Coolier - 新生・東方創想話

天の川に駆ける

2012/02/25 23:59:16
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人間の死を。



1


パチュリー・ノーレッジは大図書館の禁書を収蔵しているエリアに足を踏み入れ、
一冊の持ち出し禁止指定書を手に取る。
当該書の例外として館外はおろかエリア外にすら持ち出す事を禁止している。

「物好きにはたまらないわね」

けれど私は魔女であるから禁書を手にとる。
別に魔女でなくても構わないけれど。


八雲紫に外の世界の事を教えて貰った事がある。
外の世界は魔法ではなく科学の研究が盛んであるらしい。
それら科学なるモノの詳細を伺がい、外の文献も多数閲覧させて貰った。

科学と魔法は多くの点で似通っていた。
自然を研究し制御する点において差異は見受けられなかった。
けれども、その研究成果の取り扱いに大きな隔たりを感じたのであった。

科学とは究極の所人類の発展という大目的に寄与するものであるらしい。
故に科学は全人類に対して汎用性が認めたれた。

科学の進歩は人々を豊かにしたらしい。
科学に寄ってもたらされた不都合も多数あるらしいが、
長い目でみれば科学者なる種族が解消できる課題ばかりであると思った。

よって、私は科学という対象に興味を失った。
何故ならば科学とは最終的に他者の為になるからだ。

魔法は違う。
魔法の研究は誰の為にもならない。

魔法は研究した当該者以外誰も使用できない。
故に魔法に汎用性は存在しない。

魔法は誰も救わない。
魔法は世界を発展させない。
魔法はむしろ人々を蝕むだろう。
魔法は世界の調和の維持に寄与しない。

魔法使いとは魔法を運用し研究する者だ。
魔法使いとは故に不善者である。

小人閑居して不善を為すというが、不善を為したいがために閑居している場合、
むしろ閑居を推奨しなければならないだろう。

だから私は閑居する。
言いつけに従って不善を為すためだ。


2


後悔をした事がある。

長い時を生きてきたけれど、何かを後悔した事なんて数える程だ。
だから、それらの記憶は鮮明に残っている。
あるいは記録に残しているものもある。
どれも鮮烈な記憶で、追想する度に身が焦がれるが、
けれども後悔を噛み締める事はそう悪いものではないだろう。

少し前に紅霧異変という出来事があった。
私は積極的に異変に関与した。
けれど、今になって後悔している。
何故、万難を排して異変を成就させなかったのだろうかと。

「成就しない運命だったのだろうね」

紅魔館の主人レミリア・スカーレットが発案した紅霧異変。
強力な妖霧を大気中へ濃密に発散する事により、妖霧の吸光性を利用し陽の光を弱め、
吸血鬼の活動時間を拡大する試みであった。

「最初から成就しないと悟りながら異変を起こしたの?」

「運命とは避雷針のようなものさ。雷という結果を誘導するものでしかないだろう。着地点にまで誘導する事は出来るかもしれないが、その着地点が正しい場所であるかどうかの評価はまた別の話だろう」

妖霧は強毒性であり、
人間などの脆弱な生物であれば条件にもよるが連続して30分以上霧に曝露した場合死に至るだろう。

妖霧は順調に幻想郷を覆い、人里に達するまであと僅かという所であった。
けれども直後に人間の介入を受け異変は収束した。
その事を今になって後悔している。

「それでなくても私は何かしらの出来事によって幻想郷に関わったと思うよ」

「それは自己顕示以外の理由からかしら?」

「そうだ。私は運命そのものだ。私が幻想郷に対して何かしら関わろうと思った時から幻想郷の時は動き始めたのだ」

「運命が動いたのね」

「違う運命が周り始めたのだ」

「そう囘るのね」

「そうだ。運命は周るのだ。そして最後は始点に到達するだろう。ただし周回しただけエネルギーを消費するだろう。形も変わるだろう。そしてそこから動き始める運命は以前とは違った軌道となるだろう」

「運命は結果を引き寄せるのね」

「あたかも避雷針のようにだ」

屈折した落雷の軌道のように結果が落下してくるだろう。
運命の軌道が結果を誘導するのだ。
運命は周っている。
故に結果も常に違う値を示し続けるのだ。
けれど、最後は始点に還る。
避けられない運命の到達点。

