Coolier - 新生・東方創想話

ヤマメちゃん大学生になる3

2011/11/14 02:44:29
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「ねえヤマメ、私が宝くじを買うって言ったらどう思う~?」
「どうしたのさ急に」
「いいから」

唐突にレティさんから謎の質問。
一体何が起こるのでしょうか。
しかし……宝くじねえ。
聞く話によると、宝くじって最高額が当たる確率よりもくじを買いに行く途中で死ぬ確率の方が高いんだとか。
正直言って賛成はしかねますが……

「まあ、別に構わないと思うよ。買うか買わないかはレティさんの自由だし」

とりあえず無難な答えを。
しかし、この回答には満足でなかったのか不満気にしているレティさん。
本当に何を考えているやら。

「そういうことじゃないのよ~。結論から言うと、宝くじを買ってきたの」
「うん、それで最初の質問の意図は?」
「CMについて触れて欲しかったわ~」
「……?CM?」

宝くじのCMについての記憶を検索すると、まず最初に「人生変えたろっと」と寒い洒落を言うCMが。
キリンを飼うやつでしたっけ。
そう言うと、レティさんは首を横に振ります。
動きに連鎖して大きな胸が揺れてます。
それは何だ、私への嫌がらせか。

「それじゃないわ。そのシリーズの次よ~」
「次、というと……ああ、わかった」

スキー場で使われるような、人工雪を降らせる機械を賞金で買うやつでしたか。
将来の夢は人工的に大雪を降らせることだと言ってはばからないレティさんらしいですが、当たったら本当に買う気なのか?
買うんでしょうね。
さぞかし置き場に困るでしょうに。

「そういうのを捕らぬ狸の皮算用って言うんだよ」
「逆よ~。皮算用をしてからくじを買ったの」

さいですか。
それで、私がそのCMに触れると何かいいことがあったんでしょうか。
当たった時の賞金を少しくれるとか。
しかし返答は無情にもNo。

「仮にお金が余ったとしてもそれは機械の維持費用よ。お金かかるんだから~」
「全力で皮算用してるじゃないの!」
「当たらなかったらその時はその時よ~」

当たらなかったら降雪機買えないんですけどね。
買われても困りますが。
そんなことを考えていると、突然レティさんが話題を変えます。

「そんなことより」

今度はなんでしょうか。
ロ○シックスの次はジャ○ボくじを買うとでも?
しかしレティさんの次の発言は方向性がまるで変わって

「キスメに聞いたわよ~、高校時代バンドやってたんでしょ?大人気だったそうじゃない」
「な、何かの気のせいじゃないかな?」

キスメ、余計なことを……。
もうその話は封印したんですってば。
私のせいで毎週のように薬物乱用防止講話が行われるようになった我が母校のような被害はもう出したくありません。

「忘れました!もう歌えません!歌えないのでこの話は終わり!お昼ごはん作ってくるね!」

私の歌に興味津々のレティさんから逃げようとしたところでチャイムが。
誰でしょうか?
アリスさんはいつものごとく寝てますし……宅急便か何かですかね?
そう思ってドアを開けると、外にはキスメが。

「レティいるー?文化祭の時のヤマメの映像見つけたからDVDに焼いてきたよー」
「本人の目の前でなんつー発言してんだお前はっ!」
「ありがと~、じゃあみんなで見ましょうか。ヤマメ、アリスを起こしてきて~」
「そこナチュラルに私に自身の黒歴史映像を見せようとしない!あとアリスさんは自分で起こせ!」

駄目だ、一度に二人は相手できません。
やはり麻酔薬か催涙剤でひるんだ隙にDVDを奪うしか……!

「そうそう、てゐちゃんにヤマメの私物の危険な薬品、全部回収してもらったから」
「Jesus!」
「その私はここでーす」
「背後に!?」

なんだそれ。
思わず、柄にも無く神を恨みましたよ。
まごう事無き不法侵入じゃないですか。
警察に通報したいところですが私の薬も違法なものが少々混じってるのでグッと堪えます。
後で全員激辛カレーの餌食にしてやる。

「ちょっと、うるさいわよ……」
「あら、アリスを起こす手間が省けたわ。じゃあ鑑賞会にしましょうか」

いけしゃあしゃあとのたまうレティさん。
くそ……アリスさんが起きなければまだ望みがあったものを。
しかし文さんがこの場に現れていない。
これを口実に逃げ出すしかありません。

「キスメ、文さんが来てないじゃない。鑑賞会ならみんなそろってから……」
「あや?お呼びですか?」
「なんでいるの!?」
「この射命丸文、地獄耳と神出鬼没さには定評があります!」
「いらないよそんな定評!」

ついさっきまでいなかったはずの文さんまで来てしまいました。
かくなる上は……!

