Coolier - 新生・東方創想話

一輪さんの少し忙しい一日

2011/01/03 11:36:49
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雲居一輪の朝は早い。
寺に住む妖怪の中では一番の早起きで、雲山よりも少し早くに起きている。
「ふあぁぁ…んん……」
少し眠たそうに目を擦りながら、服を着替え始める。
最近は朝の冷え込みもマシにはなったが、それでも少し肌寒かった。
「ふー…やっぱりまだ、少し寒いわね…」
普段着に着替え終わると、顔を洗ってから朝の鍛錬に向かう。
寺には鍛錬を行うために用意された道場があり、寺の者以外も利用できるようになっていた。
そこで毎朝鍛錬をするのが、命蓮寺に住むようになってからの習慣だった。
「姐さん、おはようございます」
「おはよう、一輪」
既に起きて鍛錬を始めていた聖に挨拶をしながら、一輪と雲山も鍛錬を開始した。
一輪にとって、他の者に邪魔される事なく聖と共に鍛錬ができるこの時間は、一日で最も楽しみにしている時間でもある。
「ふふ、一輪も随分と上達したものね」
そんな一輪の鍛錬を見ていた聖が、嬉しそうに呟いた。
1000年以上も会っていなければ当然ではあるが、それでも聖には嬉しい事だった。
そして自分も負けてはいられないと、再び鍛錬を再開する。
「ふぅ…」
暫く鍛錬を続けていた一輪も休憩を取りながら、聖の鍛錬を眺める。
動きのキレや力強さなど、見習うべき点はまだまだ多くある事を実感していた。
「私ももっと、頑張らないと…」
改めてそう思いながら、鍛錬を再開しようとすると聖が声を掛けてきた。
「一輪、私はそろそろ朝食の支度に行くけど…二人は、まだ使うかしら?」
「あ、はい。もう少し鍛錬をしてから、皆を起こしに行くつもりです」
食事は基本的に聖が用意するため、一輪は他の住人を起こすのが日課となっていた。
村紗やぬえは、放っておくと昼頃まで寝ている事もあるからだ。
「それじゃ、戸締りは任せたわ。頑張ってね、一輪、雲山」
「はいっ!」
頷いた二人を見て満足そうに、聖は道場を後にして朝食の支度をしに行くのだった。

朝の鍛錬を終えると、次は各部屋を回って皆を起こす事になる。
寅丸とナズーリンは既に起きている事がほとんどなので、実質ぬえと村紗だけなのだが。
「村紗ー、そろそろ起きなさーい」
声を掛けながら揺すってみるが、当然この程度では起きてこない。
仕方がないので、次の手段に出る事にした。
「よし、雲山。頼むわ」
雲山の身体が大きくなり、部屋全体が雲山の身体の中に入るほどまでになった。
もちろん一輪は部屋の外に非難済みだ。
「うぅぅ…」
暫く待っていると、部屋の中から村紗の呻き声が聞こえてきた。
ようやく目を覚まし掛けていて、起こすまでは後一押しだった。
「よし、もういいわ、雲山。さて、後はこれで…」
雲山を元に戻すと再び部屋に入って、柄杓を取る。
「ほら、朝よー。村紗ー」
「んぅ…ふあぁぁ…」
呼び掛けながら柄杓でコツコツと軽く叩くと、ようやく村紗が目を覚ました。
まだ少し寝惚けているようだったが、身体を起こしたので大丈夫だろう。
「おはよう、村紗」
「おはよー…」
挨拶を済ませると、一輪は次の部屋へ向かった。

