鈴仙物語 最終章

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　皆様、今まで鈴仙物語シリーズをお読みいただきありがとうございました。
　思えば鈴仙で東方界隈はおろか二次創作小説で歴史に残るような作品を書こうと思い立ってから、実にN(N+1)年という時間が経ってしまいました。なかなか進まない筆ながらも、こうして無事に完結することが出来たのは、今日まで叱咤激励してくださった皆々様のおかげです。心の底より感謝申し上げます。
　創想話でも屈指の大長編となってしまった今作で私の鈴仙についてはひとまず書き終えたと言いたいところですが、こうしてあとがきを書いている今も様々な鈴仙の話が思い浮かんできております。なので、しばらくしたらまた新作を投稿するかと思いますが、どうぞ生暖かい目で見守ってやって下さい。


　滅多にコメント返しはしませんが、折角の完結作ということで出来る限りコメント返しをしていきたいと思います。
（XX年4月1日更新）

＞１様
　長い間お付き合いいただきありがとうございます。そちらこそお疲れ様でした！

＞２様
　鈴仙には散々苦労をかけたので最後ぐらいは何ら心配なく幸せになってもらいたかったのでｗ

＞３様
　すみませんそこは誤字です。ご報告ありがとうございます。

＞４様
　ありがとうございます！　そう言っていただけてホッとしております。

＞５様
　永琳の解釈は今回そっちでやってみました。最初のやつは仰る通り伏線で。

＞６様
　すみません、ちょっと姫様は出番少なくなっちゃいました。新作でひめれーせん系をなんとか……

＞７様
　鈴仙はCVほっちゃんイメージでしたね。奈々様も良いですが！

＞８様
　結構武装関係はドイツよりアメリカ意識ですね。USAだけに。

＞９様
　どうもありがとうございます。ｶﾜｲｲﾔｯﾀｰ

＞１０様
　そこは分かれる所ですけど、今回私は能力最大限で考えてみましたのでやり過ぎ感は確かにあったかと。

＞１１様
　くぅ～疲れました！

＞１２様
　途中までは結構死なせるか悩みましたが、まあここはハッピーエンドで素直にやるべきと思いまして。

＞１３様
　第三章の中盤辺りで実はありました！　とはいえややこじつけ感が（）

＞１４様
　本への収録は一応考えてますが、ちょっとまだ先になるかと。

＞１５様
　分割はそうですね、見辛かったとの事で次回また長いのを書く時にはもう少し区切っていこうかと。

＞１６様
　神道の本来の意味合いと東方とで違いましたので、じゃあ自分流解釈も混ぜちまえ！　となりまして……

＞１７様
　ありがとうございます～。紫も今回少女的思考で最後いったので、妖怪の賢者という感じが少し薄れたのを心配してましたが、可愛いと言っていただけて安心です。少女臭！

＞１８様
　ルーミアはちょっと難しかったですねぇ。

＞１９様
　水分子の波を操作してチルノの氷解除、という流れでした。わかりづらかったようですみません。

＞２０様
　大妖精は所謂大ちゃんって方じゃなく、妖精らしさ主張しちゃいましたので違和感はあって当然かと。普通の大ちゃんもいつか！

＞２１様
　結構門番という立ち位置もあって出落ちなことが多いですから、ここは格好良くしなければ！　と力入れていたのでそう言っていただけて嬉しいです。

＞２２様
　咲夜さんのは公式設定じゃないですね、できるかぎりイメージを崩さないような過去にしていますが、確かに強引だったかも……

＞２３様
　パチェは黄昏作品でも基本動かないですからねぇ、その所為で咲夜さんより遅れてましたが！　間に合ったのは仰る通りのあれです。

＞２４様
　カリスマ方面で書かれると大抵バトってしまいますので、第二章では深窓のお嬢様全開の趣味バリバリでした！　フリルにこだわりましたが、文章表現だから出来たようなもので――

＞２５様
　魔法少女、というのが昔からイメージにありまして、そこを暴力的な吸血鬼の力と合わせてどう綿月にぶつけていくかって感じでした。ﾌﾗﾝちゃんｳﾌﾌ

＞２６様
　太ましくないように気をつけた結果があの執拗なナイスバディ描写にｗ

＞２７様
　橙は第四章の段階ではまだ紫からの式は受け取ってないですね。第五章の序盤に実は……

＞２８様
　ありがとうございます。アリスはやっぱり上海アリス幻樂団ということもありますから、ロリスも合わせてどうにか登場してもらいました。神綺様まで出して太陽神VS創造神というネタもありましたが、そうなると鈴仙途中で消し飛びそうでしたので（）

