Coolier - 新生・東方創想話

水の中の灯り/火花/天使の自殺

2012/07/31 23:14:37
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(一)



 夜だった。小町は商売道具の舟の底に寝っ転がって、あおむけで空を見ていた。死神の舟は底が浅くて、幅も高さも、小町ひとりが寝っ転がるだけでいっぱいだった。上司である四季映姫様は、「小町がでかいんです」なんて言う。
 昼間はいつも、小町はこの舟の上に立って、魂をはこんでいる。三途の川の幅は小町がはこぶその魂が、生前犯してきた罪の大きさや、積んできた功徳、他人とのつながりの多寡や深さなんかで変わる。だから一日にいくつも魂をはこべるときもあれば、ひとつの魂をはこぶだけで手いっぱいなときもある。
 とても暗かった。昼間から頭上に居座っていた分厚い雲が夜になっても流れていかなくて、月も星も見えず、灯りといえば舟の舳先に突っ立てた鎌に吊るした提灯だけだった。提灯から球を描いてぼんやり広がる、いかにも頼りない橙色の光をのぞけば、なんの光もなかった。提灯の中のろうそくは、死神一流のよくわからない技術を使って作られたもので、夜明けまでずっと燃えつづける。だから交換の心配はいらなかったが、三途の川にひとりきりで舟を出して、真っ暗な夜と、それ以上に真っ黒な川の水の上に提灯ひとつでぷかぷか浮かんでいると、実際以上にその灯りは小さく、弱々しく思えるもので、小町は自分の体が周りの闇に溶け込んで、拡散してなくなってしまうような不安な気持ちがしていた。
 残業を嫌う小町のことだから、仕事でこんなことをしているわけではなかった。かといって、酔狂でやっているわけでもない(だいだい今日はお酒が手元にない)。理由があるのだけど、その理由のほうがなかなかやってこなかった。
 夕飯を自宅で食べてから、すぐにここに向かったのだから、もう、長いことずっとこうしている。月も星も見えないから、正確な時間はわからないが、ふだんならもう眠ってしまっているころだろう。小町は大きく口を開けてあくびをし、眠気覚ましに歌でもうたおうかと考えた。
 昼間は魂やなんかがいて、うるさいとは言わないまでもある程度はにぎやかな川であり、河原だったが、夜はほとんど、なんの音もしない。自分の背中の下で流れるちゃぷちゃぷとした水の音をのぞけば、ほかはなにも聴こえなかった。ろうそくを吹き消して、まぶたを閉じてゆっくりした呼吸をはじめれば、さぞかし質の高い睡眠がとれるだろう。
 少しだけ、と思いながら目を閉じて、繰り返し、同じように流れているように聴こえる水音を、何度か数えたときだった。舟が揺れた。
 体を起こして、まずは船の舳先、それから首をまわして自分の足方向を見た。誰かが飛んでやって来て、舟の上に降りたと思ったのだ。そんな感じの揺れだったけど、灯りの届く範囲には誰もいなかった。気のせいだろうか。意識しない間に眠ってしまって、夢を見て、体が動いてしまったのかと思った。
 舟が大きく揺れて、ひっくり返った。ばしゃあああん、と大きな音を立てて、小町は川に落っこちてしまった。落っこちるときにも、やっぱり誰の姿も見えなかった。







「へっくしょーい」
「小町、鼻汁出てます」
「せめて鼻水と言ってくださいげほげほ」

 翌日、小町は疲れて熱っぽく、関節に痛みを感じ、咳が出てくしゃみと鼻水が止まらない状態できちんと時間通りに出勤した。小町より早く出勤していた四季映姫は小町の様子を見て取ると、目をぱちくりさせ、それからその日の予定通りの業務割り当て指示をくだした。信頼関係である。
 お昼になると、映姫がお弁当を持って小町のところへやって来た。

「今日は私の当番ですからね。ちゃんと作って来ましたよ。あと風邪薬も買って来ましたよ」
「どうも、どうも」
「ゆうべは、何をやってたんですか」

 小町は痛む喉で、水泳です、と言った。
 賽の河原から歩いて少し行ったところに岩場があって、その岩場を登ると木が一本だけぽつんと生えている。その木の下で、ふたりはお弁当を食べることになっていた。ここ一週間は映姫のほうが料理をする当番だ。お弁当のふたを開けると、丸く握られたご飯にのりとスライスチーズ、桜でんぶで顔が書かれていて、くまさんの形のおにぎりになっていた。おかずは鶏の唐揚とウインナー、野菜はブロッコリーをゆでたものだった。ふだんならものの数分でたいらげてしまう小町だったが、今日はちょっとしか食べられなかった。魔法瓶に入っていたお湯とティーパックで玄米茶をいれて、粉状の風邪薬を飲んだ。すぐに効きはしないだろうが、気が楽になった。
 まったく、病欠だけは何があってもしないんですから、と、映姫。

