Coolier - 新生・東方創想話

幻想郷の危機!

2011/09/04 17:40:58
最終更新
サイズ
17.35KB
ページ数
1
閲覧数
1564
評価数
5/16
POINT
560
Rate
6.88

分類タグ

*******************

現世と幻想郷の境目にある博麗大結界
60年に1度緩んでしまう事以外ではバッチリ役目を果たしてくれている結界である

とある日の深夜
ピシッ、ピキッ、ピキッ
「えっ!?」
慌てて飛び起きる霊夢

「何、今の」
普段ならちょっとやそっとの音では起きないはずなのだが、巫女の勘からか目が覚め
確認を行う為神社の見回りをすることにした。

「ふわぁ~・・・」
けだるそうに寝むそうに神社の周りを一周する

神社の裏手にある池へとさしかかった
すると、空間に大きな亀裂が入っているのが見えた
「は?何この亀裂。結界はこんな異常きたさないハズだけどなぁ」
「もう眠いしちょっと直して紫にやらせよーっと」
とりあえず原因の調査は後回し、むしろ紫に押し付けでOKと考えた霊夢は
ふぅ、と一息、結界の修復にとりかかろうとした

ビシッ、ピキキッ、突如空間にさらに大きな亀裂が入った
紫がやってきたのか?と思ったが違う
あのスキマの場合
・一本線
・両端にはリボン(笑)
こんなはずだ。
巫女の勘からか咄嗟に距離を置き身構える
亀裂は大きくなり、爆発した
爆風に巻き込まれ霊夢はそこで意識を失った。

「霊夢!」
亀裂とは別のスキマから現れたのは紫、異変を察知して博霊神社へやってきたが
霊夢が倒れた直後だった。
「外傷が激しいわね・・・大丈夫かしら」
「っと、何この穴は・・・とりあえず塞いじゃいましょう」
スッっと手をかざすと穴はふさがっていった
しかし、完全修復までには至っていないようだ
「後は藍に任せましょう。早く行かなきゃ」
ぐったりとした霊夢をお姫様だっこで持ち上げる紫
「よっこいしょっと、この子ったら少し重くなったんじゃないかしら。やぁね」
とりあえずスキマをあけて移動、だが、何かの気配がする
すっと振り向いた瞬間、紫は長い、刀のようなもので突き刺された
「うぐぁ!!!!」
流石の紫も苦痛に顔が歪む
止めを刺すべくさらに刀が襲いかかる
2、3度斬りつけられてしまったがとりあえず何者かはスキマ送り
それと同時に、永遠亭へ逃げ込んだ

恐らく永遠亭のどこかに到着したはずだ。
刺さりどころが悪かったのか、意識は朦朧としボヤけてどこにいるか判断つかない
なんとか耐えようとしていたが紫の意識はここで途切れた。

「きょーおはたのしいきゅーりょーびぃぃい!?」
「し、師匠!!大変です!」
「どうしたの、うどんげ。落ち着きなさい・・・これは!?」

次の日の昼
博霊の巫女とスキマ妖怪紫が意識不明の重傷
犯人不明、博霊神社の裏手に争った形跡が!
こんな話が一気に広まった。

・・・
「おい、ちょっと面会させてくれよ」
「いくら魔理沙さんでもダメです。お二人とも危険な状態なんです」
魔理沙は永遠亭にいる霊夢から話を聞こうとしていたが
うどんげによって阻止されていた
「そんなにひどいのか・・・わかった。」
そういうと魔理沙はホウキに飛び乗り一路博霊神社へ

博霊神社裏手、そこにいたのは八雲藍。

「おーい。藍、何やってんだ?」
「事情はあまりわかってないが、何かあるなら手伝うぜ?」
「ああ、ありがたい・・・一人じゃ大変でね」
「修復作業はできないだろうから、少しばかり身の回りの助けをお願いしたい」
「橙はどうした?」
「流石に家を留守にするわけにはいかないからね。留守番だよ」
こうして魔理沙は藍の修復作業を邪魔しないようにサポートに入る形となった
相当大変なのか藍は汗でびっしょりである。
汗を拭いてあげたり、おあげを食べさせたりとこれはこれで大変である。

