Coolier - 新生・東方創想話

バレンタインには血よりもチョコを

2011/02/14 12:29:29
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バレンタインが迫ったある日の地霊殿。

私、フランドール=スカーレットは友人の古明地こいしの家に来ていた。

「ねぇねぇ、フランもレミリアさんにチョコあげるんでしょ?」

こいしの部屋で他愛もないお喋りをしていた私達、その最中、唐突にこいしがそんなことを言い始めた。
私は、何のことだろうと少し頭を捻って、それからようやくこいしが何を言っているのかを理解した。

「ああ、バレンタインのこと?」
「そりゃそうだよ、チョコと言ったらバレンタインでしょ」
「そうだよね。でも、私はお姉様にチョコあげないよ」

それが当たり前のように私は言った。
そんな私の発言が相当意外だったのか、こいしは目を丸くしてこっちを見ていた。

「なんでよ!?好きな人にチョコあげるのがバレンタインだよ!?」
「それはそうなんだけど……」
「女の子にとっては自分の想いをしっかり届ける大チャンス!!それを逃すなんて!?」
「いや、だからさ……」
「ありえない!フランはお姉ちゃんのこと好きじゃないの!?」
「す、好きだけど……っていやだから私の話を聞いてってば」

少し興奮気味に話すこいしをどうにかなだめる。
こいしは私のことを、お姉ちゃん大好き仲間として見ているから、私のチョコあげない発言にさぞかし驚いたのだろう。
正直こいしの反応も、若干予想はできていた。

「あのね、吸血鬼にとってバレンタインはちょっと特別なの」
「バレンタインは女の子みんなにとって特別だよ!!」
「最後まで聞いてよ……吸血鬼同士はね、バレンタインにはチョコじゃなくて血をあげるの」
「ち、血を!?」

チョコレートをあげるというこいしの話で、すぐにピンと来なかったのはそのせいだ。
私にとっては、お姉様にチョコレートをあげるという習慣自体がないのだから。
もちろん咲夜とか美鈴とは、普通にチョコレートを交換するのだけれど。

「血の交換は、吸血鬼にとってお互いを信頼していることの証になるんだ」
「そうなんだぁ。やっぱり、首からかぷっと?」
「そう、首からかぷっと」
「うわー!首かぷだー!!」
「こいし、興奮しすぎだってば……」

さっきとは違う形で興奮気味のこいし。
私とお姉様の話をすると、大体こんな感じになることが多い。

「去年のバレンタインはどんな感じだったの?」
「ん?えっと確かねぇ……」

私は去年のお姉様との出来事を思い返すことにした。





「お姉様、バレンタインだね」
「そうね、フラン」
「えっと……今年もあれ、するよね?」
「フランが良ければね」
「わ、私はいつでも良いよ……」
「……ふふ、ベッドに行きましょうか」
「お姉様……」

ぽすんっ

「私が先に吸ってもいいのかしら?」
「うん、はやくお姉様に吸ってもらいたいから……」
「それじゃあいくわよ……」
「はい……」

かぷっ

「ふぁ……」
「フラン、痛かった?」
「大丈夫……久しぶりだから、ちょっとびっくりしちゃった」
「そう……それなら、優しく吸うわね……」
「うん……」

ちゅぅちゅぅ

「あぅ……お姉様ぁ……」
「はぁ……フランの血、やっぱり美味しいわね」
「あ、ありがとう……」
「ふふ、フラン、ちょっと物欲しそうな目をしてるわよ」
「ぁ……あの……私もお姉様の血……欲しいよぉ……」
「いいわよ……好きなだけ吸いなさい」

かぷっ

「うっ……」
「あ……ごめんねお姉様」
「いいえ……私も久しぶりだから緊張してしまっただけ……」
「そっか……じゃあ……優しく吸うね……」

ちゅぅちゅぅ

「ぷは……お姉様の血……美味しいよぉ……」
「もっと吸わなくていいの?」
「でも……お姉様にも私の血、吸ってもらいたいな……」
「それじゃあ一緒に吸い合いっこしましょうか……」
「うん、吸い合いっこしたい……」

