問1:たまご鑑定士
「おりんおりん、これ見て!」
そう言いながら空が持ってきたのは、空っぽの鍋にぎっしり入った殻付きの卵。
「卵がどうかしたのかい?」
「お燐さ、この中のどれがゆで卵で、どれが生卵かわかる?」
「ああ、そんならこうやってコマみたいに……」
「あっ、だめだめ! 卵にはさわらないで、だよ」
「……それじゃあ、分からないな。見た目は全く一緒だし」
すると空は得意げに笑って、こう言い放った。
「わたしにまかせて! あるヒト手間かけるだけで、この中のたまごが何なのか、全部わかるようにしてあげる!」
さて、彼女の言う『ヒト手間』とはどんな方法だろうか?
問2:子猫が愛した数式
先程から、橙が一心不乱に机に向かっている。どうやら勉強中のようだ。
藍が後ろからそっと覗き込む。すると、ある間違いに気付いた。
「橙、頑張っているな。しかし残念だが、ここが間違っているようだ。『20 + 3 = 15』になっているぞ」
しかし橙は、少しばかり不服そうな顔をした。
「え? 藍様、ちゃんと合ってますよ!」
珍しく、橙はそう言って譲らない。藍の目には確かにその数式が見えるのだが……どういうことだろうか?
問3:ふたりりー
「だーいちゃん!」
いきなり後ろから呼ばれ、振り返った大妖精が見たものは――
「え、あっ!? り、リリーちゃんがふたり……?」
「えへへー。どっちがホワイトでしょう!」
そう、まるで分身したかのようにリリーホワイトが二人。
しかしこれは、片方がリリーブラックの変装であるという。
髪の色まで魔法か何かで揃えていて、見た目では判別がつかない。声もほぼ同じだ。
「じゃあ、大ちゃんだけに大ヒント! ひとつだけ、どっちかに質問していいよ!」
「ただし、訊かれた質問にホワイトは正直に答えるけど、ブラックは必ずウソで答えるからね」
「え、えぇー……じゃあ……」
迷う大妖精。さて、たった一回の質問で二人を見分けるには、何と質問すればいい?
問4:ゆうかりんはオカン。誰が何と言おうとメディのオカン。
幽香が、メディスンの為に服を作ってくれるという。
毎日裁縫道具を手に布と戦う幽香の姿に心ウキウキのメディスンだったが、ある日昼寝から起きると幽香がいない。
テーブルにはおやつのスズランクッキーと一緒に、一枚のメモ。
『スキマの下半身を買ってきます』
……さて、幽香は何を買いに行ったのだろう?
問5:灯台下暗し――人それを、志村後ろー! と言う
「ただいま帰りました」
「おかえりー。わざわざ悪いわね」
衣玖が買い物から帰ってきた。天子はニコニコ顔で彼女が差し出す袋を受け取る。
幻想郷でもいつ天災に見舞われるか分からないと、衣玖に防災グッズを買いに行かせていたのだ。
「まー、地震カミナリカビもやしって言うし。備えあれば嬉しいなってね」
突っ込んだから負けだ。一息つこうとした衣玖だったが、天子は怪訝そうな顔をしている。
「あれ? ねえ衣玖、頼んだのって全部で五つだったわよね?」
「そうですが?」
「これ、四つしかないじゃない」
天子が頼んだのは以下の五品目。
乾パン(398円) 飲料水(104円) 防災頭巾(890円) 大容量の布袋(193円) マッチ(186円) 計1771円
しかし、衣玖の差し出した袋には四品目しか入っていなかったのだ。さて、もう一つはどこへ消えた?
無論、衣玖がわざと隠して天子を困らせているということはない。
問6:神奈子の部屋
幻想郷はせっかくのワンダーランド、もっと色んな人々と仲良くなってみたいのは人の常妖の常。
よって神奈子主催の妖怪の山 × 地底の交流会が催された。
部屋で二人きりになってトークするという内容で、普段関わらぬ種族ということもあって大変に盛り上がった。
しかし、ただ一組。そう、ただ一組だけは緊張からか会話が弾まず、すっかり無言になってしまったペアがあったのだ。以下の内、どれだろう?
①諏訪子・こいしペア ②にとり・さとりペア ③椛・ヤマメペア ④雛・勇儀ペア
問7:DJ LEVELではない
ある日の命蓮寺。ポストに入れられていた謎のメモ。
AAAAA = ?
AAA = ?
AA = 寅丸星
A = ?
A = 雲山
A = ナズーリン
- = 雲居一輪
- = ?
何かのランキングだろうか。では、最上段の『AAAAA』とは、一体誰のことであろうか?