「もらった!」
「あっ!DVD!」

私が持っている限りはDVDも再生できまい。
隙を突いてキスメから奪ったDVDを持って寮の外へ逃走を図ります、が。

「おっと、その面白そうなDVDを渡していただけませんか?」
「外になんて出さないわよ~」

素早く回り込んだ文さんに前を、レティさんに後ろを塞がれて通路で行く手を塞がれます。
万事休す、と思ったその時。

「なんだ、これ割っちゃえばいいのか」

要はDVDを再生できない状態にすればいいんですよね。
どうして今まで思いつかなかったんだろう。
ケースを開けてDVDを取り出し、地面にたたきつけようとします。
しかし今度も私の企みは阻まれます。

「ってこのDVDビ○ーズブートキャンプ!?偽物か!?」
「私がすり替えておきましたー」
「よし!てゐちゃんファインプレー!」

何をどうやったらいつの間にDVDがビ○ーさんにすり替わるというんだ。
私の脳内ブラックリストにてゐさんの名前が記録されました。
薬品は盗むし、あまり敵に回さないようにしよう……。
てゐさんが隠し持っていた本物のDVDをレティさんに渡したのを横目に、私は文さんに捕縛されます。

「いつぞやクスリで眠らされた時の借りは返しますよ」
「あれはお詫びにカレーごちそうしたじゃない!」
「激辛だったせいで丸二日の間舌の感覚がありませんでしたよ!」

それは狙ったから仕方が無い。
そもそもあまりにもスパイスをきかせ過ぎたせいで、目の前に置いておくだけで目が痛くなる代物を食べる文さんも文さんです。
作る私も私ですが。
なぜか亀甲縛りをされて文さんに証拠写真を撮られる一方、向こうはDVDの再生準備が調ってしまった様子。
撮られた写真、なんとかしてばら撒かれるのは阻止しなければ……。
文さんのことだ、DVDもコピーして量産しかねません。
面倒な友人を持ったものです。

「縛るのは好きだけど縛られるのは気分がいいものじゃあないね」
「縛るのが好き、というのもどうかと思いますよ?さあ、上映が始まるみたいですしヤマメさんも見ていただきますよ」

キスメは文化祭と言っていましたね。
勇儀さんが私の名前を知ることになったきっかけとなった文化祭は私が1年の頃。
2年や3年の時の文化祭も結構内容がひどい歌を歌った記憶がありますが、一体どれなのか。
願わくば2年の時のはやめてほしいですね。
あの頃が一番ひどかったはずですから。

『こんにちはー!2年4組の黒谷ヤマメでーす!』
「やめろおおおおおおおおおおおお!」

まさかのピンポイント爆撃。
なんでこんなにノリノリだったの2年前の私。

『それじゃあ早速、1曲目いきます!』
「止めて!お願いだから止めて!」
「ヤマメ、うるさいわよ~」

画面の中の私が《天空の芥子の花の都》なる曲のタイトルをコールすると会場の体育館は歓声に包まれる。
芥子といえばアヘンの原料ですけど私の歌にも麻薬作用があったんじゃないですかね。
イントロが流れ始めると、鑑賞者一同が画面を食い入るように見つめます。
私は目をつぶって自分の黒歴史を見まいと必死になっていますが、
手を縛られていて耳が塞げず音声が耳にダイレクトに入ってきますね。
いっそ殺して。
ライブは2曲目を終え、私がトークを行なっている最中。

『次の曲は《覚醒!メタンフェタミン》!いってみよーっ!』

割れんばかりの歓声。
私が全校にその名を知らしめる原因となった覚醒剤の主成分をタイトルに冠するその曲は、
私自らが弾くギターのイントロで体育館を熱狂の渦に巻き込んでいました。
なんでこんなにみんなノリいいの。
今、私は過去の自分にドン引きですよ。
よくもまあこんなにドラッグ臭満載の歌が人気を博したものですね。
薬物乱用防止講話を開いた教師の気持ちが今なら理解できそうです。
同窓会に出席することがあったら謝っておこう。

『人間やめますか~♪』

目をつぶっているのでレティさん達の反応がわかりませんが……やけに大人しく見てますね。
やっぱりドン引きでしょうか。
そうだとしたら明日から顔を合わせられませんね。
おそるおそる目を開けると……
全員が画面にへばりついている異様な光景が。

「な、何そんなに凝視してるの」
「ヤマメ、パンツ見えてるわよ」
「ええっ!?」

見ると、おそらくキスメであろう撮影者のいる場所からはかすかに私の下着が見え隠れしています。
背の低いキスメが撮影しているのなら、前の観客は映り込んでいないから最前列で撮っていたことになりますね。
一生の不覚。
キスメほどのローアングルからでないと見えないとはいえ、公衆の面前でパンツ晒していたとは。
別の意味で明日から顔を合わせられません。

「色は黒、勝負下着かしら~」
「ヤマメに黒はまだ早いよ」
「そうですかね?なかなか似合ってると思いますが?」

演奏そっちのけでパンツに注目するレティさん、キスメ、文さん。
こいつらは変態として記憶しておこう。
文さんは銭湯での盗撮事件もあるし確定ですね。
演奏の様子を見られるのも嫌だけれど、私の下着で盛り上がられるのはもっと嫌だ。
というかキスメ途中から私のパンツしか映してないんですが。
久しく全身が映っていない画面の中の私は、そんなことはお構いなしに3曲目を歌い終えました。
まともに聞いてなかったけど相変わらず電波がゆんゆんな歌詞ですこと。

