Coolier - 新生・東方創想話

なんて素敵な幻想郷 Vol.1

2010/06/19 13:27:10
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その日の目覚めはといえば、これまでのそう長くない人生の中でも一二を争うような、もうこれ以上ないほどに最悪なものだった。
窓を開け放ったまま眠ってしまったせいでも、うっかり掛け布団を蹴り飛ばしてしまったせいでもない。
毎朝欠かさず俺のことを起こしに来る芹香の蹴りで床を舐めさせられたせいでもない。いや、そもそもそういう次元の話ではないのかもしれない。
「あの、朝日…、眩しいんですけど……」
昨晩、間違えようもなく自宅の布団で静かな眠りの床に着いたはず、と自分の行動を思い返す。しかし、だとすれば、だ。
「ここ、どこっすかね……?」
ここはどこか。その問いには、とりあえず自宅ではないどこかしらの場所(注.屋外)と応えるとしよう。
「えっ、っていうか、マジでどこだよ、ここ」
その場所に見覚えがあるか。答えは否、断じて否である。こんな大自然に囲まれた広場を俺が知っているだろうか、いや知っているはずがない。
「下、草っ原だし」
より具体的に描写するならば、それは森。俺が目を覚まし、いつものように寝ぼけた頭で伸びをしたのは森の中で、それなりに開けた草の上だ。
「これ、夢遊病の徘徊ってレベルじゃねぇって」
俺が住んでいたのは首都圏と比較すれば田舎だったが、それなりに都市化が進んだ町だったはずだ。
こんな木が群生しているところには電車なり車なりを使わないとたどり着くことはできないだろう。
そして、まだ歩き回ったわけではないが、ここは雑木林程度の規模ではなく、れっきとした森らしい。俺自身、林と森がどこから区別されるのか分からないが、これは森だと、感じてしまった。
「目覚めたら森で遭難って、何の冗談だよ、おい……」
意味は分からない。状況も分からない。
何もかもが分からない。だがそんな中でも、俺の存在が今危機的状況に瀕しているというただ一点についてだけは分かった。
「こ、こういうときって、とにかく水を探すんだっけか……?」
将来こんなことになるんなら、ボーイスカウトでも何でもやっておけばよかった。
くそ、ガキの頃に遊んでばっかりいないで、そういうこともしとくべきだったか……。
しかし残念なことに、将来こんな状況になるということは過去のガキンチョだった俺に推測できるはずもなく、そして昨日、眠りの床につく直前の俺にだって推し量ることは不可能だった。
「ちっくしょう……」
とりあえず意味もなく毒づいてみたが、そんなことをしても状況が変わらないのは御愛嬌だ。
しかしいつまでも狼狽し続けるのにも限界があり、いい神減に鬱蒼と茂る下草の中から立ち上がると、ズボンの尻が朝露で濡れていることに気づく。
そこでハッ、としてようやく自分自身の姿を顧みる。
上は黒のロングコートの下に薄手のシャツとタートルネックを軽く着崩し、下はそろそろ色の抜けつつあるジーンズという格好だ。
当然、足元は靴下を履いただけだったりする。そして靴下もズボンと同様にしっとりと朝露に濡れている。
もう濡れたし関係ないと思うが、だからといっていつまでも素足のままではいられず、ちょうど足元に落ちていたスニーカーを履く。
「そうだ、昨日は終電で帰ってきて、そのままダウンしたっけ」
そういえばどことなく体が重い上に微妙に頭が痛い。昨日の夜の酒が、抜けてない。
とはいえよかった。もし寝間着だったら、と考えると今の状況が果てしなく憂鬱になってくる。
いや、今だって知りうる限り最悪に憂鬱な状況であることに変わりはないわけなんだが。
「今のこの状況がどういうことなのかはさっぱり分からんが、とにかく朝なんだし顔でも洗いたいな……」
朝、目覚めると草原に独りきりでした、なんていう理不尽極まりない現状は、十中八九夢に違いない。逆に、夢じゃなかったら何だと言うつもりなのか。
頼むから、夢なんだからさっさと覚めてくれ。
くそ、何で俺がこんな目にあっているんだ……。何か悪いことでもしたっけか、俺……。
「っていうか、顔洗ってすっきりしたら、夢覚めるんじゃね?」
現状認識することもままならないが、俺は広場を出て鬱蒼と茂る森へと足を踏み入れることになった。
なんというか……、こんなに最悪な夢は、いったい何時以来だろう。
「いや、こんな最悪はいまだかつてないだろ……」
手入れされていない下草をかき分け、好き勝手に伸びる蔓草を避け、そこかしこに繁茂する苔を踏み越えつつ森を進む。
これだけ人の手が入っていないことが明確ならば、さすがの俺でもここが自然林だということくらいは分かる。
「こんな広大な自然林って、もしかして富士の樹海か何かかよ……」
俺は、もしかして誘拐でもされたんだろうか。
それならばなぜだろうか。さっぱり意味が分からない。というかむしろ理解に苦しむ。
俺を誘拐することで得られる利益なんて、決して多くない両親の老後積み立て資金と少ない知り合いが狼狽する姿だけだろう。
正直、誘拐というリスクを負うにしては少なすぎるメリットではないだろか。
「って…、これは夢だっつぅの……」
気をしっかり持て、というのはおかしな話かもしれないが、これは夢だということを思い出せ。そうだ、こんなもの、夢に決まってるんだよ。
