Coolier - 新生・東方創想話

87番目の妹

2011/06/13 10:02:16
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 私はアリス・マーガトロイドの製作した87体目の人形として、この世に生を受けた。

 私が生まれた時点で、アリスの下には既に三体の動く人形がいた。この三体は私の姉
にあたる。

 私より後れて二体の人形が作られた。つまり私の妹。最も私を含めた妹たちは、同時
進行で製作されていたため、たまたま私の完成が一番早かっただけに過ぎない。

 六人姉妹のうちの四人目ということになるわけだが、人間のように成長するわけでは
ない私たちからすれば、姉妹関係はさほど重要な意味があるわけでもなかった。

 生みの親のアリスは人形に個別の名前を付けなかった。上海人形はどれも一纏めに上
海、蓬莱人形は蓬莱。個体の区別もあまり重要視していない様子だった。
 だから当然、私にも名前は無い。必要性も感じないが、あえて私が私である呼称を付
けるとすれば、87番目の妹、ということになる。

 今いる三体の姉を除いた83体の姉たちがどうなってしまったのか私は知らない。形
あるものはいつかは壊れるということだろうけれども、人形である私たちがどの程度の
寿命を持っているのか……想像しても分かるものではない。

 ただ、アリスの製作した一体目の人形、つまり私たちの長女の消息だけは明らかだっ
た。アリスの寝室にある戸棚の上に、ケースに収められて静かに眠っている。この長女
は、もともと動く人形として作られたものでは無かった。古くくたびれたその姿からは
アリスの寵愛を一身に受けて、大切に大切に扱われていたであろうことが見て取れる。
 長女の姿は私たちの心の拠りどころとなっていた。

 公には、私たち人形は意思を持たず自律もしないこととなっている。ただアリスの操
作のみによって動き、飛び、踊る、純粋な道具としての人形、ということになっている。
 しかし今さらながら、こうして自身の出生を思い出し考えを巡らせている私には、や
はり意思があるということになるのだろう。

 他の姉妹たちも私と同じで、意思があり自律する人形だった。だから人形同士では当
然のように意思の疎通がある。

 その事をアリスが認識しているのかどうか私たちには分からなかったが、以前からの
慣例的な取り決めで、アリスの前では純粋な道具としての人形として振舞うこととなっ
ていた。騙すようで気が引ける思いもあったが、無用なトラブルを自分から引き起こす
ような度胸は私には無かった。

 そう、どちらかと言うと、私は臆病で穏和な性格だった。最もほとんど同じ物として
作られた私たちには、人間のように極端な性格の差は無かった。現に私の上の三体の姉
たちは、非常に良く似た性格をしている。

 ただ、一番末っ子に当たる妹だけは、例外的と言えるほどの個性を持ち合わせていた。
我がままで甘えん坊。私たちの中にあっても一体だけ違う動きを見せる彼女は、どこと
なく浮いた存在であった。

 外見も彼女は個性的だった。アリスの手作りなわけだから、みんな同じデザインであ
ってもどこかしらかは微妙な違いがあるのだが、たまたまアリスが悪戯心を起こしたの
であろうか、彼女だけは他の姉妹と違い、前髪にカールがかかっていた。

 彼女はそれを得意気に思っているらしく、たまに他の姉妹の反感を買うこともあった。
しかし大抵は、末っ子という立場からか、大事になることはなかった。根本的に私たち
の姉妹仲は良好だったと思う。

 末の妹のように態度に表すことはしなかったが、私は自分のドレスの色を密かに自慢
に思っていた。たまたまいつも使う生地が切れてしまったため、私のドレスだけ他の姉
妹よりも淡い色の生地が使われていた。本当に些細な違いでしかないのだけれど、その
些細な違いは、私が揃いの人形ではなく、私という個性なのではないかという錯覚を抱
かせてくれた。

 私たち姉妹とアリスとの生活は、ゆっくりと時間の流れる平和で穏やかな物だった。
アリスはほとんどの時間を家で過ごす。私たちはアリスの優雅な生活を支えるという本
来の役目を一生懸命こなした。忙しなく働く私たちに、アリスは常に笑顔を向けてくれ
た。その笑顔に、私たちは喜びを感じていた。

 生活を続けるうちに、ごく自然と私たちの中に役割分担ができていった。例えばアリ
スのためにお茶を淹れる時、引っ込み思案な私はポットのお湯を沸かす役をすることが
多く、我の強い末っ子は淹れたお茶をアリスまで届けることが多かった。当然、アリス
に感謝されるのはお茶を届ける末っ子である。私はそれに不公平を感じて苛立つことも
あった。

