Coolier - 新生・東方創想話

刺激的な朝と紅い噴水

2010/05/16 21:16:48
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 私、八雲藍は主である八雲紫様の式として何百年も昔から仕えてきた。
 そして、最近では私もまだ幼い橙を自分の式として持つようになった。
 これはまだ橙が式になって数ヶ月しか経っていないある秋の日のことだった・・・・




 「うう~ん・・・・もう朝か」
 朝、私は目覚めた。さて、紫様を起こす前に朝食の準備をせねば、そう思い身体を起こそうとする。が、何故か九つある尻尾の一つに違和感を感じる。
 ん?なにかしら?そんなことを完全に覚醒していない頭で考えながら尻尾を見る。
 「・・・・・・え?」
 そこには別の部屋で寝ているはずの紫様が気持ち良さ気に私の尻尾を抱いて寝ていた・・・・
 「す~、す~」
 しかもその寝顔がたまらなく可愛い。正直言ってかなりやばい・・・・しかも紫様が呼吸をする度にその吐息が尻尾に当たる。
 やばい、やばすぎる。私はとっさに鼻を押さえる。あまりにも可愛すぎて鼻血が出そうだったのだ、これは卑怯だと思いつつも見惚れる。
 「ん?なに?」
 もう一つの尻尾に違和感を感じる。
 え?紫様って二人もいたっけ?いやいやそんなわけない。多分・・・・
 朝から刺激が多くて思考がおかしいのでは・・・・そんなことを考えながら少しの期待を込めて違和感を感じた尻尾を見る。
 「んにゃあ~」
 ・・・・なんで別居している筈の橙がこれまた紫様のように尻尾を抱いて寝てるんですか?
 しかもその寝顔ときたら、幼いこともあってか・・・・紫様よりかいい・・・・
 紫様は17歳だと言ってはいるがとても美しく、そして可愛い。
 橙は紫様とは違い(こんな言い方したら紫様に殺される・・・・)純粋な子供だ。しかも私の式ということもあり、まさに目に入れても痛くない可愛さだ。
 「うう・・・・もう、だめ・・・・」
 ついに私の鼻が限界を迎えたらしい・・・・
 私の鼻から噴水のように鼻血が出て部屋を染める。
 わあ・・・・紅い虹が見える・・・・きれい・・・・
 勢いよく倒れた音にようやく起きたらしい紫様の悲鳴が響く。
 その悲鳴にびっくりしたのか橙が飛び起きる。そして私を見ると紫様と同じように悲鳴を上げる。
 「藍!藍!?しっかりして!!」
 「藍しゃま!死なないで~!!」
 二人とも、そんなに心配しなくっても死にませんよ。
 私は薄れていく意識の中でそういって笑顔で力尽きる・・・・















 「はっ!」
 目が覚めた。私は起き上がり、言う。
 「ここは誰?私はどこ?」
 「あなた、頭大丈夫?古すぎよ、それ」
 「あ、紫様。おはようございます」
 「もう昼よ」
 ため息をつきながら言われる。そこは紫様の部屋だった。確かに言われてみれば朝の肌寒さが感じられない。
 「みたところ鼻以外に怪我とかないわね。」
 「あ、はい。おかげさまで」
 なんか主人と式の関係なのに言葉使いがおかしい・・・・紫様は気にしてないようで思わずほっとする。
 「それよりどうしたのよ、鼻血なんか出して・・・・なにかあったの?」
 「いえ、紫様と橙の寝顔が可愛すぎてですね・・・・」
 とりあえず、朝起きてから感じたことを話してみる。すると紫様の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
 話し終えた頃には紫様の顔は耳まで赤くなっていた。
 「な・・・・な・・・・」
 口をぱくぱくしながら紫様が動かなくなる。可愛い・・・・
 「あ、紫様。一つ訊いてもよろしいですか?」
 「え?ああ、いいわよ」
 やっと落ち着いたらしい紫様にどうしても気になったことを訊く。
 「どうして紫様は私の布団で寝ていたんですか?」
 「う!」
 ぎくりとしたように紫様が肩を跳ねさせる。
 「だ、だって・・・・夜とても寒くて眠りにくくて、あなたの尻尾、暖かそうだったから・・・・つい」
 顔を再び真っ赤にしながらそんなことを言われる。それはわかる。私も寒いときは自分の尻尾を抱いて寝ているからだ。
 だが、何故橙までいたのだ?一応訊いてみる。
 「何?忘れたの?」
 「え?何をですか?」
 「はあ・・・・まったく、あなたが昨日お酒を私と飲んだときに橙に式のなんたるかを教えるからって泊まらせたんでしょう・・・・」
 ため息しながら言われる。そう言われてみればそんな気がする・・・・
 「それは申し訳ありませんでした。」
 「本当よ。まったく。」
 あまりの即答に言葉が詰まる。そんな私に紫様はこう言った。
 「しっかりしなさいよ、私が冬眠している間はあなただけが頼りなんだから。」
 あなただけが頼り・・・・その言葉に胸がきゅんとなる。
 紫様が頼ってくれる、それだけで私は・・・・もう・・・・
 「はい!わかりました!頑張ります!」
 「そう、それでいいのよ。」
 そう言い残して紫様が部屋を出ようとする。
 「ああ、そうそう。」
 紫様が振り返る。そして・・・・
 「あなたの部屋の血、ちゃんときれいにしなさいよ?」
 「・・・・はい・・・・」