それから数刻が経った時である
「な、なんだ・・・?」
懸命の修復が行われていたが、修復されるどころか
またしても亀裂が発生し、どんどん大きくなってくる
妖気を全開にしても収まらない
藍は魔理沙に逃げるよう指示を行おうと口を開いた瞬間である
結界に大きな穴があき、中から現れたのは大量の人間と、藍や魔理沙が見たこともないような
奇妙な形をした大きな鉄の塊

「魔理沙、これは異変というレベルではない。幻想郷の危機だ!」
「天狗の所へいって幻想郷全体に伝えるよう頼んでくれないか?」
「そして一旦避難してもらおう!場所はウチでいい!場所は知ってるだろ?」
「わ、わかったけどよ!お前あんなのとやりあう気か?」
「少しでも足止めをしないと、な」
「無茶だ!」
「わかっている!!それよりも伝える事が何よりも優先だ!いいな!全速力で向かえ!!」
魔理沙は無言で天狗の住む山へ飛び立った
直後、後方から強い光と共に轟音が鳴り響く
そして、獣の大きな声と地響きが聞こえた
向かいながらも思わず振り返る
そこには擬態をといた九尾の狐の姿をした藍が倒れているのが見えた
「ちくしょう!なんでこうなっちまうんだ!」
魔理沙は藍の言いつけどおり山へ向かった

・・・
「あやややや。さっきの轟音はそれが!!」
「ああ、すまないが頼まれないか」
「合点承知。では号外を」
「そんな暇ねぇよ。ひっぺがすぞ」
「それは困ります。」
そいうと文は飛んでいった。

自分も避難しなければいけないのだが
やはり気になる。
山から博霊神社を望む
黒い煙が立ち込めているのが見える
ところどころで木がなぎ倒されている為、謎の集団が移動している事がわかった

魔理沙は注意を払いながら博霊神社に戻る事にした

・・・・博霊神社
コゲくさい
神社は木端微塵だ。
藍の姿が見当たらない
粉々に・・・と一瞬思ってしまったがそんなことは考えたくない
魔理沙は近辺の散策をすることにした

------------------
魔理沙が博霊神社に戻ったのと同時刻、紅魔館

妖精の避難から順次行い、残るはいつもの主要メンバーのみとなった
「さ、とりあえず私達も行きましょうか・・・」
流石に霊夢と紫がやられたと聞き自分たちだけではダメだと悟ったレミリアは
忠告通り動こうとしていた
「では、紅魔館を圧縮します。少し時間がかかります」
咲夜は空間をあやつり、紅魔館を圧縮していた
もっていくものが多すぎて、咲夜の力で小さくして館ごと持ち運ぼうとの考えだ
広大な紅魔館である。流石に大変そうだ

キュルキュルキュル、バキッ、ガガガガガ

森の中から変な音がする

みなが振り向くとそこにはなんだかわからない鉄の塊と大勢の人間の姿が
なんだ?と思った刹那
ドン!と大きな音と共に
鉄の塊から伸びている筒から何かが発射され、大きく爆発した
不意を突かれまともに食らってしまう
・・・
・・

「ぐ・・・あ・・・」
体の痛みと闘いながら現状把握を行う美鈴
まず視界に入ってきたのは3/4崩れた紅魔館
「な、なんてこと・・・」
ひとまず動けるように気を使って傷を癒す
さっきの謎の集団?はいないようだ。気配を感じない
「あ、あれ?みんなは・・・」
気配を感じないということは、近くにダレもいないって事だ
慌てて周りを確認するが目に飛び込んできたのは

レミリア、フランドール、咲夜、パチュリー
が倒れている姿だった

「えっ!あ、お、お嬢様!」
呼びかけても返事がない
「や、やだなぁ。お嬢様、妹様。吸血鬼なんでしょ?早く起きてくださいよ。いつもの超回復はまだですか。」
「もう、魔法障壁で防いだんでしょ?パチュリー様。寝てる暇なんてないですよ」
「咲夜さん!時間を止めて避難できたんでしょ?遊んでる暇ないですって!ってか私も避難させてくださいよ。」
「ほらほら!みなさん、真面目にやってくださいよ!」
「・・・」
「う、うわ、うわあああああああああああああああああああああ!!!!!」
助かったのは美鈴ただ一人。
丈夫だった体と気のおかげで助かったのだ。
「お嬢様!妹様!パチュリー様!あなた達がいない館なんか門番する意味ないじゃないですか!」
「さ、咲夜、さん・・・あなたのいないこの世なんか、意味が、ないです、よ・・・」
「起きてよう・・・起きてよう・・・」
「・・・」
「許さない。絶対に許さない」
「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない!!!!」

