Coolier - 新生・東方創想話

今はまだ、白玉楼にてその日を待つ

2010/02/16 01:15:37
最終更新
サイズ
14.4KB
ページ数
1
閲覧数
961
評価数
2/20
POINT
1010
Rate
9.86

分類タグ

貴女が愛した夢の世界でいつの日か、

同じ空の下で笑い合える事を―――――







1月1日 晴れ

今日は穏やかに晴れた。読んだ本は5冊。特に感慨もなかった。つまらない。
もう、あの計画に着手しても良い頃かもしれない。
時間がかかる訳じゃないけど、ばれる訳にはいかないからね。
妖忌は鋭いから気をつけないと。

1月2日 晴れ

外から子供達の笑い声が聞こえた。とても楽しそうだ。私はきっと、あんな風には笑えない。読んだ本は1冊。やっぱりつまらない。


1月3日 晴れ後曇り

新年3日目。だからって何かが変わるわけではない。そんな事は何年も前から知っていたけれど。それでも変化を待ってしまう。期待してしまう。これまでも何も変わらなかったのに。変わる筈がない事を知っているのに。

だから、こんなに酷い計画を立ててしまったのに。ごめんなさい。弱い私を許せなんて言わない。ただ、他に方法があるなら教えて欲しかった……。


1月4日 晴れ

久々に舞を舞った。体は覚えているらしく特に何もなかった。何かあれば良いのに。
そうそう、昨日は4冊、今日は3冊読んだ。楽しみにもならなかったけど。

明日は、全ての決行の日。終わりの日。西行寺幽々子の、終わりの日。
何でかしら。明日が良いってずっと前から思ってたの。
明日なら誰かが私を止めてくれるというのかしら?


1月5日 曇り

今日は一体どういう日なのかしら?
目の前にいきなり女の人が出てきたの。八雲紫って人。うーん、人じゃないかも。だって、空間から現れて空間に消えたんだもの。今日は忙しい、って言ってすぐに居なくなってしまったけど、また明日も来るのかしら?
お菓子くらい用意しておこうかな。本は0冊。読む程平静を保ててなかったわ。

本当に計画は中断。もしかしたら、これが私の待っていた変化?


1月6日 晴れ

紫は今日も来てくれた。
すごい。何だか私の大きな変化みたいだわ。革命って言うのかしら?変身?おかしいか。
紫は私の聞いたことのない話を色々してくれて、こんな私のつまらない日常の事を楽しそうに聞いてくれる。
あ、でも紫って何者なのかしら……?明日も来るって言ってたし、聞いてみようっと!


1月7日 曇り

最近雨降ってないわ。水不足にならなければいいけど。
紫に聞いてみたわ。何者で、そう、どうしてここに?って。そしたら妖怪で、ここに来たのは西行妖がきっかけだってね。西行妖はとっても凄い霊力を持ってるから誘われたんだって。
西行妖には恨みしかなかったけど、今日初めて感謝したわ。紫に出会わせてくれてありがとう。


1月8日 曇り

紫が今日言ってくれたわ。私は貴女が望むなら毎日でも来るわよって。私は勿論それを望んだし、紫は楽しそうに笑ってくれた。
紫が来てから本を読まなくなった。代わりに実体験が増えた。本もつまらないばかりじゃないけれど、やっぱり自分で経験した方が楽しいみたい。


1月9日 霞

今日は大変だった。妖忌と紫が出会ってしまって、酷い戦いになっちゃった。
家の中が台風に遭ったみたいね。これはひどい。
紫なんて「私は諦めが悪くて有名なの」なんて言って一歩も引かないのね。
妖忌は私が小さい頃から面倒を見てくれる唯一の大人なだけに、私を心配してくれていたのは分かる。だけど紫を最悪の妖怪だなんて酷いわ。まあ分かってくれたみたいだし、何とかなってよかった。
そういえば、妖忌は妖怪を敵として教えられてきたみたいだし妖怪を敵視するのも分かるけど、さっきは紫も人間って種族そのものを憎んでるように見えた。何かあったのかしら?