＞２９様
　どこぞの歌で宇宙人でデカルチャーな。月人とは言っても幻想郷と繋がってる世界の住人ですからノリは良いだろうと考えまして、三姉妹は大コンサートならぬ囮役にｗ
　リリカは狡猾な性格前に出しちゃったので結構言われましたが、なんとか最後でカバーさせたのでご容赦を……
　ルナサの騙されっぷりは、まあ素直な少女ということでｗ
＞＞めるぽ
　ｶﾞｯ

＞３０様
　ブラックは作中設定では普通に姉妹ですね。春の対称とかそこまでは考えてないです。

＞３１様
　うどみょん展開を期待された方には申し訳ない……　銃と剣の組み合わせということで道中までは結構いさせたのがいけなかったか……

＞３２様
　妖々夢であの弾幕を見たからには、これはやらねばと。描写がだいぶ高密度になったのは実はわざとなのですが失敗失敗。

＞３３様
　儚月抄では結構苦労人でしたから多少は良い目を見させてあげないと！

＞３４様
　今作での紫も公式準拠ですが、それだと月面戦争やれないので多少都合の良いように解釈はしています。倍返しだ……っ！（もう通じない）

＞３５様
　萃香はいるよ。この間アルタ前で見たもん。

＞３６様
　確かに第一章で出て以来ですねｗ　リグルの能力はやろうと思うと最強になってしまいますので、セーブはしてあります。いつか紅魔館に襲撃させたりとかやりたいですね（ぉ

＞３７様
　プリズムリバーの後で実は鳥獣戯画として出ているという裏設定があったりなかったり。あの時手が傷ついたのは爪の所為でしたが、描写不足でした。精進します。
　あと焼き鳥はたぶん烏肉なので気にしてないものとして……すみませんでした！

＞３８様
　あくまで鈴仙メインということで霊夢と魔理沙には抑えめにしてもらいました。第二次月面戦争で結構飽き飽きした感じでしたしねぇ。

＞３９様
　てゐの嘘をどう活かすか、という話術方面で永琳とはまた別にやりましたので、普段の悪戯し放題に比べればおとなしいかもしれません。トラップ担当にしても避けられる連中ばかりですしねぇ……

＞４０様
　フルに永琳戦わせたいと思った結果、まさかのクレーター……我ながら月の賢者ぱねえ！

＞４１様
　道中曲シンデレラゲージから、今回鈴仙とは対になるしかし本来の立ち位置として籠の中の鳥役でやってもらいました。その辺、説明描写を入れなかったので迷わせてしまいすみません。

＞４２様
　慧音がいれば妹紅は百人力さー。ということで増えてしまいましたが、たぶん地上に戻る頃には戻ってるんじゃないですかね。その辺、後日談でそのうち書いてみたいかと。

＞４３様
　月のいはかさの呪いが時効と付いていることから思いつきましたね。罪人という点で輝夜、永琳、鈴仙と同じ存在ですから、ちょっと死にすぎて痛い思いはさせてしまいましたが。

＞４４様
　まさかメディ毒が真っ当に使われるなんて！（ぉ
　実際の鈴蘭よりは精神的な毒物という意味で効くんじゃないかと思い、効かせました。

＞４５様
　ありがとうございます。
　文に気に入られた鈴仙にプライバシーは今後訪れるのか！？

＞４６様
　すみません、安直に幽香最強説に走りましたｗ　もう少し悪人っぽい感じにした方があの場合らしいとも思いましたが、個人的に幽香にそんな悪いという風にはさせたくなかったのでみょんに優しい感じに。

＞４７様
　あんまり真面目に能力使わせると月と地上の距離に意味がなくなってしまいますので、映姫と同じく陰ながら支える役回りに。期待して頂けたのに申し訳ない……

＞４８様
　花映塚での鈴仙判決は人によって分かれますが、今作では大袈裟ながらも真実を含むという方向でいきました。あと立ち位置は十王ではないということもあって、恐らく綿月に会っても互いに従う従わせるということにはならなかったと思います。

＞４９様
　秋姉妹の能力と出番をどうするか？　食い物と紅葉狩りしかないかなーと思いましたが、まさか交渉であそこまで役立つことになるとは書き始めの頃には思ってなかったですねｗ　静葉も穣子も出番増やせてなによりです。

