Coolier - 新生・東方創想話

びっくり大作戦!

2012/07/02 04:07:02
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 私の名前は多々良小傘。元々は傘だったんだけど、人間に色がダサいとかなんとかめちゃくちゃ言われて悔しくて悔しくて泣きたくなるくらい悔しかったから妖怪になって人間達に復讐してやろうと思ったの。だけど……

「おどろけー!」
『あははははーなにこいつー』
「うぅ……」

 子どもには笑われ。

「ばぁ!驚いた?ねぇ驚いた?」
『うんうん、驚いた驚いた(ナデナデ)』
「えへへ~」

 大人にはからかわれ(ちょっとうれしいけど)。

「うらめしやー!」
「はいはい表は蕎麦屋」
「???」

 早苗にはなんだかよくわからない反応される。
 でも私は諦めない!絶対に、ぜーったいに、人間を驚かせてやるんだから!

「だからこそ今日はここで人間を驚かしてみせるわ!」
「すまない、君が勝手に意気込んでいるのはかまわないのだが、何故私達まで手伝う必要がある」
「いいんじゃない?何をやらかすのかわからないけど、暇だし手伝ってあげる」
「うがー」

 今回私が命蓮寺のお墓に呼んだのはナズちゃん(ナズーリン)に、ぬえちゃん、そしてよっしー(宮古芳香)。
 このパーティで挑めば絶対に人間を驚かすことができる!

「仕方ない君の頼みだ、手伝ってあげよう。それで何か作戦とかあるのかい?」
「う~んとね……ガンガンいこうぜ!」
『…………』

 あれれ?何か私変なこと言ったかな?みんな反応が悪いんだけど。

「帰るか」
「私も帰ろうかな」
「うがー」
「ちょ、ちょっとまって!気に障るようなこと言ってたら謝るから帰らないでー!」

わちき説得中……

 ふぅ、危うく解散しちゃうところだった。ナズちゃんに散々怒られたけどこれで再開できる。

「それでさ、人間といっても誰を驚かせるの?この墓場に来た人間全員でいいのかな」
「フフフ……ぬえちゃん、実にいいことを聞いてくれたね。なんと今回、霊夢と魔理沙と早苗に挑戦状を送りつけてきたのよ!」
『…………』

 あれあれ?この流れは……

「すまない、ご主人の宝塔を探してくる」
「佐渡のマミゾウばぁちゃーん!」
「うがー」
「わー!みんな待ってー!」

わちき再度説得中……

「仕方ない、なら作戦は私が考える。ターゲットは君達が決めてくれ」
『はーい』

 さすがナズちゃん、持つべきものは友達だね。流石に三人とも驚かすのは無理かぁ……誰にしようかな?霊夢は怖いし、早苗は何してくるかわからないしやっぱり……魔理沙かな?……普通だし。

「ぬえちゃんは誰がいいと思う?」
「あの魔法使いかな」
「よっしーは?」
「まりさ」
「うぉ!?」

 突然ぬえちゃんがよっしーの方向いて驚きの声を上げてる。どうしたんだろう?いいなぁ、驚いてもらえて。

「こいつしゃべれたの!?」
「何を言っているのぬえちゃん。よっしーは普通に話せるよ」
「ドヤッ!」
「あ、ああそうなの。ごめん」

 今思えば、みんながそろってからよっしーがまともにしゃべったの、今のが初めてかもしれない。なるほど、こういう驚かせ方もあるのかぁ。今度から私も『うがー』しか話さないようにしようかな?

「それで二人とも理由は?」
「普通だから」
「ふつう」
「だよねー」

 そんなわけで今回驚かすのは魔理沙に決定!後はナズちゃんの作戦を待つだけね。

「できたよ。そっちはターゲットを決めたかい?」
「うん、魔理沙に決まったよ」
「私の予想通りか。たしかに普通だからな」
「それで、作戦はどんな風に決まったの?」
「きまったのか?」

 ぬえちゃんもよっしーもやる気満々だし、もしかしたらうまくいくかも。

「それで作戦なんだが……」



「そろそろ来るぞー、全員準備大丈夫か!?」
「OK、OK」
「もーまんたいー」
「私の汚名挽回のため、魔理沙を驚かしてあげるんだから!」
「よし、作戦開始!」

 ナズちゃんの合図とともに全員墓石の影に身を潜める。さぁ、史上最大のびっくり作戦の始まりだ!