1月10日 曇り

紫の話は半分も頭に入らなかった。
怖い。もしかしたら紫は人間を憎んでる?私のことも好きじゃない?嫌いなのかもしれないって。
分からない。怖い。紫、ごめんなさい。


1月13日 晴れ

最近日記を忘れていた。前に書いたのは3日も前じゃない。
この3日間での紫の話は半分も聞けなかった。でもそんなの嫌。明日は、しっかり聞かないと。


1月14日 雨

今は朝。これから紫に聞くわ。宣言しないと折れそう……。
もしも紫が人間を憎んでて……私との付き合いが仮染めのものだったら?
おかしくなっちゃうかもしれないわ。



今日二回目

助かったぁ……。
何だか力抜けちゃったわ。明日細かく書こうっと。


1月15日 晴れ

日記だけど昨日の事を書く。
昨日は本当に恐かった。紫にはちゃんと聞けた。紫はまだ全部を話す気にはなれなかったみたいでそれは残念だったけど、私を心から大切な友人として見ているってはっきりと言ってくれた。
ただやっぱりなかなか言い出せなくて別れ際ぎりぎりにやっと聞いたっていうのは私らしいのかしら。ちょっと甘えちゃおうかしらって思って今日はいつもよりもくっついちゃった。誰かに甘えるなんて初めてで泣きそうになったわ。妖忌には甘えるなんて出来ないわ、怖くて(笑)


1月16日 雪

紫と一緒に雪見酒。美味しかった。
最近妖忌とも睨み合わなくなってきたのはありがたい。居づらいのよね。


1月17日 雪

雪が続いてて寒い。でも今日はかなり熱くなったわ!
紫が「式」って言うのを連れてきたの。昨日の帰りの道すがら大妖怪九尾を式にしたんだって。大妖怪を帰り道ついでに従えちゃうなんて凄い。
大妖怪って言うし私も書物で読んだ事がある有名な妖怪だからどんな外見なのか怖かったんだけど、なんとまあちっちゃい女の子!
親が少し前に死んでしまって、その子供みたいなんだけど、私もその妖力は感じたわ。

で、その子と私達で雪合戦をしたの。もう今日はくたくたよ。九尾ったら手加減をしないんだもの。頑張っちゃったけどやっぱり体力負けしちゃうわね。運動しようかしら。妖忌はそんなんで妖怪には並べませんって言ってたけど、妖怪と遊んだことに文句言わなかったあたり段々分かってきたんじゃない?


1月18日 晴れ

霜柱を潰した。良い音するわね。毎年やってるけど好き。
今日は紫と一緒に九尾の名前を考えたの。結果は藍って名前になったわ。藍はどんな大人になるのかしら。何だか親みたいね、って紫と話してたわ。あー、今日は早く寝ようっと!


1月19日 曇り

まだ20日にもなってなかったのね、今年。毎日が楽しくて、もう一年も終えてしまった気分。
藍は凄く元気が良くて、私も紫も振り回されてくたくた。もう年かしら、って言ったら紫に睨まれちゃった。曰く、まだまだ若いってさ。うーん、いくつよ?


1月20日 晴れ

今日は紫が来れなかったから、久しぶりに本を読んだ。何て事ない内容だったけど、何だか面白かった。


1月21日 晴れ

紫と藍とで歌を詠んだ。紫はやっぱり上手だし、藍は面白い歌を詠むわ。って思ってたら私の返しがツボだったみたいで紫が凄く苦しそうだった。そんなに面白かったかしら?