＞５０様
　鈴仙に溜まりに溜まってましたから倒れるのも無理は無いとはいえ、雛には結構不遇にさせてしまい申し訳ない限り。

＞５１様
　にとりは心綺楼から結構ヤクザなイメージが付いてしまったので、さてそこをどうやるか。結果あんまり変わらなかったですけどねｗ　とはいえ義理とか任侠とかの方に持って行けたお陰で、あんまり悪いように見えなかったとのことで良かったです。
　椛については、あんまり将棋ばかりで絡ませてもなぁと思ったので結果ほとんど会話もさせてないことに今更気付きました。大抵登場すると不審者やらと戦ってばかりで忙しかったですから仕方ないのですが、もう少し日常的な場面を入れれば良かったかもですね。

＞５２様
　真打ち登場と言わんばかりに好き放題やってくれましたねｗ　奇跡を起こすのに必要な準備期間を考えると結構序盤に気づいていた計算になりますが、実は第二章辺りからあんまり絡んでないのはそういうことで。

＞５３様
　月に降り注ぐオンバシラ、確かにシュールですがｗ　八坂刀売神よりも建御名方神で引っ張られるのは行使する力の強さの関係ですね。

＞５４様
　土着神なので綿月にはむしろ抵抗する側ですから、その支配は受け難いという考えです。最初の方では結構匂わせたので引っかかったと言って頂けたのは狙い通りですｗ

＞５５様
　レイセン二号は実は他の玉兎と変わりないのですが、あの時は火事場の馬鹿力で彼女らの予測を超えて動けたのです。なのであの状態で鈴仙と戦ったら勝てる可能性は無きにしもあらず、です。

＞５６様
　スカートがえらいことになった依姫ですが、その辺無意識に力入れたかもしれませぬ。
　よっちゃんエロス！

＞５７様
　腹黒というか、依姫の方が素直なだけという印象ですね。それが結構反映されています。
　綿月はどうしても悪役の側になってしまいますから、そこをどう嫌なやつを演出しつつ嫌われないかは結構悩みました。

＞５８様
　サニーミルクはミルクの臭い。これは入れなければならないと電波が……

＞５９様
　確かにクリを食べている……狙ってないですよ！

＞６０様
　鈴仙の探知能力の下位互換で、しかし果たしてどこまでやろうかというのは少し考えました。結果、話の流れに従って大したことにはなりませんでしたが、もしかすると数百の目標探知ぐらいになった可能性は（ない）


＞６１様
　ここでの竜宮と月の竜宮城はまた別の存在ですから、それ故に衣玖さんは関わりがほとんど無かったですね。鈴仙とはあのぱっつんぱっつんのセリフがありましたから、なんとか強引に出しましたがｗ

＞６２様
　だが、天子は美乳。

＞６３様
　キスメの凶暴さの裏には何かがある、と見せかけての本性でしたが驚いて頂けたとのことでなによりです。本当はもっと殺伐とした雰囲気にしたかったのですが自重自重

＞６４様
　地底の人気者とはいえ能力的に月で受け容れられはしない所を、なんとかして捩じ込もうとしたらあんなことに……

＞６５様
　すみません、説明不足でした。捕捉しますとパルスィの嫉妬も一種の力ですからそれを反射させる際に反転させてその結果、非常に慎み深くなってしまったものです。無気力が本来の在り方でしたが、そこはこう反射の具合とかそういうので――

＞６６様
　杯は戦いを決意した時点で捨ててますね。実力者だから相手の力量がわかるというあれですあれ。

＞６７様
　さとりは確かに読み取れはしますが、さすがに神様クラスが複数の中で見つけるのは至難の業だろうと。それで負担がかかってしまったという風にしましたので、弱く見えてしまったかもしれません。

＞６８様
　五面弾幕でしてやられた再現といいますか、その所為で鈴仙より強めに描いています。そもそも猫と兎ですから本能的に避ける動きはあってもいいんじゃないかなーと。

＞６９様
　八咫烏そのものは縁起物の霊獣という側面が強い（はず）なので、大して効かなかったと言いたいのですが、そこはおくうの頭の単純さの方が強かったんじゃないかと思いますｗ

＞７０様
　無意識行動はいや本当に書きづらくて難儀しました。第三章で出てきてから、結構ぶれるのは無意識という名の悩んだ証でして、苛つきの要素となってしまった原因かと思います。もっと上手く描かねば……