村紗の次は、寅丸とナズーリンだ。
いつも通り既に起きていたようなので、挨拶をしに行く。
「おはよう、二人とも…」
「なっ…失くしただって…!?」
挨拶をしながら障子を開けると、突然ナズーリンの怒鳴り声が聞こえてきた。
どうやら、また寅丸が何かを失くしたらしい。
「ち、違いますナズーリン、まだそうと決まった訳では…」
「ならどうして、槍がな……ってあぁ、一輪。おはよう」
一輪が来た事に気付き、問い詰めるのを止めて挨拶を返す。
「あ、お、おはようございます、一輪」
慌てて取り繕いながら、寅丸も挨拶を返した。
既に手遅れではあったが、それでも何もしないよりはマシだろう。
「それでご主人、最後に槍を持っていたのは?」
すぐにまた寅丸に詰め寄り、失くした槍の情報を集めに戻る。
その槍の行方に、一輪は心当たりがあった。
「あ、そういえば…寅丸さんの槍なら、昨日ぬえが持っていたけど」
「何っ…」
「ほ、本当ですか!?」
一輪の心当たりに驚きながら、二人揃って一輪に詰め寄る。
「え、えぇ。寅丸さんに借りたと言っていたわ」
二人に詰め寄られてたじろぎながら、とりあえず答える。
それを聞いてナズーリンが寅丸を見るが、寅丸は知らないと言った様子で首を振った。
「ふむ…そういう事なら、さっさと回収してくるか」
「そ、そうですね、行きましょう」
二人とも納得したようで、ぬえの部屋に向かおうとする。
「じゃあ、起こすのもついでに頼むわ」
一輪は、丁度いいと思ってぬえを起こすのもついでに頼んでおく。
寅丸もついているなら、そう大事にならずに解決するだろう。
「はい、分かりました」
「まったく、ぬえも困った奴だ…」
二人がぬえを起こしに行ったので、一輪は聖の手伝いをする為に台所へ向かうのだった。

朝食の時間も終わって暫く休んだ後、一輪は寺内の掃除に移った。
見回りも兼ねていて、その間雲山は門番として門の前にいる。
「この時期は楽でいいわね…」
冬から春になろうと言うこの時期は、少し寒いが掃除に手間取る事はないのが救いだった。
毎日している事もあって、軽く掃除をするだけで大体は綺麗になるのだ。
「んー、良い天気…」
次の場所へ移ろうと、大きく伸びをしながら歩き出す。
するとその途中、ナズーリンに声を掛けられた。
「あぁ、一輪。ここにいたのか」
「ん?どうかしたの?」
どうやら一輪を探していたらしい。
ナズーリンから話し掛けてくる事自体も珍しいので、一輪は少し驚いていた。
「いや、そうではなく…あー……さっきはありがとう、助かったよ」
照れて少し赤くなりながら、ナズーリンが礼を言う。
それを聞いて、無事に槍が見つかった事も分かり一輪も安心した。
「どういたしまして。無事に見つかったようで、何よりだわ」
それから暫く二人で雑談をしていたが、ナズーリンが寅丸に呼ばれて行ってしまうと、一輪は掃除を再開した。
「…さて、もう一頑張りしないとね」
気合を入れなおすと、今度は聖輦船を停泊させている辺りの掃除へと向かうのだった。