 しかし当のアリスは、私たちを分け隔てなく愛してくれていたように思う。彼女は床
に就くとき、必ず私たち全員をベッドの中に迎えて一緒に眠る。アリスと一緒に眠りに
就くと、愛されているという実感を抱くことが出来て、日常の些細な不満もどうでもよ
くなってくる。




「こうして、騎士は悪い魔物を退治して、助けられたお姫様は騎士と末永く幸せに暮ら
しましたとさ。めでたしめでたし」

 月に何度か、アリスは人里を訪れて私たちを使った人形劇を催していた。私たちはア
リスと共に幾度と無く練習をして劇に挑んでいた。大抵の場合、劇の内容は悪い魔物に
さらわれたお姫様を騎士が助けるといったもの。私の役どころは魔物の場合が多く、末
っ子がさらわれるお姫様を演じることが多かった。不満を覚えはするが、里の子供たち
の喜ぶ顔を見ると、私の小さな不満は消えて無くなってしまう。

 人形劇を上手く演じることができた夜は、上機嫌なアリスが私たちをとても可愛がっ
てくれた。抱きしめてキスをして、優しく撫でてくれた。

 私たち姉妹は、みんなアリスのことが大好きだった。私たちの世界には、私たちとア
リスしかいなかったのだから、それも当然のことだったのかもしれないけれど。
 私たちがいて、アリスがいる。それだけで私たちは満ち足りていた。

 アリスには仲の良い友達がいた。同じ森に住むという普通の魔法使い、霧雨 魔理沙。
 黒い服に金髪の彼女は、なにかしら用事があっても無くても、たびたびアリスの元を
訪れた。アリスはそれを快く迎えて、私たちは彼女のためにお茶を淹れることになる。

 私たち姉妹は、彼女の来訪をあまり歓迎してはいなかった。彼女が訪れるとアリスの
関心は彼女一人に向けられることになり、私たちはただの便利な人形でしか無くなって
しまう。

 アリスが彼女と楽しそうにお喋りするたびに、私たちへ向けるのとは別の意味の笑顔
を彼女に向けるたびに、私たち姉妹はどうしようもない、もどかしい苛立ちを募らせて
いく。彼女は人間でアリスの友達。私たちは人形。この差はどうやっても埋めることは
できない。そう理解していても、せめて彼女がここを訪れなければ、アリスと私たちだ
けの世界を壊さなければ……つい、考えてしまう。

 不満を行動に表してしまったのは、些細な事がキッカケだった。里に買い物へ出掛け
るはずだったアリスと私たちの元に、予告なく彼女が訪れた。アリスは当然のように予
定を変更して、私たちはまた不満を募らせる。

 魔理沙にお茶を運ぶ役は、私にまわってくることが多かった。普段ならば何事も無く
作業としてこなすのだが、この時はつい、魔が差した。ティーカップの熱いお茶を、私
が手を滑らせたことにして彼女の頭にかけてやれば、私たちの苛立ちも多少は晴れるの
ではないかと、つい考えてしまったのだ。
 
「ちょっと上海!なにやってるのよ!!」

 私自身が驚いてしまうほどに、ティーカップのお茶は綺麗に魔理沙を直撃した。慌て
てなにごとか叫びだすアリスを見て、私は動けなくなってしまう。当の魔理沙は姉たち
の持ってきたバスタオルを無言で受け取り、何事も無かったかのように頭を拭いている。
 アリスが立ち上がってこちらへやって来る。私は動けない。怒られると思った。動揺
して動けない私の体が、なにかに引っ張られる。

「駄目じゃないか上海。今のはちょっと熱かったぞ」

 気がつくと私は魔理沙の膝の上に置かれていた。魔理沙は膝の上の私の頭を乱暴に撫
でると、人懐っこい笑顔で私を覗き見る。

 膝の上に収まった私を見て、アリスも可笑しそうに笑い出した。私は気恥ずかしいの
と申し訳ない気持ちでどうしていいのか分からなかった。
 ただ、頭に置かれた魔理沙の手の温もりが、心地よかった。

 この事件を機に、私は魔理沙に好意を抱くようになった。彼女にお茶を運ぶ役は自分
から買って出るようになったし、用のない時は彼女の周りにいることが多くなった。魔
理沙はそんな私に微笑みかけ、たまに撫でたり膝の上に招いたりしてくれた。私は照れ
くさいながらも、遠慮がちに彼女に甘えて、ますますに彼女のことが好きになっていっ
た。