「それにしても、コートはもう暑くなってきたな」
確か眠りにつく前は冬の盛りで、コートに手袋、マフラーの完全装備で出かけないと辛い気候だったはずだ。だが今、現状はまるで春になろうかという気候。
厚着をして少し運動すればうっすらと汗が浮かんでくるような、そんな暖かさを感じる。
「いったい何が起こってるんだ、俺の夢は。…、いや、夢だし、季節とか関係ないって」
そして、それ以上に感じるのは、視線だった。それも一つや二つではない。
四方八方から感じる好奇の視線が、まるでこの身に突き刺さるのを感じとらざるをえない。
しかし、姿は見えない。
小さな動物に見られている感じでもない。間違いなく、知能を持った存在に見られている。
「誰かいるんですか~」
俺の声にちょうど反応するように、その謎の視線たちは一切合切消え失せる。
「ちぇっ、何だよ……」
しかし、また少し歩くと視線を感じる。
しかもさっきより数が増えている。
「…、薄気味悪い森だぜ」
今度はすべて無視して歩く。
だが、その視線も俺に着いてきているらしい。すごく怖いんだが……。
…………
歩いて歩いて、というか消えない視線から逃げて逃げて、ようやく耳に届く水音を見つけた。
「やった…、ツいてるな」
これで少なくとも顔が洗える。湧き水だったら喉を潤すこともできるだろう。
「えっと、こっちか」
サラサラと水のせせらぎが聞こえてくる方に向かって歩く。
「うわっ…、すげ……」
思ったよりもでかい川が目の前にあった。渓流というには少し大きい感じのする川だが、水遊びくらいだったら余裕で出来そうだ。
「おぉ、魚が泳いでるんですけど」
もしかしたら管理釣り場とかいうやつだろうか。それなら勝手にはいったら怒られるかもしれないな……。
いや、事情を説明すれば水に触れるくらいなら許してくれるか。
今はとにかく、顔を洗って頭をすっきりさせたい。
脱いで腕にかけておいたコートをそばに置いて、静かな流れに手を差し込んだ。
「けっこう冷たいな」
手の先がしびれるような冷たさをこらえつつ両手で水をすくい、そのまま顔に叩きつける。
かなりの冷たさに、もはや目覚めざるを得ない。
「あぁ、気持ちいいわ」
「こ、これ…、どうぞ……!」
「あっ、すいません」
肩が怖ず怖ずと叩かれ、はっきりしない視界のまま振り返ると、しかしそこには何もいない。
だが、なぜか肩にはさっきまではなかったはずの手ぬぐいがかけられていた。
「えっと…、もしかして妖怪手ぬぐい、とか?」
しかし当然、手ぬぐいから返事が返ってくるはずもない。
「使って、いい感じですか?」
これにも返事はない。
なんというか、ここは、森の妖精さんに感謝して使わせてもらうことにしよう。
「ふぅ……」
顔を洗って、すっきりして分かったこと。
顔を洗ったくらいじゃ現状が回復しないことと、いくらすっきりしても夢から覚めそうな気配がないこと。
「この手ぬぐい、どうしよう」
いくら知らぬ間に肩に掛かっていたとはいえ、少なくとも誰かの所有物であるには違いない。
「借りたからには返さないといけないんだが、持ち主の手がかりがな……、あっ」
手がかりはあった。
「河城製作所……」
単純に考えると、持ち主はこの製作所の人に違いない。
なぜ気づかぬ間に肩に掛かっていたのかという最大の疑問を放置すれば、ここにいけば持ち主にこの手ぬぐいを返却することができる、はずだ。
「ということは、目的地はここになるな」
手ぬぐいを返却するついでにここの住所でも聞いて、家に帰る手がかりを得られればいいんだが。
いかに夢の中とはいっても、家に帰れるものならば帰りたい。もし帰れないとしても、少なくともいつまでもこんな森の中にいるっていうのはツラい。
「しっかし、きれいな川だ」
さらさらと流れる川を逆行するように、上流の方に目を向けた。耳を澄ますと、目には見えないが大量の水が降り注いでいるような、滝のような音も聞こえる。
「大自然、って感じだ」
これほどまでに澄んだ流れの源流はどんなところなんだろうか。もしかしなくてもこの川をたどって上流に向かえばたどり着くはずだ。
「まぁ、とりあえず川下だな」
だがしかし、今の俺にはそんな素敵な一人旅を満喫するだけの余裕はない。
川上は自然、川下は市街と相場が決まっている。人のいるところに向かうんなら、なにはともあれ川下だ。
「がんばるぞ……」
置いておいたコートを拾い上げ、手ぬぐいを首にかけて川下の方に目を向けた。
「お~……、ん?」
目を向け、ようとした。
しかし視界の端に、着衣のまま悠々と川を泳ぐ女の子がいることに気がついた。
女の子は大きな帽子、デフォルメしたカエルをあしらったような、そんなぶかぶかの帽子をかぶっている。
そして、ふと目が合った。
「お、おはようございます?」
女の子はザブザブこちらに泳いでくると、簡単に岸に上がる。水に入っていたのに服がそこまで濡れていないのはどういったことだろうか。
帽子を除いた分の身長が俺の胸よりも低いことから、たぶん小学生くらいだと推測される。
「地元の子、かな?」
だが、その子は俺の言葉など聞こえないかのようにじっと俺の姿を眺めている。
頭の上から足の先まで舐めるような、あたかも値踏みをするような視線が行き来している。
「短髪で、黒の長衣、ジーンズにスニーカー…、うん、河童の言ってた通りだね」
「? えっと?」
河童? 何の話だろうか。妖怪で、尻子玉を抜くとかいう、あれのことか?