怒りに震える美鈴だったが
フッっと冷静になる
怒りを通り越して目は虚ろである

「私が~かたき討ち~してあげますね?ふふ、ふふふ。」
にたぁと笑う美鈴
咲夜から銀の懐中時計を
パチュリーからは帽子についていた月の飾りを
そして、レミリアとフランからは

彼女達の血を

吸血鬼の血が美鈴の中に入り込み
それを受け入れる
美鈴の八重歯は鋭く、尖った

-------------
同時刻、博霊神社

藍が見つからないので、もしかしたらどこか逃げれているかもしれない
そう思い、そう信じて魔理沙は飛び立った

木々をなぎ倒して進んでいった跡
それに沿って進んでいくと
開けた所に出てきた
そこにあるはずのものがなく、変わりに崩れた洋館があった
「これ、紅魔館・・・だよな・・・あっ」

紅魔館の傍ら、並んで倒れているよく顔を見知った人たちが
「なんだー。ノビてんのか。のんきなやつらだぜ・・・・おい!・・・えっ?」

触れて気が付いた

「ウソだろ?きゅ、吸血鬼姉妹!!お前等殺しても死なないやつだったじゃないか!・・・」
「咲夜?今のお前全然瀟洒じゃないぜ!!だらしないぞ!・・・」
「パチュリー・・・おーい。ちょっと起きろよ」
「起きろよ!今すぐ本でもなんでも返すから!パチュリー!!!!」

ついこの間も
魔理沙は紅魔館へ突撃し、パチュリーの本を借りてった
今月何回きただろう
これから先何回パチュリーと会えるんだろう
いつしか本を借りる口実でパチュリーに会いに行く
そんな気がしかけていた魔理沙

「な、な、パチュリー。ほら、いつものようにめんどくさそうな顔しろよ。」
「ほーら、お前の大事な本をもってっちゃうぞー?」

「・・・」

「あ、ああ・・・」

もうパチュリーは動かない、喋ってくれない
本争奪戦の弾幕ごっこも、本の内容について話し合うことも
何も、何もできなくなった。

魔理沙は無言で紅魔館の残骸をかきわけた
がれきの中から現れたのは半分つぶれた大きな扉
そこをあけると、衝撃からか本は散乱していたが
ある程度は原型を残した図書館があった

「私はまだ、聞きたい事いっぱいあったんだぜ。」
「パチュリーと話してると楽しかった・・・」

「・・・」

「ああ、人を好きになるってこんな気持ちなんだ。」
「そして好きな人を失うとこんな気持ちなんだ・・・」
「・・・」

「パチュリー、お前の意思、受け継いでもいいかなぁ?」
「私は受け継ぐ資格あるかなぁ?」

「そういえば何か魔法教えてくれっていうたびに」
「人間の魔法使いじゃムリ!」
「ってジト目で見られながら言ってたよな・・・。」

魔理沙は、パチュリーの本棚からある一冊の本を見つけ出した

「人間の魔法使いじゃ、か。なるほどな。」
「捨虫の魔法・・・か」

・・・

魔理沙は図書館を後にし、倒れているパチュリーの元に向かった

「お前の意思は私が受け継ぐ。」
「そしてお前の敵を討つ」

「・・・こんな事するのは気が引けるが、最初で最後だ。許してくれ」

魔理沙はパチュリーに最初で最後の口づけをし
パチュリーのグリモワールを持って
紅魔館を後にした。

--------------
永遠亭
「永琳・・・外の状況を教えてほしいわね」
「あら、目が覚めたのね」
「なんとかね。で、どうなの?」
「・・・紅魔館住人が全滅したらしいわ」
「は?」
「後、神社は大崩壊。無人でよかったわね。」
「お賽銭箱は?大丈夫?」
「はいはい、重傷人は一緒に避難しましょうね」
「い、いやだー!いやだー!うわああ!おさいせんばこぉおお!」