「パチュリー・ノーレッジは運命を受け入れたのか?」

「どうかしら。私は無目的にしか生を連ねられないわ。魔法使いだなんてつまらない生き方よ」

「吸血鬼はどうだろうね?」

「そうねえ。随分と退屈そうに見えるわ」

「私はもう関わった後の存在でしかないからな。始点に還るまで見守る以外には生きていられないだろう」

「あと500年必要かしら」

「顔ぶれはそう変わらないさ」

「そうね。時間での換算など無意味ね」

仮に今から億年という単位で時間が経過しても運命が始点に到達しない者もいるだろう。
彼女達は自分達が今どのような境遇と運命の中に居るのか知るすべはないのだ。
それでも最後に訪れる始点を見つけた時、初めて生の意味を了解するだろう。

「人間はね、死ぬと星になるそうだ」

「そう」

「この間フランに聞いたよ。幻想の夜空に見える星々の輝きは全て人間の成れの果てなのだそうだ。霧雨が突然夜中に押しかけてきたと思ったら唐突に語ってくれたそうだ。あれも運命だったのだろうか。私は何も操作していないけれどね」

「なら魔理沙は常に人間の死骸を撒いているのね」

「けれどキラキラ煌めいているだろう。それが人間なのだそうだ。」

「霊夢の事はどうするの?」

「死んでしまえばそれまでさ」

「咲夜の事も」

「咲夜が死んだら悼まなければならないだろうね」

「どうやって?」

「人間の死骸を積み重ねて供養しようか・・・」

「どれくらい積み重ねるの?」

「ほら、天の川ってあるだろう?あれは考えられない位沢山の星が集まって、それらの星々が発する光のもやが川のように見えるらしいんだ」

「ええ」

「だから私は咲夜を天の川に渡そうと思う」

「夥しい死体を咲夜の周りに積み重ねるのね」

「そうだ。幾百万と積み重ねれば、星となった人間達のもやを駆け抜けて咲夜は極星となるだろうね」

「そうね。私もそう思うわ」

レミリア・スカーレットは柔らかく微笑んだ。
私もうっすらと微笑みを浮かべる。

以前、つまり異変以前はこんな微笑も私のものだった。
時間等という尺度を意識する事もない程の冗長の時間を彼女と過ごしたものだ。
その時間が今は減った気がする。

あるいは、異変が成就していれば後悔も無かっただろうか。
意味のない問いである事は承知している。
けれど納得できる事でもないだろう。


3


禁書に記されている禁術の代價は大概術者の生命だ。

私の身体は他の魔女に比べ幾分脆いだろう。
それは禁術使用の代償だ。

あるいは禁術の代償が他者の生命であるという術もある。
故に禁術へと指定された類の術式である。

「人間の死を積み重ねるのに必要な犠牲は極僅かよ」

「・・・私自身を御用意する事が出来るのですね」

「本末転倒とはこの事ね」

昨晩、咲夜の葬儀話が盛り上がった。
レミリア・スカーレットは嬉しそうに従者である十六夜咲夜にお前の葬儀が決まったと伝えた。
最初目を丸くした咲夜は、けれど心底嬉しそうに主人に跪いた。

それからというもの咲夜は機嫌が良い。
自分が死んだ後の事を考えて貰えた事に震える程感動したそうだ。

「けれど、本当かしら?」

「何がですか?」

「人が死ぬと星になるという話しよ」

「あら、パチュリー様は信じていないのですか?」

「そうね、半信半疑といった所かしら。話の出所も怪しいものだし」

「大切な事は実際に星なるかどうかという事ではなく、お嬢様がそのようにお考えになったという事です。従者の死を悼んで頂けるのであれば私は百万の人間を捧げても構いません」

「あなた同族を大切にしないのね」

「人殺し故に私は吸血鬼の従者なのです」

そう語った咲夜の顔には少しの後ろめたさも見受けられなかった。
透き通るような声に震えは微塵もない。

十六夜咲夜が何時から紅魔館に居るのか正確な事は分からない。
私はずっと図書館に篭っていたし、
気がついた時にはもう百年もそこに居るかのような堂々とした佇まいで紅魔館を仕切っていた。