「こんにちは、あたしは諏訪子っていうんだよ」
女の子は帽子を取ると小さくお辞儀して、そしてにぱっ、笑う。
「あっ、うん、俺は……」
「ダメだよ~、こんなとこに人間が来ちゃ。危ないんだから」
挨拶に応えようと発した俺の言葉は、続いて出てきた女の子の声によって遮られてしまった。
「もっとも、そんな格好をしてるわけだし…、入りたくて入ったわけでもないか」
「……、なんでそんなことが分かるか、教えてもらってもいいかな?」
「だって、その格好はここの人のものじゃないから。現代的すぎるよ」
「現代的って、どういうこと?」
現代的といわれても今は現代だし、こんな格好をしている人間は特に珍しくもないだろう。
「もしかして、はは、タイムスリップとかかな?」
まぁ、夢だからな…、ありえないことだとは思わないが。それ以前に相手は小学生だ…、あまりマジになってもしょうがないだろう。
「うん、惜しいと思うよ」
「えっ……?」
「う~ん、あたしは説明がうまくないからなぁ……。早苗にしてもらった方が早いかなぁ」
女の子は悩むように左右に首を傾げる。その度に帽子についた大きな球状の、目のようなアクセサリーがゆらゆらと揺れる。
気になる。
「あの、諏訪子ちゃん?」
「よ~し、決めた。うちに来てもらおっかな」
「…、決めたって、何を?」
「いろいろあるからそれを説明しないと埒があかないんだけどね、あたしがやるのは面倒だからうちの人にやってもらうの」
分かるかな? とでも言いたげな表情は、なんとなく小学生とは思えなかった。
「それで、諏訪子ちゃんの家ってどこにあるのかな?」
「うちはこの山の一番上、頂上にあるんだよ」
「…、頂上か」
それはつまり、これから俺が山登りをしなくてはいけないことを意味しているだろう。
高校生の頃はそれなりに運動していたつもりだが、大学に行くようになってからはご多分にもれず慢性的な運動不足に陥っている。
すっかり太ってしまったというわけではないが、とっさに山登りに挑むことができるほどの体力があるとは考え難いのが事実だ。
「じゃあ行こっか、出発だよ。はい、どうぞ」
すっ、と差し出される小さな手は何を意図しているのか。迷わないように手をつないであげよう、という小学生なりの気遣いなのかもしれない。
せっかくの厚意を足蹴にするのも悪い気がするし、ここは黙って手をつないであげることにしよう。
昨今の世の中はいろいろな面で厳しいが、こんな山の中で小学生の子供と手をつないだからといって問題になることはないだろう。
「それじゃあ、失礼して」
「しっかり握っててね、放したら危ないから。わかった? それじゃあ…、いっくよ~!」
なぜそんなに念を押すのかはさっぱり分からないが、なんとなく言うことを聞いてしっかり掴まっていないと命が危ないような気がした。
そのいやな予感にあおられて、目の前の小さな手を両手でしっかりと握りしめる。
そして次の瞬間、俺は、いや俺たちは空を飛んでいた。
「跳んでいた」ではない、「飛んでいた」だ。
それは決して冗談ではなく確かに地に足が着いておらず、今まさに中空を滑空している。
「なっ!? ウソッ!?」
あまりに予想外で不意の事態に、まったく頭が働かず適切な対処が取ることができない。
いや、急に空を飛んでしまったときの対処法なんて、そもそも知識の持ち合わせがない。
だから手近なもの、つまり目の前にある諏訪子ちゃんの細い体に思わずしがみついてしまった。
「あっ、ごめんね。びっくりさせちゃったかな」
空を飛ぶという、人間としては常識はずれの偉業を軽々成し遂げておきながら、諏訪子ちゃんの声はずいぶんとのんびりとしたままだ。
「び、ビックリとかいう話じゃなくて! 俺、飛んで……!?」
「飛ぶのなんて初めてでしょ~。あたしが初めての相手になっちゃったね、あはは~」
「ネタがおっさん臭い!?」
「まぁまぁ、びっくりさせたお詫びにあたしのカラダを楽しんでていいからね~。ちょっとだけ我慢しててほしいな~」
「なに言ってんの、この子ってば!?」
どうやら俺はずいぶんと面倒くさいお子様に捕まってしまったようだった。
しかし不思議なもので、少ししたら慣れてきたのか、あるいは諦めたのか、恐怖心は徐々に薄らいでいった。
そういえば昔からそうだったかもしれない。
小さな頃から物わかりのいい子どもだった。現状を受け入れるしかないならば、黙ってそうした方がいい。
そして、落ち着けば周りを見渡す余裕も出てくる。
「うわっ、すげぇ……」
空を飛んでいるといっても意外と低空、木の先っぽにかすりそうなあたりを飛んでいるということに、今さらながら気づいたのだった。
その位置を飛んでいるから仕方ないのかもしれないが、森の果てがはっきりとしないことにも気づく。