ちゅぅちゅぅ





とまぁ、そんな感じであったことをこいしに伝えた。
するとこいしは

「おおおおおお!!すごいよおおおおお!!!」

と、ベッドで悶え転がっていた。
我が友人ながら、このテンションは本当にすごいと思う。

「まぁそういうわけだから、私はお姉様にチョコを送ったことはないんだよね」

こいしはしばらく悶え転がった後、少し落ち着いたらしく、ベッドに座り直した。

「でもさ、フラン。だからこそ、なんじゃないかな?」
「だからこそって?」
「あえて手作りチョコを送るの。普段と違うことをすればレミリアさんもびっくりして、もうフランにめろめろだよ」
「めろめろって……」

別に私は、お姉様をめろめろにしたいわけじゃないんだけど……

でも、サプライズにはなる、かな?

「こいしはいつも手作りチョコを送ってるの?」
「うん、だからチョコ作るなら、私が手伝ってあげるよ」
「どうしようかなぁ……」
「絶対作ったほうがいいよ。バレンタインには血よりもチョコだって!」

にこっと笑うこいし。
私は素直にこいしの提案を受け入れることにした。


とは言え、今日作るというのも急な話なので、作るのはバレンタイン当日ということにした。




















そして当日、地霊殿のキッチンにて、私とこいしはチョコ作りに励むことになっていた。

「おぉ、フランのエプロン姿とっても似合ってるよ」
「そ、そうかな」
「ちなみにそのエプロン私のだから。汚しちゃっても気にしないでね」
「ありがとう。あれ?じゃあこいしが今着ているのは誰のエプロンなの?」
「そりゃあ、もちろんお姉ちゃんのだよ!」

自信満々とばかりに胸を張っているのだけれど、それは一体何に対する自信なのだろう。
そりゃさとりさんのを汚すわけにもいかないから、こいしのエプロンはありがたい。
でもこいしがそれ着たらさとりさんが……いや、待てよ。


私は古明地姉妹の料理風景について少し妄想してみる。





「お姉ちゃん、一緒に料理しよっ?」
「ええ、いいですよ」
「お料理にはやっぱりエプロンだよね」
「そうですね」

ごそごそ

「わぁ、やっぱりお姉ちゃんのエプロン姿、とっても素敵だね」
「こいしもすごくかわいいですよ」
「えへへ♪あ、でも……」
「どうかしましたか?」
「あのね、私、お姉ちゃんのエプロンが着てみたいな」
「私のですか?」
「うん、ダメ……かなぁ?」
「ダメじゃないですよ、でも、こいしのエプロンも着させてくださいね?」
「うん!」

ごそごそ

「わぁい!お姉ちゃんのエプロンだぁ」
「私もこいしのエプロンです」
「くんくん……ふわぁ……お姉ちゃんの良い匂いがする……」
「私も。なんだか、こいしに包まれているみたいです……」
「お姉ちゃん……」
「こいし……」





と、こんな感じなのではないだろうか。
しかも、もしかしてさとりさんが一人で料理する時って普段こいしのエプロン着けてるんじゃないだろうか。
つまり二人とも自分のエプロンはほとんど着ないわけで。
それって、結局エプロンは誰のものなの?


……や、やばい。こんなくだらないことで哲学みたいになってるよ……



私は思考をチョコ作りに戻した。
古明地姉妹の妄想が、若干私の中で習慣化しつつあるのが怖い。
でも、私の妄想よりも遥かに上を行ってる可能性があるからもっと怖いんだよね……。