問8:パーシモン・ハンター
この度アリスの魔術研究が実を結び、人形への非常に正確な書き取りプログラムが完成した。
実用の暁には手紙やメモの代筆、伝言メモなど大いに活躍することだろう。
アリスはテストとして早速、上海・蓬莱両人形に書き取りテストをさせた。
最初にそれぞれ名前を書き、決められた文字を書くというシンプルなものだ。
アリスのプログラミングは完璧で、同じ字であればコンマの狂いもなく同じ速度で書かせられる。
しかしこの書き取りテスト、終わってみれば明確なタイムの差が生じてしまったのだ。
先に終わったのはどちら? 理由も合わせて述べて欲しい。
問9:バカ
ミスティアの屋台に集まったいつものお子様組。今日はなんと、チルノが手料理を振る舞ってくれるという。
「ニンジン、ジャガイモ……へぇ、カレーだね」
「あったりー!」
「お肉はどんなのを使うの?」
「え? 墓の下のお肉」
「ぐげぇッ!?」
穏やかではない単語に絶句する一同だが、辺りに只ならぬ雰囲気はなく、異臭もしない。
材料は全て里で普通に買ってきたというが……チルノはカレーにどんな肉を入れる気なのだろう?
問10:あなたのおなまえ
ルーミア+椛+魔理沙=霊夢。
諏訪子+空=ぬえ。
では、輝夜+萃香+藍=?
問11:ロシアンブレラン・ルーレット
アリスの家へ遊びに来た三月精。カラスの鳴く時間になって、さあ帰ろうというところで問題発生。
「あっ、カサが混ざっちゃってる」
「どれが誰の?」
傘立てには見た目が同じ三本の傘、名前タグも取れてしまっていてどれが誰のか分からない。
とりあえず三人は、それぞれ一本ずつ同時に傘を抜くことになったのだが……この時、三人中二人が自分の傘を手に取れる確率は何パーセントだろうか?
問12:賢いあの子ほどハマるの法則
「ナズーリン! 私にもやっと、0.5Lの容器と0.3Lの容器だけを用いて、0.4Lの水を量り取る方法がわかりました!」
「それは良かった」
「0.5の水を汲んだ後、上空にブン投げてうまいこと0.1だk」
「あー、ご主人?」
「冗談です……っと。ではここで私から、ナズーリンへ問題です!
0.5Lの容器と0.8Lの容器があります。1.7Lの容器にぴったり満タンの水を入れるには、最低何回水を汲む必要があるでしょうか?
さあどうです!」
「ふむ、0.5と0.8……そして1.7……」
黙考を始めるナズーリン。あなたには分かるだろうか?
問13:愛。それは時に美しく、時に人を狂わせる……君と過ごした、幾つもの日々。瞼を閉じれば今も鮮明に蘇る。しかし、あの日の君はもう、ここにはいない。あるのは君が残してくれた、温もりと、香りだけだ……『She is my wife』――。
ある日、妖怪の山に大勢の男達が押し寄せてきた。かと思えば見回り中だった椛を取り囲んで、口々にこう称えるのだ。
「犬走椛様ですね! あなたを、『幻想郷一、愛に溢れた人物』として表彰致します!!」
なんともまあ、アイ。椛は顔を真っ赤にしながらその理由を尋ねてみた。すると彼らは何かを取り出しながらこう言った。
「こちらを一目見た時から、存じ上げておりました!」
取り出したのは、東方project出演者一覧名簿。名前と能力、出演作品なんかが書かれたもの。果たしてどういうことだろうか?
問14:もんもんもんもん
紅魔館へ向かう鈴仙とてゐ。この日は大勢で遊びに出かける約束なのだ。
待ち合わせ場所は紅魔館の門の下、少し遅刻してしまった。既にルーミア、一輪、早苗、美鈴がいる筈だ。
遠目に見えるは赤きお屋敷。門の下には確かに人影が見えるが――
「あ、もういるね。こっからじゃ誰かよく見えないや……っと、一人は音楽を聴いてるね。香霖堂で見た、うぉーくまん、とかいうキカイ持ってるし」
「一人はなんか考え事してるのかな……あ、なんか思い付いたみたいだね」
「その横の一人は、門のカンヌキを直してるみたい。器用だねぇ」
「あれ、一人いないね。まだ来てないのかな」
さて、それぞれ誰だろうか?