1月22日 雪

妖忌と紫が睨み合ってて本当に恐かった。何かと思って見てたら何か握手した。
今まで見た事ないくらい妖忌が笑ってたから多分何でもないんだろうなぁ。


1月23日 曇り

明日出掛けるみたい。紫は私に色々見せたいって言ってくれた。
私は外なんて歩いたことがないから何て言ったら良いのか分からないんだけど、怖いのは確か。本家も妖忌が説得してくれて、今回だけの特例になったみたい。意外。
でも街では私は化物だもの。私の事は知れ渡ってるから、街に降りたりなんてしたらって。紫も藍も妖忌まで来てくれるって言ったけど、やっぱり怖い。どうしよう。震えが止まらないよ。


1月24日 晴れ

何でかしらね。街を歩いてるとやっぱりみんな私を見てはひそひそと話してたんだけど、子供達には凄く懐かれた。最後にはまた来てねなんて言われちゃって……。震えてた私が馬鹿みたいじゃない。

街の人が私に怒鳴り散らした時は酷かったわね……。喧嘩は好きじゃないから謝って逃げちゃおうとしたら紫がその人を殴り飛ばしちゃって。何間飛んだのか分からないくらい。
でも嬉しかったなぁ。紫の言葉。幽々子が何かしたのかって。私の能力を悪用した事があったかって。まあ多分吹っ飛ばされた本人には聞こえなかったでしょうけど。


1月25日 晴れ

全身筋肉痛……妖忌は私に剣術の稽古をつけるって。うーん、やった方が良いわね。歩いただけなのにこんなじゃこれから藍のお遊びに付き合えなくなっちゃうわ。
早速って訳でやってもみたけど竹刀が重くて……ちゃんと続けられるかしら。


1月26日 晴れ

紫が来たときに藍が居なくて、今日は一人?何て言っちゃった。朝だからまだ寝てるってもう可愛いなぁ。
紫が私に夢を話してくれた。いつか、失われゆく妖怪達が安心して暮らせる世界を創りたいんだって。世界を創るだなんて出来るわけないって思ったけど、紫の能力について教えて貰ったら何だか出来そうにも思えたわ。
私もその世界に行ってみたいなぁ……。


1月27日 強風

凄く風が強くって不気味な日だったわ。
木が風を吹かせる訳ないのに西行妖から風を感じるの。何でかしら、何だか凄く不吉な気持ちになる……。


1月28日 雨

紫が来ない。
何があったんだろう?前来れなかった時は連絡くれたのに。紫も藍も来ない。心なしか妖忌までそわそわしてるように見えたからからかっておいた。
でも多分私も酷い顔してる……怖い。


1月29日 曇り

さっき……夜になってからだけど、妖忌を遣いに出した。
紫は普段人間として暮らしてて、その家が街にあるって言っていたから、様子を見に行ってもらいに。
本当なら私が行きたいけれど、私は家を出たら本家にバレてしまう。私は「化物」だから本家は私を殺しさえするかもしれない。つい先日無理を言ったばかりなのだからもう無理はききそうにない。ああ、もう!


1月30日 曇り

妖忌からの手紙を受け取った。紫が私を訪れない理由は分かったけど、言えないみたい。意味が分からないわ!


1月晦日 曇り

妖忌が帰ってきた。
紫は病気で寝込んでいて、治るまで来れないって言ってたけど、どうせ嘘。
だったら手紙に書くでしょうに。何があったのかは分からないけど、何かがあったのは確実ね。


2月1日 晴れ

西行妖が蕾を付けていた。どういう事?あれは咲かないって教えられてきたのに。咲いたら沢山の人が死ぬ桜だから西行寺の本家が封じたのだと。
封印が解けてきたの?


2月2日 曇り

西行妖を見てきた。
何十カ所もある封印を確認してきた。封印とかの妖術には疎い私だけどはっきり分かるくらい封印は弱まってて、近くにいると気分が悪くなってくる。
倒れかけてた所を妖忌に助けられた。
ただ、西行妖そのものを包むように大きな封印を感じた。こっちも強くなかったけど、どっちかって言うと解けるよりも消えそうって方がしっくりくる。
あの封印は他のとは違う……何の封印?


2月3日 曇り

妖忌が出ている間に封印を調べに行った。専門の本持って。
多分本家のがあちこちで壊れかけてる封印で、大きいのは別物。一体誰がこっちの封印を施したのかしら?