「歌はうまいし歌詞も耳に残るという点では申し分ないんじゃないかしら」
「途中からパンツしか映ってなかったけど振り付けもよかったね」

ああ、よかった。
アリスさんとてゐさんはパンツは気にせず歌の方に集中してた。
そっちもそっちで相当恥ずかしいんですが。

「ヤマメ、結構いい太ももしてない?」
「ニーソックスとか似合いそうですね」
「いいね。今度穿かせようよ」

この三人はもう駄目ですね。
キスメは後で殴る。
そのままアンコールに応えて当時放送していたアニメのエンディングを演奏している映像をそこそこな音量で垂れ流していると、
ドンドンと部屋のドアを叩く音がします。
チャイムっていう便利なものがあるんですけどね。
縛られている私を跨いでレティさんが玄関に向かいました。

「ねえヤマメ、レティのスカートの中見えた?」
「いつからあんたそんなにアグレッシブな変態になったのさ。以前の盗撮写真はいらないって言ってたくせに」
「いやー、文ちゃんに洗脳されてねー」
「文さん、キスメに何しはったん」

キスメの変貌ぶりに思わず関西弁が口を衝いて出る。
関西人じゃなくても関西弁が飛び出すことってありますよね。
無いですかそうですか。

「少々コレクションをですね……。ヤマメさんもご覧になります?」
「誰が写ってるかによるよ」
「そうですね……キスメさんの寝乱れた姿の写真とか」
「言い値で買おう」
「えっ!?いつの間に!?」

文さんが見せてくれた写真はまさに至高の一品。
さっきまでとは打って変わって慌てふためくキスメをよそに売却交渉を進めます。
でもそろそろ縄解いてくれませんかね。

「ヤマメ~、お客さんみたいよ~」
「いいところだったのにー、一体誰なのさ?」

レティさんに呼ばれますがあいにく縛られている身。
どうやって玄関まで行けばいいのか。
もがいているとようやくアリスさんが縄を解いてくれました。
玄関には見覚えのある少女が。
誰でしたっけ?

「はいはいお待たせ。えーっと……」
「ミスティア・ローレライ!隣の部屋の住人の名前くらいそろそろ覚えなさいよ」
「ミスティア……ローラレイ?」
「ローレライ!」

なんか機嫌悪そうですね。
隣の部屋まで音声聞こえていてうるさかったんでしょうか?

「そうね、私の部屋まで聞こえていたのは事実よ。それと怒ってるのは名前を間違えたから。要件は騒音への抗議じゃなくて……」
「なくて……?」
「ずばり!私と歌唱対決してもらうわよ!」

……はあ?
この隣人、いきなり何を言い出すかと思えば歌唱対決ですって?

「私は軽音楽部でボーカルをやっていてね、歌唱力には自信があるわ。」
「うん、それで?」
「あなたの部屋から聞こえてくるライブの音声、上手だしかなり気になったの」
「それは光栄。それで?」
「ぜひ勝負してみたいと思って」
「ごめん意味が分からない」

ミスティアと名乗ったこの少女、気になる歌声の持ち主がいたらいちいち歌唱対決を申し込むんでしょうか。
そもそも歌唱対決って何だ。
そう聞くとミスティアは何かの紙を数枚渡してきました。

「私がバイトしてる居酒屋の割引券よ。カラオケも入ってるし会場はそこにしましょう」
「まだ受けるなんて一言も言ってないんだけど……」
「オリジナルの持ち歌じゃないと嫌?ならスコアを貸してくれたら私のバンドメンバーに演奏させてもいいわよ」
「そうじゃなくって」
「スコアがないなら悪いけど普通の曲にしてもらうわよ。私もそうするから公平でしょ?」
「だから違うって」
「時間は……そうね、開店時間に合わせて1時間後にしましょう。割引券に店の場所も書いてあるし大丈夫よね」

強引だなあ。
しかも割引なだけで自分の分の料金は払うのかい。
しかしながら、どうやら拒否権はなさそうです。

「じゃあ私は先に行って店長の了承を得てくるわ。まず断られないだろうから安心してー」

ミスティア行っちゃうし。
仕方ない、ここは素直に歌っておいて店と仲良くなっておこう。
居酒屋って行ったことないですし、カラオケ併設っていうのも気になります。
あと仲良くなっておけばツケとかできそうですよね。
一度居酒屋で料金ツケるのやってみたかったんですよね。

「面白い事になったわね~、せっかくだしみんなで行きましょう?」
「うわあすさまじい他人事感」

他人事だもの、と返すレティさん。
これはあれですか、今流行りの女子会とかいうものになる展開ですか。
楽しみやら憂鬱やらで複雑な心境の私をよそにレティさんはみんなに事のいきさつを語ります。