問15:むすんでつなげて
次の人物と、アルファベット一文字ずつを結び付けて欲しい。理由も合わせて述べよ。
○パチュリー・リリカ・ミスティア・穣子・諏訪子・天子
○E・F・G・M・P・S
「おりんおりん、これ見て!」
そう言いながら空が持ってきたのは、空っぽの鍋にぎっしり入った殻付きの卵。
「卵がどうかしたのかい?」
「お燐さ、この中のどれがゆで卵で、どれが生卵かわかる?」
「ああ、そんならこうやってコマみたいに……」
「あっ、だめだめ! 卵にはさわらないで、だよ」
「……それじゃあ、分からないな。見た目は全く一緒だし」
すると空は得意げに笑って、こう言い放った。
「わたしにまかせて! あるヒト手間かけるだけで、この中のたまごが何なのか、全部わかるようにしてあげる!」
さて、彼女の言う『ヒト手間』とはどんな方法だろうか?
問2:子猫が愛した数式
先程から、橙が一心不乱に机に向かっている。どうやら勉強中のようだ。
藍が後ろからそっと覗き込む。すると、ある間違いに気付いた。
「橙、頑張っているな。しかし残念だが、ここが間違っているようだ。『20 + 3 = 15』になっているぞ」
しかし橙は、少しばかり不服そうな顔をした。
「え? 藍様、ちゃんと合ってますよ!」
珍しく、橙はそう言って譲らない。藍の目には確かにその数式が見えるのだが……どういうことだろうか?
問3:ふたりりー
「だーいちゃん!」
いきなり後ろから呼ばれ、振り返った大妖精が見たものは――
「え、あっ!? り、リリーちゃんがふたり……?」
「えへへー。どっちがホワイトでしょう!」
そう、まるで分身したかのようにリリーホワイトが二人。
しかしこれは、片方がリリーブラックの変装であるという。
髪の色まで魔法か何かで揃えていて、見た目では判別がつかない。声もほぼ同じだ。
「じゃあ、大ちゃんだけに大ヒント! ひとつだけ、どっちかに質問していいよ!」
「ただし、訊かれた質問にホワイトは正直に答えるけど、ブラックは必ずウソで答えるからね」
「え、えぇー……じゃあ……」
迷う大妖精。さて、たった一回の質問で二人を見分けるには、何と質問すればいい?
問4:ゆうかりんはオカン。誰が何と言おうとメディのオカン。
幽香が、メディスンの為に服を作ってくれるという。
毎日裁縫道具を手に布と戦う幽香の姿に心ウキウキのメディスンだったが、ある日昼寝から起きると幽香がいない。
テーブルにはおやつのスズランクッキーと一緒に、一枚のメモ。
『スキマの下半身を買ってきます』
……さて、幽香は何を買いに行ったのだろう?
問5:灯台下暗し――人それを、志村後ろー! と言う
「ただいま帰りました」
「おかえりー。わざわざ悪いわね」
衣玖が買い物から帰ってきた。天子はニコニコ顔で彼女が差し出す袋を受け取る。
幻想郷でもいつ天災に見舞われるか分からないと、衣玖に防災グッズを買いに行かせていたのだ。
「まー、地震カミナリカビもやしって言うし。備えあれば嬉しいなってね」
突っ込んだから負けだ。一息つこうとした衣玖だったが、天子は怪訝そうな顔をしている。
「あれ? ねえ衣玖、頼んだのって全部で五つだったわよね?」
「そうですが?」
「これ、四つしかないじゃない」
天子が頼んだのは以下の五品目。
乾パン(398円) 飲料水(104円) 防災頭巾(890円) 大容量の布袋(193円) マッチ(186円) 計1771円
しかし、衣玖の差し出した袋には四品目しか入っていなかったのだ。さて、もう一つはどこへ消えた?
無論、衣玖がわざと隠して天子を困らせているということはない。
問6:神奈子の部屋
幻想郷はせっかくのワンダーランド、もっと色んな人々と仲良くなってみたいのは人の常妖の常。
よって神奈子主催の妖怪の山 × 地底の交流会が催された。
部屋で二人きりになってトークするという内容で、普段関わらぬ種族ということもあって大変に盛り上がった。
しかし、ただ一組。そう、ただ一組だけは緊張からか会話が弾まず、すっかり無言になってしまったペアがあったのだ。以下の内、どれだろう?
①諏訪子・こいしペア ②にとり・さとりペア ③椛・ヤマメペア ④雛・勇儀ペア
問7:DJ LEVELではない
ある日の命蓮寺。ポストに入れられていた謎のメモ。
AAAAA = ?
AAA = ?
AA = 寅丸星
A = ?
A = 雲山
A = ナズーリン
- = 雲居一輪
- = ?
何かのランキングだろうか。では、最上段の『AAAAA』とは、一体誰のことであろうか?