聞き耳を立てる人が一人
「・・・」
体の状態はよろしくないが同じように意識を取り戻した紫である
紫はこっそりとスキマをつくり、藍の元へ向かった

スキマを抜けると博霊神社のがけ下に出た。
そこには狐の姿をした藍がいた
「藍?大丈夫?藍?」
「あ~紫様すいません。動けなくて自己治癒してました。」
「どういうことか説明してくれるわよね。何が起こってるの?」
紫は藍から情報を聞き出すと
とりあえず藍をいつもの姿に戻し、永遠亭へスキマ送りした
「えっ、ちょ紫さm」

「この幻想郷を荒らそうなんていい度胸じゃないの。」
「あの時不意を付かれたのは予想外だったわ。」
「後悔させてあげないと」

・・・
幻想郷上空

「おい、美鈴!美鈴!無事だったのか!」
聞き覚えのある声に気がつく美鈴
「ああ、魔理沙さん!大丈夫でしたか?」
「え、お前なんだその歯は。」
「あれ?魔理沙さんこそ、気の流れおかしいですよ?」
・・説明中・・
「美鈴、絶対やりとげような」
「はい。あ、魔理沙さん、これを」
美鈴からパチュリーの月の飾りを受け取る
「ああ、これは・・・ありがとな」

よし、と気合いを入れて2人であの塊の後を追う



にゅるんとスキマから出てきた紫
気が付いた時には時すでにおすし

手を横に広げて飛んでいたので
美鈴が紫にラリアットを食らわせた形になってしまった

「はぁ~い♪みんなのアイドルゆかrへげっ」

へんな声がした

「ちょっと気をつけて飛びなさいよ。交通ルールを設けるわよ」
「すいません。ってかあなた相手に気をつけるとかムリでしょ。」
「あんたたち、変わったわね。色々ね」
「私も一緒に行っていいかしら」
こうして紫、魔理沙、美鈴は、進行中の鉄の塊の捜索を開始した


*******************


「く~、ネタ詰まりだわぁ~!!!」
と豪快にノビするのは阿求。
博霊神社で開かれている宴会にお呼ばれしているのだが、愛用のワードプロセッサでSSを書いていたのだ
とりあえずお腹がすいたので宴会場へ

「あっきゅ~~~~ん」
入れ違いでやってきたのは酔っ払い魔理沙である
「あれ、いねぇのか。お、これはかきかけの原稿。どれどれ」
・・・
魔理沙の顔がさらに赤くなる
「ちょ、わ、私が、ぱ、パチュリーと?うあわああ」
「呼んだかしら」
「うわ!パチュリー!イヤ、なんでもないんだぜ」
「阿求のね。どれどれ」

ひとしきり読んだ後、パチュリーは魔理沙の顔を見てニヤッと笑った

「なんだ気持ち悪いな」
「これはいい話ね。うふふ」
「ってか魔法障壁を張らずに直撃して死ぬ とかありえないわ。抗議しましょう」

そう言い残してパチュリーは戻って行った
騒ぎを聞いたのか、この物語に出ている当事者があつまりまわし読みをしていた。

「阿求め、吸血鬼のタフさをしらんようだ。後、血を飲んだだけで吸血鬼化するか!」
レミリアはお怒りだ

「何故この私は時を止めなかったんです!!時を止めないどころかお嬢様を守らないとかどういうことです!」
「どう考えても・・・」
「仁王立ちしてお嬢様をかばう→咲夜!私の為に!(キュンキュン)→お嬢様が無事でよかったです。→私一旦息絶える→」
「咲夜!死なないで!→お嬢様からのちゅう→私復活→キャッキャウフフ」
「これでしょうが!!!」
咲夜は鼻から赤い忠誠心を出しながらお怒りだ

「え~、私なんかすごいカッコいい~。これは名作の予感。でへ」
美鈴はお気に入りのようだ。

「いや、狐の姿に戻って戦車1つにやられるとか。どんだけヤワなんだ!!!」
藍はプリプリして文句を言いに行こうとするのだが
「らんしゃまー」
「は~~い♪なにかなぁ?ちぇ~ん♪」
ああ、道をそれていってしまった