 頻度としては少なかったが、アリスと共に過ごすうちに、戦いに巻き込まれることも
あった。この世界の通例に従う、スペルカードによる決闘である。

 私自身は争いごとが好きではなかったが、そもそもアリスの人形は戦闘時の武器とな
り盾となることを前提で作られているわけなので、我がままは言えなかった。

 初めての戦い、緊張した私は臆病風に吹かれてなにも出来なかった。アリスや私の姉
たちはそんな私を責めず、逆に落ち込む私を慰めてさえくれたが、慰められることでむ
しろ私の気持ちは沈んでいった。

 ある夜、アリスと共に眠りに就いていた私は、唐突に姉たちに起こされた。私が戦い
で気後れしてしまうのは経験が足りないからで、経験不足を練習で補おうという話だっ
た。

 アリスが寝静まった深夜、私と姉たちの練習は行なわれた。姉たちの投げる消しゴム
を私が避ける、こんな単純で単調な練習が、毎夜のごとく行なわれた。

 練習の成果は予想外に早く現れた。遊び半分で私たちは巫女と決闘することになった
のだが、巫女の放った札が、私には全て見えるようになっていた。見えるのなら避ける
のは難しくない。
 私は巫女の放つ札を掻い潜り、その眼前にスピアを突き付ける。巫女はたまらず敗北
を宣言し、私は姉たちから、そしてもちろんアリスから、活躍を称えられた。




 のんびりとして穏やかな日常が流れていった。いつしか季節は冬へと移り変わり、そ
して唐突に、穏やかな日常は終わった。異変が起きたのだ。

 異変の始まりは、神社の近くに間欠泉が湧き出したことだった。アリスは私たち姉妹
を従えて、突然に湧き出した間欠泉の調査を始める。

 地底から湧き出した間欠泉は、温泉だけではなく地底の霊も同時に吐き出しているら
しかった。話を聞いても私にはよくわからないが。

 地底を調査しなければいけないらしいが、アリスは地底へは行けないらしく悩んでい
た。厄介なことならばわざわざ首を突っ込まなくてもいいのではないかと私は思いもし
たが、他人が困っていたり、困りそうになっているのを見過ごせないアリスの性格も理
解していたので、黙って見守っていた。

 間欠泉の周りでは、私の妹にあたる二体の人形が、追いかけっこをして遊んでいた。
 不意に、末の妹が勢いよく飛んできてアリスの陰に隠れる。間欠泉のほうを見ると、
残された妹が所在なく浮かんでいる。

 明らかに様子がおかしかった。手足は痙攣したかのようにデタラメに動き、目は赤く
爛々と輝いていた。

 やがて妹はゆっくりとした動作でスピアを構えると、真一文字にアリスへと襲い掛か
る。

「……っ!?」

 一瞬の出来事だった。咄嗟に妹と繋がる魔法の糸を絶ったアリスは、なおも向かって
くる妹をナイフで切り伏せた。首を寸断された妹は、地面に落ちて、動かなくなった。
 
 私は、初めて目にする、人形の終わりに愕然とし、動くことが出来なかった。他の姉
妹も同様だったように思う。

「ごめ……ごめんね……」

 まるで時が止まったかのようだった。ただ、アリスだけが、息絶えた妹を抱き寄せて
静かに泣いていた。

 アリスは悩んだ。長い長い時間、悩んだ末に、人間であるがため地底に行くことの出
来る魔理沙に調査を依頼することとした。妹一体を失った私たち姉妹は、妖怪によって
地上と交信できるように改造を施されて、魔理沙の護衛という形で調査に同行すること
になる。

「地底は何が起こるかわからないから、気をつけてね」

 アリスは私たちを一体ずつ抱き寄せて、優しくキスをしてくれた。最後にアリスは魔
理沙と握手を交わして、私たちを地底へと送り出した。

 私たち姉妹は魔理沙を護りながら、日の届かない地底を奥へ奥へと進んでいった。得
体の知れない妖怪たちとの遭遇に、不安に押し潰されそうな心持ちだったが、地上から
アリスが見守っていてくれるのを心の支えに、私たちは勇気を振り絞ってがんばった。

 初めて目の当たりにする魔理沙の戦いは、想像を絶する過酷な物だった。勝手の分か
らぬ地底の妖怪に、何度も窮地に立たされた。しかし彼女は決して諦めず、全力で応戦
し、最後は必ず勝利を収めた。

 やがて魔理沙と私たちは地底の底の底、かつて灼熱地獄であったという場所に辿り着
く。
 いまだ冷めやらぬ灼熱地獄の熱気が、私たちの髪や服を容赦なく炙る。無数の烏たち
をやり過ごした私たちの前に、一際大きな力を持つ烏が立ち塞がる。