問8:パーシモン・ハンター
この度アリスの魔術研究が実を結び、人形への非常に正確な書き取りプログラムが完成した。
実用の暁には手紙やメモの代筆、伝言メモなど大いに活躍することだろう。
アリスはテストとして早速、上海・蓬莱両人形に書き取りテストをさせた。
最初にそれぞれ名前を書き、決められた文字を書くというシンプルなものだ。
アリスのプログラミングは完璧で、同じ字であればコンマの狂いもなく同じ速度で書かせられる。
しかしこの書き取りテスト、終わってみれば明確なタイムの差が生じてしまったのだ。
先に終わったのはどちら? 理由も合わせて述べて欲しい。
問9:バカ
ミスティアの屋台に集まったいつものお子様組。今日はなんと、チルノが手料理を振る舞ってくれるという。
「ニンジン、ジャガイモ……へぇ、カレーだね」
「あったりー!」
「お肉はどんなのを使うの?」
「え? 墓の下のお肉」
「ぐげぇッ!?」
穏やかではない単語に絶句する一同だが、辺りに只ならぬ雰囲気はなく、異臭もしない。
材料は全て里で普通に買ってきたというが……チルノはカレーにどんな肉を入れる気なのだろう?
問10:あなたのおなまえ
ルーミア+椛+魔理沙=霊夢。
諏訪子+空=ぬえ。
では、輝夜+萃香+藍=?
問11:ロシアンブレラン・ルーレット
アリスの家へ遊びに来た三月精。カラスの鳴く時間になって、さあ帰ろうというところで問題発生。
「あっ、カサが混ざっちゃってる」
「どれが誰の?」
傘立てには見た目が同じ三本の傘、名前タグも取れてしまっていてどれが誰のか分からない。
とりあえず三人は、それぞれ一本ずつ同時に傘を抜くことになったのだが……この時、三人中二人が自分の傘を手に取れる確率は何パーセントだろうか?
問12:賢いあの子ほどハマるの法則
「ナズーリン! 私にもやっと、0.5Lの容器と0.3Lの容器だけを用いて、0.4Lの水を量り取る方法がわかりました!」
「それは良かった」
「0.5の水を汲んだ後、上空にブン投げてうまいこと0.1だk」
「あー、ご主人?」
「冗談です……っと。ではここで私から、ナズーリンへ問題です!
0.5Lの容器と0.8Lの容器があります。1.7Lの容器にぴったり満タンの水を入れるには、最低何回水を汲む必要があるでしょうか?
さあどうです!」
「ふむ、0.5と0.8……そして1.7……」
黙考を始めるナズーリン。あなたには分かるだろうか?
問13:愛。それは時に美しく、時に人を狂わせる……君と過ごした、幾つもの日々。瞼を閉じれば今も鮮明に蘇る。しかし、あの日の君はもう、ここにはいない。あるのは君が残してくれた、温もりと、香りだけだ……『She is my wife』――。
ある日、妖怪の山に大勢の男達が押し寄せてきた。かと思えば見回り中だった椛を取り囲んで、口々にこう称えるのだ。
「犬走椛様ですね! あなたを、『幻想郷一、愛に溢れた人物』として表彰致します!!」
なんともまあ、アイ。椛は顔を真っ赤にしながらその理由を尋ねてみた。すると彼らは何かを取り出しながらこう言った。
「こちらを一目見た時から、存じ上げておりました!」
取り出したのは、東方project出演者一覧名簿。名前と能力、出演作品なんかが書かれたもの。果たしてどういうことだろうか?
問14:もんもんもんもん
紅魔館へ向かう鈴仙とてゐ。この日は大勢で遊びに出かける約束なのだ。
待ち合わせ場所は紅魔館の門の下、少し遅刻してしまった。既にルーミア、一輪、早苗、美鈴がいる筈だ。
遠目に見えるは赤きお屋敷。門の下には確かに人影が見えるが――
「あ、もういるね。こっからじゃ誰かよく見えないや……っと、一人は音楽を聴いてるね。香霖堂で見た、うぉーくまん、とかいうキカイ持ってるし」
「一人はなんか考え事してるのかな……あ、なんか思い付いたみたいだね」
「その横の一人は、門のカンヌキを直してるみたい。器用だねぇ」
「あれ、一人いないね。まだ来てないのかな」
さて、それぞれ誰だろうか?
問15:むすんでつなげて
次の人物と、アルファベット一文字ずつを結び付けて欲しい。理由も合わせて述べよ。
○パチュリー・リリカ・ミスティア・穣子・諏訪子・天子
○E・F・G・M・P・S
傘やリリーは本家にもありましたね。
ゆで卵は鍋に酢などの酸性のものを入れて
殻を溶かすのもありかもですね。