り持ち上げる。後部が持ち上がり、RR車…いや、船である磐船は、発進することも適わない。
 船なのに駆動輪もクソもあるまいが、イカルガンテクノロジーの結晶である磐船は、丹田エンジンの空回りと共に、そのまま横倒しにされてしまった。

  「ワーーーーーーー!」

  助手席から放り出された神子の脚を掴み、慧音は軽々と持ち上げて、田んぼの傍に立つ。
 生まれてから今まで、筋肉モリモリマッチョウーマンの変態に、片手で逆さ吊りにされたことなど無い神子は、相当に焦りつつも、弁解を始めた。
 数多の人間の悩み、欲望を聞き、諭し、教え導いてきた経験がある神子ならば、この場を収めることも容易だろう。
 
  「え、ええと! これはその、違うのです! あなたの美しいお尻を見ていたらこう、抑え切れぬデザイアがオーバーフロウしましてですね…!」
 「ほオ…見上げた欲望だな変態。だがそれに従って、見ず知らずの他人の尻を蹴っていいって、お前はママに教わったのか?」
 「え、わ、私のママはそれはもうフリーダムなお人でしてな…ついでに言うとパパはやんごとなきお人でしてねハハハ」
 「答えになってないぞ変態」

  全然ダメだった。
 空気が震えるような威圧感に、布都、屠自古は勿論、青娥までが気圧され、動けないでいる。
 逆さづりにされた神子はばたばたと暴れているものの、拘束が緩むことはない。いかな神子と言えど、部下の前でこのような醜態を晒した上、田んぼに放り込まれ、泥塗れになれば、その威厳を保つことは難しいだろう。
 カリスマ(笑)とならない為にも、ここは何としても切り抜けねばならない。

  「さぁどうした、所属と動機を言え変態。今お前を支えているのは左手だ、利き腕じゃないんだよ!」
 「ひ、ヒエーーー! か、勘弁してください! つい出来心でェーッ! 謝罪しますーッ! 聖徳ング謝罪しますのでェエーッ! あ、この耳当ても差し上げます! ついでに我らが作ったマスコットキャラの『四猿』もセットで差し上げますのでー!」
 「だめだな」
 「ウオオオオオご無体なお言葉! 私は上院議員ではないが古代日本のエクゼクティブなんですよォ!? それがここまで下手に出ているっていうのに、あ、そうか、これは夢か! 本当の私は夢殿であどけない寝顔を晒してムニャムニャ、おかあさ~ん…もっと蘇(そ。今で言うチーズ的なもの)入れて~とかって寝言を言ってるんだハハハ…」
    
  神子が情けない悲鳴を上げ始めたその時である。
 慧音の側面から、芳香がいきなり、体当たりを食らわせた。
 芳香が、青娥のコントロールを受けずに、自発的に行動するのは大変に珍しいことであるが、それは彼女に芽生えた、忠誠心の為せる業であろうか。
 ともかく、体当たりを受け、慧音の体勢が崩れる。よろめいた慧音が、残った右手で芳香を突き飛ばすのを見た神子は、好機とばかりに、掴まれていない方の足先で慧音の手首を蹴り付けて脱出する。そして間髪入れず、すぐに浮遊し、両の手を、額のあたりに掲げ、開いてみせる。

  「グセフラッシュ!」
 「うおっまぶし!」

  それは正に夜中の夜明け、救世の光芒は辺り一面を遍く照らし、また慧音の視界をも奪った。一瞬の出来事に、慧音が怯む。

  「布都ッ!」
 「我にお任せを!」

  布都はそう言うや否や、屠自古、青娥と共に、横転した磐船を元に戻すと、素早くギアを入れて、磐船を駆動させた。
 急発進した磐船を回転させ、神子と芳香を回収せんと、布都は凄まじいハンドリングで、二人に近づく。
 後部座席から身を乗り出した屠自古が、神子の手を掴み、船内へと引きずり込む…そこまでは良かったが、残る芳香を回収せんと、再びターンしたところで、視界を奪われた慧音のブラインド頭突きが、磐船の横っ腹に炸裂した。