そして、自分が想像以上の高速で飛んでいることにも、同様に気づいてしまった。
だがそれだというのに、本当に不思議なことだが、かかるべき風圧やらなにやらは全て感じない。
「何なんだよ…、ここ……」
不意に、まるで急ブレーキをかけるように諏訪子ちゃんは空中で立ち止まった。
そこでも体に負荷は一切かからない。
そして今度は縦、上空へと飛ぶ方向を変えた俺たちの高度はぐんぐんとあがっていく。
あっという間に、地面がどんどん遠ざかっていく。それに伴い鳥瞰図のように俺の視界は広がっていく。
しかし山頂近くまで高度があがっても、いまだに町らしきものは見えてこない。目を凝らしてきょろきょろしていると今度は上昇が止まり、再び山に向かって近づいていく。
さっきと同じかそれ以上のスピードだが、同様に負荷がかかることはない。
どんどん流れていってしまう光景を追いかけるように、思わず振り返った。目立つのは遠くに見えるもう一つの森と大きな湖、その畔にある巨大な建造物に彼方に見えるのは真っ赤な大鳥居だ。
そして振り返るのをやめると、目の前にはそびえ立つ山とその山頂には火山湖のような湖とこれまた大きな緋の鳥居。
「もしかして、これから行くのってあの神社?」
少しは慣れたからか、話しかける余裕も出てきた。
どうやらこの娘に掴まっていれば堕ちることもなさそうだし、ここは少しでも情報が欲しいところだ。
「そうそう、あたしはあそこに住んでるのさ」
しかし、距離は離れているが二つの大きな神社が向き合うようにある場所、か。仮にどちらかが分社だとしても、大きさ的な話で成り立たない気がする。
「よ~し、あとちょっとで着くからね~」
諏訪子ちゃんのその言葉に一切のウソはなく、何の躊躇もなくさらにスピードが上がっていく。
正直に言ってしまうと、ジェットコースターとかいう次元の怖さはとっくに突破していた。なんといってもレールがないのが、一番怖いわけである。
しかしあとちょっと、という言葉の通り、間もなく俺たちは緋色の大鳥居の前に足を着いた。さっきまでの浮遊感はすっかり消え去り、足の裏には懐かしい大地の感触を取り戻した。
やはり人間は地に足を着いて生きていくべきだ、と切実に思う。
「とうちゃ~く、んじゃさっそく行こっか」
「そ、そうだね」
ぴょんぴょんと跳ねるように歩く諏訪子ちゃんのあとに続くように鳥居をくぐると、長い参道が俺たちを出迎えてくれる。
延びる参道の左右には、なぜか結構狭い間隔で太い柱が乱立しているが、これはいったいなんなんだろう。
そして珍しそうにきょろきょろしていると、下から顔をのぞき込んでいる諏訪子ちゃんに気づいた。
「びっくりした?」
「あ、あぁ、うん。そうだね」
びっくりしたことは色々あるからどれについての話なのかはさっぱり分からないが、とりあえず今の心境に素直に返事をすればいいと思う。
何に関してでも少なくとも驚いていることに違いないのだから、俺の返答にウソは交じっていない。
「知ってるかな? ここは……」
「諏訪子様、どちらにいってらしたんです! 本殿に妖精や妖怪の方々がいっぱいなんですけど、何かあったんですか?」
遠くから、諏訪子ちゃんの声を遮るように大きな声が響く。声のあとを追うように参道の向こうから駆けてくるのはひとりの巫女さんだった。
しかし、一般的には紅白二色のはずの巫女服が白と緑で構成されているのが目につく。もしかして宗派が違ったりするのだろうか。
っていうか、そもそも神道に宗派なんていう概念が存在しただろうか。
いや、それ以上に、遠めに一目見ただけでもかわいい女の子だと分かる。…、かわいい、というよりもむしろ、美人といった方が感覚としては正しいかもしれない。
かわいいというのは、俺の考える基準では諏訪子ちゃんの方が当てはまる感じだからな。
さらさらと肩まで伸びた髪を風に泳がせ、均整のとれた体つきに整った顔立ちをした少女は美人と形容するに相応しいだろう。
「おりょ、早苗だ」
「えっ、あの人が、さっき言ってた早苗さんなの?」
「そうだよ」
そして、俺が駆けてくる少女に気づいたのと同様に、少女の方も俺に気づいたらしい。
「ど、どうも……」
俺が遠慮気味に会釈をすると、その娘も丁寧にお辞儀を返す。普通なら自分の家の前にこんな見も知らぬ人間がいたらいぶかしむだろうに、礼儀正しい娘だ。
「えと、諏訪子様、そちらの方は……、どちら様でしょう? 参詣の方ではないんですよね?」
「うん、そうだね。例のあれ、だよ。境内がいっぱいなのもこの件とおんなじ」
その前に、早苗と呼ばれた少女は明らかに自分よりも幼い諏訪子ちゃんを様付けで呼んだんだが。
これはいったいどういうことだろうか。
何かしきたりみたいなものがあったりするのかもしれないし、深く突っ込むのはやめておこう。