＞７１様
　ナズーリンには終始探させっぱなしで申し訳なかったです。東京ジャングルの中で探させるのはしかし他に適任がいなかったので仕方がないのですが。

＞７２様
　小傘は実は以前に鈴仙と絡ませた（健全な意味で）ことがあり、途中まで楽勝楽勝と思って油断しましたorz　ちょいとその所為で露骨に美少女させてしまいましたが、逆に喜んで頂けたとのことで良かった……んですかね？

＞７３様
　一輪には割りと普通の少女の尼さんを。雲山にも頑固親父よりは心配症の口煩い親父で考えてましたので結構緩いです。気に入って頂けたとのことでありがとうございます！

＞７４様
　すみません、訂正しました！

＞７５様
　船長ではなく艦長にしてるのは仕様です。軍艦なのでそこは守るべし、と。
　一般名詞レベルで有名ですが、さすがに波○砲とは書けなかった……（バレバレ）

＞７６様
　毘沙門天の代理なことから、実際の毘沙門天の何分の一かの力を行使できるようにしてますが、他は本人の実力です。そう考えると依姫と渡り合えるのは相当凄いですが。

＞７７様
　魔法とはいえ原則的に仏法を使用してるとしてるので、神道に対抗できるようにしてますね。削れているのは人気度のシステムではなく単純な力によるものだったのですが、明示はしていなかったのでそこはまあ読者の自由ということで。

＞７８様
　正体を判らなくする程度の能力については高度なステルスの方向としてましたので、鈴仙には見破られたものですね。とはいえ普段の気が抜けている時の鈴仙なら騙されていたはず。（じゃないと落とし穴などに引っかからせられないですし）

＞７９様
　昭和ロボなあっちでも良かったんですが、まあそこは原作仕様ということでｗ

＞８０様
　みすちーと共演させたかったんですが、主力のいなくなった命蓮寺の留守という大役を任されちゃ仕方がないということで何とかご容赦を！

＞８１様
　ある意味、シリーズを通して一番悪党らしいことをやったかも？（青娥の手駒だけど）
　そんな気がしないのは仰るように第六章の歌を詠んでる場面の所為かもしれません。

＞８２様
　物語の核心ではないけどそういう雰囲気に感じられてしまう、そういう悪女に見えたようでなによりです。もうちょっと鈴仙誘わせたかったんですが、あのままだと創想話に投稿できない展開になってしまいますので……

＞８３様
　いつか布都と屠自古でそれもやってみたいです。今回はシリーズ通してどこぞの猫と鼠のようになってしまいましたが、ネタ自体はあるのでそのうち……！

＞８４様
　厩戸皇子ですからねぇ、ちょっと反応は見てみたかったですが、神奈子や諏訪子に対する綿月の態度を見ると案外簡単にスパーンと切ってしまうんじゃないかと。いや、切られる前に神子の方でちゃんと防ぐと思いますがｗ　知略面でもし勝負すればいい感じになるんじゃないかと思いますので、そういう政治バトルもいつか（書けない）

＞８５様
　不思議な能楽でMP吸い取るとかはさすがに自重しました（ぉ

＞８６様
　影狼もそうですが鈴仙の平和面としてわかさぎ姫も描いてましたので、戦闘場面ではほぼ出てないのはそういうことでした。

＞８７様
　飛頭蛮で真っ先に思いついたのが偵察要員でした。文字起こしは、まあ手元が見えなくても大まかに文字がかければ伝わるだろうと思ってやったので、そこでいや書けないだろ、と言われると困る所だったのですが、幸い今の所の感想では突っ込まれて無くて良かったです。

＞８８様
　影狼には元の輝針城での永夜抄リスペクト成分を含めているので、ややあの時の霊夢や魔理沙に似たような立ち方をしてもらいました。ほとんど描写されてないですが！

＞８９様
　輝針城時点から時間が経っていることもあって自然な姉妹感を出したかったのですが、技術力不足ですみません。琵琶と琴を全面に押し出しすぎたか……

＞９０様
　一歩間違うと単なるツンデレに見えてしまうので厳し目というか、悪戯小僧な感じにしたのでそこが男っぽさになってしまったかと思います。普通に少女なイメージなので、また正邪で書く機会があれば女の子っぽく書いていきたいなぁと思います。

