「・・・・・・・」
「・・・暑い・・」
ぬるい風が時折、外から入り、汗でべたつく顔を撫でる。
そういえば、昨晩、寝る前に窓を少し開けたっけか。さすがの私でも用心に越したことはなく、暑くても我慢はしていたけど、もう無理。
それでもマシだったのは夜中だけだったみたいで、朝方にはこの状態。そう、今はまだ朝方。
幻想郷に夏が訪れてから、そしてここ数日、毎日このような目覚め方に。
「・・・とりあえず、起きよう・・」
もう寝れないと分かっているので、少々寝不足の体を起こして、そのまま半開きの窓を開けた。
時間のせいもあって陽はあまり出ていないけど、気温は十分だった。
振り返る。
「・・・お布団・・・」
今の私にそれはとても重労働に見え、億劫になる。
だらしないけど仕方がない。またあとでやろう。
冷たい水で顔を洗い、気持ちをお布団を片付けれるまで上げる。
「先にご飯を済ませておこうかしら」
そう思い、台所へ向かう。こんな時間から朝餉の準備をしながら今日の予定をちょっと考えてみる。
二度寝。・・・ないわね。なら食べ終わったらお布団を干しましょう。どうせ雨なんか降らないでしょうし。ほんとはちょっとくらい降ってほしいんですけどね!
それから・・・たまには読書もいいかも。冷たいものでも飲みながら、縁側でね。
と、適当に考えているうちに準備も終わり、
「いただきます」
この暑さで倒れないようにするには体力を付ける。そのためには、食事も考えた方がいいわね。そうなると、やっぱり朝は大事、って聞いたことがあるわ。
そんな超健康優良思考になった私。でも、それを毎日やるとなると・・・。
「こうやって、ちゃんと食べれてるだけでも十分よね。しかも、こんな朝方に」
半ば自虐的─ではないのかもしれないけれど─に呟いて、早々に食べ終わり、片付ける。
それから、飲み物を用意して先に縁側に置いておき、寝室へ向かう。
お布団を干しに出るといつの間にか朝焼けが出ていた。
「早起きは三文の得。ほんと、その通りだわ・・・」
朝焼けなんか誰が好き好んで。少なくとも、今の私は嫌いだわ。
パッパッ と手を大げさに払い、そのまま縁側まで、できるだけ木陰に入るように歩く。
縁側に座り、とりあえず休憩。
「なんかこれだけでも十分に暑いわね。あ、本・・・持って来てない。それに私まだ寝巻きだったわ」
何かないかと振り返ると、いつもの紅白色の巫女服がかかっている。
本も無い。まだ寝巻き。もちろん、着替える気力は「今」無くなった。
しっかりってわけでもないけど、考えた予定がこうも簡単に無くなっちゃうなんて・・・。
お茶を飲みながら、朝焼けを眺める。
「・・・・・・?」
あれ?あそこだけ色が濃い。
濃いというより・・・
「・・・紅い・・わね」
方向的には、湖があるわね。
朝焼けってあんな風になるのかしら?見たことが無い。というより、あまり記憶に無いから分からない。という方が正しいのだけれど。
「なんというか・・・『変』よね」
根拠は全く無いのだけれど、そんな気がするわ。
「でも、私の『勘』なら、数日中に気分良く寝れそうな気もするわね」
「・・・暑い・・」
ぬるい風が時折、外から入り、汗でべたつく顔を撫でる。
そういえば、昨晩、寝る前に窓を少し開けたっけか。さすがの私でも用心に越したことはなく、暑くても我慢はしていたけど、もう無理。
それでもマシだったのは夜中だけだったみたいで、朝方にはこの状態。そう、今はまだ朝方。
幻想郷に夏が訪れてから、そしてここ数日、毎日このような目覚め方に。
「・・・とりあえず、起きよう・・」
もう寝れないと分かっているので、少々寝不足の体を起こして、そのまま半開きの窓を開けた。
時間のせいもあって陽はあまり出ていないけど、気温は十分だった。
振り返る。
「・・・お布団・・・」
今の私にそれはとても重労働に見え、億劫になる。
だらしないけど仕方がない。またあとでやろう。
冷たい水で顔を洗い、気持ちをお布団を片付けれるまで上げる。
「先にご飯を済ませておこうかしら」
そう思い、台所へ向かう。こんな時間から朝餉の準備をしながら今日の予定をちょっと考えてみる。
二度寝。・・・ないわね。なら食べ終わったらお布団を干しましょう。どうせ雨なんか降らないでしょうし。ほんとはちょっとくらい降ってほしいんですけどね!
それから・・・たまには読書もいいかも。冷たいものでも飲みながら、縁側でね。
と、適当に考えているうちに準備も終わり、
「いただきます」
この暑さで倒れないようにするには体力を付ける。そのためには、食事も考えた方がいいわね。そうなると、やっぱり朝は大事、って聞いたことがあるわ。
そんな超健康優良思考になった私。でも、それを毎日やるとなると・・・。
「こうやって、ちゃんと食べれてるだけでも十分よね。しかも、こんな朝方に」
半ば自虐的─ではないのかもしれないけれど─に呟いて、早々に食べ終わり、片付ける。
それから、飲み物を用意して先に縁側に置いておき、寝室へ向かう。
お布団を干しに出るといつの間にか朝焼けが出ていた。
「早起きは三文の得。ほんと、その通りだわ・・・」
朝焼けなんか誰が好き好んで。少なくとも、今の私は嫌いだわ。
パッパッ と手を大げさに払い、そのまま縁側まで、できるだけ木陰に入るように歩く。
縁側に座り、とりあえず休憩。
「なんかこれだけでも十分に暑いわね。あ、本・・・持って来てない。それに私まだ寝巻きだったわ」
何かないかと振り返ると、いつもの紅白色の巫女服がかかっている。
本も無い。まだ寝巻き。もちろん、着替える気力は「今」無くなった。
しっかりってわけでもないけど、考えた予定がこうも簡単に無くなっちゃうなんて・・・。
お茶を飲みながら、朝焼けを眺める。
「・・・・・・?」
あれ?あそこだけ色が濃い。
濃いというより・・・
「・・・紅い・・わね」
方向的には、湖があるわね。
朝焼けってあんな風になるのかしら?見たことが無い。というより、あまり記憶に無いから分からない。という方が正しいのだけれど。
「なんというか・・・『変』よね」
根拠は全く無いのだけれど、そんな気がするわ。
「でも、私の『勘』なら、数日中に気分良く寝れそうな気もするわね」
また「・・・」は「……」を使う、改行後の最初の地文は一マス開けるなど、基本的な小説の書き方から調べていってはどうでしょうか。自分も初めて書くときは知りませんでしたし……。
長文失礼しました。今回は、次回作に期待してこの点で。
ありがとう、お兄ちゃん!がんばるよ!
>>もんてまんさん
いえ、ご指摘ありがとうございます。
改めて見直してみると修正すべき部分がかなり多いですね。
他者様の作品を読んでみたり、小説の基本的なことを猛勉強中です!
少し長いお話を読めた良かったのに思いました。
何もない普段はただの少女という部分を上手く表現できているんじゃないでしょうか。
この後は紅魔郷に続くかんじでしょうか?最後に書いてるあと数日というのも書いてあれば更に良かったです。