「あたしは境内のみんなを解散させてくるから、早苗はこの子のことを通しておいてね」
「かしこまりました。それではこちらにどうぞ、…、えっと……」
そう言われて初めて自分が名乗ってすらいないことに気づき、
「あっ、高科です。高科浩介」
急いで名前を告げる。
「ご丁寧にどうも。申し遅れました、私はこの守矢神社で巫女を勤めております東風谷早苗と申します」
ほとんど垂直まで腰を折り、最上礼で深々と頭を下げられてしまうと、自分がひどく礼儀知らずのような気がしてしまう。
「あっ、えっと、俺は、大学生です」
だから俺も、少女に倣って自分の立場を明らかにし、そして今さらながら深く腰を折る。
「そうでしたか。私はまだ17歳なので、あなたの方が年上なんですね」
ふふふ、と上品に笑う早苗さんにつられて俺も頭をかきつつ曖昧な笑いを浮かべる。しかしさっきの言葉にはどうしても引っかかる部分があった。
えっと、考えてみれば17歳ってことはまだ高校生だよな……。あれ、昨日が水曜日だったってことは、今日は木曜ってことになって…、
「あの、学校には行かなくても……?」
時間は、おそらくだが、かなりいい感じのはずだ。こんな山の上から通うとなれば並大抵のことではない。
だというのに、この娘は学校に出かけようという気配すら感じさせない風情ではないか。
もちろん、世の中には高校に行かない人だって少なからず存在している。日本の高校進学率はほぼ百%だが、それがほぼであるかぎりすべての人間にすべからく当てはまるわけではない。
そう考えると、もしかしたらそれは失礼な質問かもしれないが、気づいてしまったからには聞かずにはいられなかった。
俺はあまり度胸がある方ではなく、高校時代は学校をサボることなんて思いもつかなかったし、考えつきすらもしなかった。
だから、というわけではないが、やはり人がサボっているのも気になってしまうわけだ。
まぁ、そろそろ夢と現実の区別がつかなくなりつつあるが、どうしても気になってしまうのだから、小市民的と言うか、なんというか、である。
「えぇと……、その説明も本殿の方でまとめてさせていただきますね」
ふむ…、どうやら困らせてしまう類の質問だったらしい。やっぱり慣れないことはするべきではないな。
そして、なんにせよこの娘は学校には行かないらしいということがわかった。
「あっ、そうだ、東風谷さん」
「早苗、と呼んでくださって結構ですよ、高科様」
「えと、俺も、浩介で、いいですよ…、さ、早苗、さん……」
「はい、浩介様」
…、これは……。俺、年下の女の子に浩介様とか呼ばれちゃったんですけど……。
最近はたいてい友だちなんかとも名字で呼び合ってるし、名前で呼ばれるのなんて家族と芹香くらいのもんだ。っていうか、なんで名前で呼んでくれ、とか言ってるんだよ、俺。
くそ…、調子狂ってるな……。
「それで、早苗、さん。この手ぬぐいなんですけど、持ち主に心当たり、ありませんか?」
「これは……」
見せたのは、なぜか未だ首にかかり続けている謎の手ぬぐいだった。
何の因果か、生身で空を飛んだというのに吹き飛んでいくこともなく、律儀に俺の手元に残っている。
「森の中の川で顔を洗っていたらいつの間にか肩にかかってて、それでお礼も言いそびれちゃってて」
「河城製作所ということは、にとりさんですね。もしかしたら境内の方に集まってる方の中にいるかもしれませんが…、見なかった気がします」
「そうですか……」
「大丈夫、あとでご案内します。困ってらっしゃる方を見捨てたとあっては、風祝の名が廃りますから」
きれいな外見とはあまり合わないが、早苗さんは少し幼げな仕草でえへん、と胸を張る。
豊かな胸が強調され、俺は目のやり場に困って少しだけ目をそらした。
「あ、ありがとうございます」
本当は、自分で何とかします、と言いたいところなのだが、いかんせんこちらはいまだに状況を把握することすらできていない身だ。
ここは素直にその好意に甘えさせてもらうとしよう。
「もうじきに本殿になります」
「なんだか、境内にたくさん人がいるんですね」
以外といっては失礼だが、神社に人がいっぱいいるなんて、初詣のときくらいしか想像できない。それにこんな山の上にあるわけだし、俺はうっかり飛んできてしまったが、来るだけでも相当な手間がかかるはずだ。
それとももしかして、最近の神社はエスカレーターとか着いてたりするんだろうか。
いや、それは、どうも風情ってもんがないか。
「えぇ、まぁ、人は一人もいらっしゃらないんですが」
「? いっぱいいますけど?」
「その説明も、本殿の方でさせていただきます」
「は、はい……」
やばい、だんだん話しが読めなくなってきたぞ。俺はいったい、本殿で何の説明を受けるんだ?