「え、私ギャグ要員?私を誰だと思ってるのよ」
プンスカ怒りながら霊夢は阿求の元へ向かう

すでに出来上がっている霊夢。柱に激突して失神

「私が重傷?霊夢も?これはドキドキ展開ね」
「でももっとこう、若いとかピチピチしてるとか、そんな注釈が必要ね。」
紫は最後の行から勝手に書きたしていった

*******************
3人で移動している最中、魔理沙と美鈴は紫に見とれていた。
自分の式神である藍がやられ、本気モードになっているのだ

なんという美しい顔だ。
ナイスバデーと整った顔立ちが最高だ。
そして、この人は本当に17歳なんだろうなぁと思うくらい
肌がピチピチしているのだった。

魔理沙と美鈴はいけない事を考えてしまい赤面する
*******************

「よし、これで阿求ももっといいものが書けるでしょう」
鼻歌交じりに戻っていく紫
何か書いているのをコッソリみていた魔理沙と美鈴
紫が戻ったのを確認して追加分をみる

「「ぶふっ」」
「肌が・・・ピチピチ!?うぷぷ」
「17歳って!!!ひっひぃっ」
「あーっはっはっは!!」
魔理沙も美鈴も爆笑である

そして阿求が帰ってきた
「あ!勝手に読みましたね!ダメじゃないですか」
「おなかいっぱいになったし続きを書くんです・・あれ」

「ぶふっ」
「ちょっと!落書きしないでくださいよ!」

「それ、本人が書き足していったんだぜ」
「本人!?これはひどい」

「まったく。でもこのお話もネタがなくなったので」
「ちゃっちゃと終わらせますか」

阿求は無理やり終わらせる作業にとりかかった

*******************

3人は鉄の塊の前に降り立った
魔理沙はパチュリーの飾りを自分の帽子につけ、反撃の一撃

「敵討ちだ・・・」
「パチュリー、力を借りるぜ」

「火水木金土符「賢者の石」」
「魔砲「ファイナルマスタースパーク」」

以前の魔理沙では不可能だったであろう同時発射
魔理沙の魔力とパチュリーの魔法が紡ぎだす攻撃が炸裂!!
鉄の塊にもダメージを与え
大勢いた人間はほとんどかき消された

「続けていきます!」



「咲夜さんの確実に狙う技を!」
「咲夜の世界」
「幻符「殺人ドール」」
咲夜の銀時計を使い時を止め
無数のナイフを周りに設置



「お嬢様の華麗に仕留める技を!」
「神槍「スピア・ザ・グングニル」」」
レミリアご自慢の巨大な槍をまるでナイフのように大量に設置



「妹様の無慈悲に破壊する技を!」
「禁忌「レヴァーテイン」」
フランドールの赤く燃え上がる剣
姉妹同時攻撃のように、レミリアのグングニルと並べるように設置



一気に大量に使用した魔力の反動が美鈴を襲う
「うあああああああああああああああああああああ!!!!!」
今までに味わった事のない苦痛。
しかし、耐える。美鈴の目はまだ死んではいない

「私は、負けない!!!」
「みんなの意思を私がひとつに!!!」
「この一撃で決める!!!」

美鈴はカッっと目を見開き、高々と宣言する



「そして時は動きだす」



ナイフ、グングニル、レヴァーテインが一気に突き刺さり、針の山のようになった



動きは止まらない。そしてすぐさま発射準備、美鈴は動けない


「美鈴!危ない!」
魔理沙は全魔力を集中し、魔法障壁を生成する
そして
あの弾が発射され、魔理沙たちに直撃する

「うわっ!」
魔法障壁で、ある程度防いだが、防ぎきれない
魔理沙と美鈴は飛ばされる
「クソッ・・・こんなに力の差が・・・」
魔理沙と美鈴は絶望する

「(パチュリー、そっちへ行ったら改めて自分の気持ちを伝えるから)」
「(意思を継ぐなんていったけど、ダメだった。ごめんな)」

「(お嬢様、妹様、勝手にこんなことをする門番を許して下さい。)」
「(願わくばまた、あなたの元で・・・)」
「(そして咲夜さん。あなたに、会いたいです。会えますよね?)」

