Coolier - 新生・東方創想話

「私としたことが、へましちまったぜ」

2012/04/15 18:23:37
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「おばさん、メジャーデビューしたいわ」
「なんだい? 霊夢いつからそんな野心家になったんだい?」
「そんなこと関係ないわ」
「そうかい、まあ好きなようにすればいいさ」
「今回は制限無しなのおばさん?」
「まあね」


 

「大変! 魔理沙が蛇に噛まれたわ」
「痛いぜ、くそ! こいつ毒もっている奴だ」

 霊夢と魔理沙は森で遊んでいたんだ。結構あそんでいて楽しかったんだ。でも、魔理沙が変な茸みたいなものを見つけて面白がって触ったら蛇だったんだ。

「大丈夫? 早く毒を抜かないと」

 霊夢は、普段では余り出さない感情を表に出していたんだ。今まで魔理沙とは友達なのか良くわからなかったけど、やっぱり魔理沙は必要だったんだ。

 それから、噛まれた魔理沙の手を持って口で毒を抜こうとしたんだ。

「やめるんだぜ」

 ところが魔理沙は断ったんだ。蛇の毒を早く出さなくてはいけないそれはわかっている。けれども、口で吸い出せば毒が経口で霊夢に回ってしまう可能性があることを知っていたんだ。

「でも、魔理沙がそれじゃあ死んじゃう」
「とりあえずは、大丈夫だ今手で毒を押し出すから」

 魔理沙に今できる最善の策だったんだ。噛まれていないほうの手で毒を押し出そうとしたんだ。

「魔理沙そんなんじゃ無理よ」
「……うむむ、霊夢は血清を神奈子から貰って来てくれ」

 魔理沙は顔中汗が噴出していたんだ。

「分かったわ行って来る。それまで、ここで待っていて」

 霊夢は急いで、飛び立ち守屋神社に向かったんだ。

 心の中で霊夢は、早く血清を貰って帰ってくるからそれまでの辛抱よと何度も繰り返し思っていたんだ。

「へへへ、行っちまったか! クソ! この蛇のせいで!」

 毒が回り始めたのか、それとも焦っているのかすごい動悸を感じながらまだ近くにいた蛇を恨めしく見たんだ。

「……あれコイツは毒のない蛇だったぜ! 私としたことが」

 気付くと急にさっきまで出ていた汗が引いたんだ。

 30分後、魔理沙は戻って来た霊夢に怒られて、それから泣き付かれて困ったんだ。
 こんにちは、僕! 戸隠!!!!!!!

!マークが大好きなんだ本当は多用したいんだ。
戸隠
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コメント



0.830簡易評価
1.70名前が無い程度の能力削除
これはなんなんだ……意味が分からないんだ。一体冒頭のおばさんって誰なんだ
語り手が三人称の割りに非常に親しかったんだ。まるで二人を木陰から観察しているかのようなんだ
よく分からないけど、この口調にやられたんだ
2.70奇声を発する程度の能力削除
何か謎の勢いがあった…
5.100名前が無い程度の能力削除
なんだこれ!勢いがすごい!
6.30名前が無い程度の能力削除
カオスというより単純に意味が分かりませんね……
8.90名前が無い程度の能力削除
普通この程度の長さじゃ評価にも値しないんだけど、これは悪くはない
15.無評価名前が無い程度の能力削除
(´゚Д゚`)ナンダコレハ
19.60名前が無い程度の能力削除
ナンダコレ
21.80藍田削除
冒頭の謎に満ちた会話と、「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン君みたいな妙ちきりんな語りがツボにきました。この短さでこのパンチ力はすごいとおもいます。
27.100名前が無い程度の能力削除
レベルが高いな。文体含め発想が引き締まっている。さすが忍者。思わず作者名でそそわ検索したよ。あなたの作品は次も絶対に読むので近いうちに再訪願う。
31.80名前が無い程度の能力削除
最新作のレイマリssからきたんだけどおばさんは結局何者か分からないのかw
文法とか脈絡がハチャメチャだけど不思議とすんなりはいる文章だね
霊夢と魔理沙が幼可愛いのが大変いいと思う
レイマリの友情は永遠に不滅よ!
37.100終身削除
魔理沙が全く無事ならそれはそれで普通にキレるけどそれだけ本気で心配していたような霊夢が可愛かったです
いい友達関係になんだか癒されました