2月4日 強風

本家からの遣いが来た。先日の外出が原因だろう。何か変化はないか、あの後里の人間達との確執はないか、とか五月蠅いなぁ。
今までの私なら大人しくしてただろうけど今は緊急だから。
明日は家を抜け出す。目的地は紫の家。何があったかは分からないけど、絶対に良い事じゃない。


2月5日 曇り

今は紫の家に居る。
具合が悪いから寝てるって言っておいて、布団の中に本を詰め込んで膨らませておいた。
前の外出で紫が買ってくれた服を着たがらバレにくいとは思う。
妖忌は唖然としてたけど、紫は笑ってた。すごく辛そうに。

紫が西行妖を封じる大きな封印の主だった。その代わりにその結界を通して紫に西行妖の妖力が流れ込んで、紫を苦しめているそうだ。

どうしてそんな事をしたのかは聞いても答えてくれなかった。


2月6日 晴れ

妖忌が私の捜索隊に加わってしばらく誤魔化してくれそうだ。この辺り一帯は確認したけど居ないって伝えてくれた。
紫の様態は相変わらず。昨日は着いたのが遅くてもう寝てた藍とも今日は会ったけど、紫があんなで元気がなかった。


2月7日 晴れ

今日はずっと考えてた。紫を助ける方法。私の能力。
私の能力と西行妖は似ている。人を殺す能力。能力と能力は呼応する。私を使って、西行妖を封じることは出来ないだろうか?


2月8日 晴れ

紫の本音が聞けた。こんな無茶をしたのは私の為だったみたい。
西行妖は桜でありながら化物みたいな妖気を身に宿してあんな妖怪桜になった。
桜は元の桜に戻ろうとして、私の魂を取り込もうとしていたのだという。私は詳しくないからよく分からないけど、私の能力は死後の魂すらも統制することが出来て、西行妖はその能力を取り込むことで中の妖気……つまり、恨みの魂を追い出そうとしていたのだと。
私が外からその能力で魂を西行妖から追い出せないかと言ったら無理だって。魂を統制するだなんて生きた人間に出来る筈もないことだから。

私は……どうすれば良いの?
このままでは紫はいずれ死んでしまうかもしれない。
私が死ねば、紫は助かる。

強引に聞き出したけど……聞きたい事じゃなかったよね。
でも、知らなきゃいけなかった事。


2月9日 晴れ

やっぱり、紫と別れたくないよ。
嫌だ。折角仲良くなれたのに。ひと月で終わらせないといけないの?紫は今日何も食べなかった……

2月10日 晴れ

妖忌がぼろぼろになって帰ってきた。
西行妖を斬りに行っていたらしい。でも出来なくて、西行妖の中の魂達に返り討ちにされたって。妖忌でも斬れないなんて、そんなに大きな力なの?
私に、それをどうにかできる能力が本当にあるっていうの?


2月11日 曇り

紫と話した。紫は気付いてるみたい。私が死ねば全て丸く収まるんだって、そう私が考えてる事に。
紫が私の所に来た本当の理由があった。西行妖の能力を自身の境界を通して解き放ち、人間を殺してしまおうと、そう考えていたんだって。
親友の妖怪が人間に殺されたから。
私に会って、あんなに忌避されても復讐を考えない私と会って、復讐が馬鹿らしくなったって。同時に、私の能力が西行妖の欲するものと知って、封印を施したって。


2月12日 晴れ

藍はまだ何も分かっていないみたい。何も話されてないみたい。
そうだよね……。紫が、もしも紫が死んだら、藍は取り残される。しばらくは私が見ていられても、人間の寿命じゃあ足りるわけがない。
そもそも紫の式って事は紫が居なくなったら藍も居なくなっちゃうんじゃないの?分からないけど。
あんな幼い子がもう死ななければならないって言うの?
それでも死ぬのが怖いって思ってる私って薄情よね。
誰か、助けて。


2月13日 晴れ

最近本家の追っ手が近くをよく歩くようになった。
私が本家の知らない内に死んでたら本家は悲しんだりするのかしら。しないんだろうけど。
寧ろ喜びさえするのかも。厄介払いって。