「かくかくしかじかというわけで、これからヤマメがミスティアと歌唱対決することになったわ~」
「それは面白そうですね。私もぜひついていかせてください」

真っ先に反応する文さん。
ついてくるなって言ってもついてくるんでしょうね。
結局この場にいる全員がついていくことになり女子会が確定しました。
ミスティアはこんな大勢で来ることを予想してるんでしょうか?
予約を入れようか、と一瞬考えましたがすぐにやめました。
人数オーバーならギャラリーには帰ってもらったほうがいい。
昔の私ならいざ知らず、今はあまり人前で歌うのは好きじゃありませんからね。
それもこれもカラオケに行くたびにオリジナルソングをアカペラで歌わされたからですが。

「居酒屋なんでしょ?ご飯がおいしそうね」
「ああ、普段と何ら変わりないアリスさんに癒されるよ」
「お酒は出してくれるかなー」
「てゐちゃんまだ未成年だからダメだって。お店に迷惑かけてらんないでしょ」
「キスメ、普通は店の心配より先にてゐさんの心配をするものじゃないの?」
「あ、見えてきたわよ~」

高い位置に看板を掲げるその店の名は、居酒屋白玉楼。
開店数分前とあってまだ中は閑散としていますね。

「いらっしゃいませー、6名様ご案内~♪」
「6名?そんなに人数多いなんて聞いてないんだけどミスティア」
「いいじゃないの妖夢、お客は多いほど儲かるわよ」
「客の前でそんな話しないでよ」

ミスティアと、妖夢と呼ばれた少女に案内されてテーブルにつきます。

「とりあえずピッチャー2つで」
「待て」

てゐさんは相変わらず油断ならん。
しっかり見はっておかないと全員揃って停学にさせられかねません。
妖夢がお冷を持ってきたところでミスティアが口を開きます。

「じゃあ早速始めましょう。ルールはわかりやすく、3曲歌った点数の合計にしましょう」
「3曲か……」
「練習で1曲歌ってもいいわよ?ヤマメがするなら私もさせてもらうけど」

私は長らく本気で歌を歌っていない。
対するミスティアは今も部活でボーカルをやっていて、歌いなれているはずです。
ハンディを少しでも埋めるためにも練習は必須と思われます。
……勝ちに行くなら。
どうしましょうね。
あんまり手を抜くとミスティアは怒るだろうし、そこそこな点数を出さなければいけないのはわかっています。
しかし私としては早めに終わらせて食事の方に移りたい。
お腹も空いて来ましたし、練習なしで始めてしまいたい気持ちもあります。

「……テレフォンで」
「テレフォン、では電話をつなげます。もしもーし」

文さんの携帯が鳴り出します。
電話に応答する文さん。

『はーいもしもーし』
「ヤマメさんのご友人の方ですか?」
『そうそう。今どうなってますー?』
「なんと……750万円、ってちがーう!」

なんて長いノリツッコミ。
ボケにボケで返されたかと思いましたよ。
しっかり文さん乗ってるし。

「というか文さん、ミスティアと知り合いなの?」
「まあ私は顔が広いですから」
「どれくらい?」
「そうですね、ユーラシア大陸くらいでしょうか」
「広っ」

そもそも例えに大陸を持ち出す意味がわかりませんが。
本題に戻りましょう。
文さんに練習はしたほうがいいか聞くと

「私としては一曲でも多く聴きたいですので練習はしてもらったほうが嬉しいですね」

との回答。
よし、練習はなしのぶっつけ本番でいきましょう。

「私から始めるよ。練習はいらない。いいね?」
「望むところよ」
「私の意見無視ですか!?」

私を縛ってくれた仕返しです。
私が一曲目に選んだのは《君が代》。
出落ちに非常に効果的な、知らない人はいない国歌ですね。
意外と難易度は高く、70点台前半を出す人も珍しくありません。
要するに普段細かい音程を知らないまま歌ってるんですね。

「出たよヤマメの国歌独唱……。カラオケ行くと毎回やるんだよね」
「毎回は勘弁してもらいたいわね」

あれ?出落ちてない?
キスメのブーイングを食らいながらも歌い切ります。
点数は93.305点。
ぶっつけの割には上手く行ったほうでしょうか。

「選曲は疑問だけどやっぱり上手いわね」
「そうですね。選曲は甚だ疑問ですが」

外野からも歌に関しては好評の声。
選曲も私のオリジナルよりマシだと思うんですけどねえ。
一方ミスティアは、

「なかなかやるわね。でも勝たせてもらうわよ!」

と自信満々。
93点じゃ足りなかったですかね。
彼女の1曲目のタイトルが表示されました。
《鳥ならお○かせ焼き鳥屋》

「待って!それは反則じゃないの!?色々危なくない!?」
「うるさいわね。もう選んじゃったんだからいいいじゃない」

というかその曲合いの手入れてくれる人いないときつくないか。
妖夢が手伝うのでしょうか、とか思ってると

「お、その曲歌うなら私も混ぜてもらおうか」
「お願いしますね妹紅さん!」

厨房から誰か出てきた。
つまりこの店、カラオケの選曲次第では商売を放棄するってことなんでしょうか。
なんか厨房の方に妖夢が悲鳴をあげながら駆けて行きましたよ。
調理途中だったんでしょうか。

