Coolier - 新生・東方創想話

霧雨魔理沙の独白

2010/02/28 17:20:07
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ふと彼女を観ていて気がついた

彼女はどうにも足らないものがあるから人間らしいのに人間らしくないのではないだろうか。

それは

将来なりたいものとか

いま、ほしいものとか

総じて言えば、願い
または抽象的な、希望
私にとって、私が霧雨魔理沙である所以の源が、彼女には足りない

一度でもそれを理解すると、私が認識する彼女は今までとは随分と変わってしまった。見方ひとつで変わってしまう彼女にも驚いたけど、見方ひとつ変えてしまった自分にも驚いた。

以前、あの竹林に住む医者が宴会でうっかり口から滑らせた言葉を思い出す。彼女はいつも怒ることで行動している、とかなんとか、その類いの言葉に私は大いに賛同した。その時は賛同しただけで理解までしようとは思わなかった。
でも気になったのは確かなので酒の肴にと誤魔化しながら彼女に聞いてみた。

「なんでそんな怒りっぽいんだ?」
「怒りに身を任せなきゃ、やる気がでないのよ」
「なんざそりゃ」
「魔理沙みたいに好奇心とか、探求心から異変を解決しようと思えないのよ、基本的に放っておきたいぐらい。でも解決しなくちゃいけないから、怒りで身を炊かすのよ」

一見この会話だけみるとめんどくさがりの極みみたいな奴だ。
でもなんで彼女は怒りの感情で動くのか、他の考えから動くことが何故ない。それこそ彼女の言う通り、私の主だった異変解決への参加理由である好奇心、願い、希望に駆り立てられた彼女は滅多に見ない。
あぁ、考えが一周してしまった。
彼女と私の明確な違いが答えの鍵である以上、私は彼女を理解できない。
でもこのままこの話題を霧散させたくもない。
私は……そう私は多分、彼女のことを少しでも理解することで彼女に認めてもらいたいのだ。彼女の視線は俯瞰であり、私はそこに少しでも近づきたくて空に舞う能力を身につけた。もちろん単純に魔法に憧れていたところもあるけど、その魔法でさえ生まれながらにして異能力を持つ彼女がいつも側にいたためだ。
こう書いてみると、私は彼女に人生を委ねている印象がある。

それはすごく悔しいことだ

彼女の側にいたい、というよりも対等な立場にいたい。最近の私はこの思いを基に動いている。それなのに振り返れば私は彼女に頼っていたと言うことじゃないか!!
悔しい、私は悔しい。
私には知らないことがたくさんある。私の魔法にもまだまだ改善すべきものが山ほどある。同じ森に住む魔法使いのことだって、紅の館に住む奴らや冥界、竹林、妖怪の山、天界や地下…私にとっての未知は手から溢れる勢いでこの幻想郷に存在している。
私を取り巻く世界がこんなにも素晴らしいのに、私には限られた時間、しかも妖怪たちにしてみれば刹那の時間しか残っていない。

私は、妖怪たちに時間でおいてけぼりにされ、同じ時間を持つ彼女にさえ力でおいてかれている。

流れ星、彗星の尻尾を掴んだと思っても夢幻でしかない。

………………でも、この幻想郷の本質は夢幻だ。
夢幻の幻想を現に変えたのがこの世界なんだ。
走って、飛んで、進み続ければ、夜にも朝にも月にも星にも……彼女にも届く、届けるのだ。幻想は虚構じゃない。現実になれる。

たとえ肩を並べるまでいけなくても、後ろから肩を叩くぐらいにまでなら近づけるはずだ。
その時こそ、私は彼女を振り返らせて、私を視界のど真ん中に入れさせて、私が見ている世界を見せてやりたい。
お節介だなんて思わない、私が望んでいるだけの一方的な思いだから彼女にどう思われようと私は構わない。

私がひとつの疑念で彼女に対する見方が変わったように、彼女も私が見せたもので少しでも世界の見方が変われば、それでいい


私は、
霧雨魔理沙は、
彼女が、博麗霊夢が、
どう私のことを見ていても
霊夢のことが大切なことだけは絶対に変わらないから
先ほどのカゴメカゴメの投稿はちゃんと注意事項を読まなかったものでした。すみません
消去したい思いだったのですがどうにも方法がわからなかったので汚名挽回というかおわびというかで速攻書きした短編です
魔理沙独白が延々と続くものですが、なんか最後の方百合っぽくなってしまったような

これからは注意して投稿したいと思います
schlafen
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コメント



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3.50葉月ヴァンホーテン削除
汚名は挽回しちゃダメー。
時間がゆったりと流れるような雰囲気でした。
ただ、それだけなのが惜しいです。
この雰囲気を活かせるネタや行動があれば面白いと思います。
次回作を楽しみに待っています。
11.無評価schlafen削除
コメントありがとうございます。
的確な指摘に反省すべきところがわかりました。

…たしかに、汚名は挽回しちゃまずいですね。うわぁぁorz
今度こそ汚名返上、名誉挽回を目指します