Coolier - 新生・東方創想話

紅美鈴の手記

2003/07/27 09:58:09
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漂流開始から十日目
とうとう食料が底を尽いた。一ヶ月はもたせようと思っていたのに。
私の計算が甘かったのだろう。魔理沙さんがあんなに大食いだったなんて。
私と咲夜さんはほとんど食料に手を付けていない。
咲夜さんはレミリア様にその大半を分け与えていたから。
私の食料は寝ている間に誰かに食べられていた。
犯人が誰かなんて、考えたくも無い。
これからは水だけで耐えるしかない。

漂流開始から十五日目。
食べ物が無いということがこんなに辛いことだったなんて知らなかった。
みんなもほとんど口を開かなくなった。喋る体力も無くなってきているのだ。
チルノちゃんはひたすら『帰りたい帰りたい』と駄々をこねている。
帰りたいのは誰だって同じだ。私だって。

漂流開始から二十日目。
水の残りもあと僅かになった。
チルノちゃんもさすがにもう喋らなくなった。
霊夢さんが『助けなんかこないのかもね』と言った。
誰もそれに反論しなかったし、する気力もなかった。
私はまだ助けがくると信じている。

漂流開始から三十日目。
チルノちゃんが壊れた。
『おてんば恋娘おてんば恋娘!』と叫びながら奇妙なダンスを踊っていた。
咲夜さんが当身で気絶させたので、なんとかその場は収まった。
霊夢さんは、ピクリとも動かなくなっていた。

三十五日目。
チルノちゃんが食べられた。
朝起きたらチルノちゃんの姿が消えていて、服だけが残っていた。
この中の誰が人(妖精)食いなのか。怖い。眠れない

四十日目。
疲れた。魔理沙さんが食べられてた。誰がやったんだろう。
今生きているのは、私、咲夜さん、レミリア様。
犯人がわかった。
ものすごく怖い、けど、
寝る。

四十二
私、まだ、生きてる。
咲夜さんは、少し疲れてる。
レミリア様は、とても元気。

四三

さくやさんが、やってきた
わたしも、レミリアさまの、たべものに
やだ、こないで、さくやさん、やめて
―――――――――――――――――――――

美鈴「という夢を見たんです……」
霊夢「何で私が一番先に死んでるのよ」
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コメント



0.3400簡易評価
1.50なない削除
こっ、怖ー!
2.50774削除
針弾さんはギャグonlyの人だと思っていたが…すげぇ
3.30なーなーす?削除
ギャグじゃん(ダマレ
46.無評価削除
これを動画にしたものをどこかで見たなぁ
60.90名前が無い程度の能力削除
かゆ
うま