「それがあたいのポリシーですぐぇほぐぇほ」
「単に、貴重な休みを病気でつぶすのが嫌なだけでしょう。気をつけるんですよ」
「はーい」
「お目当ての方は来ましたか」

 小町は映姫と視線を合わせた。いつもどおり、何もかもお見通しなんですよふふん、という面構えをしているが、顔のそれぞれのパーツと骨格自体が幼いため、本人の意図とはちがってかわいいとしか思えなかった。風邪が治って、うつす心配がなくなったら、チューしてやろう。

「来ませんでした」

 正直に言ったつもりだったが、すぐに思い直した。姿を見はしなかったけれど、来たのかもしれない。ただ、自分では捉えられなかっただけだ。
 死神の目にうつるのは、死んだものと、まだ生きているもの。罪のあるものと、これから罪をつぐなう予定のものだ。では、はじめから生きていないものについては、どうなのだろう。
 わずかでも栄養をつけようと、無理やりにブロッコリーを口に入れて噛んでいる途中で、ぶぇっくしょーい、とくしゃみが出てしまった。口の中のものと、よだれと、鼻水が映姫の顔にまんべんなくかかった。映姫はハンカチを取り出して、まずは自分の顔を拭き、それから小町の顔をていねいに拭った。それから頭をはたいた。







 痛む体を引きずりながら、小町はその夜も川に舟を浮かべた。今度は提灯をみっつ用意し、舟の両端と真ん中に注意深く動かないように設置した上で、鎌を握って舟底にあぐらをかいて座り、時を待った。月と星も出ていたから、一日前とくらべて格段に明るい夜だった。闇の中で、自分の腕が届く範囲が明確になり、力をふるえる区画が灯りによって切り出されたように感じた。体調は最悪だったが、昨夜よりずっと準備ができている。
 目を閉じても、真っ暗闇にはならず、提灯の中のろうそくの炎のゆらめきがまぶたの下にうつった。水の流れと同期してゆらめくようでもあったし、ただ炎が炎自体の性質によって気ままに震えているようでもあった。心臓の音が聴こえた。
 死神である自分の心臓の音だ。水音よりも、そちらのほうが大きく聴こえて、それが小町には意外だった。
 同じ調子で繰り返される音があるから、時間が経っているのがわかる。
 目を開けた。ふだんはやらないが、煙草でも持ってくればよかったかなと思った。
 水の中から、舟底を突き破って、剣が飛び出てきた。
 小町のお尻のすぐそばに突き出てきたから、小町はあわてて立ち上がった。剣が引っ込むと、そこから水がどんどん入ってきた。ががぁん、と、音がして、舟が大きく揺れた。小町は危うく、倒れてしまいそうになった。鎌をつっかい棒にして、なんとか持ちこたえる。逆方向に、また大きく舟が揺れて、昨夜と同じように、勢いよくひっくり返ってしまった。

 距離を操る能力を使って、河原に逃れた小町が見たものは、水底からせり上がってくる大きな人形だった。手には、二振りの剣を持っている。
 アリス・マーガトロイドが操っていた人形だとわかった。人形は巨大な剣を使って、舟を真っ二つにしてしまった。くそっ、商売道具が、と、小町は口の中でつぶやき、舌打ちをした。
 すでに死んだ主人の、魂を求めて襲撃してきたのだ。小町は人形と話しをしなければいけなかった。アリスの魂はもうここにはいない。とっくの昔に、自分たちの法網にしたがってあちら側へ連れ去られ、今はたぶん、やり直しを待っている。
 人形が小町を見た。ガラスか何か、小町にはよくわからないが、そういう材料でできた眼球に、たしかに意思が宿っている。
 稀代の人形遣いの生涯をかけた成果がここにある。舟につけた灯りは水に濡れて、すべて消えてしまっていた。けれど月と星が、人形の姿を照らし出し、たくさんのフリルをつけたドレスが川の水に濡れて輝いているのが見えた。







(ニ)



 ナズーリンは命蓮寺の庭で線香花火をしながら片手で文庫本の成長物語小説を読み、合間に麦茶を飲んでいた。真昼間だったから、夜の闇の中で見れば美しい色を出すだろう線香花火が、ただのちかちかした火花にしか見えなかった。小説の白い背景に黒い文字がへばりついている紙面と、真昼間の花火の光をかわりばんこにながめると、眼の奥にどちらが由来ともいえない細かな傷がついてしまうように思った。後ろから見ていた寅丸星が、あきれたように言った。