「美鈴、お先に」
「魔理沙さん、同じ考えですか。お供します」
美鈴と魔理沙はwfkjwqぽfgjdddddddddddddddddddddddddddddd

「2人とも待ちなさい」
「ここは私の出番よ」

紫に見とれて愚かな考えはどこかへいってしまったようだ。
「おお、神々しい。肌がピチピチだ」
「ああ、なんて美しい。白く透きとおるような肌とはこのことか・・・」
もう紫にくぎ付けである

「いくわよ!」
「少女フラーッシュ!」

紫の体から光が発せられ
鉄の塊と人間たちは消え去った

そして紫はそのまま浮かび上がり
幻想郷を照らした。
紫の力で犠牲になった人がよみがえってくる!!!
まさに奇跡である。
「魔理沙、見てたわ。ごめんね私の為に」
「いいんだぜ。パチュリー・・・結婚しようぜ!」
「ええ。いつまでも一緒にいるわ!」

「お嬢様・・・」
「まったく・・・勝手に血を吸わないで!でも」
「ありがとう美鈴。あなたの気持ちうれしかったわ。紅魔館の誇りよ」
「これからもよろしくね?」
「はい!」

「美鈴・・・」
「あ、咲夜さん・・・よかった!」
「美鈴、愛してるわ」
「私もです。咲夜さん」

「ありがとう!紫!」
「ゆーかーり!ゆーかーり!」
「こんなかわいらしい人をBBA扱いなんてとてもできない!!」
「ゆかりさまばんざーい!」
こうして紫は幻想郷の救世主となる

救世主、少女紫がすごかった

こんな言い伝えが幻想郷にのこるのでした



*******************

「あー、いいものができたわ」
ニコニコしながら去っていく紫と
頭におおきなたんこぶをつけて倒れている阿求

「・・・はっ!私はいったい・・・?あれ?完?ええ?」
「・・・」
「少女フラッシュ・・・?はぁ?」
「・・・」
「や・・・八雲紫ぃぃいいぃい!!!!!」

数分後、宴会場には
紫が阿求に墨汁をぶっかけられ、涙目になりながら謝っている姿があった。
そしてこれの様子は文々。新聞号外版として配られ
阿求、幻想郷最強の妖怪を倒す
といつまでも言い伝えられそうな感じだったらしい
初めまして。たんぱく質濃縮ホエイパウダーと申します。

もっと美鈴が主役のふえないかなぁ・・・・
めーりんかわいいですよね!?ね?ね?

えっと、ご覧下さいまして誠に有難う御座います。
たんぱく質濃縮ホエイパウダー
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.360簡易評価
1.無評価名前が無い程度の能力削除
誤字
気がついた時には時すでに"おすし"
5.50名前が無い程度の能力削除
なんか物語の書き方が箇条書き見たいになっていて、いまいち面白くなったです。
他の人の作品をよく読んで、書き方を学んで行った方が良いと思います
まぁ、初めは皆、変な書き方になる事の方が多いので諦めないで精進してください。
と、言う訳で次に期待してこの得点で
6.30名前が無い程度の能力削除
時既におすしは…ネタ?かな?
あと作り話でしたネタは飽きた。
夢オチに通じるものがある。
8.20名前が無い程度の能力削除
劇中劇とはいえ無理があり過ぎる…
咲夜の時計で時間を止めているわけではないし、帽子の飾りで魔法が使えるわけでもない
そしてそれらを阿求が把握していないとも思えない
ぶっ飛んだ設定にするなら夢オチにした方が無難だったかもしれません
美鈴が可愛い事については全面的に賛成しますが、主人公達をかなり贔屓し過ぎた設定な気がします
美鈴は可愛いし今後の作品にも期待したいので、厳しい採点をさせて頂きます
13.30名前が無い程度の能力削除
おすしw

やめてくれ、笑い死にそうだw
結構“おぉ!?”となったけど一気に空気が抜けたw

次に期待します。
おすしはやめてくださいね?
14.70爆撃!削除
お約束の展開がお約束すぎて面白かったです。
物語が途中で改変されるというネタは中々よかったのですが、もっと全面的に押し出しても良かったと思います。
例えば、場面ごとに贔屓されるキャラクタが違っていて、リレー小説を書いていたのでした、とか。
細かいところでは、地の文の句点がないのが気になりました。