「正邪、正邪や」
「なんです姫?」
「わたしは正邪のこと大嫌いだよ」
「そうですか。そりゃあ、ありがたいことだ」
「……今日、何の日か分かってる?」
「んあ? なんかありましたっけ姫?」
「分かってないなら良いんだけど?」
「なんですその物言い。流石に怒りたくなりますよ」
「エイプリルフールよ?」
「……あ」
「忘れてたんだね……」
「姫! それなら今のは……」
「そ、嘘。私は正邪のこと好きだもの」
「うわああ、言うな、言うんじゃない!」
「私はそれでいいのよー」
***
「姫、姫さんや」
「なに正邪?」
「お前のことが大好きだぞ」
「正邪や。今は午後だぞ?」
「それが何か問題が?」
「午後に嘘つくとダメらしいんだよ?」
「は? 何言ってるんですか、エイプリルフールなら良いでしょうよ」
「それがダメなんだなあ。それなら正邪は私の事が大好きになってしまうよ?」
「私はお前のことなんか大好きだ!」
「あ。出たあまのじゃく。それでも私は言葉に出してくれるだけでいいんだけどね」
「姫ぇええ!!!!!」
「うわ、やめろ、追いかけるな!」
「食ってやる! その小人の状態で食ってやる!」
「うごっ、それで、苦しむのは正邪だと思うけどね!」
「なんです姫?」
「わたしは正邪のこと大嫌いだよ」
「そうですか。そりゃあ、ありがたいことだ」
「……今日、何の日か分かってる?」
「んあ? なんかありましたっけ姫?」
「分かってないなら良いんだけど?」
「なんですその物言い。流石に怒りたくなりますよ」
「エイプリルフールよ?」
「……あ」
「忘れてたんだね……」
「姫! それなら今のは……」
「そ、嘘。私は正邪のこと好きだもの」
「うわああ、言うな、言うんじゃない!」
「私はそれでいいのよー」
***
「姫、姫さんや」
「なに正邪?」
「お前のことが大好きだぞ」
「正邪や。今は午後だぞ?」
「それが何か問題が?」
「午後に嘘つくとダメらしいんだよ?」
「は? 何言ってるんですか、エイプリルフールなら良いでしょうよ」
「それがダメなんだなあ。それなら正邪は私の事が大好きになってしまうよ?」
「私はお前のことなんか大好きだ!」
「あ。出たあまのじゃく。それでも私は言葉に出してくれるだけでいいんだけどね」
「姫ぇええ!!!!!」
「うわ、やめろ、追いかけるな!」
「食ってやる! その小人の状態で食ってやる!」
「うごっ、それで、苦しむのは正邪だと思うけどね!」
異変の後もこういう風に仲良くしてくれてると嬉しい…