「ねぎま!つくね!からあげ○んぎ!」

うわあ電波電波。
当分耳に残りそうです。
しかもめちゃくちゃ上手い。
妹紅さんと呼ばれた女性もミスティアほどではないにせよかなり歌い慣れた様子でミスティアと掛け合います。
全国採点はさっきから1位をマークしたままですよ。
現在の1位は98点……ってマジですか。
1位の名前『みすちー』って表示されましたけどもしかしてミスティア自分の全国1位の点数塗り替えてる!?
歌い終わった後に表示された点数は、

「99.891点!?」
「やりましたね妹紅さん!」
「おめでとうみすちー、半月ぶりの自己ベスト更新じゃないか」

目の前の光景が信じられん。
どうやったらそんな点数出るんだ。
見ると、ギャラリーも全員目を丸くして喜ぶみすちーことミスティアと妹紅さんを見つめています。
私も完全に戦意喪失です。
さっきまでミスティアに対抗して《仮○》を歌おうかと考えてましたがそんな気とっくに失せましたよ。
そんな時新たなお客が。

「いらっしゃいませー!あ、勇儀さん。毎度ご贔屓にしてもらってありがとうございます!」
「へ?勇儀さん?」

このタイミングでさらに知り合いが登場ですか。
入り口に目をやると本当に勇儀さんと、その後ろには数人の女性が。
その中にはパルスィさんの姿も見えます。

「おや、ヤマメ達がカラオケ使ってるのかい」
「いやあミスティアに対決しろと言われちゃいまして。でも負けそうですよ」
「そりゃそうさ。ミスティアはわざわざこの店まで某事務所のスカウトが来る程の腕だものね」

なんじゃそら。
そんな相手に喧嘩を売られるってことは私も少しは喜んでいいんでしょうか。
点数見ると全く喜べないんですけど。
それにしても2曲目、何にしよう。
実は電波ソングより演歌のほうが点数出るんですよね。
同じ路線でミスティアに勝てる気はしないのでそうしてみましょうか。

「じゃあ2曲目入れるよ」
「かかって来なさい。一曲歌ったし今度はもっと良い点を出してね」

余計なお世話だ。
そう思いながら選曲リモコンの送信ボタンを押すと画面が切り替わりイントロが流れ出します。
《津○海峡・冬景色》と曲名が表示されると今度も外野の反応は微妙なものに。

「演歌って……昼間見たライブのイメージとは180°変えてきたわね」
「変化球が決まらなかったから直球主体に切り替えたようですけどボール球になりそうな気がしますね」
「というか演歌歌えるの?」

どうとでも言え。
柄が数字のシャツばかり着ている女性歌手だってカバーしていたじゃないですか。
さっきまで喪失していた戦意がここに来て復活してきました。
ギャフンと言わせてやる。
実際にギャフンと言った人、見た事無いですけどね。
歌いすすめるうちにギャラリーの反応も変わって来ました。

「予想外に上手いですね。ちゃんと演歌っぽいですし」
「まあヤマメが演歌歌うのは点数取りに行く時だからね」

どうだ、少しは見なおしたでしょう。
キスメは余計な情報を言うんじゃない。
そして歌はサビに入ります。
……が、噛んだ。

「凍えそうなカモメ煮詰め焼いていました 嗚呼津○海峡冬景色~♪」

煮詰めて焼いてどうするんだ、食べるのか。
やけに動揺しましたがなんとか歌い切ります。
周りも気づいている様子はありません。
どうやら恥を欠かなくて済んだようですね。
ミスティアも少し考え込んだ顔で採点に移行する画面を見つめています。
歌っている途中に表示された全国採点の最終順位は20位以内でしたが果たして。
画面まずは得点が表示されます。

「……よし、97.440点」

小さくガッツポーズします。
悪く無いどころか会心の出来です。
ギャラリーが固唾を飲んで見守る中、続いて順位の表示。

「全国6位!?さっき20位以内って表示されてましたけどそこまで順位上げたんですか!?」
「流石ね~、最後が特に良かったかしら」

いやあみんなの仰天と感嘆が気持ちいい。
さあギャフンと言いなさい。
この点数なら、先程99点を出したミスティアといえども相当なプレッシャーになりそうです。

「……やるじゃないの。相手にとって不足なしだわ」
「余裕なさそうだねえミスティア。熱燗と串焼き大皿持ってきてくれるかい?」

やはりこたえた様子のミスティアと、わざわざそのミスティアに注文をする勇儀さん。
そういえばミスティアもここの店員でしたね。
混んできた時とか大丈夫なんだろうかこの店。
妹紅さんも曲次第で調理途中で出てくるみたいですし。

「はい熱燗と串焼大皿です。今日は生きの良い八目鰻の串焼きもありますけどどうします?」
「そりゃ珍味の類かい?いただくよ」
「ちょっと星熊、勝手にどんどん注文しないでよ」