2月14日

紫の様態が急変した。血を吐いて痙攣して。紫は死を覚悟している。すぐに分かった。藍は泣き叫んでいた。妖忌は何も言わなかったけど、震えているのは分かった。
どうしようもない。でも、紫に死んでほしくない。だって、見てみたいから。紫の作る楽園を。
私も呼んでくれるって、言ってたから。

私、悪知恵の働く子供みたい。
今のまま生きてたって、私の生活は変わらないだろう。だから私は、決めた。


2月15日 晴れ

良い月が出てる。

願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃

死ぬのには申し分のない夜ね。
私はこれからこっそり西行妖まで向かうけど、この日記は隠しておこうと思う。
自惚れかもしれない。でも、私を想ってくれてる紫に見つけて欲しいから。本家の人達に、この想いを見せたくないから。

紫、日記が手紙になってしまいます。長いけど読んでね。

えっと、いっつも会ってたから手紙なんて初めてで、変な文章になったらごめん。

私は紫に会って救われた。貴女は私が復讐なんて考えないで生活してるって言ったけど、私だって考えたのよ。
この能力があれば復讐なんて簡単。人を死に誘うなんて。そう、本当はあの日、貴女が来た日はその復讐の実行予定だったの。強引に里に下りて、今まで酷い事された復讐をして、私も死んでしまおうって。
貴女に会って、少し、和らいで、期待した。貴女が私を救ってくれるんじゃないかって。

毎日、楽しかった。新しい事ばっかりで、貴女と過ごすこの日々が続くのを当たり前にも思った。

私は貴女の夢を見てみたい。同じ世界に立ってみたい。今の私は人間で、ここで貴女を捨ててしまったら色の無い生活を終えてただ死んでいくのでしょう。
貴女を助けることが出来るなら、私はこれが最期の大事な私の使命だったのだと思います。この忌避された能力は、紫を助ける為にあったんだと私は思いたい。

私は貴女に生きて欲しい。私は貴女を失いたくない。貴女の造るその世界が、きっと貴女の理想を創りますように。
ありがとう、紫。大好き。貴女と出会えて私は幸せだった。
だから、勝手だけど私は貴女を選びます。貴女が生きる道を。

貴女との日々は忘れない。今までで一番楽しかった一ヶ月間を、私が忘れる筈がないでしょう?

さようなら、私の大嫌いだった世界。最期に愛させてくれてありがとう。
さようなら、大好きな紫。願わくは、貴女の愛する夢の世界で、再び共に笑えることを。


2月16日


2月17日


2月18日


2月19日





幽々子、知ってる?私って諦めが悪くって悪くって。
約束よ。必ず私の創る世界で、再び共に笑いましょう。
最初このお話は2月16日に紫に出会ってから、1年後の2月16日の別れまでを綴る予定でした。一年間長すぎ。
はい、どうも。日記がまともに続いたためしの無い楼閣です(挨拶)

今日、2月16日は歌人、西行の命日です。厳密には暦的な意味で異なりますが。
そんな小さな意味を込めて、このお話を。

このお話には色々と思う所があるので、ちょっとした考察をブログに載せます。
ここに書くには長すぎた。見る必要のあるものではありませんのでお気になさらず。私なんかはそういう考察を読むの好きなので、同じような趣味の方は覗いてみて下さい。

ご読了、ありがとうございました。
また次のお話で。
楼閣
http://gensouroukaku.web.fc2.com
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.820簡易評価
16.90ずわいがに削除
日記形式でだんだんと幽々子、それに紫や妖忌の心境まで変化していくのが面白いですね。

あと自分のキャラのイメージともかなり近かったので違和感無く読めましたよ。
18.無評価楼閣削除
最早二カ月ぶりくらいです。何やってんだろうなぁ。

ずわいがに 様>
日記形式って難しいですね。キャラが何処まで分かっているのか、とか普通日記でわざわざ説明なんて入れないよ、とか。
変化を描いてみたかった作品なので、楽しんで頂けて良かった。
ありがとうございました!
21.100非現実世界に棲む者削除
紫とゆゆさまの絆は素晴らしい。
この日記に託された想いが伝わってきました。
とっても良い作品でした。