聖輦船の方へ向かうと、村紗が出航に向けて手入れをしていた。
現在は巫女の提案を受けて、幻想郷の空を飛ぶ遊覧船として毎日運行しているのだ。
「よしっ。二班は次、甲板の方をお願いねー!」
村紗が乗組員の妖精達に指示を出す声が響くと、妖精達も指示に従って担当箇所へと散っていく。
指示を出し終えると、一輪が来ていた事に気付いて声を掛けてきた。
「あっ、一輪。掃除ご苦労様です」
甲板の上から手を降って気付かせると、そのまま船から降りてくる。
「村紗こそ、お疲れ様。いつも大変ね」
掃除の手を止めて、しばらく村紗と雑談をしていた。
途中で妖精達に指示を出しながら、出航の準備を進めて行く。
「そういえば一輪、さっきナズーリンと話していましたね。珍しい」
位置的にも丁度見える位置だったので、村紗も見ていたらしい。
二人が話しているところなどほとんど見た事がなかったので、少し気になったようだった。
「あぁ、今朝ちょっと色々あってね」
そう言うと一輪は、今朝にあった出来事を話した。
それを聞いた村紗は、ぬえの悪戯癖にあきれながら、次見つけたら叱っておく事にするのだった。
「にしても、寅丸さんの槍で何をするつもりだったんでしょう」
「私もナズーリンも、それが気になってさっきも……あ」
そう言い掛けた一輪が、何かを思い出す。
「ん、どうしたの?」
気になって村紗が問いかけると、一輪が答えを返した。
「そういえばこの前、漫画という本を読んでいたわ…そこに、二本の槍で戦う登場人物がいて…」
それは昨日、ぬえを起こす為に部屋へ入った時に見つけた本だった。
読んでいる途中で寝てしまったのか、ページが開いたままになっていたのだ。
少し気になってパラパラとめくって見た時に、そんな登場人物がいたのを思い出した。
「…まるで子供ですね…」
益々あきれながら、村紗が言った。
一輪もそれは否定できず、苦笑している。
「船長っ、船長ーっ!」
「船長じゃなくて、キャプテンと呼びなさい!」
村紗を呼びに来た妖精に、自分の呼び方を訂正させながら報告を聞く。
「す、すいません、キャプテン」
「まぁいいです…何かあったんですか?」
「それが、船内に正体不明の侵入者が…」
妖精の報告を聞いて、またぬえが悪戯しに来た事を知った。
一輪も少し心配そうにしている。
「まーたぬえの仕業か…私が行くから、皆は作業を続けるように!」
「はいっ、分かりましたっ!」
村紗が指示を出し、再び妖精を作業に向かわせる。
「すいません、一輪。少し行ってくるので、私はこれで」
「え、えぇ、気をつけてね」
一輪にそう言いながら、錨と柄杓を持って聖輦船に侵入したぬえを懲らしめに行った。
「…何だかんだで、村紗もノリノリよね…」
どことなく楽しそうな村紗を見送りながら、一輪は掃除を続けるのだった。

それからは特に何か起こる事もなく、無事に掃除が終了した。
門番をしていた雲山と合流すると、昼食の支度に向かう。
「えーと、今日は何を…」
昼食の献立を考えながら台所へ向かうと、ぬえがいた。
「何してるの、ぬえ?」
「げっ…い、いやー、ちょっと気になる事が…」
どうやら、調味料の棚で何かしていたようだ。
逃げようとするぬえを雲山に捕まえさせると、一輪が凄んで尋ねた。
「怪しいわね…何をしてたか白状なさい」
「う…ほ、ほらアレよ、どの調味料が切れてるか確認を…」
咄嗟に、聖が調味料が切れ掛かっていると言っていたのを思い出す。
とりあえずそれを言い訳にして、なんとか逃れようとする。
「……確かに、姐さんも切れ掛かってるって言ってたわね…」
ほとんど信じてはいなかったが、確かに調味料が切れ掛かっているのは事実だった。
これ以上問い詰めても時間の無駄だと判断し、とりあえずぬえを開放する。
「はー、危ない危ない…」
そんな事を呟きながら、慌てて台所から逃げ出した。
「まったく…大丈夫かしら…?」
雲山と手分けして、台所周りにある物を調べてぬえが何か仕込んでいないかを確認する。
ついでに切れ掛かっている調味料のメモも取っておく。
「…何かする前だったみたいね。雲山、そっちは…大丈夫そうね」
特に問題がなかったので、一先ず安心する。
「さて、それじゃさっさとお昼の支度しないとね」
予定外に時間はかかったが、ようやく料理に取り掛かれるようになった。
作る料理を決めると、雲山と共に料理を始めるのだった。

