Coolier - 新生・東方創想話

ルーミアの発見

2003/07/10 10:33:22
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ここは幻想郷。今日も一匹の妖怪少女が夜空をゆく。

ルーミア「何か面白いもん無いかなぁ~?、夜食でもいいわねぇ~」

食事の後の散歩は彼女の日課である。散歩…、と言っても浮いているわけだが…

ルーミア「お、魔理沙宅はっけ~ん。早速突撃取材よっ♪」

得意の押し掛け訪問。傍から見ればいい迷惑である。
そして彼女は森の中の一軒家に降り立った。


ルーミア「おじゃましま~す。」
魔理沙 「こんな遅くに不法侵入者か?これは排除しなきゃだな。」
ルーミア「そんな法どこにあるのよ。」
魔理沙 「私ンちだぜ。てかせめて本人の許可ぐらい取れ。」
ルーミア「気にしない、気にしない。」
魔理沙 「それはお前だけだ。」

作務衣を着た魔理沙はルーミアに答えかけながら本を読みふけていた。
取っ付きあいも慣れているらしく、ルーミアの入室を受け入れたようだった。
で、早速暇つぶしになるようなものを探すべく、辺りを捜索して回るルーミアだが…

ルーミア「なんか、重そうな本ばっかりね……」
魔理沙 「パチュリーからいろいろと借りてるんだ。
      あいつの図書館は面白い本が読みきれないほど埋まってるからな。」
ルーミア「ふぅーん……」

山のように積まれた本を、何か物欲しげな目で見るルーミア。
気にせず魔理沙は読書に集中していた。

ルーミア「…………」
魔理沙 「……言っとくが、ここにはお子様妖怪が読むような本は無いぜ。」
ルーミア「私もうお子様じゃないも~ん。」
魔理沙 「どうだかな。」

そういうと、ルーミアは辺りの山積みの本をガサゴソと漁り始めた。

魔理沙 「(…ほっときゃ、帰るかな?)」


……かれこれ30分後。しかし状況は前と然程変わっていなかった。

ルーミア「……文字やら魔方陣やら、なんだか地味で難しい本ばっかり…
     もう少し色のある本はないの?漫画とか、絵本とかさ~…」
魔理沙 「これでも十分面白いぜ。(まだ居座るのかよ)」
ルーミア「むぅ~」

再び山を漁り始めるルーミア。と、そこに転がり込む一冊の本。何気なく拾い、パラパラとページを送った。
それは、人間世界では成人指定のちょっぴりアレな本だった。

ルーミア「わぁ~。魔理沙ってこういう本も読むんだ~。へぇ~……」
魔理沙 「ッ!!おまえ、何の本読んでる!?」

思わず魔理沙は目線をルーミアの方へ向けた。すると、図書館でくすねてきた「あの本」が
今、ルーミアの手中にあることが判明したのだ。

ルーミア「女性の裸がいっぱいだ~。」
魔理沙 「馬鹿、とっとと返せっ!」

魔理沙が飛び掛ったが、あっけなくサラリとかわされる。
魔法少女赤面。ルーミアはケラケラと魔理沙を嘲笑っていた。そして暴れること10分後。
魔理沙が隙を突き、疾風のごとくルーミアの持っていた本を奪い返したのだ。
額に滲んだ汗がその様子を物語っていた。

ルーミア「あ~あ、もう終わっちゃった……」

ルーミアは呆れたように肩を落とした。一方、魔理沙は少々息を切らしながらも安堵した表情を
見せていた。

魔理沙 「さ、さぁ、とっとと帰った帰った。子供はもうとっくに寝る時間だぜ。」
ルーミア「寝るのは昼間よ?夜は遊ぶ時間なの。」
魔理沙 「私は夜は寝る時間なんだよ。」
ルーミア「もう…今度来るときは私でも楽しめるような本を用意しておいてよね。」
魔理沙 「自分で借りに行けっつーの。」

ルーミア「さーて、みんなに言いふらしに行こっと。」

魔理沙 「……待て今何て言った?」
ルーミア「きっと空耳よ。うん。どうしたのよ?そんな怖い顔して…………」


魔理沙 「……今夜は逃さないぜ…………お前は……実験台だっ!!」
ルーミア「さいなら~!」

がしっ。


魔理沙邸。今夜は熱くも長い夜になりそうだ。
ルーミア×魔理沙のショートイベントです。
キャラが一人のときの台詞ってなかなか考え付かないものですねぇ。実際最初のルーミアの台詞で長く詰まりましたが…。
続きは適当に妄想してくださいです。はい。
風邪の人
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コメント



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1.50ななし削除
な、なんの実験台に? 作者様、体お大事に。
2.30ななすぃ削除
慌てる魔理沙タン……ィィ
9.40名前が無い程度の能力削除
<font size=1>魔理沙テラエロス</font>