「それにしても禁術とは凄いですね。僅かな代償でこれだけの人間を殺せるなんて」

禁術が真に危険なのは、何者かが死ぬという結果があるいは過程に過ぎない可能性である。

ある術式を起こして生命が夥しく死んだとする。
けれど、あるいはそれは準備段階で一定数の生命の死が禁術発動に必要な条件であった場合、
それがどれ程の量を必要とするかは仮説故に不明であるが、
あるいは仮説通りだったとして、その後に何が起こるか知るものは居ないという点が最も危険だ。

禁術とは最悪世界そのものを消滅させかねない可能性を常に孕んでいる。
しかも、術式に必要な犠牲は驚くほど僅かだ。

魔界にて危険過ぎると判断され、禁術として指定された魔術を集めた本こそが禁書だ。
魔界では永らく厳重に保管されていたが、
余りにも厳重に保管していた結果誰からも忘れ去られてしまった。
あるいは、伝説の類であると評価され真剣に見向きもされなくなった。
その結果幻想入りしたのである。

私は人間の世界に長く居たから、禁書の話だけは知っていた。
そして幻想郷の存在を知った時、あるいは可能性があるのではないかと期待したのだ。
目論見は当たり、私は幻想郷への本格的移住を決断した。
禁書の研究を我が物とした時、
私の魔法使いとしての生は全うされるに違いないという確信が持てたからだ。

だから、
人間の世界で生きることが難しくなった吸血鬼姉妹との出会いは余りにも出来過ぎていると思った。
彼女達から運命の話を聞かされた。
移住するにあたって、あつらえたかのような洋館があるというのも出来過ぎているだろう。
けれど、此処になら幾ら本を持ち込んでも余裕がありそうだった。

「パチュリー様が術式発動と同時に私が絶命すれば良いのですね?」

「そうよ。貴方の死がトリガーとなり外の世界に干渉が始まり死が誘導される」

「だいたい百万オーダーで死体が幻想郷に送り込まれるという算段ですか」

「そうね、天の川をつくるにしては少ないかもしれないけれど、それ以上の死は禁術を完成させてしまいかねないわ。過去の実験から百万人までは術が完成しない事が確認されているから・・・」

昨晩、自らの思いつきに大層気を良くした紅魔館の主は早速従者の十六夜咲夜に死を命じた。
葬式を挙げたいから早く死ねというのだ。

「それにしても死ぬ時ってどんな準備をすれば良いのでしょうね?私としても死んだことがありませんので、適切な備え方が分からなくて」

「生きているという事自体が死への備えと捉えれば普段通りで構わないと思うわ」

「そうですか」

「あるいは怖いかしら」

「怖いですか?」

「そう思わないの?」

「怖かろうと何だろうと命令ですから。だったらそれを当たり前のように受けれ入れるべきです。だって従者に本意も不本意もある訳がないですから。もしも主の言葉を僅かでも受け入れられないのであるならばそもそも仕えるべきではないと思います」

その表情は何時も通り涼やかなものだ。
十六夜咲夜は階段を箒で掃くような気軽さで死のうとしている。
その姿や立ち振舞は人間とは思えぬ程美しいと感じた。
私も末期はこのようにありたいものだ。


4


常軌を逸していると巫女が叫んだ事は記憶に新しい。

紅魔館の主のレミリア・スカーレットは咲夜と関わりのあった者達を葬儀に呼ぶことに決めた。
博麗神社の巫女、博麗霊夢もまた招かれた者の一人だ。

レミリア・スカーレットが参列者に向かって静かに葬儀の趣向を説明している際に、
博麗霊夢がレミリア・スカーレットに掴みかかった。

あんた達は狂っている。
巫女は激昂した。
けれど、それも致し方がないのだ。
そもそも魔女である私が禁書に魅せられて幻想郷に移住してきた時点で狂気の只中にあるのだ。
そんな事は誰にも理解出来ないだろう。