「全く、誰のいたずらか知らないけど、まさかあんた達も呼ばれていたとはね」
「そう堅いこというなって、旅は道連れってやつだ。さっさと終わらせて帰ろうぜ」
「そうですよ霊夢さん、魔理沙さんの言う通りここに呼び出した妖怪をコテンパンにやっつけて、早く帰りましょう」

 来た来た、霊夢に魔理沙、そして早苗だ。

「フフフ……よく来たね君たち」
「よくきたな!」
「命蓮寺のネズミにキョンシー?面白い組み合わせじゃない」
「挑戦状を叩きつけてきた奴に会うにはまず門番を倒せってか?」
「上等です、私達三人に挑んできたことを後悔させて上げます」

 作戦その一、ナズちゃんとよっしーが三人に弾幕勝負を挑んで気をひきつける。けどまともに戦ったらすぐにやられちゃうから、よっしーの回復能力で時間稼ぎをする。その場合、魔理沙辺りが霊を回収しちゃっうからナズちゃんのペンデュラムで霊と自分達の守りを固めるようにするって言ってた。
 それにしても、二人ともすごいなぁ。あの三人相手に互角に戦っているよ。さて、それじゃあ私とぬえちゃんも動こうかな。

「ほらほら、この程度じゃこの守りは破られないよ」
「ちくしょう、あのペンデュラムがなかったら私が霊を回収するんだが」
「それなら私に任せてください」

 早苗が何か企んでいるけどいっか。二人の守りは鉄壁だからね。後もう少し近づいて……
 作戦その二、ぬえちゃんの能力を使って私を正体を不明にして、勝負に夢中になっている魔理沙の後ろにそっと近寄り、魔理沙を思いっきり押し倒す。そしたらぬえちゃんが私の正体を思いっきり怖いものへと変えて魔理沙を驚かす。さすがナズちゃん、なんて完璧な作戦なの!
 後五メートル……後四メートル……後三、二……今だ!

「うぉ!?」
「魔理沙!?」
「魔理沙さん!?」

 へっへー、今更気づいても遅いよ。さぁ驚け魔理沙ー!

「う~ら~め~し~や~」

 いいよいいよ、これで段々魔理沙が涙目になって、驚いて……ってあれ?

「なにやってんだ小傘」
「あれ?」

 なんで私の正体ばれてるの?これは一体全体どういう……

「ごめん、小傘の姿のまま顔を怖くしちゃったから効果なかったみたい」
「えっ?」

 ぬえちゃんのミスで私はおろか、ナズちゃんもよっしーもポカーンとしている。ということはこれってつまり……

「さぁあんた達、覚悟してもらおうかしら」

 ちょっと霊夢、指をパキポキ鳴らして怖いんですけど……

「私を狙おうという度胸だけは認めてやるぜ。だがな、なんで私なんだ?」

 魔理沙、その手に持っている八卦炉エネルギーがパンパンなんだけど……

「いいでしょう、そんなに私達と遊びたいならとことん付き合ってあげますよ。あと通常弾幕じゃ破れないのでしたらペンデュラムごと壊すまでです」

 ねぇ早苗、なんか早苗の身体にエネルギーが集まってるよ。ちょっとどういうことなの……

神霊「夢想封印」
魔砲「ファイナルマスタースパーク」
蛙符「手管の蝦蟇」

『うわああああああああ!』
「見事にオチた」

 よっしー、最後の最後にその台詞が誰うまだよ!



 私の名前は多々良小傘。元々は傘だったんだけど、人間に色がダサいとかなんとかめちゃくちゃ言われて悔しくて悔しくて泣きたくなるくらい悔しかったから妖怪になって人間達に復讐してやろうと思ったの。けど、最近の人間は驚いてくれないからベビーシッターとかはじめたりしてみたんだ。それでも私は驚かせることを諦めない、だってこんなにもすばらしい戦友ができたから。
久しぶりの投稿です
数時間で作り上げたものなので文章があっさりしすぎてたり、間違った使い方をしているかもしれません。
もうちょっと詰め込みたかったのですが諸々の事情でカットすることになってしまいました。
ヤナ
https://twitter.com/#!/yanaseagl
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コメント



0.370簡易評価
7.60紅葉谷削除
ナズーリンも大変だなw
小傘かわいいよ
9.70名前が無い程度の能力削除
ちょうどいい分量ですよ。
「すまない、ご主人の宝塔を探してくる」が可笑しかった。
うがーな小傘は……迷うな。かわいいかもしれない。
12.90春野削除
よっしー。
あだ名がいいですね。