ミスティアが謎の料理を紹介してますね。
八目鰻の串焼きってどんな味がするんでしょうか。
あまり食べてみたくはないですけど気になります。
と思っていると、

「こっちにも八目鰻の串焼きお願い~」
「ちょっ!?マジで!?」

注文するんですか、レティさん。
思わず叫んだてゐさんを始め歌唱対決のギャラリー全員がその度胸のある注文に反応してレティさんの方を向きます。
ですが当人は平然とした様子。
さすが理学部、変人が多いというのは事実ですね。
私もよく言われますけどね。

「はいお待たせしましたー、じゃあ再開しましょうか」

謎のB級グルメ片手に私達のテーブルに戻ってくるミスティア。
早速レティさんが手を伸ばしますが他のみんなは冷や汗を垂らしたまま皿を見つめるだけ。
私だって食べるのはちょっと遠慮したいです。
カラオケに集中しよう。
ミスティアの2曲目は《Holly My ○eincarnation》と表示されました。
ビリビリ中学生が主人公のスピンオフアニメの主題歌似のメロディをミスティアが歌い上げます。
電波ソングが来ると思ってたんですが、わりかし普通でしたね。
私の演歌に影響を受けたんでしょうか……と考えるのは少し自意識過剰ですかね。

「生まれ○われ何度でも 望みに届くまで○りたい~♪」

……さっきから思うんですけど全国採点にする意味ってあるんでしょうか。
自分のおおよその順位と同時に、キリ番の順位の点数が表示されるからあまり盛り上がらない様に思えるんですが。
ミスティアが全国1位の更新を狙っているだけなんじゃないでしょうかね。
私と勝負するより全国のライバルと勝負すればいいのに。
画面が得点表示に切り替わり、ミスティアの順位と点数が表示されます。
2曲目は96.136点で全国4位、私が若干点差を縮めました。
やはり私の2曲目が動揺を誘ったのでしょうか。
悔しそうなミスティアを横目に私の3曲目を選択します。
3曲目ははじめから決めていました。
曲のタイトルを見てキスメが予想通り、と頷きます。

「あー、やっぱりこれか。毎回締めに歌うよね」
「最初と最後は決まってるの」

私の3曲目は《いざゆけ若○軍団》。
個人的には12球団で一番かっこいい応援歌だと思っています。
黄色いユニフォームに包まれた選手たちの活躍を映したPVと共にイントロが流れます。
それにしてもレギュラーシーズンは強いのになんで秋になると弱いんでしょうか。
今年はまだ交流戦負けてませんが果たして晩秋に野球をやることは出来るのか。

「いざゆけ無敵の若○軍団 いざゆけ炎の若○軍団~♪」

画面には真ん中中央ストレート二ゴロ併殺打併殺でネタにされる元三冠王や毎年のようにケガをする走攻守揃った外野手が。
最後にリーグ優勝時の様子が映って曲が終わります。
その後CSで負けたんですけどね。
達観気味の私をよそに画面では点数表示が。
98.869点、全国4位。

「……ってええ!?私今までこの曲で93点しか取ったこと無いのに!?」
「そういえば今までは好きな割に点数はヤマメにしては並だったよね。」

どうしよう、すごく嬉しい。
たまたまテレビをつけたときに映っていたプレーオフ第2ステージのエースの力投、
そして涙のサヨナラ負けに魅せられて以来ずっと好きだった球団の応援歌で98点だなんて。
この喜びを誰かと分かち合いたい。
でも私がどれほど嬉しいかわかってくれそうな人いないですね。
ちょっと寂しいです。
私が一人喜ぶ横、ミスティアはかなり考えている様子。
私が3曲で289.614点、ミスティアが1曲残して196.027点。
ミスティアが93.588点以上を出せばミスティアの勝利です。
もともと勝ち目は薄かったですが、これはほぼミスティアの勝利で決まりでしょうね。
むしろ事務所からスカウトが来るほどの相手にここまで食い下がった自分を褒めてやりたいです。
と思ったのですが、

「どうしたのミスティア、早く3曲目を選びなよ」
「……わかってるわよ。少し落ち着かせてちょうだい」

予想外に緊張している様子です。
それほど2、3曲目が効きましたかね。
平常心でいけば問題なく勝てるはずなのに、たかがカラオケの点数対決でそこまで真剣になるのもどうかと。
そうだ、食べさせられないようにカラオケに集中してたけれど、八目鰻の串焼きはどんな味だったんでしょうか。

「あ、そうだ。レティさん、八目鰻ってどんな味だった?」
「悪くなかったわよ~。固そうだと思ってたけどなかなか柔らかいわね」
「へえー」

皿を見ると、すでに串のみが置かれている状況。
……今度来たときには頼んでみようかな。
お腹も空いているのでレティさんの感想を聞くと食べてもいいような気になって来ました。
早く私も食事したいのでミスティア早く歌ってくれませんかね。