  「どわーーー!」

  凄まじい衝撃を受け、磐船は大きくその船体を傾かせる。ガリガリと側面を地に擦り付け、何とか転倒は免れたものの、芳香との距離は離れ、間には顔面を押さえ、怒気を纏った慧音がいる。

  「布都ちゃん、とりあえず芳香の事はいいわ、ここは退きましょう!」
 「しかし!」
 「大丈夫、芳香には帰巣本能みたいなものがあるし、適当に逃げて帰ってくるわ!」
 「アンタひでえな! 犬扱いかよ!」
 「き、貴様ら…いい加減にしろォ!」

  そのやり取りが、一瞬の隙を生んだ。激昂した慧音が、視界を回復させるのと同時に、磐船の縁を再び掴む。

  「ふ、布都ー! 早く、早く出すのです! このままでは筋肉車検で廃車にされて、筋肉レッカーでスクラップ置き場行きですよ!」
 「そ、そうは言っても…ええい屠自古、電撃じゃ! ひゃくまんボルトで敵を撃てい!」
 「馬鹿野郎、この距離ならバリアは張れないから神子様にも被害が出るだろうが!」
 「太子様が電撃如きでどうにかなる筈もあるまい! 感電したところで『これで私はサンダー太子!』とかぬかすくらいの愛され聖人じゃ! いいからさっさとせい!」

  阿鼻叫喚、磐船と筋肉のせめぎ合いは、永遠に続くようにも思われた。
 が、しかしである。
 慧音に吹き飛ばされて前後不覚となっていた芳香が、慧音の後ろから組み付く。
 またしても不意打ちを受け、慧音が芳香を振りほどこうと身体をよじるが、芳香はがっしりと組み付いたまま、離れない。
 生前の記憶すら曖昧な、忠実なる僵死のその行為に、神子は思わず手を伸ばし、叫ぶ。

  「芳香!」
 「く、離せ!」
 「サヨナラ、タイシサマ…ドウカ、シナナイデ…」
 「いや芳香、あなたに自爆機能をつけた覚えは…」
 
  カッ、と、眩い光が明滅したかと思うと、慧音と芳香を中心に、凄まじい爆発が巻き起こる。
 爆風に巻き込まれつつも、布都はアクセルを踏み込み、磐船を急発進させ、その場から離脱した。

  「芳香…! フォーエヴァー…」 
   

 ~バリア~
 近過ぎると張れない欠陥システム。   
 
 
  磐船をガレージに入れるのもそこそこに、神子、布都、屠自古、青娥の四名は、畳の上で荒い息をついていた。
 暑い夜を乗り切るはずのエクストリーム肝試しが、まさかこんな結果に終わるとは思ってもいなかったのであろう。
 誰も、一言も発さず、空気は重苦しい。
  
  「…太子様」
 「皆まで言わずとも、わかっています。芳香のことでしょう」

  静寂を破るように問うた布都の言葉を遮り、神子が静かにそう答えた。
 いかに芳香が頑強かつアンデッドでこれ以上の死はないにせよ、自分達を助けてあの場に残っている、そう考えると、いたたまれない気持ちになる。
 青娥だけを派遣して、回収するという手立てもあろうが、うまく行くという保障がある訳でもない。

  「だーいじょうぶですってえ、芳香は私の最高傑作ですからね。口は割らないし、例えバラバラにされてても、どこぞのミート君みたく普通に生きてて、そのまま飛んできてここで元通りくっつくわ」
 「そうは言いますが…これは私の落ち度ゆえ…ただ黙って待つというのは、どうにも…」  
  
  若干、残念な性格であるとはいえ、その本質はやさしい。
 神子は俯き加減で、傍にあった湯のみを取り、麦茶をぐっと一息に飲み干して、大きくため息をついた。
 火遊びの代償は大きい。やはりここは、素直に謝って、芳香を取り戻すべきだ…そう考えた矢先のことである。