昼食も終わり、少し休憩を取ると一輪は買い物の支度を始めた。
「調味料のついでに、食材とかも色々買っときましょ」
そう思って買い物メモを作成したが、思ったより量は多くなりそうだった。
そもそも七人で暮らしている時点で、仕方のない事である。
「という訳で雲山、荷物持ちよろしくね」
一輪に言われて、雲山が黙って頷く。
基本的に買出しの荷物持ちを担当しているので、これ位はいつもの事である。
「おや、一輪、買い出しに行くのですか?」
部屋の前を通り掛かった寅丸が、気になって尋ねてきた。
ちなみに寅丸は、基本的に買い物を任せてもらえない。
「えぇ、調味料が切れ掛かってるからね」
問い掛けに答えながら、一輪が準備を済ませる。
「そうですか…私もたまには、買い出しを手伝いたいのですが…」
寅丸が買い出しに行こうとすると、いつもナズーリンが変わりに行くようになっている。
失くし物をしやすい所為で、あまり信用されていないのだ。
「ま、過保護よね基本的に…あ、そうだ、それなら良い方法があるわ」
そんなナズーリンに飽きれていた一輪だったが、そこでふと良い考えを思い付いた。
「良い方法…それは一体…?」
「簡単よ、ナズーリンと一緒に行けば良いんだわ。それなら心配もしなくて済むでしょうし」
確かに寅丸も、ナズーリンに引き受けると言われた時は素直に任せてばかりだった。
それはせっかくの好意を無下に出来ないと思ったからだ。
しかし、一輪が言った様に二人で行けば、その問題もなくなるだろう。
「なるほど…確かにそうですね、それは思いつきませんでした」
本当なら一人で買い出しに行きたかったが、今のままでは難しいだろうというのは寅丸も分かっていた。
一緒に行く事で、信頼を得ることが出来ればそんな事もなくなるだろう、というのが一輪の見立てである。
「試しに、今度誘ってみると良いんじゃない?」
「そうですね…ありがとうございます、一輪」
丁寧に礼を述べられ、一輪は少し照れくさそうにしている。
そこまで大した事を言ったつもりもないので、当然といえば当然だった。
「え、えぇ、どういたしまして。それじゃ、私はそろそろ行ってくるわ」
「いってらっしゃい、お気をつけて」
一輪はまだ少し照れていたが、さっさと買い出しに行く事にする。
寅丸に見送られながら、雲山と共に人里へ向かうのだった。

買い出しから帰ってくると、今度は聖と共に修行を行う。
毎日買い出しに行っている訳ではないので、買い出しに行かない日の午後はずっと修行をしている。
これは修行の為に寺を訪れた者達も一緒に行う為、一輪はお手本としての役割もあるのだ。
「それじゃあ、今日はそろそろ終わりにしましょうか」
基本的に終わる時間は決めていないので、外が暗くなりかける頃が終了の合図となっている。
訪れる者の中には人間もいる為、夜の暗闇は危険だからだ。
「ふー…」
修行も終わり、一輪と雲山は一息ついて休憩を取っている。
「今日も一日お疲れ様、二人とも」
「ありがとうございます」
そんな二人を労って、聖がお茶を出した。
出されたお茶を飲みつつ、道場から聖達以外いなくなった事を確認する。
「修行に訪れる者も、随分と増えましたね」
少しずつ増えてくる修行者を見て、一輪が呟いた。
「そうね、私達が受け入れられてると言う事ね…ありがたい事だわ」
「今の幻想郷なら、また封印されるような心配もありませんね」
聖達が封印されている間に、随分と地上は変わっていて初めは戸惑っていたが、
結果的には人間・妖怪共に良い方向へと向かっている事が分かり、皆は安心していた。
そんな世界になったからこそ、聖達もこうして過ごす事が出来るのだ。
「この調子で、もっと頑張らないといけないわね。妖怪を救う為にも」
「はい、姐さん!私も精一杯、お手伝いします!」
気合を入れて答えると、聖も嬉しそうに微笑んだ。
雲山の言葉は聖に伝わらないが、一輪と同じ意見なのは顔を見ればすぐに分かった。
「ありがとう、二人とも…さ、それじゃあ片付けをして帰りましょうか」
あまり遅くなって、皆を待たせる訳にも行かないので道場の片付けに取り掛かる。
三人で手分けして片付けを行うので、それほど時間は掛からなかった。