「履き物は脱いでくださいね」
本殿の正面から入るのかと思ったが、立派な建物を迂回して脇の道に入ると、その先に勝手口のような入り口が見えてきた。
「おじゃまします」
どうやらここは神社の脇に造られた家のようだ。
そうだよな、神社の本殿に直接寝泊まりするわけにもいかないよな、うん。
「こちらが本殿になります」
「し、失礼します」
勝手知らざる家なので静かに早苗さんの後ろについて歩き続けると、ふとその歩みが止まった。
本殿に入るとなるとさすがに緊張してしまう。別に熱心な信者というわけでもないのにそうなるのは、やはり日本人としての意識なのだろうか。
引き戸ががらり、と開き本殿の中に入ると、それだけで空気が変わったように感じた。
純度が高まったというか、ピンと張りつめた空気が確かにそこにはあった。
「神奈子様、失礼いたします」
「早苗ね、入んなさい」
中に誰かいるのか。女の人の名前だったし、もしかして巫女さんの偉い人だったりするのだろうか?
「ようこそ、あたしの神社に」
本来ならば本尊が安置される場所に仰々しい雰囲気で座っていたのは、年の頃二十も半ばに差し掛かるか、という妙齢の女性だった。
「こんにちは……」
「ん」
俺の会釈に鷹揚にうなずき、顎で俺と早苗さんに座るように促してくる。
「こちら、当社でお祀りさしあげている八坂神奈子様にあらせられます」
「祀って、いる?」
「早苗、もっと分かりやすく教えてやんなさい」
「はい、神奈子様。浩介様、こちらはこの神社の神様、八坂神奈子様です」
「かみ、さま……」
かみさまって、神様か?
まさか、あの天にまします神様が目の前にいるっていうつもりじゃないだろうな。
しかしこの二人の様子を見る限り、そんなたちの悪いを冗談を言っているとは思えない。
「俺に、それを信じろっていうつもりなんですか」
「必ずしもすべての言葉を信じ受け入れる必要はない。でもね坊や、少なくとも目の前にわたしが存在しているってことだけは認識してもらうよ」
「それは、はい」
目の前に確かに見えている事物の存在を頭ごなしに否定することができるほど、俺は世界に対して、そこまで懐疑的な認識を持っていない。
見えるものは見えるもの。それが何者であるかは横に置いて、その存在だけは肯定するしかないのだ。
「なるほどね、ふむ…、なかなか精悍な顔つきをしてるじゃないか」
それは、最初に俺を見た諏訪子ちゃんの目と同じ、まるで品定めをするような視線だった。俺を見極めているような、そんな視線だ。
「早苗、説明してやんなさい」
「はい、神奈子様」
それまで俺の隣で静かに座っていた早苗さんが、その言葉に従ってゆっくりと口を開いた。
「まず、今いるこの世界についてお話したいと思います。この世界は、浩介様が先日までいらしたものとは根本的に異なる世界になっております。いわゆる平行世界とも違いますし…、えぇと、言葉で説明するのは難しいのですが……」
「ここは、幻想郷」
早苗さんの説明を遮って、本殿に鈴のような澄んだ高い声がコロコロと響きわたる。
「それ以外じゃない。つまりはそういうことでしょ」
「諏訪子……」
「まどろっこしい説明など無粋。違うかい、神奈子?」
クスクスと愉快そうに笑いながら、本殿正面のふすまを開いたのは諏訪子ちゃんだった。
「バカなこというんじゃないよ。それは住人の理論だ。外から来た、望まざる訪問者には状況の説明が必要だ」
「あーうー、これだから中央のはダメなのさ。風情を解さない無粋者ばかりだよ。すべてを知る必要はないのさ、どうしても知るべきなのは、必要最低限で十分」
「土着のは適当でうらやましいことだね。元来、我々は風情よりも理性を重んじるべき存在だ」
「へぇ~、風情を知らないから恥ずかしげもなくそんなおばちゃんパーマしてるんだね、納得」
その瞬間、ぷつん、と何か良くないものがぶっちぎれる音を聞いたような気がした。
切れてはいけない、そう、例えるなら…、脳の血管とか堪忍袋の緒みたいな、あれが。
「…、諏訪子、よっぽど痛い目をみたいと見えるね。いいんだよ、おいたが過ぎる子どもにはお仕置きって相場が決まってる。ちょっと表出なさい」
「ちょっと相性がいいからって調子乗ってると、痛い目みるのはそっちになるよ」
何だろう、見た感じだと親子っぽいけど、それを口に出してはいけないような気がする。それを言ってしまえば、おそらくすべてのとばっちりが俺に降りかかってくるだろうことは、今までの人生経験で分かっている。