＞９１様
　針妙丸大きいver、どこで登場させるか悩んだ末に何故かヒーローっぽく。
　ご好評をいただきましてありがとうございました。

＞９２様
　雷鼓は生きたいという部分で鈴仙と似ているなぁと思いまして、そこから第三章の説教につながってます。意外すぎて違和感が出てしまったのは私の力不足によるものです。すみません。

＞９３様
　華扇のキビダンゴパワーはやり過ぎたかと思いつつも、好評だったようでなによりです。東方らしく酒でパワーアップというのも考えましたが、その分は勇儀で。

＞９４様
　はたての登場、もっと早くさせるつもりがまさか最終章まで出ないことになるとは……。
　文とタッグを組ませることが出来て良かったです。

＞９５様
　阿求を出す上で初代からの記憶利用はさせたいと思ってまして、それがあの月面戦争に繋がってくるわけですが、確かに幻想郷縁起使わせたほうが監禁されずに済んだかもしれません。結構阿求も冷静沈着ではなく多少パニクるような感じを出したかったので……

＞９６様
　小鈴はどうしても妖魔本に頼るか、でなければ解読役かになってしまいますねぇ。結構、貸本屋と考えると鈴仙も出入りしてると思うので、別にまた何かで書きたいですね。
　マミゾウとセットの印象とあり読み返したら、確かにほとんどの場面でそうですね。いや不思議なことに（ぉ
　シリーズの中であちこちに怪しい輩を張った結果、あんまりマミゾウさん出してしまうとあれも解決これも解決、でなければ収拾がつかないほどに複雑化してくれそうだというので、なるべく出ないようにしたかもしれませんｗ

＞９７様
　阿求や小鈴が幻想郷における日常を担当するとすれば、霖之助は平和を担当する感じでやったので、彼の周りでは特に騒動らしいことも起こらなかったというのはその通りです。ラッキー男と言われる程ではないと思いますが（お気に入りのスマホ壊されてますし）
　鈴仙はしかし、彼女自身が騒動の元凶なので霖之助といる時でも平和を得られないのです。

＞９８様
　冴月麟の外見は適当に画像検索でよく見るような感じでしたが、性格周りは独自設定が多分に入ってるので誰かの利用したということは多分ないと思います（無意識に読んだ設定が入ってる可能性はありますが）
　登場させるべきか最後まで悩んでましたが、なるべく鈴仙にはこの物語の中で多くの人妖と接して欲しかったので出しちゃいました。

＞９９様
　小悪魔は366体いる、というのはさておき。明言はしませんでしたが一応姉妹として考えてました。パチェに姉妹で同時召喚されて以降、悪戯好きの妹と落ち着いた姉で図書館に住み着いてるイメージがあるとかないとか。武器商人っぽいことやってるのは、まあ悪魔ということで。

＞０１０００様
　シリーズの中で鈴仙には様々な経験と感情を得て、しかし彼女を成長させるのではなく本来彼女が在りたかった自分という像を獲得してもらいたかったのですが、散々苦労させただけという――
　可愛い子には旅をさせよではありませんが、鈴仙を描く上で私は生きている彼女を書いていきたいと思い、それを実行してきたつもりです。故に彼女には苦労をかけっぱなしになってしまいましたが、最後にはそれらを補える程度には幸せになってもらえたと思います。
　０１０００様を始め皆様の思い描いている鈴仙とは随分と違った鈴仙となっていたと思いますが、本作を通して私なりの鈴仙の鼓動を感じてもらえたならば幸いです。








「――で、つくねさんは何時になったら実行するんですかね？」

　パソコンに向かい久々に10KB以上書いたつくねの後ろでは、鈴仙が仁王立ちしていた。
　冬がようやく終わった今更になってようやく隙間風対策をした部屋の中、つくねは何故か寒気を覚える。
　……気のせいだね、うん！
　きっと身体が睡眠を促すために体温を下げているだけだろう。そう自身を納得させながら、つくねは鈴仙の冷たく光る赤瞳を見て答えた。

「に、二十二世紀までにはなんとか……」
「ほぅ」

　室温が下がったと錯覚するぐらい、さらに体温が下がった気がした。
　なんとか場を収めなければ鈴仙の能力が狂気から寒気に変わってしまいかねない。つくねはしばらく唸って、考え、やがて名案が思いついたかのようにポンと手を打ち、

「あの、はい、鈴仙さん。……大丈夫！　一億と二千年経ってもこの鈴仙愛はかわらな」

　ﾋﾟﾁｭｰﾝ。つくね　の　めのまえが　まっくらに　なった！