皆で囲む夕飯も終わると、後はお風呂に入って寝るだけである。
三人くらいは同時に入れる広さがあるので、それほど時間は掛からない。
「えっと、今日は…私は二番か」
一番風呂は常に聖だが、それ以外の二人は日毎に変わっている。
今日は寅丸と村紗が、聖と一緒に入っていた。
「…ぬえも、お風呂では悪戯しないわよね」
ぬえは少し心配だったが、疑い過ぎるのも良くないと思い、気にしない事にした。
ナズーリンも一緒に入る訳だし、心配はないだろう。
「上がりましたよー」
寅丸が一輪達に、お風呂が空いた事を伝えに来る。
それを聞いてから、三人とも入る準備を始めた。
そしてナズーリンと聖の二人と入れ違うように、三人が脱衣所へ入る。
「ぬえ、いつも言ってるけど余計な事はしないでよ」
「今日はもうしないって、今日は」
村紗が釘を刺すが、ぬえは適当に答えてお風呂へ向かった。
そのまま湯船に飛び込もうとしたぬえを、一輪が引き止める。
「こら、ちゃんと身体洗ってから浸かりなさい」
「えー、いいじゃんそれ位」
不満そうに言うが、これ以上怒られるのもイヤなので素直に従っておく。
そんな事を意に介さず、村紗は既に身体を洗い始めていた。
「にしてもさぁ、一輪って…」
「ん、何よ?」
身体を洗っていると、ぬえが一輪を見ている事に気付く。
「…やっぱ胸大きいよね、聖がいるから目立ってないけど」
「そ、そうかしら…」
ぬえも女の子だから、そういう事は気になるようで自分の胸と見比べて溜息をつく。
言われた本人は、そういった話に耐性がないので恥ずかしそうに顔を赤くしていた。
「胸なんて脂肪の塊よ、小さくたって別に…」
そう言いながら、村紗が身体を洗い終えて湯船に浸かる。
「そういうムラサも、言うほどないよねー。中の下くらい?」
「失礼な、これでもちょっとは大きくなってるの!」
「ちょっとって、どれ位?」
「う、いやそれはその」
などと胸の事で言い合いを続ける二人を他所に、一輪は相変わらず恥ずかしそうにしていた。
しかしそんな一輪に構う事もなく、二人の言い合いは益々ヒートアップしていくのだった。

お風呂から上がると、一輪は寝る支度をしていた。
「はぁ…よくあんな堂々と話せるわね、二人とも…」
お風呂での村紗とぬえのやり取りを思いだしながら、一輪がそんな事を呟く。
事情を知らない雲山は、少し心配そうにしている。
「あぁ、大丈夫よ、大した事じゃないから。ありがと」
心配してくれた事に礼を言いながら、何でもない事にしておいた。
さすがにさっきの話は、雲山に話せる事ではないからだ。
「…胸かぁ…」
何となく自分の胸を見ながら、あれこれ考える。
ぬえが言うとおり、確かに他の住人に比べて大きかった。
今まではそれを気にした事もなかったが、今は少し気にするようになっていた。
「うーん…」
暫く考えていると、雲山に肩を叩かれる。
「ん、どうかしたの、雲山?…え、うそ、もうそんな時間?」
雲山に言われて時計を見ると、既にいつも寝ている時間を過ぎていた。
考えに集中している間に、思った以上に時間が経っていたようだ。
「いけない、寝坊でもしたら大変だわ…おやすみ、雲山」
教えてくれた事に感謝しながら、一輪は布団に潜って眠りにつくと、雲山もそれを確認してから眠りについた。
翌朝、珍しく一輪は寝坊してしまうのだが、それはまた別の話である。
少し遅い気もしますが、あけましておめでとうございます。
新年一作目は一輪さんの一日を観察した内容になりました。
地味とか言われてますが私は一輪大好きです。星組では断トツです。
秋朱音
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コメント



0.970簡易評価
2.100奇声を発する程度の能力削除
胸を気にする一輪さん可愛いよ!
13.100名前が無い程度の能力削除
今年は一輪さんがもっと活躍しますように!!
15.100名前が無い程度の能力削除
一輪さんは普通の女の子可愛い!
このSSの一輪さんは大家族のしっかりものの長女ポジですね。
鍛錬や修行って具体的に何をしていたんだろう。