 烏の力はあまりにも絶大だった。巨大な爆発が絶え間なく降り注ぎ、魔理沙も私たち
も逃げることだけで精一杯だった。魔理沙の顔からは今まであった余裕が消えていた。
私は熱風に煽られながら、心が絶望に支配されていくのを感じていた。

「ちっ!」

 徐々に逃げ場を失い追い詰められた魔理沙を爆風が襲う。爆風は魔理沙から帽子を奪
い取る。地上のアリスが、声にならない悲鳴を上げる。

「上海……お願い…………魔理沙を守って……」

 アリスの声は震えていた。
 末の妹が、声に応えて飛び出そうとする。私はそれを引き止める。


 私は、生まれてから今日までのことを思い出していた。
 アリスにお茶を淹れたこと。人形劇で誉められたこと。里の子供たちの笑顔。
 姉たちと戦う練習をしたこと。戦いに勝って、みんなで喜んだこと。
 アリスと一緒の布団で眠ったこと。
 魔理沙の膝の上で抱かれて、優しく撫でられたこと。
 生まれて初めて、アリスに笑顔を向けられ、抱きしめられたこと。
 いい思い出しか、思い出せないな。

 これで終わるのは心残りだけど、最後は大好きなアリスのために、大好きな魔理沙を
守って終わろう。

 私は魔理沙に近づくと、頬にそっと口づけをした。
 そしてスピアを構えなおすと、烏めがけて全力で飛び出していった。

 絶え間なく続く爆風が、私から左腕を奪っていく。スカートの裾が焦げてしまった。
私の自慢だったドレスが台無しだ。右足が吹き飛ぶ。私はバランスを崩しながらも、烏
の懐へと辿り着く。

 起爆装置は既に起動していた。私は体の中からエネルギーが溢れ出すのを感じる。溢
れたエネルギーに耐え切れず、体が燃え落ちていく。髪も、顔も、ドレスも、もう使い
物にならない。

 消えていく意識の中、私は心の中で生まれて最初で最後のお願いをしてみる。























 もし、生まれ変われたとしたら……………………人間になりた

















「こうして、騎士は悪い魔物を退治して、助けられたお姫様は騎士と末永く幸せに暮ら
しましたとさ。めでたしめでたし」

 人里の噴水のある広場。森に住むという人形遣いが得意の人形劇を披露している。ま
るで意思があるかのようにいきいきと動く人形たちに、私のような子供だけでなく大人
たちまでも足を止めて、惜しみない拍手を送っている。

 劇が終わっても立ち去りづらい気分の私のもとに、人形たちが飛んでくる。人形たち
は私の周りを踊るようにくるくると飛んで、私はそれを見てとても楽しい気分になった。

「こらっ、上海、お客さんに悪戯しちゃ駄目じゃない」

 人形遣いのお姉さんが歩み寄ってきた。お姉さんに怒られた人形は、慌てて舞台のほ
うに戻っていく。

「ごめんね、悪戯とかされなかった?」

「ううん、平気。可愛い踊りを見せてもらっただけ」

「そう、なら良かった。でもあの子たちがお客さんに懐くなんて珍しいわね……」

 人形遣いのお姉さんは膝を落として、私の顔をじっと眺める。

「おいアリス、私にだけ片付けやらすなよ!」

「ねぇ魔理沙、ちょっとこっち来て」

 人形遣いのお姉さんに呼ばれて、黒い服のお姉さんが面倒そうに私のところに来る。

「どうしたんだよ全く」

「ねぇ、この子、87番目の子と似てない?」

「あー?そんな番号で言われたって、私はおまえと違って上海の区別なんてつかないぜ」

「冷たいわねー、あなたに一番懐いてた子じゃない」

「ん、あ、ひょっとして一匹だけ服の色が違った奴か?」

「匹っていわないの!そうよ」

「じゃあ、あの、地底で私を助けてくれた……」

「命の恩人じゃない、ちゃんと覚えとかないと」

 黒い服のお姉さんは、真剣な表情で私の顔を改めて見る。

「似てるって言われれば似てるような……やっぱよくわかんない。でもこの子は人間だ
ろ?人形と似てるってのも変じゃないか?」

「ひょっとして、あの子の生まれ変わりだったら素敵だなって思っちゃっただけ……ご
めんね、人形と似てるだなんて、ちょっと失礼だったわよね」

 私はゆっくり首を振る。

「お姉さんのお人形さん、とっても可愛いんだもん、私嬉しいよ」

 いつのまにか私たちの周りに、人形が集まっていた。その中の一体、悪い魔物の扮装
をした人形が、扮装を解いて顔を出す。前髪のカールした可愛らしい人形。

 前髪のカールした人形は、私に向かって胸を張り、微笑んだように見えた。

 私はそれに応えて、89番目の妹にそっと微笑み返した。
うちにも上海欲しいです
生煮え
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コメント