「あんた自分のしている事がわかってんの?」

「霊夢、何故お前が怒るのかわからないよ。私が咲夜の死に方を決めて、そして死ぬのだ。どうしてそれがわからないんだ?」

「人の生命を弄んでいるのよ?」

「咲夜は人間を殺しすぎたから幻想入りしたんだ。その咲夜の殺し方を私が決めることは理不尽だろうか?それにどういう死に方ならお前は納得するんだい?病死か?老衰か?その際の葬儀にならば参加するかい?」

「何を訳の分からない事を。とにかく私の目の黒いうちはこんなキチガイじみた事はさせないわ。今すぐ葬式自体を取りやめなさい」

「霊夢・・・天の川が出来るんだ。人間の生命を集めた天の川に咲夜を渡らせるんだ。これほど幻想の空に相応しいものがあるだろうか?」

霊夢はレミリア・スカーレットを思いっきり打った。
霊夢の顔には深刻な哀しみ以外何も見受けられなかった。

「幼いとか五百年生きているとか何も関係ないわよ!あんたが今からしようとしている事は絶対にしてはいけない事だわ!あんたはきっと叱られた事がないのよ。だからしていい事と悪いことの区別もつかない・・・」

レミリア・スカーレットは掴まれている胸ぐらから霊夢の手を優しく振りほどいた。
博麗霊夢は泣いていた。
あるいは自分がどれだけ押し留めても咲夜の死は免れない事を知っているのだろう。

「・・・もしも本当に咲夜の葬式をこのまま進行させるのであれば私は絶対にあんたを許さないし永遠に軽蔑するわ」

「霊夢」

「葬式をやめなさい」

その言葉の重みはどうだろうか。
有無を言わさないとはこのような言霊に対して送るべきだろうか。
レミリア・スカーレットといえどもすっかり意気消沈していた。
そして私はこの葬式の意味を理解した。

「レミイ、貴方・・・」

要するにレミリアは霊夢にこうやって必死に止めて欲しかったのだ。
こうやって濃密に関わって欲しかったのだ。
霊夢の言うとおり本気で叱られたかったのだ。
本当に咲夜の死を望むのならばさっさと始末すればよかった。
けれど咲夜は口実だろう。

レミリア・スカーレットは今から泣いて巫女に詫びるつもりだろう。
そんなつもりではなかったのだと。
人間と妖怪との認識のズレに過ぎないのだと。
これからも人間の事を沢山教えて欲しいと媚びるのだろう。

そもそも紅霧異変がなければ私は穏やかだっただろうか。
けれども、それ以外の形でもレミリアは異変を起こしただろう。
そして巫女と関わりを持ったに違いない。

故に私は後悔している。
異変が成就していれば、つまりあの時本当に巫女を葬っていればこんな事にはならなかったのだ。
何がスペルカードルールだ。
そんな益体のないものは無視すれば良かったではないか。
私は自分の研究を優先し幻想郷に妥協したのだ。
その報いがこの有様だ。

誇り高い筈の友人はすっかり堕落し、従順な従者の純情をも踏みにじっている。
何が死ねばそれまでだ。
きっとレミリア・スカーレットは博麗霊夢の死に耐えられないだろう。
何せ生まれて初めてまともに関わった他者だからだ。
私はレミリアにとって他者ではないだろう。
近すぎてまるで鏡に向かって喋っているようなものだからだ。

私は十六夜咲夜に合図を送ると、咲夜はナイフで自らの喉を躊躇なく一突きして絶命した。
やはり動作の一つ一つに一切の迷いがなかった。
咲夜にしてもレミリア・スカーレットの醜態に耐えられなかったのだろう。

私が咲夜の死をトリガーに禁術を発動すると、
幻想郷の空に大きな裂け目が発生し、そこから夥しく空を覆い尽くす程の人間が降ってきた。
一口に百万人というが、実際に目にするその質量は圧倒的であった。
地上は地獄と化すだろう。
幻想郷は真に化物の楽園と化すだろう。
けれど、もう一つの巨大な隙間が落下する人間共を一瞬で回収してしまい、残されたのは碧々とした空だけであった。
全ては一瞬の出来事だった。

参列者は息を飲み、ただ呆然と立ち尽くす事しか出来なかった。


5


私は今日も図書館にて魔導書を読んでいる。
きっと明日も同じ事をしているだろう。


紅魔館は十六夜咲夜を失った。
あんなに美しい自殺も中々目にする事が出来ないだろう。

十六夜咲夜は自刃する事でレミリア・スカーレットの最後の誇りを守ったのだ。
あんな衆人環視の中で巫女に媚びるつもりだった愚かな化物の誇りを救ったのだ。
これ以上の忠誠があるだろうか?