「ねぇ、フラン。ちょっといいかな?」
「ん?どうかしたの?」

チョコを湯煎しながら、こいしは私に話しかけてきた。

「実はね、ちょっと相談があるんだ……」

何故か、ちょっと声を潜めている。
私は不思議に思いながら、こいしの『相談』を聞いた。

「でね、ごにょごにょ……」
「ふんふん、なるほどね~……ってえぇ!?」
「だ、だめかな?」
「ダメだって!絶対止めた方が良いって!!」

その『相談』の内容があまりにも衝撃的なもので、私はひっくり返りそうになった。
だってその発想はどう考えてもあり得ないもので。
しかもそれを思いついた原因はおそらく私にある。

「で、でもでも、お姉ちゃんならたぶん……」
「さとりさんは優しいから、確かに大丈夫だと思うけど、でもそれは……」
「や、やっぱり変?」
「うん。とりあえず、私はその案頂いておくけど」
「ちょ、フラン!人のアイディア取らないでよ!!」
「わ、私がヒントをあげたようなものなんだからいいでしょ!」
「ずるいずるい、フランばっかり~」
「いや、ずるいとかじゃなくてさ……」

私がいくら止めても、こいしはやりたくて仕方が無いらしい。
こうなると、たぶんどうせ勝手にやってしまうのだろう。
それで危険なことになったら、責任を感じずにはいられない。
私は一度大きくため息を吐いた。

「じゃあこいしの分も私が手伝ってあげるから……」
「ほんと!?やったー!!」
「もぅ、ほんとにどうなっても知らないからねっ!」

まぁ、チョコ作りを教えてもらうことに対するお礼ということでいいか。
ほんとなら絶対許さないところだけど、他ならぬこいしの頼みだから聞いてあげることにする。
かなり控え目、ほんとに僅かなら、問題はないだろう。



こうしてチョコ作りは、若干のごたごたはあったものの、無事終了した。
正直私のチョコがどうこうとかよりも、こいしのチョコがどうなるのかが本当に気がかりだけれど。
その結果を側で見守るわけにもいかないので、私はそのまま地霊殿を後にした。




















フランと一緒にチョコレートを作り、私、古明地こいしは万全の準備を整えてお姉ちゃんの部屋を訪れた。

部屋の前に立ち、呼吸を整える。
そして、コンコン、とドアをノックした。

「どうぞ、開いてますよ」

部屋の中から、お姉ちゃんの声が聞こえた。
私はちょっと緊張しながら、ドアをゆっくりと開けていく。

「こんばんは、お姉ちゃん」

お姉ちゃんは、ベッドの上に腰掛けていた。
私の姿を認めると、優しく微笑んでくれる。
私も、ちょっとぎこちなく笑い返した。

「あのね、お姉ちゃん、バレンタインだよね」
「そうですね。こいしのチョコ、ちゃんと作りましたよ」

私が来る頃だと思っていたのか、お姉ちゃんはベッドの横に置いてあったチョコをこっちに向かって掲げて見せた。

「私もね、チョコ作ったよ」
「じゃあ二人で食べますか?」
「う、うん。だけど、まずは私のチョコ、食べて欲しいかな……」

私は後ろ手に隠していたチョコレートをお姉ちゃんに渡す。

「はい、お姉ちゃん」
「ありがとうございます」

お姉ちゃんは私の言葉を不思議に思っていたみたいだけど、チョコを渡すと綺麗な笑みを見せてくれた。
そのまま包み紙を破ると、中から私の作った小さなハート型のチョコレートが出てくる。
この形は毎年変えていない。
作り方もいつも同じだ。
お姉ちゃんもお揃いのチョコレートを毎年作ってくれる。
それが私達の変わらない想いの証明である気がして、芸が無いかなと思っても変える事は絶対なかった。
だけど、今回に限っては、私は少しだけ隠し味を入れた。

「じゃあ、こいしのチョコ、先にいただきますね」
「あ……」

お姉ちゃんがチョコを小さくかじった。
その様子を固唾を呑んで見守る。
もぐもぐと口を動かして、最後に飲み込むと、お姉ちゃんは私に向けて微笑んでくれた。

「とてもおいしいですよ」
「ほ、ほんとに?」
「ええ、ほんとです」

私は、そっと胸を撫で下ろした。
よかった、フランには、美味しくないって言われる可能性もあるって注意されていたから不安があったけど、お姉ちゃんはちゃんと美味しいって言ってくれた。

