Coolier - 新生・東方創想話

それぞれの幸せ

2010/05/27 01:14:24
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「しっあわ~せは~あ~るいってこない、……幸せ…ボケェ!!」

「うわぁ!? いきなりどうしたんだよ霊夢!?」




楽しそうに歌っていた霊夢がいきなりキレた。
突然のことだったから私も魔理沙もびっくりしたわ。





「どうしたのよ霊夢? なにがあったの?」

「幸せなんてクソくらえじゃーっ!!」

「…いやいや、ワケわかんないぜ霊夢?」

「私はどうせ幸せになんかなれないわよ!」

「なんでそんなこと思うのよ?」





とりあえずなにか理由があるんだろう。
でなければ、いきなり暴れる意味がわからない。





「…私はどうせ貧乏巫女よ。幸せなんて来やしないわ」

「それは正解だな♪」

「ちょっと魔理沙!?」

「魔理沙は今から処刑だ!」

「なんでだよ!?」

「アンタが霊夢に余計なこと言うからでしょ?」

「アリス…? 余計なことってなにかしら?」

「へっ? いや、えーっと…、あはは…。謝りなさいよ魔理沙!!」

「私かよ! アリスこそ謝れよ!」





なんで私が。
先に言ったのは魔理沙のほうなのに。
でもまだ死にたくない。




「ご、ごめんなさい霊夢。ちょっと口が滑ったわ」

「お前のほうが酷過ぎるだろ!!」

「私はちゃんと謝ったもの。心の優しい霊夢なら許してくれるわよ」

「アリス…。お前霊夢をなんだと思ってるんだよ…」

「あら。ちゃんとお友達だと思ってるわ」

「……霊夢。私もすまなかったな」





よし。
これで霊夢もちょっとは落ち着くはず…って…





「…あのー、霊夢さん?」

「私は貧乏。かわいそうな巫女。こんな私は幸せにはなれない…」

「すげー鬱モードに突入してるんですけど!?」

「なんとかしなさいよ!」

「いやいや、さすがに私にもこれは…」

「友達でしょ!?」

「お前もだろ!!」





このままでは霊夢がマジで危ない。
なんとかしなければ。






「…えっと、霊夢?」

「私は貧乏。かわいそうな巫女。こんな私は幸せにはなれない…」

「そんなことないわ。少なくとも私は霊夢といられて幸せよ?」

「…アリス?」

「今のこの生活、結構気に入ってるのよ?」





これでどう?
ほら、魔理沙も早くなにか言いなさいよ。






「あ~…。私だって幸せだぜ? こんなライバルに出会えたんだからな!」

「…魔理沙?」

「それにお前の煎れてくれるお茶を飲んでるときも幸せだしな!」





ナイス魔理沙。
これで霊夢も立ち直るはず…って…





「…もしもーし、霊夢さん?」

「…ひっく、ふえぇぇ…うわあぁぁん、ありがとう二人とも~!」

「「えええっ!?」」

「そんな風に言ってくれると、私も幸せだったのかもしれない…」

「なんだよそれ…」

「泣くほどのことでもないでしょうに」

「いいじゃない…、」






まさか泣くとは思わなかったもんだから、びっくりしたわ。
でも霊夢の泣いたところは初めて見たかもしれない。
貴重だったわ。







「ほら、もう泣きやんだ?」

「…うん」

「よし! お茶でも飲もうぜ!」

「待ってなさい! 今最高においしいお茶を作ってきてあげるから!」







幻想郷は今日も平和です。

 
 
 
 
霊夢「あれ? 最高においしいお茶ってどこかしら?」


お茶の銘柄が『最高においしいお茶』^_^;

初めて投稿しました!
正直どのようにして書けばいいのかわかんなかったんですけど
自分なりに頑張って書いたつもりです(*^_^*)/

ギャグが好きです!
甘いの書けません(>_<)
こんにゃく
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コメント



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1.100名前が無い程度の能力削除
霊夢かわいいw
読んでてちょっと幸せになったお(´∀`)
2.100名前が無い程度の能力削除
良い友情だ!
3.100名前が無い程度の能力削除
こういう直球なの好きよ
4.100奇声を発する程度の能力削除
平和が一番ですね!
7.80名前が無い程度の能力削除
アリスが処世術を心得ているのに笑った
23.70名前が無い程度の能力削除
一行目で笑ったwwこういうノリのやついるんだよね…
24.70名前が無い程度の能力削除
ああ
あんさん女の子なのにギャグで攻めるのか・・・ありです!