「何を無駄なことをしてるんですか。どっちかにしなさい。花火は夜にやりなさい」
「夜やると、危ないんだよ」
「何がですか」

 ナズーリンは答えなかった。振り向きもせず、今までと同じ行動を同じようにつづけるだけだった。ご主人の権限を行使して、やめさせても良いのだが、ナズーリンがこういうことをするからには何かしら理由があるのだろう、と考えて、寅丸星はそのまま歩いて去っていった。次は封獣ぬえがやってきた。

「何してるの」
「花火、読書、麦茶」
「麦茶ちょうだい」
「いいよ。でも君のぶんのコップはないよ」
「間接キッスだね……」
「花火もやるかい?」
「それは、いいや」

 するとぬえはぱたぱた走って屋内にはいって、また出てきた。読書と花火と麦茶の手をちょっとだけ休めて、ナズーリンがぬえのほうを向くと、ぬえは手に文庫本を持っていた。いっしょに読書するつもりだろう。

「花火もすればいいのに」
「それは、いいや」

 それでふたりはしばらくいっしょに、読書をしながら麦茶を飲んだ。そうこうしているうちに夕方になった。
 夕陽が妖怪の山の向こう側に沈み、季節のために、月が地平線の下から昇ってくるには少し間がある、昼間と夜のほんとうに隙間にある時間だった。とても暗い。
 真っ暗闇ならば灯りを用意するけれど、まるで消えるのを惜しむ朝方の霧みたいに、中途半端に光が残っているので、かえって人の顔の区別がつかなくなる。当然、本の文字も見えない。ナズーリンが顔を上げると、隣で本を読んでいたはずのぬえが、ちがう誰かになっていた。
 誰だかわからない。そういう時間帯だからだ。
 でも、話しかけるのもおっくうだった。ナズーリンはまた、小説に目をやったけれど、暗いからやっぱり見えなかった。それで手の先の火花を見つめた。黄色とオレンジ色の火の線のうちにわずかに紫色が隠れているようだった。それは夜の色、影の色なのかもしれなかった。







 翌日、庭に散らかされた大量の線香花火の屑を、一輪が見つけてナズーリンを叱った。ナズーリンは自分でその屑を集めて、聖が作っている畑の上に撒いた。灰を栄養にして、作物が実をつける。
 秋になって、寅丸星が好物の焼き芋をつくると、芋を焼いていた焚き火の中にネズミが飛びこんできて、焼け死んでしまった。同じことが何度かあった。それを聞くと、ナズーリンはうん、とうなずいて、その日は胎児のように小さくなって眠った。







(三)




 天使を見つけてこい、とご主人様である八雲紫がいうのに、八雲藍は「天人の小娘のことですか。比那名居」と質問した。でも、そうではなくって、ほんとうの天使のことだった。
 藍は九尾の狐で、とても長生きしているけれど、八雲紫ほどではないし、経験だって(一部のとてもプライベートな事柄をのぞけば)、ご主人様にはかなわないのだから、「天使なんて見たことないし、どこに行けば捕まえられるのかもわかりません」とこたえても良かった。けれどそれをいうには、今日のご主人様はどことなく、有無を言わせない強引な調子で、藍はあれよあれよという間に、家から追い出されてしまった。
 困ってしまった。幻想郷のことなら、すみからすみまで熟知している。けれど天使なんてものはいなかった。
 外の世界に出て、探せばよいのだろうか。そうも考えたけど、藍は隙間妖怪の式で、境界を操る能力を紫から分け与えられているとはいえ、それは限定された能力で、大結界を開き、外の世界への通路をつなげるなんてことはできなかった。それにもし、外の世界へ行ったところで、やっぱりどこを探せばよいのか、ほんとうに天使がいるのかどうかもわからない。
 思案したあげく、藍は紅魔館の図書館へ向かった。あの魔女子(まじょこ)が、自分より頭がいいとは思わないが、あるていど物知りであることは認めてやってもよいし、はたして書物は知識のかたまりだ。自分が知らないことが、載っている本もあるだろう。
 九本の尻尾に力を込めて、藍は少し浮いた。それから目の前に隙間をひらいて、その先を紅魔館の門の前につないだ。中華風の服を着た門番が、びっくりしていた。







 二言三言、門番と、その衣装かっこいいね、尻尾を通す穴がないから私には着れないけど。あければいいんじゃないですかね。などの会話をしたあと、藍は紅魔館の敷地に入った。豪奢な飾り付けをされた玄関を通ると、紅い壁と紅い窓の間に、夜のような影が横たわっていた。影は蝙蝠だった。
 そう見えたのは一瞬のことで、別のところに目をやってから、もう一度見ればやっぱり影はただの影だった。十六夜咲夜に案内されて、藍は図書館へ入った。
 昼だけれども図書館全体はうす暗く、埃っぽく、暗さの中にいくつかの光の通り道があって、それがあるためにかえって全体の見通しが悪くなるような感じだった。図書館に入ってからは、赤い髪の毛と黒い服を着た、小悪魔が中を案内してくれた。呆れたことに、数分間休まず先へ進んでも、まだいちばん奥にはつかなかった。