「決めたわ。勝つわよ」
「普通にやれば勝てるでしょうに」
「完勝したいのよ」

色々悩んでた割には強気なミスティア。
3曲目のタイトルが表示されました。

「《○ight Bird》、歌詞が英語だから失敗する可能性があるのよ。成功すると点取れるんだけどね」

なるほど、それで悩んでたんですね。
僅差でいいから確実に勝つために他の曲を選ぶか、失敗のリスクはあるものの完勝しにこの曲を取るか。
つまり失敗すれば私が勝つ可能性が高い、ということでしょうか。
私としては負けるものだと思ってましたから棚ボタで勝っても嬉しくはありませんがミスティアがそれがいいなら。
そのミスティアは1番を流暢な発音で歌い切ります。
英語、得意なんじゃないですか。
本人がどう思ってるかは知りませんが、私には失敗なんてなさそうに思えるんですけどね。
一応、どこの学部なのか聞いておきましょうか。

「ミスティアって学部どこなの?」
「確か文学部だったはずだよ。系統は外国語系のところだったとおもうけど。」
「あーどうりで。やっぱり英語得意なのね」
「いや理系と違ってこの学部だからこれが得意ってのはあまり当てはまらないと思うけど……」

勝手に納得していたらキスメに突っ込まれました。
文系って難しいですね。
そもそも文系の研究室とかってどんな研究してるんでしょうか。
後で勇儀さんやパルスィさんに聞いてみましょうかね。
その二人達はこちらに構わず宴会中。
さっきから女性のお客ばかりなんですけど、ここって流行りの女子会専用居酒屋なんでしょうか。
そんなことを私が考えているうちにミスティアは歌い終わって今から採点画面に移るところでした。
あまりよく聞いていなかったから失敗したのかどうかわかりませんでしたね。
果たして点数は……?

「きゅ、99.264点……また99点台じゃない」
「これで5.677点差で私の価値ね。完勝といえるんじゃないかしら」
「そうだね。2回も99点を出されたら勝てやしない。参ったよ」

少年漫画の戦いの後のような謎の連帯感に包まれる私とミスティア。
思ったより楽しかったですしまたやってもいいかもしれませんね。
さて、それでは私も食事に混ざるとしますか。

「じゃあミスティア、焼き鳥の皮とねぎまお願いね」
「えー、私鶏肉嫌なんだけど」
「店員が料理拒否してどうする」

食べるのは私ですし、嫌ならなんで居酒屋でバイトしてんだか。
というかさっき焼き鳥の歌をうたっていたような気がするんですが。
渋々ながら、という表現がぴったりな様子でミスティアが厨房に戻ると、料理を持ってきたのは妖夢でした。

「お待たせしました。さっきのカラオケ、店長が気に入りましてね。一品サービスです」
「あら、ありがとね。飲み会とかやるときはここにしようかね」
「そうしてくれると嬉しいですけど、今度はサービスするかはわかりませんよ?」

釘を刺されましたが、どうやら店と仲良くなるという目的も達成できたようです。
サービス品は鶏の唐揚げ。
ミスティアはさぞかし機嫌を損ねたでしょうね。
じゃあ早速いただきましょうか。

「あ、この焼き鳥おいしい」
「そうね。特にタレがいいわね」
「あれ?文さん焼き鳥食べないの?」
「あやー、私もあまり鶏肉は……」
「じゃあ今度チキンカレーを作ったときはそっちの部屋にもおすそ分けするね」
「嫌がらせですか!?」

激辛チキンカレーは得意料理の一つです。
私は隠し味におろしニンニクと醤油とインスタントコーヒーを入れますね。
まあ全部辛さに隠れてしまうんですが。
あと余ったスパイスを使ってタンドリーチキンを作ったりもしますね。

「ヤマメ、あのタンドリーチキンすごく辛かったんだけど~……」
「だって余ったスパイス全部使ったんだもの」
「余ったっていっても普通のカレー2回分くらいはあったじゃない」
「私の作るカレーはあの2倍は使うから」

前に作ったときはアリスさんとレティさんが食事中に10回以上水を飲んでましたね。
私はあれくらい辛い方が好きです。
カレー談義をしていると勇儀さんが話しかけてきました。

「呑んでないのかい?居酒屋来たのに呑まないなんてディ○ニーランドに行ってスプ○ッシュマウンテンにのらないようなもんだよ」
「私待つの嫌だから乗ってないんですけど」
「そりゃ損だ。せめて酒くらい呑んでいかないと」
「いや私未成年ですし。だいぶ酔ってますね勇儀さん」

やけに酒とスプ○ッシュマウンテンを勧めてきます。
二日酔いの原因たるアセトアルデヒドの恐ろしさはわかっています。
アルコールパッチテストで耐性が低いと出ている私は全力で遠慮したのですが、

「今夜は無礼講だよ。ほら一杯だけでいいから呑んじゃいな」
「た、助けてアリスさん!」
「酔っぱらいの相手は任せるわよ」
「そんな殺生な!」

無情にも呑まされてしまうことに。
日本酒を口に流し込まれます。
あれ?思ったより甘い。
そして若干体が熱くなるような……って早くもアルコール効き始めてる。

「あー、まあ悪い味じゃないですね」
「そうだろう?ほらもう一杯どうだい」
「いや、もういいです……」
「遠慮しないで呑みな呑みな」

駄目だ、酒の入った勇儀さんは無敵だ。
私じゃ勝ち目がない。
せめて酔いつぶれないように……

「ヤマメさん、早く酔っちゃってくださいよ。その様子、写真に収めてばら撒きますから」
「絶対酔い潰れてやんねー」

ありゃ?なんか予想外にアルコールが回るの早いような。
頭ぼーっとしてきたし……。
そういえば日本酒って結構強いお酒だっけ……?