  「たいしさま~」

  小さな声であった。だが彼女の、誰よりも聡い耳は、それを聞き逃さない。
 
  「芳香!」
 「え?」

  神子は湯のみを放ると、玄関へと飛び出していく。
 きっと芳香は、どうにかしてあの場から逃げ果せてきたのだ。きっと傷だらけだろう。汚れているだろう。
 部下や弟子などという枠組みでなく、ただ純粋に、己を慕ってくれる芳香の存在は、神子にとって、一種の清涼剤、拠り所とも言えた。
 その芳香が、健気にも、かの筋肉教師の魔の手から抜け出し、戻ってきたとあれば、しっかりと出迎えてやらねばなるまい。
 神子は高揚しつつ、引き戸を開け、飛び出した。

  「よし…」 
 「こんばんは。上白沢運輸です。お届け物の配達に上がりました」
 「か…」

  芳香を小脇に抱えた慧音が、そこにいた。
 爆発の影響か、服は破れ、たくましい筋肉がびくんびくんと波打っている。一方の芳香はというと、手に大量の菓子を抱え、満面の笑みを浮かべていた。
 そして慧音は、ゆっくりと芳香を下ろすと、こちらも満面の笑みを浮かべて…

  「判子、お願いします。朱肉は…お前の血だがな」

 と、静かに、言ってのけた。

  「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」



 それは、ある暑い夜のお話である。

 ~おしまい~
 九作目になります。いつも通りのアレですがお赦し下さい。
 何だか仄かに神子×芳香のかほりがしないでもありませんが…きっと暑さのせいということで一つ。

 なお脈絡も無く慧音があんな状態になっておりますが、それは拙作「マックシング慧音先生」をお読み頂ければなんとか…ええ…
 では、ここまで読んで頂いた全ての方に感謝を。何かありましたらコメントなど頂けると喜びます。
 次は…どうしよう。
ナイスガッツ寅造
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コメント



0.1200簡易評価
1.90名前が無い程度の能力削除
芳香ちゃん健気すぎて可愛い。
あとどうでもいいことなんだけど、なんでどの文章も一文目だけスペース二つあけてんの。
5.100名前が無い程度の能力削除
ライダーネタがたくさんあってお腹一杯だ、いいぞもっとやれ
つか花畑の喪女てwwwせめてリグルはついててあげてwwww
6.80奇声を発する程度の能力削除
ネタが沢山入ってて面白かったです
8.100名前が無い程度の能力削除
ピーマン
11.100名前が無い程度の能力削除
相変わらずネタが多すぎてツッコミが追いつかないぜ…
とりあえず丹田エンジンとイカルガンテクノロジーで爆笑したwww
14.100名前が無い程度の能力削除
ポテロング美味しいよね。でもジャガリコも負けてない……違う、そうじゃない。
ロボット的には、バリアはむしろ近距離で張って格闘に使うものだから、あの近距離で貼れないバリアって実はかなり貧弱……これでもない。
何だろう。突っ込み所が分からない。ただ言えるのは面白かったって事だ!
芳香は清涼剤。
15.90名前が無い程度の能力削除
多分パロネタが無くても、十分に面白い展開だったと思う
17.100名前が無い程度の能力削除
早苗さんピーマン呼ばわりw
18.80名前が無い程度の能力削除
慧音先生が再登場してうれしい(震え声)
21.80名前が無い程度の能力削除
くだらねーw
30.10名前が無い程度の能力削除
なるほど
31.100名前が無い程度の能力削除
相変わらずスルでぇなぁw みんなキャラ立ってるわw
とじとじが女を感じさせるというか神子ちゃんの前では妻っぽいのが好きです
後 磐舟を運転する布都ちゃんの描写がじわじわくるw
32.100名前が無い程度の能力削除
某アリスさんと仲良くなれそうな布都ちゃんだw
慧音は…なんというキモンドー
36.100名前が無い程度の能力削除
あぁキモだめしねww