「お姉ちゃん……実は、そのチョコ、ちょっと秘密があるの」
「秘密……ですか?ごめんなさい、私にはちょっと分からなくて……」
「ううん、いいの。あのね、そのチョコにはね……」

一瞬、別に言わなくてもいいかな、と思ってしまった。
お姉ちゃんにどんな反応をされるか少し怖いからだ。
でも、ちゃんと私の想いを伝えたい。
だから、私は勇気を出してチョコの秘密を伝える。

「そのチョコには、私の血が入ってるの!」
「ち、血ですか?」
「う、うん。ほんとにほんのちょっぴりだよ、一滴にも満たないくらいちょこっとだけなの」

フランに相談したのはそのことだった。
チョコレートの隠し味に私の血を入れたい。
最初、それを聞いたフランは本当に驚いていた。
だけど、安全な血であるかどうかをちゃんとフランが確かめることで許可してもらった。
正直、料理などで指を切った時に、お姉ちゃんに舐めてもらったこともあるから、それと同じようなものだと思えばよかったのだけど、そういうのとは全然違う気がして、私はずっと緊張してしまった。
そうまでして、隠し味にこだわる必要はなかったのかもしれない。
そもそも、それくらいでチョコの味が変わることはないと思っていたし、フランもチョコを食べる人が本能的に拒絶しない限りは、味が変わったとは気づかないだろうと言っていた。



だけど、羨ましかったのだ。
フランやレミリアさんが自分の血を交換していると聞いて。
それが二人だけの絆である気がして。
私だって、お姉ちゃんとの絆が欲しかった。
だから、思い切ってこんなことをしたのだ。

「そうだったんですか……」

お姉ちゃんは、なんとも言えない表情でチョコを見ている。
怒っているのだろうか。
驚いているのだろうか。
私はちょっと不安で、お姉ちゃんの顔を伏し目がちに窺っていた。

「こいしはずいぶん素敵なことを考えるんですね」

お姉ちゃんは笑ってくれた。
さっきまでと変わらない優しい笑顔。
無理をしているわけではなさそうだった。

「そんなことを言われてしまうと、このチョコを食べるのがもったいなくなってしまいますね」
「そ、そんなぁ、全部食べてよお姉ちゃん」
「ふふ、冗談ですよ」

可笑しそうに笑うお姉ちゃん。
なんだかとってもご機嫌みたいだった。

「今度作るときは、私もその隠し味を使ってみましょうか……」
「お姉ちゃんも?」
「ええ、そうしたらこいしは食べてくれますか?」
「うん!あ、でも、私ももったいなくなっちゃうかも……」
「ふふ、それは困りますね。では、今日のところは私の作った普通のチョコを食べてもらえますか?」
「もちろん!ね、お姉ちゃん、あ~んってして」
「全くもう、いつまでたっても甘えん坊なんですから」
「えへへ、ごめんなさい♪」
「そこが可愛いんですけどね。はい、あ~ん」
「あ~ん」

そうして、お姉ちゃんの手で食べさせてもらった手作りチョコは本当に美味しかった。

来年、お姉ちゃんが渡してくれる隠し味の入ったチョコレートが、今から楽しみで仕方なかった。

























「ということがあったんだよ」
「なるほど。さとりの妹も、なかなか大胆なことをするわね」

紅魔館の一室、お姉様の部屋で、私達は二人してベッドに腰掛けていた。
私は今日作ったチョコをお姉様に食べてもらいながら、こいしから受けた『相談』のことを話していた。
今頃さとりさんもこいしのチョコを食べているだろうか。
うまくいってるといいけど。あの姉妹に限って心配はいらないか。