 そうして私は自分の鼻血によって紅く染まった部屋を一人でせっせと掃除するのであった・・・・
はじめまして!初うpとなっちゃいまっした!densukeです!
いや~・・・なんていうのかな?この気持ち・・・藍しゃまが最近好きになってからこれ仕上げるまで、ずっとイメージが浮かんできて・・・
もう藍しゃまを式にしたい!いやむしろ藍しゃまの式になりたい!
ま、それは置いといて、ssと出会った(!?)のはすべてリア友二人のおかげですね・・・
「作品書いたんだ!見てくれ!」って見たのが始まり・・・
このできの悪い頭と東方に関してのかなりといってもいいほど薄い知識で書きました。
その際、リア友に質問しまくりました。ごめんなさい・・・


最後まで読んでくださった方、おもしろかったでしょうか?
感想や誤字、脱字、ここをこうやった方がよかったんじゃね?とかあったら遠慮なく言ってくださると助かります!
では!次の作品を待っていてください!さいなら!
densuke
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コメント



0.610簡易評価
2.70コチドリ削除
藍、君は良くやっているよ。
断言しよう。私なら、三日で失血死している。

なにわともあれ、初投稿おめでとう御座います。
今後のご活躍をお祈りいたします。
3.無評価コチドリ削除
誤字ですよー

>しっかりしなさいよ、私が冬眠いている間は→冬眠している、ですね。
>・・・は、三点リーダを使った方がよろしいかと。基本、偶数個になるようにですね。……、みたいに。
4.100名前が無い程度の能力削除
作者よ主に藍はやらぬ

作品の方はテンポがよく、非常に読みやすかったです
6.80名前が無い程度の能力削除
書いたんだ見てくれという姿勢はいいですね。愛された作品だと感じます。
もう少しボリュームがあると嬉しいなぁ。
7.90煮込みうどん削除
うまくまとまっていて読みやすかったです。もう少し話を膨らませても良かったかもしれませんね
9.70名前が無い程度の能力削除
藍しゃまは作者と二人で住むのか
残された紫様と橙の世話は私に任せておいて下さいね^‐^

他の方と同じくもう少しボリュームが欲しかったかな
藍しゃまが橙に鼻血噴出するssは多々あるが紫様相手なのは珍しいね
14.無評価densuke削除
おお!?もうこんなにコメントが!!ありがたい・・・・感謝の極みってやつですね!
 コチドリさん!貴重なアドバイス、ならびに誤字のご指摘、ありがとうございます!!修正しましたよ!!
 4の方!!ください!!おねがいします!!幸せにしますとも!あ、違うか・・・・言われたこと全てやりとおす・・・・ですね~、式になるからには(笑)
 6の方!!ありがとうございます!!その通りなんです!!めっちゃ愛してます!ボリューム・・・・ですか・・・・がんばってみます!ガッツ!!!
 煮込みうどんさん!?読んでくれていたのですか!?いや~嬉しいです!!あなたの作品、全部読みましたよ!!ファンです!!次の作品楽しみです!!アドバイスありがとうございます!!
 9の方!!感想ありがとうございます!!ですが、そうはいきません!私が八雲家に住むのです!!
 え~・・・・さまざまなコメントありがとうございました!!ごきげんよう!!
17.100miyamo削除
藍さまを式にしたいだと?よろしいならば戦争だ。
これは個人的な意見なのですがセリフと地の文の間は空けたほうが見やすいのではと思いました。
これはもう愛だな、あなたのSSには愛がある。
これからの伸びに期待しております。これからも読ませていただくのでがんばってください!