「蓮子、大変よ!」
「どうしたのよ」
「pixivでセ○サロイ○をタグ検索したら、日本○レキ○ル連○の絵が見つかったわ(実話)」
「だから何だってんだよ!!!」
「そんな事より、アレからもう1年なのね……」
「ドレからよ。 就職?」
「それは人によって違うわ。 でも、懐かしめるものが有るって、素敵なことよね」
「分かったようで全然分からん」
「私達も1年で大人になったわよね」
「そうかしら?」
「職場で宴会するたびにキョドってた蓮子も一発芸できるようになったし」
「いやまあ」
「エロネタは鉄板よね」
「やってねぇよ」
「またアレやって見せてよ!『ブスが寝転んで〜、コロンブス!』ってやつ!」
「やらねえよ!!!!! あの後泣いたんだからな!!!!!」
「笑い泣きしたわほんと」
「メリーほんとやめて」
「ごめンゴw すまンゴw」
「あぁ……学生時代に戻りたいわ」
「戻って、どうするの?」
「具体的に何がしたいってのは無いけど……常に成果を上げるべく一生懸命な毎日から、無意味な事をしたって誰にも怒られない日々に戻りたいのよ」
「秘封倶楽部の活動、無意味な事も多かったわね」
「メリーだったっけ? 初めて貰ったバイトの給料で無意味なものが買いたい! って言って高級玉砂利500kg買っちゃったの」
「蓮子だって、おじいちゃんから相続した財産で無意味なことがしたいって言って、日本中のスーパーのカゴを取り寄せたじゃない」
「そうね……懐かしいわ。 秘封倶楽部関係ないけど」
「ここでメリーさん豆知識よ」
説明しよう―――メリーさん豆知識とは、メリーが昨日食べた豆の破片が奥歯の奥から取れた時にのみ披露される新しい知識のことではない。
「メリーさん豆知識・其の三……犬猫のイラストで、デフォルメした肛門やタマタマを描く人はだいたい女性よ」
「ほう……ポ○ポ○プリンを描いたのも女性なのね」
「そうよ」
「無意味な知識ね……」
「ええ……」
ー 緩衝材Presents マエリベリー・ハーン劇場 第4章 「無意味」 ー
回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
私、マエリベリー・ハーン! 3枚1,080円(税込)!
自分の気持ちに素直になりましょう。
そうすれば、人生がきっと大きく変わるはずよ!
例えば、コンビニで1台しかないATMで手間取ってるおばちゃんを見て、蹴り飛ばしてみたいとか……
例えば、駅のホームでツバ吐いたりタバコ捨てたり如何にも自分より頭ワルそーな人を突き落としてみたいとか……
そうした、子供じみてすらいる素直な気持ちを大切にしてみましょう。
明日から刑務所行きよ。
「蓮子、カレー味のうんことうんこ味のカレー、どっちがより罪深い?」
「後者かな……何その無意味な疑問」
「疑問は無意味でも、それを質問する事は無意味じゃない、そういう事を実践したかったの」
「あっそ……」
回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
私、マエリベリー・ハーン! 今更!
隣に居るのは、相方の宇佐未練子!(うさ みねりこ)
T字カミソリで眉毛を手入れするのが得意なんだけど、普通のカミソリを使えばいいんだから無意味な技術よね!
「メリー、無意味な話ばかりしてちゃダメよ」
「そうね……実になる話をしないと……そうだ、蓮子って人の顔覚えるの得意よね!」
「ん、そうかな?」
「この間コンビニで、『あの店員、3年前に行った隣町のドーナツ屋の店員だ』って言ってたじゃない! あれって凄い才能だと思うわ!」
「でも、あんまり意味を感じたこと無いなぁ……人並に覚えておけば十分じゃない?」
「そんな事ないわよ! きっと、何かの仕事でとっても役立つわ!」
「想像できん……例えば?」
「例えば……えーと……人の顔を3年間覚える仕事」
「想像力無さすぎだろ」
◎回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
回「左端のアイツ、最近丸くなったよな」
回「なー」
回「人って変わるもんだな」
回「しかし、何があいつを変えたんだ?」
回「回は何か知ってる?」
回「いや、知らんな……回は?」
回「さぁな……」
回「でもさ、ああやって誰かが変わるのを見るのは、俺たちにとっても希望にならないか?」
回「どうして?」
回「俺たち、毎日ただただ文章の仕切りをするばかり、変化の無い日々を過ごしてさ」
回「大袈裟かも知れないけど、俺の生きてる意味って何だろう、って時々考えちまうんだ」
回「…………」
回「でも、どんな形であれ、ああやって変化を見せてくれる奴が居るのを見たら、俺だって変わるチャンスは有るんだ!って思えてくるだろ?」
回「あいつは俺たちに示してくれたんだ。 俺たちの人生は無意味なんかじゃない、俺たちだって変われるんだって事を……」
回「そっか……そうだよな」
回「なんか、胸のつかえが取れた気持ちだよ」
回「なんだ……みんな同じ気持ちだったんだな」
回「よーし、俺だって変わってやる! ◎でも@でも、何にだって変わってやる!」
回「じゃ、じゃあ俺◉になる!」
回「バーカ、そんなのお使いの環境によって正しく表示できない可能性があるだろ〜」
回「あっ、そっかぁ……」
回回回回回回回回回「アハハハハハハ」
おわり
「どうしたのよ」