なのでここは、あえてヤンキー同士の喧嘩が始まりそうな雰囲気だ、とでも言っておくとしよう。
「よし、いい度胸だ。そろそろ明確な力の差っていうもんをはっきり思い知らせてやろう」
「あたしが勝ったら、そうだなぁ、一日だけ本尊の役目を代わってもらおっかなぁ」
「私が勝ったら、諏訪子、一週間は役目をしっかり行なってもらうからね。決定っ!」
そしてすくっ、と立ち上がると、指をパキパキ慣らしながら、諏訪子ちゃんをともなって境内へと出て行ってしまおうとする。
「か、神奈子様、あの、浩介様への説明はいかがしましょうか……」
「早苗の裁量でやっておいてちょうだい。私は悪ガキへの制裁で忙しいから」
「あたしも神社奪還のための戦いで忙しさが頂点に達してるから、ごめんね」
神奈子さんと諏訪子ちゃんはそれだけ言うとふすまがぴしゃりと閉じ、本殿には静寂が、境内には喧噪がもたらされることになった。
「えっと……」
「…、簡単に説明します」
「おねがいします」
「浩介様。どうぞ、足を崩してください」
「それじゃ、失礼して」
広い本殿の中、足を崩して早苗さんに向き合うと、早苗さんはきれいな姿勢を保ったままで話し始める。
「諏訪子様もおっしゃってらしたようにここは幻想郷といい、浩介様のいらした世界とはわずかに異なります」
「…………」
「幻想郷は、忘れられたものたちの漂着点です。ここへ至る方法は三つ、「来る」か、「流れ着く」か、「連れてこられる」か」
なるほど、なかなか荒唐無稽な話ではあるが、彼女の表情はあくまでも真剣そのものだ。普通に考えればふざけて俺をからかっているようには見えない。
「私たちは、この神社ごとここに「来」ました。あっ、あと、もとからこの世界に住んでらっしゃる方もいるんですよ」
「な、なるほど……」
しかし、いかに本気で話しているように見えたとして、俺はそれを鵜呑みで信じ込むことができるほど純粋無垢な少年ではないのが現状だ。
たとえこれが本当の真実だとしても、やはりバカ正直に全てを受け入れ納得するには至りがたいものがある。
「浩介様の場合は、最後の「連れてこられた」です。人間が生きたまますべての存在から忘れられてしまうなんて、さすがにさみしいですしね」
「それじゃ、「連れてこられた」って、誰に……?」
「浩介様は神隠しをご存じですか?」
「えっ、あ、はい、そういうのがあるってことくらいなら」
神隠しというと、子どもが消えてしまうとか、そういう類の迷信だ。古くは天狗の仕業とか言われていたらしいが、流布していた時代的には人買いとか人攫いが連れ去ってしまったと考えた方が妥当ではないだろうか。
「それに、近いものです、浩介様の状況は」
それは、古式ゆかしい解釈に基づく神隠しの方だろうか。つまり、俺はなぜか誘拐されて、あんなところに捨てられたということに……。
「妖怪によって、この幻想郷に連れてこられたんです」
どうもそれは、間違いなく古式ゆかしい方の神隠し解釈だったようだ。
「で、あの、妖怪って、そんなものがいるんですか……?」
「はい、いらっしゃいますよ」
自信満々というよりも、むしろ疑問を差し挟む余地もない当然のことのように、早苗さんは言う。妖怪がいる。そんなことを言われて、俺はどうすればいいんだろうか。
「現に、この手ぬぐいの持ち主の方も妖怪です」
「そう、なんだ……」
どうやら、知らぬ間に未知との遭遇を果たしてしまったらしい。
「この地は、すべてを許容します。妖怪、妖精、神、悪魔、そして私たち人間も、です」
「それじゃ、さっきのあの人、神奈子さんも、本当に神様なの?」
「えぇ、神奈子様と諏訪子様のお二柱は当社のお祀りする神格になっています」
なんてこった、諏訪子ちゃんまでそういうアレだったなんて。予想外にもほどがある。いや、そういえば俺、あの子といっしょに空を飛んだんだよな。神様なら、まぁ、空くらい飛んでもおかしくはないわな。それ以上に、通常人類が生身のままで空を飛んじゃいかんよ。
「簡単な説明でしたが、ご理解いただけましたか?」
「あぁ…、たぶん理解してると思います」
少なくともここが俺の信じている常識的な世界ではない、ということだけは理解した気がする。あるいはやっぱりこれは夢なんだろうなぁ、と錯覚することだけはできている。
「理解は、できてますよ」