私は本を読み続ける。
図書館は静寂に包まれている。
物音一つない環境下でないと私は本を読めなかった。

「御機嫌よう」

声が突然聞こえ私は顔をあげた。
私の隣には八雲紫が座っていた。
何の前触れもなく、微塵の気配もなく。

「しばらくぶりね」

並の者であるならば動揺のひとつもするのだろうが、生憎私は魔女だった。

「ええ。直接顔を見せるなんて珍しい。今日はどうかしたのかしら」

「大した用事はないのよ。世界の結界に干渉した魔法使いに釘を刺しに来ただけ」

「・・・」

「次、禁術を使用したら殺すわ」

「ええ」

「それだけよ」

そういうと八雲紫は消え失せた。
気配ひとつありはしなかった。

私は窓に寄り添い夜空を見上げた。
数多の星が輝く幻想の空に、
最近一際大きい銀色の星が瞬き始めた事を知っている者がどれだけ居るだろうか。

あれからレミリア・スカーレットと博麗霊夢はすっかり疎遠となった。
その他の者も紅魔館には立ち寄らなくなった。

ところで恐らくあと半時程でレミリアは図書館に入ってくるだろう。
朝まで何の役にも立たない話を私とする為だ。
夜空にはもう一つの天の川が銀色の極星を包んでいるだろう。

私の運命は始点まで還っただろうか。
これからの生は今までとは違った軌道を描くのだろう。

咲夜の運命は周りきったのだろうか。
星になる運命を。

魔女は欲しいものを手に入れる為にはどんな迂遠な方法も厭わないだろう。
霧雨魔理沙に星の話をしたのは私なのだ。


(了)
三作目です。

暗い話が続きました。
けれど、一度は必ず書きたかった話ではありますので早い内にやっつけてしまいたかったのです。
どうしても魔女をメインにすると粘度の高い話となってしまいますが、
楽しんで頂けると幸いです。
春日傘
[email protected]
https://twitter.com/#!/haruhikasa
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コメント



0.740簡易評価
2.80奇声を発する程度の能力削除
何とも言えない薄い恐怖感がありました…
6.100名前が無い程度の能力削除
紅魔館メンツ『常識は投げ捨てるもの!』

かまってちゃんのレミリアがとてもかわいらしかったです。
7.100名前が無い程度の能力削除
レミリアェ…
10.30名前が無い程度の能力削除
すいません。私としては、これはダメですわ。これは、いかん……
11.30名前が無い程度の能力削除
こういう話は今まで何度もあったから、オチが先読みできてしまう
その上で楽しめる要素がほしい
12.60名前が無い程度の能力削除
魔女らしいパチュリー様ですね
しかし、咲夜さんはあるがままのお嬢様を受け入れると思っているので
さくっと自刃したことには違和感を覚えました
17.80名前が無い程度の能力削除
うっ、となったし読んでいて楽しかったとはとても言えないけれど、最後まで一気に読まされたし、結局いい作品なんだろうなとも。もやもやもやもや
うああなんとも言えない
19.80名前が無い程度の能力削除
エグいぜ…
しかしよく書いた
21.100がいすと削除
話の流れとしては、割りとこのジャンルであるらしい咲夜死亡モノ。
それを覆うデティールが良い。メインの事件たる部分は咲夜の死とレミリアの我儘だが、そこへの魔女の介入の仕方の濃度がいい。
全てが自分の為に動く、という科学と魔法の相違からの最後の仕込みまでが鮮やかなのだ。
23.70名前が無い程度の能力削除
セリフやモノローグが美しいと思いました。
この作品にストーリーは不要なのだと思います。
雰囲気というかそういうのを楽しむものだと思いました。