「とても広い図書館なんだね」
「空間がむにゃむにゃ」
「え?」
「空間がむにゃむにゃ、調整されているのです。くわしいことはわかりません。八雲藍さんは、どこの出身ですか?」
「カリフォルニア」
「ウッソー。意外ですね」
「嘘だよ。そろそろ着いたかな」
「もうすぐです」

 もうすぐです、と言ってから、さらに数分間かかった。本棚と本棚の間を、くねくねと曲がりくねって進んだ。とても高い天井の、そのすれすれまで伸びた背の高い本棚の根本に、先ほど、図書館に入る前に見たような影がまた、横たわっていた。蝙蝠なのだろうか。
 目を凝らして見ると、影がいくつかの部分に分かれて、ざわざわと動き出すように感じられた。ふと気づくと、顔の横にも影があった。藍は反射的にそれを片手の指でつかんだ。

「見つけた」

 パチュリー・ノーレッジが目の前にいた。いつの間にか、前を歩いていたはずの小悪魔がいなくなっていて、大きな机の上にたくさんの本を載せて、その本の山に埋もれるようにして席についている魔女子が、じっとりとした瞳で藍を見つめていた。藍は驚いて、いつからそこに? と訊いた。いつでもここにいるわ、とパチュリーが答えた。

「見つけた。あなたが見つけたの」

 藍が先ほど捕まえた影を、開いてみると、本になった。藍は立ったまま、ページをめくった。物語が書いてあった。死神のところへ人形がやってきて、主人の魂を返すように求める話。鼠の妖怪が、失われた子どもを悼む話。藍は優秀な式で、それにとても短い話だったから、すぐにいくつもの物語を読むことができた。

「天使は」

 パチュリーはそう言いかけて、口をつぐんだ。藍はなぜ、自分が来た目的を知っているのかと疑問に思った。もしかすると、藍の行動を予測した紫が、先回りして伝えていたのかもしれない。そうだとすると、この館、この図書館に足を踏み入れてからの、不思議な体験にもなんとなく説明がつくように思う。
 藍はさらにページをめくった。本の中ほどから、天使が逃げ出した。
 体が透けていて、あきれるほど透明だった。とても小さくて、妖精とまちがえそうになった。けれどそれは天使だった。藍から逃げるように、ひらひらと飛んでいく。藍は手を伸ばして、天使を捕まえようとした。先ほど、影を捕まえたのと同じように。
 羽根の先を指がかすめた。触れた部分から、天使の体に火が点いた。あっというまに燃え上がって、あれよという間に、天使は焼け死んでしまった。
 呆然とする藍を、無視するようにして、パチュリーは声を出した。まるでひとりごとのようだった。


「天使は」

「天使は苦しむことができるのか。幸福になることができるのか」

「天使の幸福は、苦しみは、誰が計上するのか。どのようにして計上されるのか」

「それはこの世一切の均衡に影響するのか。どこかで釣り合いがとれるのか」

「我々は帳尻をあわせることができるのか。我々」


 パチュリーは指をいっぽん立て、真っ直ぐ上を指さした。藍はその指を見て、それからその先を見た。暗い図書館の中に何本か光の通り道ができており、それを注意して見てしまうために、かえって世界の邪悪さがきわだっている。
 藍は自分の指の先から、何か嫌な臭いがするのに気づいた。天使の死臭だった。




 
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アン・シャーリー
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コメント



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良いですね
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掌編、堪能しました。
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解説というか、作者のひとり言がほしいところ。
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少なくとも地獄はあって、死神もいたわけだ。したら天使だっておった方が釣り合いが取れそうなものです。
まさかとは思いますが、紫様の探してこいといった「天使」とは、藍様に求められる役割そのものだったのではないでしょうか。
もしそうだとすれば、とりあえず藍様マジ天使であることはほぼ間違いないと思います。
17.100名前が無い程度の能力削除
はい
20.100名前が無い程度の能力削除
面白かった。しかもみんなかわいい。
22.100名前が無い程度の能力削除
何から何まで素晴らしい。たまらない。久々に完璧な作品を目にした思いです。
各パートにそれぞれ死と暗がりが漂っていて、何か不吉な仄めかしの統一感を感じました。
魂の測量というのも三途の川の測量に対応しているようで、二次創作のテーマとしてもとても面白い。
23.90名前が無い程度の能力削除
良い掌編でした。