この場において納得することは難しいが、ひとまず理解することだけならば可能だ。目の前に存在する者が何者であるか分からずともその存在を認められるように、世界の本質を捉えずともその世界を受け入れることはできる。
それが、そういうものなんだ、と許容することはできるのだ。無理やり納得なしの理解を強いられるよりは、こうして親切に説明をされた上で納得できない方があきらめもつくというものだ。
「それはよかったです」
ふわっ、と優しくほほえみ、早苗さんは立ち上がる。
「それでは奥に入りましょう」
「あの二人は、放っておいていいんですか?」
「えぇ、それにそろそろ……」
そして、早苗さんの言葉を遮るように、境内の方から轟音が響きわたった。
『あっはっはっはっ!! これが軍神の力だ、思い知ったか! このけろけろけろっぴ風情がぁっ!!』
『あーうー……』
「済んだみたいみたいですね」
「そうみたいですね」
どうも、神奈子さんの諏訪子ちゃんへのお仕置きは、そう珍しいことでもないようだ。
あるいは早苗さんは大したことではないと思っているらしい。
俺がそんなことを思っていると、境内と本殿を区切る障子を早苗さんがすっ、と静かに開く。境内には、さっき見たときには間違いなく存在しなかった丸太といっても通用しそうなほどの木の柱が無数に突き立っていた。
「神奈子様、諏訪子様、お片づけの方はお願いいたしますね」
「諏訪子にやらせとくよ」
「なんであたしだけなのよ! 神奈子の分の方が明らかに多いよ!」
「敗者がぐだぐだ言うんじゃないよ。往生際が悪いね」
「片づけはお二人で、お願いします。ね?」
「「は~い……」」
最近の神様っていうのは、どうもこう、だいぶ親しみやすい存在になってしまったようだ。っいうか、今の様子だとここで一番強いのは早苗さんみたいだ。
しっかりしろよ、神様。
「それでは、参りましょう」
「はい」
しかし、さっきの早苗さんの話を受け入れるとして、この世界は俺の生きてきたものとは大幅に違うもののようだ。でもまぁ、夢でも見ている気分でいればいいのかもしれない。
これが夢だとすれば、少しくらいの理不尽にだったらついて行けそうな気がする。
そして覚めない夢がないように、いつかは元の世界に戻ることができるんじゃないだろうか。
「まぁ、人生の寄り道ってことにしとくか……」
夢だったら、芹香の蹴りでたたき起こされるまで楽しんだっていいだろう。
開け放たれた障子の向こうでは、抜けるような青空の下、見事に荒れてしまった境内が見る間に修復されていく。
そうか…、異世界でも空は青いのか……。
それならこの世界、元の世界と大して変わらないのかもしれないな。違う世界にあっても、少なくとも生きていくくらいはできる。人間っていうのは、環境に適応する生物だからな、うん。
「浩介様?」
俺がちんたらしているうちに行ってしまった早苗さんが、奥に続く襖から顔を出して声をかけた。
「すいません、今行きます」
とりあえず、おかしな世界じゃないみたいだし、まともな人に会うこともできたみたいだし、助かった…、んだよな。
…………
二作目投稿、失礼
今回は今更ながらの幻想入りで続きものですので、これからも2,3と続けていく、はず
主人公がオリキャラですので、まぁ、大目に見てくださればうれしいです
しょっぱなで妖怪の山に落ちたので、山メインで、ほかにもちょっとずつ出張っていく感じになるかと
長いシリーズを構想してるので、お気に召しましたらVol.2の方も、いつ投稿できるかはわかりませんが、よろしくお願いします
makoto2304
song.of.crazy@hotmail.co.jp
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コメント



0.440簡易評価
18.無評価名前が無い程度の能力削除
地の文の始めは一文字分空け、地の文と台詞の間は一行分改行するなどして読みやすくするといいと思います。
19.100名前が無い程度の能力削除
米18です。
いいんじゃないでしょうか。
今後の展開に期待します。
23.無評価makoto2304削除
投稿主です
18>ご助言痛み入ります。個人的にですが、そういう書き方があまり好みではないのでスタイルを変えることはないかもしれませんが、ご意見参考にさせていただきます