「あら、ということはもしかしてこのチョコには……」
「う、うん……私の血が、入ってる……」

お姉様は、もう少しで食べ終わりそうなチョコを見て、ふと気がついてしまったようだ。
恥ずかしかったから言わないままにしてしまおうと思っていたのに……。

「嬉しいわよ、フラン」
「うん……」

お姉様の手が、私の頭を撫でてくれる。
嬉しいような、くすぐったいような、少しふわふわするような気持ちになる。

「私もチョコレート作ればよかったわね……」
「そ、そんなことないよ!これは私が勝手にしたことだから!」

申し訳なさそうな顔をするお姉様に、私はぶんぶん首をふった。

「ふふ、来年は私もチョコレート、必ず作るわ」
「私、本当に気にしてないよ……?」
「いいのよ、私がそうしたいのだから……」
「お姉様……」

お姉様の綺麗な瞳が私を捉える。
なんだかそれを見ると、鼓動が早くなってしまう。
同時に、来年お姉様がくれるチョコレートをすごく楽しみに思っていた。

「ところでフラン、私からのバレンタインがまだだけれど」
「あ……でも、いいのかなぁ?」
「いいに決まってるじゃない。むしろしてくれなきゃ困るわ。今日はフランがたっぷり吸っていいわよ」

血の交換、永遠に変わらないバレンタインの約束。
お姉様はチョコを用意できなかった代わりに、私にたくさん吸わせてくれるつもりなのだろう。

「あの……お姉様、わがまま言ってもいいかな?」
「何かしら?」

だけど、それは私の望むところではなかった。

「あのね、私の血も……吸ってもらえる?」
「でも……フランはそれでいいの?」
「うん、チョコもいいけど、やっぱりお姉様には、私の血をあげたいから……」

チョコレートというのは、確かに想いを形にするという意味では便利かもしれない。
だけど私にとっては、自分の血を吸ってもらうことの方が、ずっとたくさん想いを伝えられる気がした。
それにこれは吸血鬼に許された、私とお姉様だけに許された想いの伝え方。
私達二人だけの素敵な時間。
それを大切にしたかった。

「そう……なら、美味しく頂きましょうか」

かぷっ、とお姉様の口と牙が、私の首筋にかかった。

「ふぁ……お、お姉様ぁ……」
「ごくっ……ほら、フランも吸っていいのよ」
「うん……かぷっ……」
「んっ……」

今度は私がお姉様の血を吸う。

「美味しいよ……お姉様」
「ええ、フランの血も美味しい……」

そうやって、いつものバレンタインのように私達は血を交換する。



バレンタインはチョコを送るもの。

だけど私達姉妹にとっては、チョコよりも血、なのかもしれない。



そう頭の隅で思いながら、私とお姉様は、夜が明けるまでお互いの血を吸い合っていた。
どうもこんちにちは、ビーンと申します。

今回は、バレンタインのこいさとレミフラとなりました。
私の書く作品は、姉妹の愛を超えることが多いのですが、今作はそれほどでもない……かな?

読んでくださった方に面白いと思っていただけたら幸いです。

意見・指摘・感想など、遠慮なくお願いします。
ビーン
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コメント



0.1180簡易評価
2.100名前が無い程度の能力削除
感動的だな
3.100奇声を発する程度の能力削除
色々悶えるのぜ
4.100名前が無い程度の能力削除
フランの妄想がいろいろヤバいです
たぶんそう通りなんだろうけど
姉妹愛素敵です
5.100名前が無い程度の能力削除
吸血って素敵
8.100名前が無い程度の能力削除
エロスを感じる
15.100名前が無い程度の能力削除
吸血鬼姉妹かわいいよ
19.100名前が無い程度の能力削除
来年?何を言う、ホワイトデーがあるじゃないか!
31.100名前が無い程度の能力削除
とても甘くていい作品でした。スカーレット姉妹にエロスを感じてしまったが問題ないよね?
35.無評価名前が無い程度の能力削除
物凄く甘い!!そして、話が良い!!面白かったです。ありがとうございました。