0.3340簡易評価
1.90名前が無い程度の能力削除
報われたようで良かったです。
自分も上海ほしい。
2.90奇声を発する程度の能力削除
ちょっと泣きそうになりました
3.80名前が無い程度の能力削除
無垢な子に弱いんだ……ちょっとウルっときた
7.80名前が無い程度の能力削除
展開がちと速いが悪くはなかった
11.100名前が無い程度の能力削除
これは……今まで読んだ上海の話で一番好きかも知れない。
ありがとうございました。
20.100名前が無い程度の能力削除
9割までは予想した展開だったけど、残り1割はうれしい誤算でした。
21.100名前が無い程度の能力削除
愛し、愛され。胸が温かくなりました。
うちにも上海欲しい!
25.100愚迂多良童子削除
ボム撃つたびに使い捨てにされていた人形たちにも、こういう背景があったのか。
地霊殿ではマリアリしか使ってなかったから尚のことツボでした。
なんか「アンドリューNDR114」っていう映画を思い出しました。
27.90名前が無い程度の能力削除
うるっときました、久々に。
健気な、しかし悲壮でない上海の生きざまが素晴らしい。
31.100名前が無い程度の能力削除
良し
33.100名前が無い程度の能力削除
ちょいとさくさく進んでいる印象がある。
もうちょっとじっくり読みたかったな。
そう思えるぐらいいい話でした。
36.100名前が無い程度の能力削除
面白かったです
37.100名前が無い程度の能力削除
こういうの好きです
上海が報われてよかった
38.無評価生煮え削除
コメントありがとうございます。
感激のあまり、頭が呆けています。
後の祭りですが、魔理沙のピンチを見て上海が自爆を決意
するまでの心境をもっと掘り下げるべきだったと反省しています。
42.100名前が無い程度の能力削除
話の展開は割とありがちだったけど、それを差し引いてなお良い。

名作、ごちそうさまです。
44.100名前が無い程度の能力削除
使い捨てじゃ無いのよね
46.100名前が無い程度の能力削除
89番目の子も成長したんだね 素敵な話ありがとう
47.100名前が無い程度の能力削除
ずっと未来の幻想郷なのかな?
面白かった
48.100名前が無い程度の能力削除
おおう、上海…!

素敵な人形のお話、ありがとうございます。かわいいなぁもうッ
49.90名前が無い程度の能力削除
上海が生まれてから死ぬまでの人形なりの一生がおもしろく書かれていたと思います。最後は死んでしまったけど彼女は彼女なりに幸せだったようで彼女の生きざまが確かに伝わってきました。
ただ上海が戦いの末死んでしまうという結末は予想通りでもあり驚きも欠けます。上海の誕生から始まってその人生を追ってきたわけですから、やはり彼女の死は話の中で大きな意味をもちクライマックスシーンでもあるのではないでしょうか。
確かに難しいですがそこで何かひねりのある展開、または作者さんも言っているようにその時の上海の心情や行動をもっと細かく書いてほしかったです。
55.100名前が無い程度の能力削除
ちょっと泣いた。
あまり細かく書くとお涙頂戴になってしまうので、ラストも含めてこのくらいあっさりしてたほうが良いと思います。
57.100名前が無い程度の能力削除
とても素敵なお話でした
ウルッときました
58.100名前が無い程度の能力削除
淡々とした語り口が心に残る感覚を生み出していると思います。
切なく優しい後味でした。
65.50名前が無い程度の能力削除
自律の定義が謎い。
上海たちは自分の意思を持って堂々と行動していて、アリスもそれに気付いているように見えるんだけど、じゃあアリスの目指す自律って何だ…?
68.100名前が無い程度の能力削除
軽く読むには素晴らしい作品でした
69.100名前が無い程度の能力削除
マリアリ使ってなかったけど使ってみようかな…
でもボムれないよ…
70.100名前が無い程度の能力削除
なんて愛おしい人形達
83.50名前が無い程度の能力削除
良い話、なんだろうか。
永遠にかなう筈のない自律人形の作成に取り組んでいるアリスが哀れに思えた。

しかしこのアリス、大江戸人形を爆発させる度に泣いているんだろうか。
90.100名前が無い程度の能力削除
最初から最後まで優しい雰囲気。
もう少し87番目と魔理沙のやり取りを見てみたかった、と思いつつ、やはり人形は短命が宿命なのでしょうか。ただ願いが叶っている様を読んで胸が温かくなりました。