「んぅ……?頭いて……」
「あら?起こしちゃったかしら~」
「あ、レティさん。起こしちゃったって?」

頭痛に目を覚ますと横には薬と水を手に持つレティさんが。
文さんになんか言われて言い返したあたりまでは覚えてるけどそれ以降の記憶が曖昧です。

「ヤマメお酒に弱かったのね~。結構色々してたわよ」
「……へ?」

色々って何ですか色々って。
思い出そうとしても頭痛に阻まれて全く頭が働きません。

「まあ最初は高校時代の武勇伝語りだったかしら。文が興味津々そうに聞いてたわよ~」
「高校時代……って化学室爆発とかか」
「そうそう」

それは恥ずかしい。
武勇伝というよりあれは黒歴史なんですが。
思い出すだけで頭痛が3割増しです。

「その後つらそうだったから寮に戻ったんだけどね~」
「何その濁した文末は!?何があった、って頭いてえ……」
「ちょっとね……覚えてないならそれでいいわ~」

なぜか顔が赤くなるレティさん。
いったい何があったんだ。

「昨日は色々散らされたわね……」
「アリスさん、ねえ本当に昨日何があったの!?」

叫ぶたびに訪れる頭痛。
二日酔いに効くと言われるかつおだしの味噌汁を持って現れたアリスさんも若干顔が赤いです。
なんの成分が二日酔いに効くんだろう……。
頭痛で思考がはっきりしません。
そうじゃなくって。

「ま、まあ昨日みたいなことだったら全然構わないわよ!ねえレティ?」
「そうね~。むしろ大歓迎だわ~」
「ねえなんで顔を赤くして私を見るの!?何が大歓迎なの!?」

私の絶叫と頭痛はその日丸々続き、その間二人の熱を帯びたような視線は私に向けられたり外れたりを繰り返していました。
後日レティさんの携帯からあの日の私の様子を写した画像が大量に見つかるわけですが……、
黒歴史が一つ増えて、それ以降私が夜になかなか眠れなくなったとだけ言っておきましょうか。
ヤマメちゃん大学生になる3話。以前の2つはタグのケミカルギャグからどうぞ。今回あまりケミカルじゃないですけどね。

ヤマメ「ちょっ!?馬原かよ!?大丈夫なの!?ああ大丈夫じゃねえ!ピンチじゃん!引っ込め!代われ!代わらないのかよ!抑えろ!打たれたああああああああああああ」
レティ「昨日もちょうどおんなじ感じに絶叫してたわよね~」
ヤマメ「くそ!マハラジャのバカ!真ん中中央ストレート二ゴロ併殺打併殺ですらCSで打ったのに!」
日本シリーズ第2戦を見ていたら自然とそんな会話が想像できました。

週1回の投稿を目指していたんですが、先週末から今週の中頃にかけて忙しかったもので約2週間ぶりの投稿になります。
このあとも少々忙しいので、年が明けるまでにはあと2、3話出すのが精一杯でしょうね。
この3話目がヤマメの地の文でわかるように交流戦シーズンの頃、震災がないから開幕が遅れてない設定なので5月半ば~6月上旬くらい。
このまま書き進めていくと冬に夏の話を書くことになりそうだなあと思ったり。
まあ先の話をしても仕方ないのでコメントを励みにこつこつ書いていきます。

この回の内容的にはほぼ一貫して、原作では地底のアイドルなヤマメちゃんが歌う回。
新キャラでミスティア、妖夢、妹紅登場です。ゆゆ様出すとさらに話が長くなって収集つかないので次回以降に。
いいなあ居酒屋白玉楼。本当に地元にあったら毎日行くのに。
高井
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コメント



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2.90奇声を発する程度の能力削除
皆でワイワイ騒いでてとても賑やかな感じが良かったです
11.90名前が無い程度の能力削除
キスメちゃんの寝乱れ写真……だと? ああ、言い値で買うぞ!
15.100名前が無い程度の能力削除
ああ、ヤマメちゃんと一緒に野球観戦がしたい!w
杉内の好投とファルケンボーグの三球三振は気持ちよかったのに……
馬原ぁぁあああ!!!

パンチラヤマメちゃんを想像したら胸が熱くなった
文さんいくらで焼き増ししたDVD売ってくれますか!
17.100名前が正体不明である程度の能力削除
写真欲しいな…
18.90名前が無い程度の能力削除
写真下さい。

なるほど、ヤマメの太ももか……
見えた!!
23.100名前が無い程度の能力削除
所々の小ネタがおもしろいですね。でもウチも日本一譲れませんよ(^^)

あと写真下さい。
29.100名前が無い程度の能力削除
写真くださいな