「pixivでセ○サロイ○をタグ検索したら、日本○レキ○ル連○の絵が見つかったわ(実話)」
「だから何だってんだよ!!!」
「そんな事より、アレからもう1年なのね……」
「ドレからよ。 就職?」
「それは人によって違うわ。 でも、懐かしめるものが有るって、素敵なことよね」
「分かったようで全然分からん」
「私達も1年で大人になったわよね」
「そうかしら?」
「職場で宴会するたびにキョドってた蓮子も一発芸できるようになったし」
「いやまあ」
「エロネタは鉄板よね」
「やってねぇよ」
「またアレやって見せてよ!『ブスが寝転んで〜、コロンブス!』ってやつ!」
「やらねえよ!!!!! あの後泣いたんだからな!!!!!」
「笑い泣きしたわほんと」
「メリーほんとやめて」
「ごめンゴw すまンゴw」
「あぁ……学生時代に戻りたいわ」
「戻って、どうするの?」
「具体的に何がしたいってのは無いけど……常に成果を上げるべく一生懸命な毎日から、無意味な事をしたって誰にも怒られない日々に戻りたいのよ」
「秘封倶楽部の活動、無意味な事も多かったわね」
「メリーだったっけ? 初めて貰ったバイトの給料で無意味なものが買いたい! って言って高級玉砂利500kg買っちゃったの」
「蓮子だって、おじいちゃんから相続した財産で無意味なことがしたいって言って、日本中のスーパーのカゴを取り寄せたじゃない」
「そうね……懐かしいわ。 秘封倶楽部関係ないけど」
「ここでメリーさん豆知識よ」
説明しよう―――メリーさん豆知識とは、メリーが昨日食べた豆の破片が奥歯の奥から取れた時にのみ披露される新しい知識のことではない。
「メリーさん豆知識・其の三……犬猫のイラストで、デフォルメした肛門やタマタマを描く人はだいたい女性よ」
「ほう……ポ○ポ○プリンを描いたのも女性なのね」
「そうよ」
「無意味な知識ね……」
「ええ……」
ー 緩衝材Presents マエリベリー・ハーン劇場 第4章 「無意味」 ー
回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
私、マエリベリー・ハーン! 3枚1,080円(税込)!
自分の気持ちに素直になりましょう。
そうすれば、人生がきっと大きく変わるはずよ!
例えば、コンビニで1台しかないATMで手間取ってるおばちゃんを見て、蹴り飛ばしてみたいとか……
例えば、駅のホームでツバ吐いたりタバコ捨てたり如何にも自分より頭ワルそーな人を突き落としてみたいとか……
そうした、子供じみてすらいる素直な気持ちを大切にしてみましょう。
明日から刑務所行きよ。
「蓮子、カレー味のうんことうんこ味のカレー、どっちがより罪深い?」
「後者かな……何その無意味な疑問」
「疑問は無意味でも、それを質問する事は無意味じゃない、そういう事を実践したかったの」
「あっそ……」
回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
私、マエリベリー・ハーン! 今更!
隣に居るのは、相方の宇佐未練子!(うさ みねりこ)
T字カミソリで眉毛を手入れするのが得意なんだけど、普通のカミソリを使えばいいんだから無意味な技術よね!
「メリー、無意味な話ばかりしてちゃダメよ」
「そうね……実になる話をしないと……そうだ、蓮子って人の顔覚えるの得意よね!」
「ん、そうかな?」
「この間コンビニで、『あの店員、3年前に行った隣町のドーナツ屋の店員だ』って言ってたじゃない! あれって凄い才能だと思うわ!」
「でも、あんまり意味を感じたこと無いなぁ……人並に覚えておけば十分じゃない?」
「そんな事ないわよ! きっと、何かの仕事でとっても役立つわ!」
「想像できん……例えば?」
「例えば……えーと……人の顔を3年間覚える仕事」
「想像力無さすぎだろ」
◎回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
回「左端のアイツ、最近丸くなったよな」
回「なー」
回「人って変わるもんだな」
回「しかし、何があいつを変えたんだ?」
回「回は何か知ってる?」
回「いや、知らんな……回は?」
回「さぁな……」
回「でもさ、ああやって誰かが変わるのを見るのは、俺たちにとっても希望にならないか?」
回「どうして?」
回「俺たち、毎日ただただ文章の仕切りをするばかり、変化の無い日々を過ごしてさ」
回「大袈裟かも知れないけど、俺の生きてる意味って何だろう、って時々考えちまうんだ」
回「…………」
回「でも、どんな形であれ、ああやって変化を見せてくれる奴が居るのを見たら、俺だって変わるチャンスは有るんだ!って思えてくるだろ?」
回「あいつは俺たちに示してくれたんだ。 俺たちの人生は無意味なんかじゃない、俺たちだって変われるんだって事を……」
回「そっか……そうだよな」
回「なんか、胸のつかえが取れた気持ちだよ」
回「なんだ……みんな同じ気持ちだったんだな」
回「よーし、俺だって変わってやる! ◎でも@でも、何にだって変わってやる!」
回「じゃ、じゃあ俺◉になる!」
回「バーカ、そんなのお使いの環境によって正しく表示できない可能性があるだろ〜」
回「あっ、そっかぁ……」
回回回回回回回回回「アハハハハハハ」
おわり
でもこのメリーがメリーかどうかは蓮子に判断をゆだねるのが私の精一杯のやさしさです